終盤の逆転で連敗ストップ

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2回、ロペスの本塁打でDeNAが先制。しかし岩貞はその後立ち直り、8回をその1失点に抑える。打線は7回まで今永に抑え込まれたが、2番手田中に代わった8回に反撃。北條、上本の連打で一死二三塁の好機を作ると、髙山が中前に同点タイムリー。二死後原口が左越2点タイムリー二塁打で勝ち越した。9回マテオが締めて、連敗を止めた。

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対DeNA 22回戦 甲子園

デ | 0 1 0 0 0 0 0 0 0 | 1
神 | 0 0 0 0 0 0 0 3 x | 3

勝:岩貞6勝9敗0S
S:マテオ1勝3敗16S
敗:田中3勝2敗0S
HR:ロペス ソロ24号
DeNA:今永 – 田中 – 須田
阪神:岩貞 – マテオ

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こないだ、片足をひきずりながら走塁していた上本が試合後「足がつっただけなので大丈夫です」と言っていた。この日、帰塁時に動けなくなって担架で運び出された上本は「両足がつっただけですから大丈夫です」て……。このぶんだと次は救急車で運び出されて「全身がつっただけですので大丈夫です」になりかねない。……冗談はともかく、「つりぐせ」ってあるんよね。熱中症を繰り返すってのと一緒のことかな。食べものとかも関係ありそう。もうここまできて、大きい怪我とかせんとって。

ついこないだまで絶不調だったロペス。最後、うちが調子つけて上げてから好調になっちゃった。岩貞は2回に不用意なチェンジアップを特大の本塁打されてしまう。
3回も走者を進められて二死一三塁で宮崎に特大のライトフライを打たれるが、福留の好プレーでなんとか逃れる。ここから落ち着いて行った。

奪三振の多い岩貞に対し、DeNA打線は仕掛けを早くし、カウント球を狙いに来た。対してバッテリーは勝負球を前倒しする配球で対応できた。結果いつもほど三振は多くなかったが、いい結果になった。
前日の自打球で筒香が出場を見合わせたのも大きかったね。
ともかく今季岩貞がとっかかりを掴んでくれたのはデカい。来季15勝投手になれるよう、シーズン最後、また上げていって自信満々でフィニッシュしてほしい。

今永の勢いのある直球に負けていた阪神打線は、ついに7回までとらえることができなかった。8回表代打が送られて交代してくれて助かった格好。ただ6回、7回と先頭を出す投球だったため、球数は100いってなくても、限界と感じたのだろうか。
相手方の考え方はわからないが、苦しめられていた投手がひっこんでくれて助かった形。どこも同じだがこの季節になるとブルペンがきつい。ベイスターズとしては2番手田中が誤算だった。

とはいえ8回の逆転劇はおみごと。もう前半戦の頼りなさがなくなってきた北條がレフト線へのヒットで出ると、上本の中前打で北條が三塁まで。その送球間に上本が二塁を陥れた。この走塁が効いた。上本の両足にも効いちゃったけど。

髙山の中前ライナーに桑原が前進してダイビングするもポロリで「大ファインプレー未遂」こういうの前も見たことある。能力があるのに掴みきれないタイプなのかな。とにかくこちらとしては捕られると犠牲フライにもならなかった可能性が高く、助かった。というより、髙山はナイスバッティング。今オフ油断することなく、「来年は楽しみだ!」に応えてほしい。

二塁走者動けず(代走大和これは当然の判断)一死一二塁、福留中飛に倒れて二死一二塁で原口。同点にはなっていたので追い込まれた気分ではなかったろうが、見事に全身体形のレフトをライナーで越す一打。一走髙山も生還し3-1とひっくり返した。これがいいバッティングだった。低めやや内よりの速球。決して失投ではなかったが、きれいに反応した。「必死のパッチで打ちましたあああ」と叫ぶときはムリな力が入りまくっているが、打撃においてはどこにもムリな力を感じない、原口の柔らかいスイング。柔らかい、カタいという表現もなんか違うか。鋭いというでもないし、スイング幅もどちらかというと小さい印象。タイミングと芯を合わせて、力をすっと通していく、あとはボディのサイズとパワーに任せる。トータルではとても美しい打撃として調和している。

この日は捕手としてもいい仕事をした。坂本の存在は大いに刺激になっているだろう。打てる捕手としてレギュラーを獲ってほしくもあり、とにかく打撃を活かすことに専念してほしくもある。すごく悩む(笑)。どっちでもいいや(そんなあ!)。

負けてはいたけど、若いヤツらが明るく元気よくやっていれば大丈夫。あとは厳しい、妥協のない競争状態をもう一度徹底させていくこと。誰が来年の主役になるのかを意識させること。そうすりゃ伸びシロで勝負ができるよ。カープを手本にね。とりあえず、連敗脱出よかった。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    中盤まで散々イラッとさせておいて「最後スカッと」の、ウッチャンがやってる番組のようなスカッと爽快なゲームでした。

    来季シフトに切り替えたオーダーでしたが、結果的には「吉」と出ましたね。

    フレッシュな3人のヒーインは、まるで我が子の事のように胸が熱くなりました。

    少し残念なのは上本の故障ですが、彼に故障が多いのは偶然ではないと思います(まあ、全身はつらんでしょw)。
    脚がツル程の全力プレーは彼の持ち味ではありますが、
    ショート北條&サード鳥谷がハマりつつある今、セカンドを大和と争うしかない彼は、根本的に故障体質を改善する必要があるようです。

    とにかく長いトンネルを抜け、若い選手が何かを掴んだような感じが嬉しいです。
    「負けから得るモノも多い」その事を新人監督も、経験の浅い選手も秋から来季へ活かして欲しいです。

  2. とらかっぱ より:

    正直、一昨日の敗戦で半ば心が折れかけてました。
    でも、昨日の若虎たちの活躍ぶりを見て、折れかけてた心は再びしっかりとした骨太な柱で支えられました。超単純ですな。

    岩貞の粘投、北條のメイクチャンス、上本の繋ぎ&隙を見逃さない進塁、高山の読み勝ちタイムリー、原口の5月を思い起こさせる勝ち越し打。全てが良かった。

    のですが・・・
    最大の勝因はベイスターズの継投ミスじゃないでしょうか。8回裏は岩貞からなので代打、その後は北條・上本と右が続くにも関わらず、出てきたのは左の田中。

    田中は良いピッチャーだと思います。が、現状は対左に対してだけで、右を打ち取れるシュート系球はない。ベンチには須田・三上・山崎が居たのに、一人しかいない左を3枚続く右打者にぶつける采配は、理解不能です。

    ゴメスは打ち取ったものの11球粘られてます。田中自身の調子も良くなかったようでしたが、案の定北條・上本に出塁を許してしまいました。この時点で、私は勝ちを確信しました。
    高山・福留と続く左に対し、田中の続投しか選択肢はなく、二人の内どちらかは必ずや捕えるとの予想です。ある種高みの見物であり、ほぼ予想通りに事が運んだ結果には、もう大満足でしたが、MIPはその先にあった原口でしたね。

    肝の座った読みもスバラしいが、アウトローをレフトオーバーできる打撃は長らくタイガースの選手には見れなかった無双なもので、その瞬間、私がなぜか力みかえってました(笑)

    勝った事は勿論、原口の復調が大きいゲームでした。今季は残り全部をキャッチャーとして任せて欲しいなぁ
    キャッチャー原口推奨派の私としては。

  3. 西田辺 より:

    両手で握ったバットを上から下まで眺める。
    ふぅっと息を吐き、一旦バットを腰の位置まで下げる。
    ゆっくりとバットのグリップを右肩の後ろで止める。
    ピッチャーに視線を移し、両膝をスッと少し落とす。
    原口の打席でのルーティンです。
    昨日8回の打席、何時もの仕草に見えたのですが、思わず「エエ構えやなぁ」と
    呟いてしまいました。
    初球カーブ(スライダー?)が抜けた後の2球目、この日3本目の安打は連敗を
    7で止める決勝打。
    まさに値千金!セカンド塁上でのガッツポーズも嬉しさ爆発でした。
    同点タイムリーの高山と並び、タイガース打線に欠かす事のできない選手に
    なりました。
    ここの所、打率も下がり捕手としての出番も坂本に奪われ気味でしたし、故障説も
    出るくらい精彩を欠いてましたが、ようやく彼らしいバッティングが戻りつつ
    あります。
    チームとしてCS出場と、目標は下がってしまったけど何も無いよりかはあった方が
    良いに決まっている。
    それこそチーム一丸ななって、必死のパッチで残り試合を戦い抜いて欲しいですね。

  4. 70年間のファン より:

    昨夜は、優勝した時のように喜んでしまいました。打者では、高山、原口、中谷、北条などの活躍はここ数年の阪神にはない変革を感じます。しかし、その反面、昨年までのレギュラー陣は、一体どうなったのでしょうか。昨年の打率上位順に、今成、鳥谷、狩野、ゴメス、上本、梅野、良太の打率が9月3日現在で昨年より平均4分5厘低くなっています。福留以外の昨年のレギュラー打者全員がおかしくなっていると思われます。今年最下位になっても、「来年の変革の下地を耕している」から構わないとはとても言えない状況になっているのではないでしょうか?チームとして何が起きているのか、深刻に反省する必要があるのではないでしょうか。

  5. yalkeys より:

    torao様 全身⇒前進ですよね。(笑)
    昨夜の勝ち方は嬉しい勝ち方でした。岩貞・北条・高山・原口・(上本)などの若手の活躍で勝利を手繰り寄せたからです。このスタメン(サード鳥谷を含む)で、今季突き進んで欲しいです。

  6. こうさん  より:

    昨日は「知ってるモード」と書いたが、「まだ隠してんじゃん❗あるじゃん❗」という場面を観たい。というか感じたい。

    ゴメスの粘りを観て「ゴメスの中身がマートンだったら…」なんて思ってしまったが…。一昨日までは「どうせ今年までなんだろ?」みたいなメンタルの弱さが感じられたが、期待できるのかな?岩貞は敗戦投手になるピッチングではなかった。大胆に開き直って、しかし「ラストチャンス」という悲壮感さえも伝わってくるような。何かを変えれば、もっとスピードが出そうな気がする。

    「坂本が厳しいなら梅野❗」という声が、ここでは全く出てこない。それが今の梅野への、ここでの評価。けど現時点では一軍の捕手は「こいつを主戦で」とはなっていない。自分に足りないものを勉強してるか?梅野。

    昨日は若手から「俺たちがヤるしかない❗」という気迫が伝わってきた。中堅を追い込むのは監督やコーチ、球団ではない。若手が追い込むのが自然の摂理。

    ~~~不定期連載 それ行け福留❗~~~~~

    「ピッチング以外にもヤるべきことがあるだろう」と藤浪を叱責した福留。「藤浪なら解ってくれるはず。今日の試合前練習に期待しよう。」と祈るように球場入りした福留。目の前にはインタビューを受ける藤浪がいた。「きっと昨日のことを聞かれてるんだな。さあ、なんて答える⁉」…「昨日、福留さんに言われて目が覚めました。自分に足りないものを気付かされました。今日の練習から…打撃に力を入れます❗」

    ………頭を抱えながら倒れこんだ福留が医務室で目覚めたのは、それから15分後のことだった。

  7. トラ11 より:

    ランナー1・2塁で外野の前進守備になり、真弓さんの言われるには、怪我した上本には悪いけど3塁までいってなかったので前進守備になり、原口はレフトオーバーになって良かったとのこと。
    それにしても原口は怪我でもしているのか、疲れが出てきているのかと心配していましたが本来の打撃が戻ってきて良かった。

    久々の勝利で気持ちの良い朝が迎えられました。
    金本監督の笑顔も良かったし、岩貞に狩野がチュッをした(見間違いだったらゴメン)のもよかった(笑)。

    上本の必死さも分かりますが、これ以上怪我の無いように気を付けて欲しいです。

  8. いわほー より:

    土曜日までの試合みてたら、これはU-18に負けるぞと思わずにいられませんでしたが、昨日の試合みて改心。
    ええ勝負できるw

    ぼんやりながらも来シーズン、チームの青写真が出来つつあります。
    あとはクローザーとゴメスの処遇か?
    マテオもゴメスも性格的にはナイスガイなんですが。
    ところでドリルはまだかいな?

  9. 虎轍 より:

    久しぶりの甲子園勝利は気持ちいいですね。
    現地で皆さんとメガホンタッチも気持ちいいです。
    今日は朝から気分爽快で仕事が出来ております(笑)
    上本は身体が弱いですなぁ…
    絶対レギュラーになれへん体質なんですかねぇ(笑)
    岩貞はナイスピッチングやったんで、勝ち投手になれて良かったと思いますね。
    久しぶりに甲子園で勝てたんで、これからも甲子園で勝てるようにして欲しいですね。

  10. ちびとら育成中 より:

    昨日は将来の阪神の4番ちびとらの職場見学がてら今シーズン初観戦でした(笑)
    その試合で連敗ストップしてくれるとは・・
    ちびとらにミニエナメルバックは貰えたし最高の1日になりました!
    ただ今日は、昨日の飲み過ぎが祟って最悪な1日ですが(泣)

  11. カズ より:

    普段は細かいところまで入念にチェックされている皆様が褒め殺しているのにちょっと違和感が・・・。

    私はかなり不満の残る勝利でした。
    もちろんそんなこと言ってるチーム状態であることは百も承知ですが・・・。

    とにかくタイガースの試合を観てて思うことは、二塁ランナーがワンヒットでホームに返ってこれない、でも相手チームはほぼフリーで二塁から一気にホームまで返ってくる。
    北條のレフト線ヒットも、タイガースは「こりゃ二塁打や!」と思ったら一塁で止まって、相手チームはちょっと外野の間に転がればぬかりなく二塁打にされる。(福留は別ですが)

    昨日の勝利もラミレスの謎の継投で完全な結果オーライの逆転勝ちでした。
    こんな各駅停車野球をやってたらまだまだカープのような隙のないチームになるのは時間がかかるなあ・・・と。そもそも常にカープのような嫌らしい走塁を意識しているやっているのかも疑問です。

    前にもコメントしましたが、伝統的にタイガースはこういう1点を嫌らしく取る野球が苦手なんですかね。
    それならいっそのこと僕が一番大好きだった2010年の平成のダイナマイト打線(マートン、平野、鳥谷、新井、ブラゼル、金本、城島、桜井)の再現を目指すのもアリかなあと。
    何年後かに北條、大和、髙山、中谷、陽川、外国人、江越、原口のメンツなら可能ではないでしょうか?