今日から今季未勝利の甲子園読売3連戦

スポンサーリンク
定期投稿

あっという間にマジック4で広島の優勝が目前に迫った。なんでも最速の9月7日に決まれば、1990年の読売を抜いて史上最速なのだとか。

で、その翌年の1991年が「最後の」カープ優勝。1992年が阪神の優勝未遂と。いやあ、もう25年かあ……。

それには今日甲子園で阪神が読売に勝たないといけないのだが、なんと阪神は今季まだ甲子園で読売に勝ちなしの1分6敗。予告はエース菅野と前回プロ入り最悪だった藤浪。精神的に、技術的に、調整し立て直す能力(チームも個人も)が問われる登板だ。

サンスポより金本監督のコメント。

フリー打撃の最終組は高山、北條、中谷。確かな育成の成果を示した若手トリオだが、「相手投手に関係なく使っていくか?」と問われると、大きく首を横に振った。
「そんなことない。高山だって実際、左(腕)には相性が悪い。打てそうにない左のときに外すことも僕は育成だと思っている。ただ使い続ければ育成、という問題じゃない。甘やかすことになる」

納得できる部分と、ダウトの部分がある。チームの勝利のための最善手を打つことと、「育成重視」という考え方に矛盾はないという論旨には賛成できる。「ただ試合に出すだけ」では甘やかすことになるという考え方は、おそらく自身の過去の経験にてらして導かれた考え方で、説得力がある。

ただし、課題がある選手には、実戦経験の中で課題を克服させなければ、その先には行けない。とくに誰の目にも主力級の実力を見せている髙山に関しては、左に弱ければ、それを越えさせなくてはならない。大事なところで代えることこそが成長をうながすとは思わない。

単純に、基本は「結果主義」にもとづく「完全自由競争」であるということ。問題は、選択基準のさじ加減として「過去の実績」に比重を置くか、「将来性」に比重を置くか、どのあたりにダイヤルをセットするかということなんだと思う。

金本監督は今季、「過去の実績」を重視しすぎて、結果主義を棚に上げるということをやってしまった。チームの現状を考えれば、「将来性を重視しすぎて」ならまだわかる。どちらかといえば。
その基準のズレ、あえて具体的にいえば、鳥谷とゴメスについて、出し続けることで本人たちは調子まで下げっぱなしにしてしまった。結果主義にもとづく完全自由競争が行われなくなると、不遇に追いやられた人はもちろん、優遇された人も往々にして不幸になる。正しい「悔しさのメカニズム」が働かなくなるから。

チームを強くすることの重要なファクターは、個々人の心の炎を燃やさせること。「誰がいるのか」より、「どう働かせるか」、「なぜ結果が出せるのか」の方がよっぽど重要だ。経験によって、そのあたりの認識が深まっているのかどうか。対外的コメントというのは、指揮官にとって「戦う道具」なので、必ずしも「真意」である必要はないが、今のところ「炎の燃やし方」による成果は感じられない。

さあともかく、ここでこの相手には勝たないとね。のびのびとやってちょうだい!

コメント

  1. 西田辺 より:

    鳥谷とゴメスに関しては、監督に情状酌量の余地はあります。
    元々不調期が長い傾向にあるとは言え、ここまで下がってしまうとは予想の
    範囲外だったはず。
    「いずれ・・・」「その内・・・」がここまで来てしまった。
    とは言え、この元凶はシーズン前に自らが発した言葉。
    「鳥谷・福留・ゴメス・・・」云々のレギュラー宣言。
    私も、この辺はさすがに不動で、まず競争ありきは空々しく聞こえると思って
    しまってました。
    今年の成績の全てを、藤浪含めたこれらの選手に求めるのは酷と言うもの。
    色んな意味での誤算があったと言えるでしょうね。
    高山を左投手に対して起用を考えるというのは悪くないかも知れない。
    ただその起用の意図を、選手にキッチリと理解させなければ意味がない。
    賢明な選手は、その意味を理解できるだろうし、出来ない選手はモティベーションごと
    グッと下がってしまうかも知れない。
    監督が直接選手に言うのではなく、これはヘッド中心としたコーチの役割。
    今年のベンチを見ていて、少し違和感があるのは高代さんと言うヘッドがいながら
    攻撃時、監督の傍にいるのは矢野作戦(兼バッテリー)コーチ。
    高代さんは攻撃時サードベースコーチに行くので、こういう立ち位置になるのでしょうが
    どうもシックリこない。
    なるほど高代さんは優秀なベースコーチぶりを発揮するが、それとこれとは話が違う。
    本来なら、ヘッドコーチが監督の横で作戦の提案をしたり伺いを立てたりするはず。
    じゃあ、高代さんと矢野コーチの違いは何だという事にならないか?
    守備位置の指示でも、高代さんと中村豊外野守備コーチが其々に指示を出している。
    矢野コーチが悪いという気はないが、本来のベンチでの役割が正しく機能しているのか
    少々疑わしい。
    「船頭多くして船山を登る」という諺があるが、一度ヘッドを中心に指示命令系統を
    見直した方がいいんじゃないかと思います。
    さて今日から甲子園での読売戦。
    もう優勝の行方とかどうでもいい(笑)
    まず今日からの3連戦「甲子園で」「読売相手に」勝つ事が最重要ミッション。
    それ以上でも以下でもない。
    今日の先発は藤浪。
    前回、かけるだけの恥をかいたであろうし、真っ新な気持ちでマウンドに上がって
    欲しい。
    打撃陣は、難敵菅野を打ち砕け!甲子園の怖さを思い知らせてやれ!

  2. とらかっぱ より:

    すっかり調子を落とした読売との戦いですね。
    読売はここ10試合1勝9敗らしい。が、タイガースも3勝7敗と負けてません(笑)今カードが、カープ胴上げのぐだぐだ裏カードにならん様に、締まったゲームを期待します。

    金本監督は、基本思考として根性論ありき、なんだと思います。同年代の私は、根性論キライではありません。が、現代の組織を上手く運営するにあたって、それだけでは難しい。理論思考をベースとしながら、最後は根性じゃぁ、ってくらいなら良いんだけど、終始気合>理論の構図に見えます。コーチ陣を見廻してみても、同なじ思考回路の人が多そう(笑)このあたりは来季組閣の改善テーマでしょうか。

    高山が左を打てない→なら先発外そう→高山は悔しい→必死に練習→左克服。監督本人の経験則に乗った構図なんでしょうが、実戦の中でしか得られない経験もある。ましてや、高山は今後ターガースを背負っていく看板選手のはず。中心選手としての自覚を芽生えさせるためにも、今季は腰を据えて3番固定で行って欲しいですね。

  3. 虎ジジィ より:

    「ここでこの相手に勝たないと」この言葉に全てが集約されていると思います。

    この成績で、あれだけの観客が入る事に甘えてはいけない。

    「甲子園で讀賣に勝てない」タイガースファンにとっては これほどの屈辱はありません。

    失うものはない、若手の競争力と中堅&ベテランの意地「化学反応」で菅野を攻略して欲しいです。

    「背水の陣・藤浪」も立ち上がりさえ無難に行けば、あとはサクサク抑え サッカーが始まる前に讀賣を料理してくれそうな感じはしています。(逆にサクっと料理されてはいけないw!)

  4. 虎友 より:

    トラオさんみなさんこんにちは。
    日中の日差しはキツイですがとうとう9月のなんとも言えない複雑な思いの季節になりました。
    もう間もなくドラフトだのFAだの契約更改だの‥‥
    の前に今日は勝たないとダメ、絶対にダメ、
    今こそチーム一丸、気持ちを熱く読売に勝とう。
    藤浪投手、頭の中よりもハートを動かそう。
    気持ちと心のリミッター解除!
    なりふり構わず全力投球!
    使ってる首脳陣が悪いんやと開き直れ。
    なりふり構わず応援します。

  5. 虎風 より:

    昨年、北条や中谷を鳴尾浜で観て、今年こんなにやるとは。予感すらなかったです。素人の観る目はあてになりませんね。
    ひとつだけ言わせてもらえるなら、一軍の戦力は一軍でしか育たない!ってことです。ファームの育成を否定するわけではありません。でもやっぱり最後はヒリヒリするような緊張感の中で、一流選手と対戦することで得られるものがいかに大きいことか。
    中谷なんてファームの成績とあまり差がないし(笑)脆いところも一緒ですが、何とかしたろ!的な気持ちが出てきたような気がします。顔つきが変わってきた感じがします。
    北条もしかり。このまま成長続けて、来年が勝負!です。
    後は二遊間のバックアップが必要なんで、出てこいや!西田!

  6. はっし より:

    余計なプレッシャーかけちゃいかんのは承知ですが、特に藤浪くんにとって今日は今季残された数少ないアピールの場。正しく何としても勝たなくてはいけない日ですね。
    このままやられっぱなしでは今季ジョーシンのCMに上本、藤浪、梅野の3人を起用した担当者の立場もありません。いや、それはどうでもいいか。
    チーム内において一時大きな勢力を誇っていた広島勢は最近やや元気ありませんが、良太、俊介にはかつて羽織っていた広島のオーラを借りてでも打倒読売に力を発揮していただきたい。がんばれ!

    • 黄金バッテリー より:

      はっしさん、良太はともかく、俊介は最初からタイガース入段の選手ですよ。

      • yalkeys より:

        良太も中日じゃなかったでしょうか。違っていたらゴメンナサイ。

        • はっし より:

          みなさん、変な書き方してすみません。
          広島出身、あるいは広島の高校出身という意味です。
          福原、上本、良太、俊介は広陵ですね。

  7. 虎轍 より:

    とりあえず甲子園で讀賣に勝とう!先陣藤浪は今日はナイスピッチングやったと言われるように頑張れ!!
    日曜日に甲子園でやっとこさ勝ったんやから、そのままの勢いで甥っ子を泣かすくらいに打撃陣は初回から撃って撃って撃ちまくれ!

  8. とらせん より:

    今年は育成と割り切って見てますが、このカードだけは、何としても勝って欲しい。
    甲子園で讀賣に勝っていない&カープの本拠地

  9. こうさん  より:

    由伸監督は確か開幕前に「要注意はヤクルト」と言っていた。タイガースは眼中にない感じで。その読売が見上げる広島は優勝目前。会社の読売ファンも、さすがに白旗状態。けど興味深いことを言っていた。「1年目だから…という言葉に甘えてはならない。客に観てもらって成り立つエンターテイメントなんだから。サインの伝わり方、サインミス、暴投…そんなもの客に見せんな❗」と。「1年目だから」と金本監督に甘いのか?俺は。読売との差はキャンプで縮まるのか?離されるのか?

    広島もAクラス目前で敗退という数年を費やして今がある。タイガースを応援しながらも、そんな広島の成長を分かっていたはずなのに。昔、頭では理解していたが、なかなか実行できなかった「急がば回れ」を、やっと理解できる歳になった。

    甲子園で読売に勝ってほしいがベイを後押しすることになり、ウチが負ければ6位(最下位ではない)になる恐怖。

    個人的な来季の目標は「メッセと~、藤浪と~、能見で~、貯金40かなぁ❗」という数年に渡る「謎の皮算用」をヤメることである。

  10. とらせん より:

    今年は育成と割り切って見てますが、このカードだけは、何としても勝って欲しい。
    甲子園で讀賣に勝っていない&カープファンの事を考えても、ここまで来たら本拠地胴上げが良いでしょう。
    ほんと、ここで一発意地を見せてもらいたい。
    話は、変わりますがイチローが「それなりの相手なら、気持ちじゃ打てない、技術がないと。気持ちで打てた事は一度もない」と言ったとか。
    そら、やっぱり気持ちより技術やわってなると、それはそれで違う。
    メンタルが強くない僕からは、想像のつかない精神力だからこその発言です。
    今、タイガースの若手は優勝するに必要な最低限の気持ちと技術を身につけようとしています。
    おっしゃる通り「一人一人の心の燃やし方」は、首脳陣には大きな課題でしょうね。
    でも、金本監督や現首脳陣には、出来るとおもってます。
    今日は、何が何でも勝って欲しいです。

  11. じょにー より:

    ドライチエリート選手に厳しい金本監督。エリート街道進んだ岡田さんなら、高山を出し続けたでしょうね。良いか悪いかは別の話ですけども。、
    柴田は、いよいよ最終試験でしょうか?菅野相手はちょっと可哀想。個人的には、ポカが多いけども、ちょっと笑えるので好きな選手。高校の後輩の中谷や梅野にまけるな!

タイトルとURLをコピーしました