工藤監督に負けない1年目のために

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先日、ホークスファンの友人と話をする機会があった。
今年の優勝、特に工藤監督について話していたのが以下のようなこと。

・工藤監督の采配のすばらしさに驚いた。
・1年目だろうが、経験がなかろうが、やはりできる人はできる。
・工藤監督も失敗はしていた。それを修正し、成功に繋げていくのが見ていて見事だと思った。

私も、工藤監督はいかにも「実力のパ」の保守本流を生きてきた人で、強いチームのなんたるかをよく知っていると思った。その上で、明るさと厳しさ、失敗とリベンジの機会、重圧を調節して成長させていく、トライ&エラーという、総じて言うと、メリハリの使い方のうまさに舌を巻いた。

金本監督は、工藤監督と育ちが違う。メディア露出の多い「人気のセ」で、根性野球のカープ、同じく星野阪神で注目されたスターだ。工藤監督のような「勝てる野球」にずっと親しんできたとは言い難い。しかしながら、「面白いプロ野球」については強い主張を持っていそうに見える。

ぜひとも1年目から結果を出せる監督であって欲しい。それには4月、5月、6月は、失敗を織り込んだ上で、チャレンジをして欲しい。まあマスコミもファンも失敗すればいろいろ言う。だけど、やりすぎの失敗をしてみなきゃ限界点は見えてこない。それを織り込み済みで試す期間を作り、その失敗経験を生かして、後にじりじりと挽回していく戦い方を意識する。それにより、工藤監督と同じように、「できるヤツは1年目からできる」になれる。逆に、失敗しないようにと「慎重だけ」でやっていると、縮小再生産を繰り返す、幅のせまい監督ができあがってしまうだろう。

コメント

  1. 西田辺 より:

    まず打者に「強く振る事」を説いた新監督には期待が持てます。
    例えそれが即効性を持たないとしても、いずれ何かをもたらせて
    くれるはず。
    現状のホークスと同じ事をやれと言っても色々と相違点が多い。
    「強いタイガース」を作る前段階として「怖いタイガース」を
    作ろうとしているように見える。
    それが花咲いた時、我々に見た事のないようなワクワクさせる
    チームが出来上がるはず。
    ここはジックリ腰を据えて見守りたいと思う。

    工藤監督の感心した事。
    あの戦力層があっての事でしょうけど、決して選手に無理をさせなかった。
    非常にコンディションに気を使った用兵をしてた感じを持っています。
    一年を戦う術を知っていると言うか、常に先を見てましたね。

    ここ数年、タイガースの終盤での失速の原因に「起用の偏り」があったように
    思われます。
    ガンガン色んな選手を使ってワクワクさせて欲しいですね。

  2. 虎蜂 より:

    遅ればせながらトラオさん、13年目突入おめでとうございます。

    1年目から結果を残せるかどうかは選手層が大きくウエイトを占めると思いますが、大事なのはトラオさんもおっしゃっているように失敗を次に活かすこと。

    広島の野村前監督も就任当時は批判が凄かったですが、最後は失敗を活かし、ある程度の結果を残したことで惜しまれつつ退任されました。

    無難な野球は見飽きました。失敗を恐れず、挑戦していくこと。失敗を前向きに捉えること。金本阪神にはそんな野球を期待します。

  3. 虎ジジィ より:

    今日は敢えて反対意見わ言わせていただくと「ホークス、あれだけの戦力を揃えて貰えば私が監督でも…」って思うところもありますw。

    要は工藤監督に関しては「下手に何もしなかった」事が吉と出たのではないでしょうか?!

    タイガースはホークスとは現有戦力でかなりの差があるので、金本監督は当然「何もしない」ワケには行きません。
    ビシビシ鍛えて、最良の策を使って来季こそは強いホークスを負かして欲しいです。

    この正月は久々に会う、熱狂的ホークスファンの甥っ子のウンチクを大人しく聴く事にしますが、次は覚えてろよー!(←大人気ないw)

  4. トラ11 より:

    優勝の喜び嬉しさを一杯知っている工藤監督。
    横浜からの監督オファーをなにが原因かご破算になり、フォークスの監督になった。
    そして優勝!持ってる人は持ってるんですね。
    解説者の時は一つも面白くない人でした。でも、チームを一つに纏め、選手は明るくのびのびとプレーしているように見えました。
    エリートコースを歩んできた投手でしたが、勝つことの難しさを知り、何が必要かも知っているのですね。

    我が阪神金本新監督、絶対王者になるという気迫の精神で戦っていって欲しいです!

  5. こうさん  より:

    和田さんはインタビューで「剣道の教えがあるから、なるべく表情に出さないようにと意識していた。」と言っていた。選手からしたら「何を考えてるのか解らないったらありゃしない」って話。相手に表情を見せたくないのは分かるが…ね。工藤監督は食傷気味になるくらいオーバーアクションだった。どっちが監督らしいかは解らない。金本は、どっちだ?
    テレビ朝日に関わると優勝できるなんて、信じたくないけど二人とも一年目に優勝。

  6. なかっち より:

    強く振れ!走塁革命など攻撃に関しての記事が目立つ。
    藤浪に20勝指令や岩崎に3番目の投手を目指せなどの記事も見るが、基本守れない選手は使うべきではないと思う。
    実際守備に不安のある李をDHで使う事が多かったような気がしてます。(間違ってたらゴメンナサイ。)

    工藤監督は何もしてないように感じられるが、ホームラン打者の李より、チャンスに強い内川を4番にした。これは投手心理から来る自分がマウンドにいたら、どっちが嫌かって心理が働いてると思う。
    意外と考えてる印象を受けました。

    金本監督はどんな戦い方をするのか?恐らくカープ黄金期みたいな戦い方をしてくるのではないかと予想します。