冬のスロピ

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 「大阪日帰り」だとか「鳴尾浜トラオ」だとか、情報を小出しにして、安物のTV番組のように引っ張ってしまって大変申し訳ない。


 正直ここまで告知が遅れるとは想定外。しかし向こうにも色々ワケと事情があるようなのでしょうがない。ようやく「情報規制解除予定日」が12月2日に決まり、その日にはお知らせできるので今しばらくお待ちを。ひょっとしたら同じ日に、おなじみのもう1か所からお知らせがあるかも…ね。
 ポストシーズンゲームも、秋季キャンプ、秋季練習も一通り終わって、野球関連のニュースもすっかり来年に向けての話ばかりになった。朝晩めっきり冷え込んで、コンコンと風邪ひきさんも多い昨今、冬だねぇ。でも東京近辺はまだ昼頃はぽかぽかしていて、気持ち良くスポーツを楽しめる季節だ。
 今年も毎週末のように、所属するスローピッチソフトボール(スロピ)のチーム、綱島ボブルヘッズの活動にいそしんだ。こんな気候だから、今年は冬の間も時間短縮、回数も減らしながら練習がある。
 このチームは、公式HPのユニフォーム物語などでも有名なコラムニストの綱島理友さんが作ったもの。東京周辺イーストと、関西周辺のウェストがある。私もひょんなきっかけで入団したら、もう面白くてハマりまくっている。さらにこのブログで何度か紹介した縁もあって、虎系、野球系ブロガーさん、読者さんがけっこうな数加わっている。たいがいの人は、一度やったらやめられない状態になっている(笑)。
 スロピは、軟式野球のないアメリカでは「草野球」として楽しまれている。アメリカだけじゃなく、けっこう多くの国々でプレーされているらしくて、アマチュアの世界大会なんかもあるみたい。
 下手投げのふわっとした球を投げるというルールは、子どもの頃やった野球遊びと一緒。打ちやすくすることで、「打てる楽しさ」にフォーカスしている。それは従来のソフトボール遊びと同じなのだが、ゴムボールではなく革ボールを使うから、スピード感がだいぶ違う。パワーヒッターの打球はかなり速いし、野球用のグラウンドでもオーバーフェンスする。塁間は短くても、打球が速いからゲッツーが多くなるのも特徴。
 草野球チームとしては異常なほどの試合数をこなすイーストチームでプレーしていると、知らず知らず上手くなっているのが楽しい。自分のことはよくわからないのだが、チームメイトを見ていると、みんな打つのも守るのもどんどん上手くなっている。40がらみの選手が大半なのに(笑)。
 これ、もっと普及したら良いのになぁっていつも思う。軟式野球も楽しいよ、やっていたから知っている。だけどこっちの方が楽しいと私は思う。だって打てるんだよ!狭いグラウンドならオーバーフェンスだって打てるんだよ!軟式なんて、良い投手と当たってごらんよ、手も足も出なくて、セーフティバントかなかんかしちゃっったりして。
 まあスロピも素晴らしい投手ってのがいて、守りが一人多いから、けっこう投手戦になることもある。でも翻弄されることはあっても、三振というのはあんまりない(2ストライク後のファールは三振になるが、それでも三振は少ない)。
 だから特に野球の入り口として、子どもにこれをプレーして欲しいと思うんだよね。打って飛ばす楽しさをまず味わうことが大事だから。自分が子どもの時も、日曜日に行く地域チームの「少年野球団」より、放課後みんなでやる下投げの野球遊びの方がずっとずっと楽しかったもんなぁ。
 高校野球までやっていた野球エリートもハマるこの競技、ていうか遊び、日本でも草野球といえばスロピってなったら良いのにな。遊んでいていつも思うことである。

コメント

  1. greathirotoshi より:

    toraoさん。コメントは2回目ですが、毎朝楽しく、時には感涙にむせびながら、拝見しています。小生は地元埼玉ではファストピッチのソフトボールチームに所属しているのですが、仕事の関係で3年間ほど滞在していたカンボジアのプノンペンでは、日本人とアメリカ人の野球好きが集まって毎週末スローピッチを楽しんでいました。あの独特の、硬球を打ったような乾いた打感がいいですよね。ただし守備で内野に付くとまじで怖いですね。特にピッチャーをやっていて、相手打者がアメリカ陸軍のむきむき野郎だったりして、思い切り打たれた球がピッチャー強襲だったりなんかしたらチビリそうでした。。。

  2. torao より:

    greathirotoshiさん、貴重な経験をおもちですね!うちのチームも多摩キャンプ(東京都稲城市)で行われる米軍リーグに参加して、米軍ムキムキやアメリカ大使館なんかを相手にもやっているんですよ。はじめは怖かったけど、慣れました。痛いのも慣れました(笑)。
    よかったら遊びに来て下さい。ファストピッチチームの「体験会」も大歓迎ですよ!

  3. 一虎ファン より:

    鳴尾浜トラオさんが秘密のベールを脱ぐ日を楽しみにしています。
    スローピッチは、まさに「プレイ」ボールの実践ですね。
    怖さも痛さも快楽のうち?

  4. 西田辺 より:

    鳴尾浜トラオさん
    何だろうなぁ。
    楽しみだなぁ。
    紅白の審査員?
    作家デビュー?
    来週までお預けかぁ…。
    スロピ。
    周りの野球好きに面白さを説明すると、最初ほうほうと食い付いてくるんですが
    使用球が硬式ソフトボールと知るやいなや、サッと腰が退けてしまう。
    大丈夫、キャッチボールから馴れれば、想像するほど怖くないから、と
    説くんですが軟式の経歴が長い人ほど拒否反応を示してしまう。
    「そりゃ、君が硬式野球経験者だから…」と、言われる始末(笑)
    私もtoraoさんの様に、上手く誘える言葉を持てたらと何時も思うんですけどねぇ。
    この国の野球文化を支えてきたのは、軟式野球と言っても過言ではないけど、
    それにしても、硬球アレルギーは根強いですね。
    硬球=怖い・怪我の図式が高い壁として立ちはだかってしまう。
    この壁を何とか上手く取っ払う工夫が、まず必要ですかね。

  5. こじ より:

    軟式歴25年ですが、年に1,2度ソフトボール(ゴム)しますが、ボールがすごく重く感じるんですよね。投げるときはそんなに感じないけど、打球がものすごく失速する感じがするんです。軟式の新球とビヨンドマックスの威力がものすごいので余計そう感じるのかもしれませんが。まぁ野球もソフトもやるのが一番ですな。ゴルフは前の晩ドキドキしませんが、野球やソフトの前の晩はいまだにドキドキしてしまうもんね。うちのメンバーもおっさんになってきて、試合数も減ってきたので、そろそろソフトへ鞍替えしようかなぁと思ってます。

  6. torao より:

    一虎ファンさん、西田辺さん、ホンット引っぱってすんません。
    大晦日のテレビ(審査員も格闘家デビューも)だけはありませんから(笑)。
    こじさん、ゴムのソフトは飛ばないでしょう。革はねえ、芯を食った時の感触が最高ですよ!それこそドライバーがたまたま当たった時みたいな(笑)。鞍替えするなら、アメリカンスタイルのスロピに限りまっせ!

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