来季のセは様子がちがうかも

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野球殿堂の候補者が発表される。この機会に、受賞のルールや、過去の受賞者を見たいという方はこちら(野球殿堂博物館公式ページ)などどうぞ。

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高橋(正しくは「髙」橋らしい)聡文が入団会見。(公式)
背番号はサンティアゴが付けていた41に決定。
さらにマット・ヘイグとの契約も発表された。(公式)
こちらは信頼と実績のアンディ・シーツさん推奨銘柄ということで、楽しみにしておこう。

その一方で呉昇桓との残留交渉をまとめきれず、独占的契約権が切れた。アメリカでのウィンターミーティングを経て、MLBに行くことになるだろう。安定感のあるクローザーがいてくれたこの2シーズン。優勝のチャンスを作ってくれたことには感謝だ。

クローザーにも穴が空き、「優勝への戦力」はさらに不透明なものになった。でもまあしょうがないよね。エース、主軸打者、クローザー、セットアップ。ここはできれば自前でどーんと構えたい。もちろん他のレギュラーもね。難しければ補強でまかなうしかないが、基本はいつでも「自前で作りたい」と思っていないといけない。

だから、痛くても「いい機会だ」と思うことが大切だ。藤川で補強するというのも一つの手。それができるのならね。もともと自前で作ったクローザーなんだから、堂々と使ったらよろし。ただ手術を経験し、別の投手だと思って、コンディションはちゃんと見てあげないといけない。

来季は今季以上に全球団にチャンスがある。優勝したヤクルトだって打線は水もの、今年打った連中が来年も打つという保証はない。やはりクローザーが出ていくし、先発投手陣だって若手もベテランも、来年はどうだかわからない。その他のチームもとくに目立った補強はなく、むしろベテランや中心選手がごそごそっと抜けて、安定感を失う恐れの方が強い。なんとなく交流戦では今年以上にパにやられそうな雰囲気も……。

いや、そう考えるのがおかしいのかもしれない。ソフトバンクだけにやられたわけではなく、ほとんどのパにやられたという事実。今年を例にとれば、パで負け越しはオリックスだけ(セで勝ち越しは阪神だけ←文脈と関係ないが言いたかった)。

基本的に自前主義が多いパ球団と、読売、阪神、中日など、どちらかというとそうではないセ球団。そういう見方もできる。その格差をつめるために、やらなきゃいけないことは、そこらあたりの根本的な「ありかたの問題」なのではないか。

結果的にはパが圧倒的に強く、セでも象徴的に自前主義のヤクルトが優勝。こうなりゃ流れはできてきて、来季のセは、早く育てたもん勝ちみたいな戦いになるんじゃないのかね。
なんにせよ、すでに時代はどんどん変わっている。世の中全体の価値観や生き方が変わっているから、野球選手も変わるのだ。その現実をきちんとキャッチして、対応していくことができるか。
頭を切りかえられない経営者・球団は、いつのまにか「なぜか勝てない」というチームしか作れなくなり、魅力を失ってしまうのかもしれない。

コメント

  1. 西田辺 より:

    聡文、背番号41ですか。
    古巣中日では浅尾が着けていた番号。
    対抗心として良い方向に向けばいいですね。
    入団記念に、近々実家の饅頭を買いに行こう(笑)
    ヘイグはツイッターで早くもユニフォーム姿を披露。(奥さんはイエローユニ)
    早くも猛虎魂が迸ってますね。
    マイナーリーグでもどちらかと言えば投高打低のIL(インターナショナルリーグ)
    で好成績を収めている事を見ても、打撃に関しては期待できるかも。
    フォームが個性的ですから、成績残せればすぐに人気者になりそう。
    呉はどうなるんでしょうかね。
    こうなった以上経緯を見守るしかないんでしょうけど。
    どんなスポーツチームでもそうですけど、ずっと同じメンバーで同じ成績を
    残す事など不可能。
    誰かが欠け、誰かが入り、そうして変化して行くものなんでしょう。
    まさに諸行無常。
    大事なのは、若い芽が出ようとするのを阻害する蓋を取り除いてあげる事。
    勿論、誰彼構わずではないけれど、勝つチームを作り上げるためのメンバーを
    陽の当たる場所に連れて行かないと。
    まだ葉が青いとか言って、蓋を取るタイミングを逸し続けたこの数年。
    土を割って出て来る芽を見逃さないで欲しいですね。

    • 虎っしー より:

      高橋は早くも、中日の背番号41番には絶対負けたくないと入団会見で述べたそうですよ!
      やるからには金本監督を胴上げしたいと、猛虎魂をあらわにしてくれている選手!僕も個人的にかなり期待している選手の1人です!

      • 西田辺 より:

        虎っしーさん、どうもです。
        そんな事言ってましたか!
        投球スタイル同様、負けん気の強さが前面に出る
        ピッチングスタイルでグイグイ押して欲しいですね。

  2. 虎ジジィ より:

    まあ、今季のシーズン前の評論家たちのセリーグ順位予想も「讀賣が頭一つ抜けている」で、ほぼ全員が讀賣優勝を予想していましたからねぇ。それが、讀賣打撃陣総崩れとは誰も予想しなかったでしょう。まあ想定外の立岡のおかげであそこまでは戦えましたが……

    我がタイガースも、打の助っ人2人が普通に昨年のように打ってくれていたら、滅多にないチャンスの年だっただけに惜しまれますが、そう甘くはなかったですね。

    という事でtoraoさんも仰るように来季のセリーグは、どの球団が優勝しても最下位になってもおかしくない混戦が予想されます。

    タイガースは打の柱、先発の柱、リリーフの柱、それぞれを自前の日本人選手で確立できれば優勝出来ると思います。「自前主義」希望します。

  3. サヨナラ3ラン より:

    自前主義
    その根底にあるのは正当な競争による実力主義にあると思う。
    そりゃ他所から実績のある選手を集め
    それだけでオーダー組んでりゃ強くなるわけない。
    プロ野球のペナントレースを制するのは
    9人のフィールドプレイヤーだけではなく
    二軍のメンバーも含めた全選手のチカラである。
    それを状況によって上手く使い分けるのが首脳陣の能力。
    当たり前のことが今年の阪神に出来るのか
    生温かく見守りたいね。

  4. 虎っしー より:

    ヘイグは球団より先に正式合意をネットに上げてしまいちょっとお茶目さんみたいですね。打撃に関しては期待出来ると思いますね。むしろ活躍出来なかった場合、だれが当たりなのか訳わかんない位の前評判です。
    海の向こうマイナーリーグで頑張ってる選手はメジャーに上がるのと、同じ位にNPBで活躍してする事を熱望している選手が多いみたいですね。向こうではアホみたいな距離をバスで延々と移動。こっちでは新幹線か飛行機でバーッと移動。一般企業でいう福利厚生もかなり良いものがあるみたいで、日本に永住しようかな?と思うほどみたいですね。
    超満員の甲子園が君を待ってるよ!!

    オスンファン離脱はかなりイタタタ…
    球児をやっぱり抑えに…みたいな報道もあります。何にせよオスンファン以上のクローザーを来季据えるのは多分無理でしょう。より先発、セットアッパーまでの中継ぎの重要性が増してきます。という所で中日から来てくれた高橋!かなり期待しています。元々左腕中継ぎが不足しているタイガースなのでかなりの戦力アップに繋がるはず!
    榎田や筒井が上がってこれたら更に良いのですが、高宮、高橋と来季は頼らざる得ないでしょう。頼んだよ〜

  5. こうさん  より:

    今日の題材は面白い。そこで不思議に思うのはトラオさんが「題材は、前日(または当日)に決めているのか?はたまたストックを作っておいて5割ぐらいは構成を決めて朝に手直しをしているのか?」ということだ。「その題材があったか❗」と驚かされることが結構あるので。まだまだトラオさんの研究は俺の中で続く。
    自前の選手かぁ。パ・リーグは育てるのが上手い印象。だから選手の「売り時」を見誤らないし、売る時には下の選手が育っている。セ・リーグはドラフト1位に注ぎ込んだ金を回収するのが下手。あ、広島は上手いかな。今回の読売の騒動は他人事ながら辛い。結果を出す前に、とんでもない結果を出して球界を去ったのだから。そこに同情の余地はないが、やはり球団は「20億円で海外に売れる逸材になってくれれば❗」という皮算用があるはず。それが叶わないばかりか裏切られるんだからね。
    選手は商品。初期投資(契約金)を数年かけて回収しようとするのは普通の考え方だ。タイガースは自前の選手の年俸が上がらない。球団がケチなのか自前の選手の活躍が足らないのか。甲子園、4万人以上も入るのに、どこに金が回ってるんだ?なにか「自前の選手の年俸を抑えるのが球団の仕事」になってやしないか(経営者からすれば当然なんだがね)?
    あ…どこに金が回ってるって、鳥谷じゃん。

  6. そよ風 より:

    自前とか外様とかそんなに重要かな?
    外様でも一生懸命やってくれているのであれば自前だと思って応援すればいいんじゃないの?
    金本や矢野もそうだったんだし。

    問題はただ戦力が足りているかどうかだけ。
    いくら鍛えても選手の能力には限界があるのだし、限界があるなら金の力で補充するのがプロ集団の普通の発想。

    果たしてこれまでのタイガースは補強が若手の成長の芽を摘んできたのか、それとも補強せざるを得ないほど若手がパッとしなかったのか、十分に見極める必要がある。
    実際は両方の要素が絡んでいるだろう。
    マスコミの「よいしょ」を差し引いて冷静に見れば、球団だけが悪いのではない。

    ノムさんも言っていたが育成不可能なタイプの選手に2通りある。
    1つはホームラン打者。
    もう1つは豪速球投手。
    これらを擁しているチームはやはり強い。

    必要とあらば阪急HDにねだって金を出してもらうしかない。
    どんどん補強しなさい。

  7. なかっち より:

    へイグはお茶目な面を見せてくれましたね。マートンと比較されるのは正直可哀想ですが、是非日本で大成してほしいです。

    呉の穴はかなりデカいと思います。ストッパーを誰にするのかキャンプで見極めてほしいです。個人的には石崎に期待してます。

    来季のセ・リーグ優勝に一番近いチームはタイガースやと思ってます(笑)
    エースは豪腕藤浪。メッセに能見、岩田、岩崎。先発5枚は計算出来ます(単純に)
    中継ぎには2年連続最優秀中継ぎに選ばれた福原(年齢的に依存は出来ませんが)、歳内、松田が今年そこそこ経験出来ました。ここに金田、鶴、二神らが加わり、高宮と高橋で左中継ぎも充実。
    打線は中軸にゴメス、へイグ。鳥谷がいて福留がいる。この4人の後ろには江越、梅野ら長打が打てる野手がいる。戦力的にはセ・リーグの中で一番バランスが良いと感じてます。
    課題は呉の抜けるストッパーと主軸の前に脚を使える打者をおけるか。そして少しでも多くの若手に1軍経験をさせることが出来るか?そこをクリア出来たらタイガースはダントツでしょう。

    再来年あたりはソフトバンクに負けない戦力になるかも(笑)
    (それは言い過ぎかな。)

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