重盗のこと シモさんのこと

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昨夜、毎年恒例の虎ファン飲み会でもあの重盗がひとしきり話題になった。打者左の4番、あそこでやるか?やるならサイン出してやるべきだった…確かにそう思う。できなかったのだからいろいろと言われても仕方ないのだけれど、作戦によって心理的に相手を追い込むというのは、まさに「ここではないだろう」という心のスキをつくことであり、もしもその成功率を高めるよう、選手たちが自分たちの判断で動ければそれは最強だ。

橋上戦略コーチが振り返る 8回の重盗失敗「データ上100%走れた」(スポニチ)
《投手はロメロ。投げ始めから捕手に球が届くまで1・8~1・9秒というデータがあった。三盗の目安は1・6秒。100%走れる。まず1球見て、タイムもモーションも確認できた》
《強化試合のときに重盗の注意事項を確認した。一塁走者は、スタートが遅れたら付いていかない。二塁走者はスタートの偽装をしない。それが徹底できなかった》

井端 重盗後悔「こういう結果になるなら、無理やり行けばよかった」(スポニチ)
《三盗は120%じゃないといけない》
《こういう結果になるなら、無理やり行けばよかった》

あの重盗を決められるチームがあれば、本当に強いチームだろうな。それを目指したが、できなかったのが今回の日本代表。しかしそういう志を持っている戦略コーチがいる球団があるということだ。

鳥谷はその志をしっかりと受け止めて、体現しようとしていた一人だ。タイガースに変革をもたらせるかどうかに着目したい。

下柳が正式に引退を表明したそうだ。

下柳が引退「最後の最後まであがいた」(デイリー)
《肩が上がらないし、腰にも痛みがある》
《最後の最後まであがいた。下柳は野球が好きという姿勢は見せられたかな》

強いタイガースを支えた投手陣にあって、晩年近くにエースと呼ばれる投球を見せたシモさん。タイガースで80勝、ストイックに体を鍛え抜いて現役生活を全うしたのは素晴らしい。すーっと真ん中に出てきてからの自在な変化球、本当に見事な投球術だった。
1球だけの始球式でもいい。派手なものでなくていいから、甲子園でセレモニーやって欲しいな。22年間、お疲れさまでした。

コメント

  1. 西田辺 より:

    >重盗
    普段から一緒にプレーしているレギュラーチームならいざ知らず、急造チームで
    選手の判断に任せるには無茶が過ぎるし、曖昧過ぎる。
    タイガースでもあるんですが、作戦の中で過度に選手に責任を負わせてはいけないと思う。
    内川の動きが見えない左打者、点差、相手捕手の要素を考えても「ない」と思いますよ。
    例え成功したとして、その後いくつの「たられば」を重ねないと
    試合をモノにできるか分からない。
    報道なんかは、分かりやすさから、あの重盗を最大の敗因に仕立て上げたそうですが、
    そこじゃないですから。
    野球マスコミじゃ、言えないだろうなぁ…

    >下さん
    何とか愛娘にウイニングボールを、と頑張って来たんでしょうが、体が悲鳴を
    上げましたか。
    愛すべき野球小僧。
    誰よりも純粋に、誰よりも熱く野球を愛した男。
    「お疲れさま」しか言えません。
    またいつか、縦じまを着て若手にビシビシ指導する日を待ってます。

  2. トラ11 より:

    我が家でも、あの重盗は話題になっています。
    なぜ「走れるなら走れ!」なのか、あまりにも曖昧すぎます。
    コーチは内川に耳打ちし、その後、井端のところへ話しに行った。向こうのバッテリーに何を感じさせようとしたのか…。
    ベンチ側が行けると思ったら、はっきりと、重盗「走れ!」のサインを出してあげるべきだった。

    鳥谷の場合は、投手の球のタイムを聞いた上での単独スチールだった。「走れるのなら走れ!」でも良かったのかも。けれど、もし失敗していたらゲームは終わりで、鳥谷は一人で非難を浴びていたかもしれない。今考えてもゾッとする。

    試合終了後の会見で、監督は、負けたのはあの場面が原因なら、はっきりと自分の責任であったことを言って欲しかった。あまりにも、内川、井端が可哀そう。二人は、ここまで来た大きな功労者です。

    しかし、緻密なデータのもとに、このような大胆なことを考える橋上コーチは、このWBCのこの場面で実力を発揮して欲しかった。
    でも、Gコーチとして、去年に続き、これからも活躍するのは嫌ですね。
    阪神にこのような戦力コーチはいないのでしょうか。歯がゆい!

    下柳投手、阪神にいてくれてありがとう!
    感謝とお礼の気持ちでいっぱいです。
    涙があふれます。ご苦労様でした。
    また、阪神の指導者として帰ってきてほしいです。

  3. 大虎真弓 より:

     熱い男だった。開幕前に岡田監督の手を握り「監督今年優勝しましょう!僕10勝しますから!」と言った話は忘れられない。
     有言実行 その年リーグ優勝をしたのは皆さんご承知のとおりです。
    今開幕前に和田監督に「私は何勝しますから、優勝しましょう!」などと言える選手が
    いるだろうか?
    一方お立ち台では、今時の高校生の方がしゃべり慣れているのでは?と思うほどシャイで
    単語でしか答えない(笑)不器用さもこの男の魅力だった。
    昔どの学校にでも一人はいた、かまやつひろしの歌に出てきそうな不器用な男(笑)
    ワシのユニフォームは42番のまま今年も開幕を迎える。

  4. ガク より:

    山本監督は「選手はよくやった、悔いはありません」と言ってますがそのとおり選手はよくやってました。
    首脳陣もデータを分析して頑張ったと思います。ただ「あの重盗だけはベンチの徹底不足だった」と言ってほしかったですね。
    西田辺さんやトラ11さんもおっしゃってますが、マスコミが内川の映像ばかり流して最大の敗因に仕立てようとしてますから。GG佐藤の二の舞にだけはならないことを祈ります。

    下柳投手、あらためて本当にお疲れ様でした。阪神に来た時は活躍できるんかいな?と半信半疑でした(すいませんでした~)があなたはそんな期待を見事に裏切り2度の優勝、最年長最多勝など輝かしい実績をつくりました。あの3人の中で最後まで現役にこだわったのがあなたなのはなんか納得できます。
    愛犬たちに囲まれてゆっくり休んでまた野球界に帰ってきてください。
    アラフォー3人のお立ち台は一生忘れません。

  5. ken より:

    重盗に関しては西田辺さんが書かれてる通り、急造チームで選手の判断に任せるには無茶が過ぎるし曖昧過ぎる、に尽きると思います。

    橋上戦略コーチは「二塁走者はスタートの偽装をしない」という決め事があったと言っているようですが、井端のリアクションを見る限り、無理だと思って戻ったように見えました。井端自身、こうなるなら無理矢理行けば・・・と言ってますし。
    捕手のY・モリーナに対しては洞察力が優れていると評しているにも関わらず、重盗というリスキーな事を曖昧にさせたのがそもそものミスでしょう。作戦を思い付いたらやってみたくなるってのは分かりますが、それをやめる勇気が欲しかったですね。

    下柳のような理論派の苦労人は良いコーチになれそうに思います。下地作りの必要な二軍投手コーチなんかベストな気が。他球団でのスタートでも構わないので、最終的に阪神のコーチで活躍してくれると最高です。無駄に責任を負いすぎそうなのが難点ですけどw

  6. いわほー より:

    下さん、ついにユニフォームを脱ぐ決心をしましたか。
    タイガースに来た年がすでに35歳。
    あと2年、良くて3年くらいかなと思ってたら、結局、通算9年間タイガースに在籍。
    年数でいうと渡り歩いた球団のなかで、タイガースが一番長かったことになるんですね。
    野球以外でも愛犬ラガーや武勇伝の数々で、格好の話題提供者としてファンは楽しませてもらいました。
    下さん、ほんとうにお疲れ様でした。

    ぜひとも甲子園のオープニングゲームかなにかで、シモ・ヤノ・カネで始球式なんかやってもらえませんでしょうか^^>阪神タイガース球団関係者御中

  7. TJ風船 より:

    コージ監督、腹を括れなかったか…
    サインによって気持ちが伝わるあの場面。チーム全体で特攻出来たのではと思います。コージ監督のコメントは釈然とせず非常に残念です。内川君は今回のみならず前回大会も獅子奮迅の活躍は忘れてませんよ♪ホークスに戻っても明るいプレーを期待したいです。

    シモさん、お疲れさまでした。

    シモさんといえば汗みどろの印象。外野を黙々と走り込みしていた姿が思い浮かびます。

    将来的に矢野・金本・下柳のトロイカ体制が見たいなあ。

  8. 虎ジジィ より:

    個人的には「重盗」についてはもう「飲み会レベル」だけの話題でいい感じがします。勝負をかけて失敗した、もし成功していれば絶賛されていた、そんなプレーじゃないでしょうか!!?

    下柳の引退は寂しいですねぇ。
    やんちゃな金本、清潔感の矢野、ヤサグレ感(水島新司さんの漫画のキャラみたいな)の下柳、このトリオがとても好きでした。
    是非いつの日にか、タイガースにコーチとして復帰してもらい、あの芸術的「ノラクラ投法」を伝授してもらいたいものです。
    長い現役生活、ご苦労様でした。

  9. さら より:

    坂本、前田らがよい経験をしたと目を輝かせている記事を見たら、次が楽しみだし三連覇して天狗になるよりこれでよかったと思ったけど、重盗のテーマを見たら、解説者が何時間でも議論しそうで面白いと思った。
    私の思い違いかもしれないが、内川は前の打席で三塁打を打ち、ホームにも半分位行った所で高代コーチに止められた。阿部が凡退したから行けばよかったと悔いがあったかも。その気持ちと鳥谷の二死からの盗塁が重って内川は行きたかったけど、井端は状況を冷静に考えたのかすれ違い。普通は重盗OKのサインは出ないけど。結局は相手バッテリーが上だったんですね。向こうが冷静でこちらは焦っただけ。
    前回メジャーを知る捕手・城島がいたのは大きかったですね。

    下さん、お疲れ様でした。その年齢まで続けられた事はすごいです。

  10. 金沢の虎 より:

    下さん、お疲れ様でした。

    トレードで入団した時は、弓岡クビにして下柳?

    と思いましたが。

    いつの間にか、あのノラリクラリ投球にハマりましたね。

    思い出す。あのマウンドでの飄々とした表情。かと思えばバックのエラーにキレた熱い感情。

    でも、ヒーローインタビューは年に一度だけ。しかも殆ど喋れない。と言う超シャイな可愛さ(笑)。

    それを無理に引っ張り出そうとしていたアニキ、矢野の両選手(笑)。

    最高のトリオでしたね。ベテランがあんなに明るく元気に出来る環境があったチームなら、そりゃ強かったでしょ。

    最後にもう一度、縦縞のユニフォームを見たいですね。2003、2005年優勝の、今見ると少し地味に見える、でも、栄光のユニフォームを着て、アラフォートリオで始球式でもお願い出来ませんかね?

    下手なアイドル呼ぶよりも、感動するファンが多いと思いますけどね。

  11. なかっち より:

    下さん長い間お疲れ様でした。完全燃焼したんでしょうね。是非再度縦縞を着て若手の育成に励んでほしいです。

    重盗の件は昨日書きましたが、失敗したら叩かれます。監督がどうとかどうでもいい。結果が全てで、失敗して負けた。(敗因は他にもあるとおもいますが)それだけです。
    選手は頑張った。監督、COACHも良くやったそれだけです。

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