まだ食い足りない杉山

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下柳(球宴期間登板なし)、濱中(守備ミニキャンプ)を抹消。林、前田を登録。ここらへんで赤松かなぁとも思っていたが…。でも二人とも良いところを見せて欲しい。
カープ先発の小山田はまずまずだったが、立ち上がり2回、四球がらみでランナーをため、制球が甘くなったところを矢野に二塁打され2点を失う。その後、杉山、鳥谷にも四球を出してしまい、前日と同じような雰囲気になりかけたが、シーツを三振に取り、なんとかしのぐ。
しかし5回は、エラーを足掛かりに、どん詰まりのヒットが続き、犠牲フライ、フィルダースチョイスと、訳のわからぬうちに2点を失う。藤本にもタイムリーがでて、気がつけば5点差…。
この呆然とするような点の取られ方をする前、5回の表。カープはわずか6球で攻撃を終えている。しかも手を出すべきでないような初球のボールに手を出して凡退…。みすみすリズムと流れを相手に手渡した。
カープは負のスパイラルに陥っている。打者は、若いカウントからボール球に手を出して凡退、ガムシャラとムチャクチャのはき違え。投手は四球連発、野手はエラー連発…。同じプロなのに、相手チームには到底勝てないような気になる。私はこういうチームがいかに弱いかをよーく知っている。戦力がないということは絶対的に辛いことだが、気持ちを合わせるということから始めるしかない。
終わってみれば8安打。もっと打っていたような気がするが、効果的な集中打だった。2回先制、5回中押し、あとは8回のダメ押しチャンスをものにできれば「2?5?8のスジ攻撃」で完璧だったが、贅沢は言うまい(笑)。
この日は守備で再三良いところを見せた。サード今岡は、好守というよりアクロバティックだったが、二遊間の数々のファインプレーは見事。特に終盤8回、一死一塁から福井の打ったボテボテのショートゴロに鳥谷が猛チャージ、難しいバウンドもまったく危なげなく裁き、6?4?3の併殺にしたプレーがお気に入り。何食わぬ顔でやってのけるところがカッコイイ!まぁ、何かにつけてオーバーアクションの藤本も、それはそれで良いけどね(笑)。
ウィリアムスと久保田は調整登板の色が濃い。どちらもあまり間隔が空きすぎると良くないだけに、戦略的な交代と言える。いや、でも杉山の完投も見てみたかったぞ。それは次のお楽しみということか。少しずつ少しずつレベルを上げているのは本当に好感が持てる。
この日は、立ち上がりから直球が走っていた。第1球は、内側真ん中のまっすぐ。その後も、速球でインサイドをえぐる投球が冴えた。逆にもっとも頼りになる武器であるスライダーの制球が定まらなかったが、カープ打線の粗い攻めに助けられた。
これまでの課題であった立ち上がりを抑えるために、投球練習を多めにしたという工夫は○。
次の課題は、点をもらった後の投球か。2点取った直後の3回表、森笠の一打(センター前タイムリーヒットかという当たりを、杉山がグラブに当ててショートゴロにする)はラッキーで、ほとんど失点したも同然だった。追加点をもらった直後の6回表、またしても先頭を出し、暴投で失点。
3回は直前に自らランナーとして一塁から三塁まで全力疾走をしているし、6回といえば一番投手が苦しいところ。それを加味したとしても、やはり得点の後の回を、淡々と抑えて欲しい。そうすれば杉山はさらに次のレベルに上がれる。
高校時代のライバルで、大学時代のチームメートだった友人が亡くなったという話が取り上げられている。「ヘラヘラした兄ちゃん」というイメージを少し修正したりして(笑)。

コメント

  1. 久保田ボヤ騒ぎ?も、テドさん勝利の女神健在で貯金20 に!

    甲子園、阪神対広島10回戦、阪神8勝2敗、47,296人 広000 001 001=2 神020 030 00X=5 [投手] (広島)小山田?高橋?広池 (阪神)杉山?ウィリアムス?久保田 [勝]杉山5勝4敗 [負]小山田5勝8敗 [本塁打] (広島)嶋14号ソロ 昨日よりは、引き締まった? でも最後、久保田が嶋

  2. 杉山・矢野が投打の活躍でついに貯金は大台の20!!

    ?今日の阪神タイガース!!?
    前日大量得点の阪神。先発は阪神・杉山、広島・小山田。
    1回、杉山は簡単に2死を取り死球を許すが無失点。
    その裏、2死からシーツがエラーで出塁するがこちらも無得点。
    2回、杉山はテンポよく3人で抑える。その裏、昨日の打線が復活

  3. 貯金20!優勝目指してまつしぐら!

    阪神5?2廣島。
    阪神の先發は杉山。

    2囘に矢野の2點タイムリー。
    5囘には今岡の犧牲フライや藤本のタイムリーなどで3點追加。

    6囘にワイルドピッチで1點を失つたものの、杉山は7囘まで1點に抑へた。
    8囘はウィリアムズがぴしやりと抑へたものの、9囘は久

  4. いわほー より:

    「ヘラヘラした兄ちゃん」は着実にタイガースの先発ローテの柱に成長している。鳥谷同様、ゲームを通じてレベルアップしてきている。あとは時折、魔がさしたようにみせる、ピッチングの「ヘラヘラ」を無くしていってもらえれば。
    「本当に守備の上手い人はファインプレーが少ない」ということを常々、福本豊さんが言っている。難しい打球も難しく見せずに処理するからだという。鳥谷も当たり前のように、普通に確実に処理できる遊撃手に徐々に成長しつつある。遊撃手・藤本も球際の強さはあったのだが、一塁へのスローイングが一杯一杯で余裕のなさが見ていて不安要素だったが、遊撃手・鳥谷は高校時代、投手も兼ねていただけあって、スローイングに余裕がある。ほんと守備機会を楽しめる二遊間になってきたぞ。カープには申し訳ないが、マイナーチェンジが功を奏しつつある、丸四角の安藤(うちの息子が安藤の顔を称していつもこう呼ぶのです)に今日も勝ちをひろってもらおう。

  5. のののー より:

    このところの勝ち方は「鷹モード」を感じさせますが、控え選手をうまく使ってモチベーションを高める(あるいは、下に戻されてもしかたないと納得できるようにする)采配を是非お願いしたいところです。「今年日本一になったらあと20年は結構です」ではなく、そちらも「鷹モード」にならないと!

  6. おかぼん より:

    ショート鳥谷を軸とした全面的な内野コンバート,大きな賭けと言われましたが,ここまでの結果を見る限り,通信簿的には十分「4」をあげていいのと思います。満点でないところはまだいろいろありますが,「守備でも」魅せるタイガースなんて,このところ記憶にないなあ(笑)。ショート・シーツ,ファースト・スペンサーなんて構想(というかオプション)が,そういえばそんなことあったっけ,いつの話? という感じです。
    投手・内野・外野と若手の今後に大いに楽しみが持てるようになってきましたが,今日のデイリーの記事にもあったように「守りの要」捕手の「ポスト矢野」問題はなかなか簡単ではないですね。勝利と育成をともに視野に入れると,捕手の起用がいちばん難問です。記事にもあったように,次代正捕手候補は現時点では,浅井,狩野,岡崎の順のようですが,…まあ来年以降の課題ですね。まずは目の前のゲームをひとつずつ…。

  7. ○虎の杉山好投\(^o^)/

    今日は序盤に矢野のタイムリーで2点先制するなど中盤までに5得点!先発の杉山は7回1失点の好投!今日のTV中継はあまり見てなかったのでくわしい内容はわからないが最近かなり安定してきましたねー。今年の猛虎はもう無敵です( ̄▽ ̄)

  8. 阪神、貯金20、甲子園で6連勝。

    16日、阪神は広島に5対2で快勝した。
    これで貯金は20となりましたが、2003年の優勝時の20の貯金は55試合目で達成しています。
    しかし、最近の20試合での勝率は7割5分と勢いを継続しています。
    投打のバランスが良く、今の阪神の勢いを脅かす敵が、今

  9. なんかこのまま3タテいっちゃいそうな勢いですね。
    最近はスポーツニュースでも阪神、阪神で、
    なんか我が応援するチームなのに、
    ピンとこないのですよ?。
    常に阪神半疑なところがもう習性になっているのでしょうか(笑)
    昨日も安泰すぎて、ちゅんの餌をすりこぎで
    ご?りご?りしながら観てました(笑)
    (そんな報告はいらん?)

  10. torao より:

    チビ連れて市営プールに行ってきました。疲弊しました(笑)。
    to いわほーさま
    昨日の杉山は変化球が良くなかったので、ゾーンを狭めて待球策でやられたらイヤだったような気がします。本当にボール球の早打ちに助けられましたね。
    鳥谷の肩の強さは気持ち良いですねえ、ビュン!(笑)。でもやっぱり守備の総合力では宮本や井端の方が上ですね。捕球から送球までのスムーズさは、まだまだ上がり目がありそうです。伸びシロがある楽しさはこっちです(笑)。
    「丸四角」よくわかります(笑)。
    to のののーさま
    ここから球宴休みの間がいわゆる態勢テコ入れ時期ですからね。下の選手の力を再確認して、補充すべきを補充して欲しいです。
    to おかぼんさま
    捕手は本当に難しいですね。メインとサブの使い分けって事実上無理かも知れません。いたずらにメイン捕手を焦らせることも得策ではないでしょうし。梨田・有田のように半々近くにできればいいのですが、あれは世代間戦争ではありませんでしたし…。それだけ、経験と知識の蓄積が重要である、また、直接的に勝敗を左右するということなのでしょうね。ウチだけじゃなく、古田の次、谷繁の次、城島の次…どこも苦労しているのが実情でしょう。その時が来てから我慢して使う、前任者には相当衰えていても、しばらく補佐してもらうという、「伊東型の移行」しかないのも知れませんね。
    to ちょびうささま
    市販の鳥の餌じゃダメなの?餌はご?りご?りしないといけないんだ。けっこう大変なんだねぇ、すずめを飼うというのは。

  11. かきぴー より:

    torao兄の「心の恋人」赤松くんは、ほんまに姿を見せてくれませんねぇ。
    これだけここで言いまくってるんだから、上げてくれてもいいのにねぇ。

  12. のののー より:

    能見が上がってきました。先発して順調ならそのまま、ピリッとしなければ3?4回でブラウンにスイッチでしょうか。太陽は後半戦か….桜井や喜田のような近未来のスタメン候補は、少なくとも代打として1軍に定着できる力が付くまでは上げない方針のようで、赤松もそのカテゴリーに入っているのかな?

  13. torao より:

    to かきぴーさま
    赤松って本当にいるんでしょうか?みんなでよってたかって私をダマしているだけなんじゃないでしょうか?(笑)
    to のののーさま
    そうか、ブラウンを後にすれば、勝ちがつくんですね(笑)。そっちの方がおいしいと考えるべきなんだろうか…なんかヘンですね(笑)。
    シーズン中の上げ下げもなかなか難しいものがありますね。やっぱり基本はキャンプで頭角をあらわして、オープン戦でもキープしてというパターンですよね。

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