締まったマリーンズを作ったのは…

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すでに当サイトでは決定していたが(笑)、赤星選手が月間MVP受賞。同時受賞のはずの藤川投手にはお声がなかったが、十分資格を有していた。他は岩瀬(中)、杉内(ソ)、西岡(ロ)。
対サーパス二軍戦でブラウンとダーウィンがともに4回を無失点。特にブラウンは全回三者凡退に切ってとった。抹消が明ける15日に即登録になりそうだとか。思えば千葉マリン向きな投手だったような気がしないでも…。
桧山の左太ももは軽傷のようで、抹消はせず、代打要員として控える方針らしい。守備に着くのはまだ不安だとか。現在登録されている外野手を見ると、あらあら…いつのまにか「守れる」選手は赤星だけになっていたよ…。実際のところ、赤星・金本は「代えられない」し、ライトの守備固めとして内野手登録の上坂がいるのでこれで良いということなのだろうが、何かあった時のための控えとしては心許ない。上げて使わず、すぐ下げるなんてことをしているとこういうことになる。
なんでもバレンタイン監督は、「枝葉」の部分である、二遊間、一二九番打者をコロコロと入れ替えて使っているとか。なるほどスピードタイプの小型選手は攻守に消耗が激しく、スタミナに難がある選手が多い。休ませながら、競わせながら使った方が調子を保つことができるかも知れない。このあたりは余り意固地にならず、勝っているチームの知恵として頭に入れておきたい。
ちなみに藤本は、6月早々には復帰できるのではないかとのこと。中村豊はすでに二軍戦に出場するまで回復している。
まんまとやられた。相手先発は大方の予想を覆してベテランの小野。まともなストレートは投げず、内へ外へ球を動かす「千葉マリン投法」にしてやられた。金本、今岡がともに3安打しながらの完封負けは、自慢の上位打線が完璧に抑えられたこと、期待の下位打線に当たりがでなかったことと、ここは単純に諦めておこう。もちろんもっと緻密な工夫があってもよかったとは思うが。
完投負け。福原投手早くも5敗目。8回を3失点、155球、よく投げた。ずっと良い内容の投球をしているので、援護がない、守備で足をひっぱられたことが本当に残念でならない。
だがあえて言おう。仮にも「エース」という言葉を使われる投手なら、勝たねばならぬ。0?0で延長に入って、降板したあと負けるのなら仕方ない。投げている間は、リードを許さないという投球をしてこそ、その気迫を見せてこそ、その言葉がふさわしい存在となる。
福原はエースになる資質を持った投手。その自覚と誇りをともに築いて行くのが、4番を中心にした主軸打者の役目だ。赤星、金本、今岡が、福原をエースにしていかなければいけない。昨年に続き、好投すれども負けばかりになっている福原投手を、野手陣の力でエースに育ててやって欲しい。
それにしても本当にロッテがこんなにしっかりする野球をするとは。いや、話には聞いていたが、この目で見るまではどうしてもイメージが湧かなくて(笑)。どうしても十何連敗とかしてしまうポカの多いチームという目で見ている自分がいる。いかんいかん、改めよう(笑)。
なるほど投手力は素晴らしいのだろう。ただ、今残している数字はかなり出来すぎで、シーズン通せば多少は落ちてくるはず。リリーフ陣についても、「どうしようもない」というレベルではなかろう。
だが、守備力の高さは素晴らしいものがあった。再三に渡り好守で投手を盛り立てた。守備の乱れでほころびを見せてしまった阪神とは対照的だった。
しかし本当に代わったところによく打球が行くもんだ。久慈選手のスーパープレーもしかり、大塚選手の超ファインプレーもしかり。あのシーツの打球が抜けていたら、勝負の行方はかなり混沌としていただろう。
交流試合のことを考えなければ、圧倒的実力者といわれるソフトバンクに危機感を抱かせる、質の高いチームであると(ようやく)確認し、嬉しくなった。
ロッテ対阪神、日本一の「サポーター」対日本一の「ファン」。ま、場所がビジターなので単純比較はできないが、「やるなあ、マリサポ」。
肉声をフィーチャーした応援方法の印象は、「かっこいい」(笑)。モノトーンで統一された一団は、なるほど「背番号26」、26番目の選手としてグラウンドと一体化していた。
ん?待てよ、あの引き締まった感じのスタンドが、現在のロッテのチームカラーを生んだのか、サポーターがチームをここまで強くしたのか?そんなことまで考えてしまった交流戦初戦だった。

コメント

  1. おはようございます。
    昨日は残念でした。
    小野投手のヒーローインタビュー見ましたが
    「過去の投手といわれるのが悔しかった。」と
    言っていたのが印象的でした。言葉にも詰まってたような。
    完封されて悔しかったですが、ちょっと感動的なシーンでした。
    今日は阪神が勝つぞっと。

  2. ばかぼん父 より:

    ロッテの強さをわかってもらえて嬉しいです。w
    ロッテは、去年ギリギリのところでプレーオフ進出を逃して、引き締まった気がします。
    しか?し、ベテランは多いけれども、優勝争いということを含めて、経験が不足しているところが弱点。地鳴りがするような甲子園では浮き足立つ選手もでることでしょう。かといって、マリスタで3連敗は許されません。
    エース論は全く同感。他チームの投手戦になったエース級は、三浦、山本、黒田、杉内、川越、上原など、1点以内に抑えて2点取られた方が負けという試合をしている。このような試合では、エラーが絡もうが、守備が悪かろうが3点は取られ過ぎ。でも完投してくれたことで、今日は早めの継投を心置きなくできる状態になりました。
    徹底マークに合っている赤星が出塁できるか、または関本、シーツから4?6番へ繋げるかですね。

  3. おはようございます。
    ほら?、やっぱロッテ怖いよ?(笑)
    ロッテには、本来阪神がしなきゃいけない野球をされてしまったような気が。
    「赤星を出さない」と言われてまんまと引き下がっててはうちは得点できません。
    せっかくDH制なのに、最後に投手並みの選手がいるような・・・(ー"ー )
    満塁で代打が出た時は例え失敗に終わっても、
    ちょっとほっとしました。
    久慈さんはやはり名手ですね!

  4. おかぼん より:

    おはようございます。
    千葉とフロリダの区別がつかなかったのは、私です(笑)
    でも、開き直って言えば、実はフロリダには大きな意味があるんです。昨日4打席とも走者を置いて4タコに抑えられた、ショーン《ぺんすけ》スペンサーがフロリダ出身で…フロリダ州の中でも、アメリカ本土最南端の常夏の島、キーウエストの生まれ(これホント)で、あの「ファニー」なキャラクターの何パーセントかはこの土地の影響もあるのではないかと思っています。
    今日は、千葉でフロリダ出身のぺんすけが「カリブの海賊」のように暴れてほしいと願いつつ…。

  5. BSミツルH より:

    ここのところ(ずっとだけれど…)見えない一線があって、それ以上の投手にはカラキシダメ。それ以下の投手はメッタウチ…ならまだしも…「相手のミス」がからまないとたたみかけられない…。それでもたたみかからないときもある…とほほ。
    サーパス戦で。サーパスの外野手がイージーフライをイージーに捕球しているのを見ました。むしょうに腹が立つ。彼にとって1軍は遠いだろうなぁ。まさかタイガースの1軍選手は「胸を貸す」なんてつもり、ないでしょうねぇ。

  6. 激虎 より:

    toraoさん、お久し振りです。福原は熱投でしたが立ち上がりから気迫が感じられなかった。3点だから、敗戦の責めはないでしょう。やはり、気になるのが岡田采配。ご指摘の”上げて使わず、すぐ下げる”。落合、バレンタイン両監督の采配を見習って欲しい。選抜固定、ベンチは余剰戦力か?虎ベンチの伝統でしょうか。

  7. おはようございます。
    サポーターがチームを育てる。
    サッカーではなじみの言葉も、具体的によくわかんない。
    もともとも似たカラー(ユニフォームの話じゃないよ)のチームで、ヘンリー指数も似たようなもので(笑)、似たような一番打者を擁して・・・
    結局違うのは、監督のキャラ?
    ここまで押さえ込まれるチームとは思えないのだが・・・・

  8. ZULA より:

    昨日甲子園行って来ました。
    ブラウンのスライダーすごいまがりますよ!
    赤松は4タコでした。足長くて引き締まった体
    しててかっこよかったなー塁に出て欲しかった
    バックネット裏は”すごい”ですね

  9. torao より:

    今日は杉山先発です。はっきり言って自信ありません(笑)。でもそんな時こそ勝ったりします、ええ、根拠はありません(笑)。
    to allenさま
    なんか「阪神ファンの前で投げられて良かった」とかも言っていましたよね(笑)。
    なんていうんでしょうか、阪神ファンて基本的にロッテ好きでしょ?(笑)なんというかメンタリティとして…。ま、私がそうなだけかもしれませんけど(笑)。
    だが、今日は勝つ!
    to ばかぼん父さま
    よくわかりました。みなさんおっしゃるように、阪神がやりたい野球をやられましたね。中日の野球ともそっくりです。ウチにもそれが可能な駒があるだけに歯がゆいですね。
    なんかやる前から窮地に立っているようなムードがいかんですよね。もっと交流(意味は「打ち負かす」)を楽しんで欲しいもんです。
    to ちょびうささま
    怖くないったら怖くないっ!(意地)。
    ま、鳥谷はもうちょっとしたらきっと良くなるから、長ーい目で見ましょう。でもあの場面の代打は良かったと思います。結果が出たらなお良かったんだけどね。
    久慈選手、かっこよかったねぇ。
    to おかぼんさま
    マーリンって大きいカジキのことなんですってね。昨日のぺんすけのブレーキは参りました。珍しく力んでいたように思います。そういわれてみればなんとなく、フロリダと千葉ってなんとなく似ていますね。東海岸の南端にある半島。規模と気候はだいぶ違いますけどね(笑)。
    to BSミツルHさま
    おっしゃるとおり。それなりの投手にそれなりの投球されると打ててないですね。チームとしての攻略という話になると…あ、そういえば和田コーチは、いまだにHP更新しませんねぇ。なにかファンとの間にトラブルでもあったのでしょうか。気になります。
    見えない一戦と言えば、ウチの二軍選手たちですよね。上でやることにたいする意識が足りないんじゃないか…中村豊に触発されてもらいたいものです。
    to 激虎さま(こまかい突っ込みですが、前回は「檄虎」だったような気が…w)
    中日、ロッテよく似ていますね。監督の采配にも似たものを感じます。トレーニングは楽しく、技術練習はあくまでも実戦を想定して。そんな練習をしていた点も似ているかも知れません。手駒を活用する方法、というようり手駒が自分から喜んで活用されたがる方法をよく研究しても良いと思います。悔しいけれど、落合監督、バレンタイン監督、上手いと思います。
    to かきぴーさま
    監督のキャラもアレですが、「マリサポ」の目指す「かっこよさ」というのもヒシヒシと感じました。阪神ファンの要求する野球のレベルの高さはもともと実感していましたが、マリサポはさらに試合への参加度合い(1プレー、1球に対応する応援スタイル)という点で、上を行くのではないかと思いました。リードされる応援と、一人一人がリードしている応援の違いと言っては褒めすぎかな。ロッテの優勝が見たくなっちゃった(笑)。
    しかーし、対戦中は話は別。調子良いだけで、大したチームちゃうがなっ!(笑)
    to ZULAさま
    貴重な情報ありがとうございます。ネット裏観戦されたんですね。いいなぁ。ブラウンの次戦が楽しみです。
    最近赤松選手の当たりがとまっているようですね。上に行くことをしっかり意識して練習を積んで欲しいです。

  10. 猛虎襲来!初戦は勝利!

    阪神ファンの皆さんマリンへようこそ。
    つながる打線と最強投手陣、そしてコバスコ劇場のお味はいかがでしたか?

    今日は同僚を拝み倒して職場を脱出し、試合開始前に球場に乗り込んだんですが、海浜幕張駅を出て阪神ファンの多さにびっくり、歩道橋に虎グッズの露店

  11. jagi より:

    こんばんは。またTB貼りに来てしまいました。うちの野球記事は企画系記事ばっかなので貼りづらいです。
    ロッテがバランスの良いチーム作りが出来てる要因はドラフトにあると私は思います。
    ロッテはドラフト戦線であまり強いわけではないので、目玉選手獲得にはあまり動かず、高校生主体で、ロッテのチームカラーにマッチした選手獲りを十分意識して指名しているように思います。
    その上、万年Bクラスであった事もあり、すぐには結果を求めず、長期的展望にたったチーム作りが出来ていたと私は思うんですよ。
    それが今のロッテがバランスの良いチームに出来上がっている要因だと思います。
    ドラフト好きの私なりの見解でした。

  12. [野球] 全日本最強メンバーを皆で考えよう!

    時期的に全然タイムリーなネタじゃないけど思いついちゃったから書いちゃう。ランキング発表の直後の方が私の評価規準がわかりやすいってのもあるし。私はオーダーとかこういうの考えるの大好き!選考規準は日本球界に所属する日本人。1球団から何人とかは関係なし。ス

  13. torao より:

    to jagiさま
    「青田」から見ている方のおっしゃることですから説得力がありますね。
    私は、今一軍で起きていることしかほとんど知りません(笑)。
    先日も書いたのですが、本当にチームが強くなって、初めて裏方の仕事は評価されるんですよね。ロッテのスタッフも長いこと苦労されたでしょう。

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