辻本“あいたた…”リタイア 腰の張りで別メニュー

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http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200501/17/base175349.html
あちこちから本格的な自主トレの報告が入ってきた。ポジションが安泰な者はフルシーズンの活躍を目的に、一方、キャンプインから戦争になる者は、スタートダッシュで差をつけるために、強い決意を胸に動き始める。
八木氏、初インタビューを岡田監督に。岡田構想の二塁が藤本であることが判明。鳥谷の無条件起用もにおわせる。…これは自分だけ思っていれば良いことで、発言すべきことではないだろう。ただしこの時期に、このような発言をするウラは、「腐らない関本」と「腐りやすい藤本」の性質を考えてのことかも知れない(ということにしておかない限り理解不能)。まぁポジション争いは、やっていく中で自然と決まるものなので、そんなに心配しなくても良いか。
辻本少年の育成に関係者が神経を使っている様子が連日報じられる。おっかなびっくり接しているのを伝えられると、やっぱりこの指名はおかしかったのではないかと思ってしまう。辻本の側に、プロとして耐えられるかが問われているのではなく、球団の側に、有望な少年を育成する能力があるのかを問われているように感じる。
話は飛躍するが、去年の球界ゴタゴタのさなか、どうして球団の経営が苦しいのかという議論の中で、必ず出てくるのがファームのあり方だった。
二軍戦を興業しても収入はほとんどなし。遠征費用はかかるし、ものになるかどうかわからない選手をたくさん抱え、寮に入れ、メシを食わせて、十分な給料を払い…。確かにアメリカのマイナーとは決定的に違う部分ではある。
今後、球界の方向性として、NPBのあり方とは無関係に、独立リーグやクラブチームなど、地域密着&多球団化が進んでいきそうな機運がある。当然、NPBが抱え込んでいる「育成」について、社会人やクラブチーム、独立リーグに「委託」する方向性も出てくるだろう。球団経営改善のために出てこなければおかしいアイディアのはずだ。
とすれば、「辻本育成」のようなことは経営状態の良い阪神だからこそできることであり、球界全体にとっては、不均衡の助長にもなり、あまり良い事ではないようにも思う。有望な若者は、早い段階で金持ち球団に刈り取られ、アマで大きく育った新人も金持ち球団に高値で持って行かれる。これではこれまたドラフトの矛盾になりかねないと思うのだ(もちろん辻本には何の罪もなく、大きく育って欲しいと願っている)。

コメント

  1. ichiken より:

    「二・遊間は、藤本-鳥谷で決まりよ。本当は去年からやりたかったんよ。」
    って感じですね・・
    デター!決め付け采配ぃー!
    サブの選手のモチベーションに配慮ゼロですね。

  2. BSミツルH より:

    まずは四国の独立リーグが成功して先鞭をつけたら、社会人野球にもプロ化の動きが出てくる…(望)。かつてノンプロと呼ばれたあいまいな地位より画然とすべきはした方がいい。それらとの提携でマイナーリーグが組織できるようになる…(望)。爆発的にチームが増えるならNPBが3リーグになったっていい…(薄望)。マスコミがお座敷取材ばかりしてないで、出かけて行って発想も提示して、本来の機能を取り戻すと、それらに加速がつく…(望)。ただ、コミッショナーにも本来の機能と人物が必要…(希求)。野球ファンの中にはセリーグでは○○、パリーグでは○○という人も多いと思う。それが、サッカーでは○○、バレーボールでは○○と薄まらずに広がっていくことも可能と言やあ可能でしょうか。(はしゃぎすぎました)

  3. GAIA より:

    シーツ先生はやはりファーストで関本選手との争いですかねぇ。
    鳥谷選手、がんばれよ!!
    岡田監督もグフフ・・っとがんばれ!
    そして八木さんもがんばれ!(関東で解説聞けるのかしら?)
    コミッショナーって結局どうなってるんでしょうね。未だに彼の名前が出てきますが。。。

  4. いわほー より:

    監督が自分自身のビジョンでチーム作りするうえで、核になる選手を決めて作り上げていくのが常套手段。岡田監督がその核に遊撃・鳥谷を据えているということでしょう。それ自体は非難されるもんでもないでしょう。ただし、吉とでるか凶と出るか。結果は進退で結論されるだけ。
    野球以上にサッカーの世界は露骨に監督の意思で選手のチームでの役割が決定される。意にそぐわない選手はひたすら監督が代わる事を待ちわびるか、新天地へ飛び出すかのどちらかだ。
    ただ、プロ野球界はサッカー界以上にチームが選手を拘束しやすい契約になっている。いわゆる「飼い殺し」が起きやすい。野崎さんも口にしているレンタル制度が整ってほしいとは思う。レンタルで1?2年して戻ってくれば、おそらく監督はじめコーチは一新していることだろうし。

  5. torao より:

    to ichikenさま
    毎度、「通訳」ありがとうございます(笑)。
    でもリザーブメンバーには、「そんなんあたり前」と思って這い上がって来い!とも言いたく。

  6. torao より:

    to BSミツルHさま
    数が増えるなら、2リーグ(各2カンファレンス)でプレーオフでも良いですね。1リーグ3カンファレンスで、ワイルドカード・プレーオフでもいいし。おっしゃるような3リーグだってありですよね。
    ともかく私が言いたいことは、「トップのプロリーグには、戦力だけ!育生は、下部組織で!」ということなんです。

  7. torao より:

    to GAIAさま
    インタビューを見る限り、岡田監督って、関本を信用してるんだか、してないんだか、さっぱりわかりません(笑)。スーパーサブかぁ…、まあそれもアリかもしれませんね。意外と起用ですから。
    八木さんはMBSですよね。関東ではTBS系ですが、ラジオはABC制作だったと思います。地上波は、年間数試合の巨人戦のTV中継だけでしょうかねぇ。GAORAを視聴すればかなり出てくることでしょう。

  8. torao より:

    to いわほーさま
    監督のキャラクターによっては、「オレは○○と心中する!」と任されれば、選手が意気に感じる場合もあるでしょうねぇ。
    でもおっしゃるように、センターラインの守備強化というコンセプトを明確に語ったわけだから、藤本&鳥谷という人選は正しいわけですよね。目指すものをかかげるのは良いことです。ま、私がぐずぐず言っているのは、「語り口」のせいなのかも知れません。

  9. ichiken より:

    to いわほーさま & torao様
    おっしゃる通り、監督がチームのビィジョンを描き、思うがまま選手を起用するのは、まったく問題ないです。
    シーズンに入ったら、思う存分、唸る采配をしてほしいと思っています。
    ただ、自主トレが始まったばかりのこの時期に、もう誰をレギュラーに据えるか決まっているかの如き発言をして、チームなんのプラスがあるのか?と言うことをチクチク言いたいのです。
    そんなこと気にせず、控えは発奮せよ!と思われるかもしれませんが、人間なんて弱いもんです。

  10. torao より:

    to ichikenさま
    そういうことですよね。
    たぶん八木氏の初インタビューだってんで
    要らんサービスしてしまったんでしょう…。
    悪いけど、「締めろ」と言わしてもらいましょう…。

  11. ヒロキ より:

    こんばんは!
    辻本選手の獲得が良いことだったのか悪いことだったのかは、もうちょっと後にならないと分からないかもしれないですね。
    辻本投手の場合、日本の高校に所属していないですから、甲子園を目指したことがありません。
    ほとんどの子供は甲子園を目指す為に高校に進学し、野球部に所属しますから必然的に18歳になっています。
    例えば、高校野球に何の魅力も感じないようになってくれば、アメリカ留学をする人も増えるでしょうけどね。
    あ!これは、日本のプロ選手がメジャーへ流出し続けることにも言えてしまいますね。
    ファンも球団も報道陣もワンダーボーイに神経質になっていますが、静かにしてあげるのが一番です。
    とはいえ、阪神タイガースに入団した時点で、それは無理といったところでしょうか。
    この問題は難しいですね。

  12. torao より:

    to ヒロキさま
    どうも!本文にも書きましたが、辻本投手には文句なく大きく育って欲しいと思います。いつになったら出てくるのでしょう、楽しみです。
    よくスカウトは中学や小学校の時から良い選手に目をつけるって言いますよね。もしも、完全ウェーバーになって、金持ち球団が毎年ナンバーワン中学生を指名するようになったらイヤですよねぇ。「プロに所属しながら学校へ行けばよい」なんて相撲部屋みたいなことになっちゃう。
    辻本投手はあらゆる面で早熟なので良いのかも知れませんが、「低年齢化」そのものはやはりあまり良くないと思います。

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