進まぬ球界再編…すべて9・6臨時実行委に先送り

スポンサーリンク

http://www.sanspo.com/baseball/top/bt200408/bt2004083101.html
8/31、8連勝の阪神は8連敗中のナゴヤドームで首位・中日に挑む。予想先発は、川上対井川。3つ勝ってもまだ遠い首位だが、奇跡を夢見るには十分な展開になる。広島戦の大勝を忘れて、ひたむきにつなげ。
選手会の出した仮処分申請の判断を待つために、代表者会議は何も決められず、事実上の延期。9/8のオーナー会議直前、9/6に持ち越しとなった。選手会も必死の抵抗を続けるだろう。
「もう一つの合併」という「おいおいまだあるのかよ」的な言葉が定着してしまっているが、正しくは「ダイエー問題」と言えるだろう。産業再生機構活用による再建となれば、球団を保有し続けることはあり得ないし、例え自主再建ということになっても、債権者との交渉上、難しい部分が多い。身売りすれば良いことだが、今どき球団を買いに来る企業群(新興企業、外資系、消費者金融など)を仲間に入れるのがイヤというところなのではないか。特に「会計収支をガラス張りに」なんてのをやられることを嫌がっているのかも知れない。せっかく「話のわかるやつら」でまとまっているのに、時代の先端を行く改革者などに来てもらっては困ると…。そこで身内による事態収拾しか手がないということではないだろうか。
ここまでプロ野球は、豪族が創り、育ててくれた。これは事実だ。豪族たちは日本にプロ野球が根付くようにと、莫大な投資をしてくれた。だから多少不明朗な形であろうとも豪族に儲けが入っても誰も文句はなかった。
しかし時代は変わった。豪族がロマンのために金を注ぎ込む時代は終わり、プロ野球をビジネスとして成立させなければいけない時代になった。このゴタゴタが、いかにしてビジネスとして成立させるかを探る動きなのであれば、豪族時代の旨味とは決別し、正確な経営情報の開示に踏み切らざるを得ないだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました