SANSPO.com 4/26 ヒーロー関本「真っ白になった」代打同点二塁打

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http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200404/tig2004042602.html
「防御は最大の攻撃なり」。リリーフ陣が復調し、チーム内の信頼関係が再構築されてきた。六回裏2点ビハインド、一死二三塁で代打関本の場面、巨人の守備陣は「1点はくれてやる」守備体型をとった。テレビ中継中に伝えられた談話によると、打席に入る関本はその守備位置を見て、「転がせば1点入る」と考えていたという。おそらく自分がゴロで倒れても、1点差になって上位にまわせば十分という楽な気持ちで打てたのだろう。また点差を詰めておけば、不調の巨人救援陣に圧力を与え、勝つチャンスは拡がると考えただろう。チャンスの場面、打者の心理は不安定だ。打てばヒーロー、打たねば戦犯。頭を整理して打席に入れるだけのゆとりを与えたのは巨人の守備体型だったのかもしれない。一方の巨人側は、「どうせこの2点を守り切って勝てるわけじゃない」「打ち勝たない限り勝てない」という思考だったのではないだろうか。膝の故障の影響で厳しい打球に「さらし者」にされた小久保の起用を含め、ディフェンスの強さ弱さが、相手攻撃陣に与えるプレッシャーの大小に関わることを見せつけられた試合だった。

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