オフの添え物はマウンドにそびえる

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松井秀喜WBC出場せず。残念だねぇ…。「ヤ軍で世界一を目指したい」?そんな言葉を吐く松井じゃなかろう。王監督への手紙、宛名は「王貞治殿」?この場合「殿」はいけません。サンスポ記者がつくっただけかも知れないけど。ま、今は言えないことも色々あるだろうが、真相はいずれ明らかになるだろう。
代わりはD福留、G清水、F稲葉、G二岡らの名が(新聞サイトには)上がっている。


僕らの藪さんは、故郷三重県阿田和町の出身少年野球チームに新しいユニフォームを贈呈。阿田和の「A」ね。かっこいいじゃん!良かったなぁ。藪さんは来年それ着ないけど…(笑)。
橋本の名前があちこちに。片岡らと一緒に昨年水害にあった京都福知山で野球教室という話題と、自主トレは安藤、久保田と一緒にアリゾナでという話題。いずれも添え物のように(笑)。そういえばルーキーとしても、同期の「逆指名枠」能見の添え物だった。
入団後の体力測定でも、新人自主トレのランニングでもあまり良いところが無かった橋本だが、いざマウンドに上がればまったく関係なし。でっかい体をでっかく見せるゆったりしたフォームから、ぴゅっと直球を繰り出し、同じような強い腕の振りから、シュート回転しながら大きく曲がり落ちる「魔球」チェンジアップを放り込む。そして面白いように空振りを獲った。
特にシーズン前半、チームが勢いに乗っていく過程で、先発KO後のロング、ビハインドでの繋ぎ、下柳と球児の間、F?Jと繋いでいる間に大差がついた時の締め…まさにオールマイティの活躍だった。
基本的に割り切りの良い性格なのではないか。気が強いとは思えないが、緩急の投球に絶対必要な大胆さがあった。一時、疲れが出て直球が走らなくなり、変化球も切れなくなった。さすがにその時は大胆さが影を潜め、ストライクゾーンにボールを投げられなくなってしまった。そのあたり、年はいっていても、まだまだ体がプロになっていなかった。
投球の幅を広げるため、来年のキャンプではスライダー回転の変化球をものにしたいと考えているかも知れない。そこで二年目の落とし穴にはまらないことを願うばかりだ。まだ浅いうちから広さを求めず、まずは深く深く追究する姿勢の方が良いように思う。
左右低めに力のあるストレートを制球すること、チェンジアップのキレを維持し、ボールからストライク、ストライクからボールを自在に操れるようにすること。その辺に意識を集中してキャンプに望んだら良いと思う。

コメント

  1. 清原選手、オリックス入団会見&松井WBC辞退

    「優勝に貢献したい」清原が会見で“フォア・ザ・オリックス”決意(サンスポ) オリックス清原会見「もう一度優勝を」(スポニチ) >背番号が、讀賣時代と同じ「5」というのが気になる。 >自分は、西武時代の「3」が讀賣時代に「5」になったのが不幸の始まり(そ

  2. おかぼん より:

    正直、昨年の今ごろ、橋本健太郎という投手が来年の優勝に貢献するというようなことは全く考えてもいなかった。まさに「ジョーカー」的な働き( toraoさん流にいえば「金澤役」ですか)で、こと今年のVへの貢献ポイントは自由枠の能見投手より明らかに上でしたね。
    >そこで二年目の落とし穴にはまらないことを願うばかりだ。
    そうですよね。来年はまた一軍投手枠入りを巡って競争が激しくなるし、変に二年目を意識するあまり「一軍しがみつき投法」になってほしくない。
    あの風ぼうで、というと失礼だが、かなりクレバーな投手なので、そこらへんは「ひょいと」クリアできると思いますが…。

  3. 西田辺 より:

    日本代表とリーグ。
    天秤にかけられる代物じゃないと思うんだけどなぁ。
    NYY側から何らかの圧力があったかどうかは
    分からないけど、「何だよ?」って感じです。
    プロである以上、お金を貰っているチームとの
    契約が大事なのは理解できるが、そんな事言ってたら
    代表承諾選手した選手も納得いかない。
    彼の真意は違うところにあると信じたいけど。
    う???ん・・・・。

  4. いわほー より:

    「2005年の阪神タイガースを振り返る」のトラックバック企画で、「今年活躍したと思うタイガースの投手」の3名の中の一人に、私は橋本投手を挙げました。あくまで期待値との相対評価とはいえ、チーム貢献度はかなり高かった。花丸もの!
    あの飄々とした風貌から繰り出す、摩訶不思議な”魔球”と、意志の強さを感じさせるズバッとくる角度のある”直球”のコンビネーションは、見るものを惹きつけた。来シーズン、敵も研究してくるだろうから、それに備えた2006年版・橋本スペシャルを期待したい。

  5. torao より:

    to おかぼんさま
    楽をしようとしないでほしいなぁというのが橋本への要望です。苦労して苦労して、持ち玉の精度が上がれば、結果として楽に投げられると思います。クローザー狙って、久保田に挑戦状叩きつけて欲しいです(笑)。
    to 西田辺さま
    ヤンキースのオーナーは首尾一貫、「出るな」ですからね。「造反」となるかどうか、見極めていたのかな?こういっちゃなんですが、「○ツの穴小っちぇえっぞ!スタインブレナー!」
    to いわほーさま
    そうなんですねー、実は低めの直球が彼の生命線なんですよね。直球の角度。狙っても打ちにくい直球があるから、魔球いは手も足も出なくなるのでしょう。他はいらないですよ、直球の勢いと、コントロール!ああ、楽しみになってきた(笑)。

  6. BSミツルH より:

    (君は愛甲の…。プロ野球ニュース(!)で聞いたような気がします。誰のリポートか分かりません^^; その後、「三冠王にふさわしくない数字」と揶揄された後は、堂々とした数字で三冠王を取り直すという離れ業でしたね。すごい。)
    三冠王の王さんに「殿」はいけませんね。いまどき「殿」を(正式に)使うのはお役所くらいのものでしょう。「世界一」については大義を取らず実質を取ったような形でもありますが、そもそもMLBというローカルエリアで世界一を標榜していることのオカシサからも抜け出して欲しかったな?。結果として商業主義に回収されています。
    阪神タイガースが11?7でヤンキースを下したとき、その世界一はクラブチームによる世界大会の先触れでした…などというご愛嬌は別にして、橋本投手は悪い方へ悪い方へ考えて弱点を矯正しようとするタイプであったところ、新人のくせに(?)スランプに陥ってしまった経緯があるようです。ストイックすぎるのも考えもので…。でも、その後の割り切りは頼もしい限りですね。

  7. gavi より:

    こんにちは。
    橋本投手、あのキャラの地味加減がかなり野球選手として好みのタイプです。
    そのうえ、ご実家へはきっとチャリンコで行けてしまうような距離(だと思う)なので、地元意識もあってやっぱり応援してしまう存在。
    恵まれた身体をフルに活かし、長身投手しか出来ない上からの圧迫感で相手バッターを打ち取ってもらいたいです。
    ゆくゆくは、球界を代表するクローザーになってくれたら阪神ファンとして、地元民として、とっても嬉しいです!

  8. tacoco より:

    橋本投手と言えば、今年の新年、選手達の記念撮影会時の笑える記事を思い出します。
    選手一同整列し、「はい、チーズ!」の瞬間、「俺が写らないよ?」の叫び声。声の主は橋本投手の真後ろに陣取ってしまった赤星クンでした。身長191cmのハシケンなら170cmのレッドをすっぽり覆い隠すのも当然。これを読んだ時、橋本クンの大らかな性格を垣間見たような気がしました。
    開幕戦の大阪ドームで井川の後を受けたハシケン初登場を見ました。その大らかなオーラから、放たれた不思議な球は『「魔球」チェンジアップ』だったんですね。確かにカックイカッタですが。

  9. ヒロキ より:

    こうやってハシケン投手が活躍してくれるのを見ると、改めてドラフトでの指名順なんてあまり関係ないんだなぁって思います。
    それと共に、スカウトの重要性も痛感しますね。
    来期以降はどんな投手になっていくのでしょうか。
    将来が楽しみな投手の1人です。

  10. torao より:

    to BSミツルHさま
    51試合、防御率2.30、66.2回、67奪三振。80回で139奪三振という背番号22のモンスターのおかげですっかり霞みますが、あらためてハシケンの数字を見るとスゴい新人だといえますよね。新人といってもブレーク中の連中と同い年であることも大きく幸いしたでしょう。つくづく、彼らの年は大当たりだったということですよね。
    to gaviさま
    顔以外はなかなか派手ですよ(笑)。ってすっかりこのサイトではハシケンを顔でいじっちゃってますが、どうしてどうして味のある顔じゃないの。持ち玉からリリーバーと決めつけていますが、もちろんアマ時代は先発完投できているのだから、前で行かせるという手もあるのですが、これだけのリリーフ適性を見せられちゃうと簡単には回せませんね。
    to tacocoさま
    負けてから勝つ、今年のパターンは開幕戦から始まっていましたね。その負け試合でひときわ輝いていたのがハシケンのデビューでした。研究されて打たれる投手というのは、結局、ボール自体に問題があるということ。ハシケンは、ボールそのもので勝負できるはずなので、自分からドツボにはまらないように、まわりが導いてあげて欲しいです。
    to ヒロキさま
    ドラフトの順位って、中古車の査定みたいなもんだと思うんです(笑)。たとえば1000台くらいの車があって、値段をつけていく。すると「買う値段」もさることながら、買った後で「売る値段」も考える。実際、新人選手はすぐ転売したりはしませんが、結局「汎用的な値付け法」にのっとって序列をつける作業になるのでしょう。でも、「化学反応」や「出場機会」など、行くチームによってその選手が変わってくる部分も大きいと思います。ハシケンは、同じ世代の競争の中で、大きく化学反応した代表でしょう。タイガースに入ったことが良かった。逆に、自由枠の岡?捕手は、即戦力に近い存在だったはずが、今後ともどうだろうか…という位置づけにまでなってしまっていますもんね。でもそれも長い目で見ればどうなるかわからないし…。入るところまではスカウト、そこからは本人ですね。

  11. grayghost より:

    橋本投手のファーストインプレッションは、
    背が高いなぁ?と、カピパラに似てる(笑)
    身長がある分、ストレートなのに落差があって、
    体感速度はかなり早く感じるのでしょうね。
    そこに、チェンジアップが入るからききめがあるんだろうなぁ。
    6・26の4打者連続三振のイメージが強すぎました。
    あの時の状態をキープできれば、
    まだ新しい球を覚えることもないでしょう。

  12. ともやん より:

    松井の代わりにT赤星も候補に挙がってたようだが、タイプがちゃうやんとつい突っ込みを入れつつ、D福留が妥当かと。
    まあすんなり承諾するかどうかは?ですが。
    最強のベストメンバーを早く見てみたいなあ。
    ハシケンは贔屓目に応援してましたよ。
    今年の初め引っ越してきた所が日本新薬本社と目と鼻の先。
    すっかり気分は近所のおばちゃんですわ。
    藤川世代が変わらず仲良くそして競争意識があれば、しばらくは私たちを楽しませてくれると思っております。

  13. ブログ2周年おめでとうございます。
    毎日、濃い内容の更新恐れ入ります。
    ところで、自分のところで展開中のブロガーMVP投票ですが、パ・リーグは1つをのぞき拮抗しているものの、なぜかセ・リーグはカープファンの人がぶっちぎってます。
    >こんなとこくらいトップ取らせて下さい…(涙)
    という意見もありますが、ぶっちぎられるのも癪なので、ここにおいでも皆さんも、ぜひとも1票を
     ↓
    http://tigers44-31-16.seesaa.net/article/9537348.html

  14. torao より:

    to grayghostさま
    カピバラて…失礼な、似てるけど(笑)。投げる姿はキリンみたいですけどね。
    長身投手はそれだけで武器になりますからね、慣れるまでは。でもコントロールさえ良ければ、慣れてもなかなか打ちにくいと思いますよ。
    to ともやんさま
    今朝は福留できまりそうだという報道ですね。
    遅れて大ブレークの藤川もいれば、先発の軸になりそうな杉山もいて、パの新人王の久保も同世代。もちろん全日本を背負う松坂がいて…荒木大輔の活躍した年の子どもたちと言われていますが、確かに高校野球がいちばん熱かった頃かも知れませんね。すごい年代だ。
    to あさちゃん。さま
    ありがとうございます。えらい離されましたなあ。私の不徳のいたすところです(笑)。

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