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白熱のアジアシリーズ「準決勝」は、台湾代表ベアーズが進出。


これで決勝は、マスコットB・Bを擁するファイターズと熊対決になった。
面白い話を聞いた。渋いグリーンのユニがかっこいいラ・ニューだが、帽子のマークがなぜか「牛」。そのワケは、親会社がオシャレな靴メーカーで、牛革を扱うその会社のマークなんだって。だったら素直に牛で揃えれば良さそうだが、既に「興農ブルズ」があるからままならない。かくして「牛革を扱う熊チーム」が、日本の「豚肉を扱う熊チーム」と対戦することになったんだって(笑)。
「カベ」の話と「輸出」の話、どっち書こうかな。じゃ、カベにしよう。輸出はまたそのうち。
ポスティングでMLBに行く松坂と井川の共通点は「壁」だ。松坂は米行きを前に「想像できないような壁が立ちはだかってほしい」と言うカッコ良いセリフを発しているし、井川と言えば、そりゃもう「壁」だ。「初めての球宴で一人ぼっちで壁当て。見かねたヤクルト藤井がキャッチボールをしてくれる(井川伝説より)」(笑)。
かく言う私も子どもの頃、遊ぶ友達がいない時は、よく一人で壁当てをやった。人によって遊び方は違うのだろうが、私の場合は心の中で実況中継しながら夢中になってやった。「ピッチャー振りかぶって、第1球を投げました。ボール。第2球、打った、ショートゴロ、ショート捕って一塁送球、アウト!」これ、全部自分でやるわけ。投手として投げて、返ってきたボールが打球、それをショートとして裁いて送球、返ってきた球が返球で、一塁手になって体を伸ばして捕る。子どもにとっては、とても効率よい守備練習なのだ。
サッカーをやっていた友人にそんな話をしたら、やっぱり彼も「壁当て」が一番の練習だったという。強くキックして、トラップ、ループパス、ボレー、PKなんでも壁相手に練習したって。
いったいどこでやっていたかというと、自分の家のブロックべいだったり、団地の中にある公園だったり、放課後の校庭だったり、今では考えられないが、近所のヨソの塀だったり(笑)。もはや、そんなおおらかな家もないだろうし、放課後校庭を開放している所も少ないようだ。
さてソフトボールにはまっている私。スローイングの練習がしたくて、壁当てできる公園を探して近所をあちこち回ってみたが、ないもんだね。
「公園でキャッチボールを」という運動があるそうだが、塾や習い事で子どもも忙しいようだから、いつでも友達と遊べるとも限らない。だからまずは壁当てできる壁をたくさん作って欲しいね。サッカーやテニスも練習できるようなでっかいやつならなおけっこう。井川と同じように、一人で遊んでいれば、きっと一緒にキャッチボールやろうって声かけてくれる知らない子もいると思う。
ということで、競技人口を増やす、底辺を拡げるというなら、まず壁作れ!という話、おしまい(笑)。

コメント

  1. いわほー より:

    私が小学生の頃は、キャッチボール相手の「壁」には不自由しなかったものですが、今、家の周りを見渡したとき、気安くお相手してくれそうな「壁」って、見当たらないもんですね。なら、バッティングセンターみたく、キャッチボールセンターなんかを始めてみますか?キャッチボールマシンに向かってボールを投げたら、投げたコースに応じて「ナイスボールよ!」なんて声を返してくれたり、とんでもないボールを投げてしまうと「コラ!自分で拾ってこんかい!」と怒られたりして(笑)。
    そういえばプロ野球のブルペンキャッチャーって、通称「壁」と呼ばれてましたっけ。裏方に徹するその役割とはいえ、なにか悲しい響きに聞こえます。よく、打者は自分のお抱えバッティング投手がいたりするようですが、投手の場合、ブルペンキャッチャーに好みのようなものがあるんでしょうか?あまり聞いたことないですが。

  2. でんまん より:

    私の育った所は、工場地帯でしたので壁には困りませんでした。
    その工場の持っているグランドとか空き地で、毎日近所のガキ共と野球をやっとりました。
    今じゃ考えられない、古き良き『3丁目の夕日』世代ですw

  3. KEN より:

    僕は天井に向かってボール投げてましたね、いっつも。 父親とキャッチボールした記憶も無く、初めてグローブを買ったのは大学の時ですし。 当時のサークルの会長が「太ってきたから運動しよう」という頭の悪い目的で野球を始めた時にw チーム名は「大阪ダイエッツ」でしたw
    小学生の時は柔らかいボールでよく野球やってたなぁ。 公園とか、神社とか、空き地とか、その場所毎に誰それの通算ホームランとかありましたね。 もうそんな場所も、あんまり無いんですかねぇ。

  4. うちの家はトタンの壁でうるさいから壁あてができません。
    仕方ないのでテニスボールを廊下の壁に投げて遊んでいます(廊下の壁は頑丈)
    グローブが左の父のしかなくて買うのもなんだし悩み中w
    (逆が二つもあるのもったいないですよ;;)
    壁あてができる公園ほしいですね。
    うちの近所の公園もないように思うから。

  5. 西田辺 より:

    やりましたねぇ、壁当て。
    場所的に条件が厳しいですけどね。
    ・交通量(人、車等)が少ないこと。
    ・適度に壁も地面も平面
    ・壁がコンクリート(これが結構重要)
    小学生時代住んだ所の近くに山があり、落石防止用の
    亀甲型のコンクリートブロックを積み上げた壁があった。
    これが絶好の壁当て場。
    上に揚げた条件にもピッタリ(笑)
    捕球の良い練習にもなったし、ある日は山田久志、
    ある日は村田兆治にも変身できた(恥)
    そう言えば、街中に壁当て出来そうな場所って
    思い当たりませんね。
    少年達もジュニアやシニアの本格的なクラブに入らないと
    野球が出来ないのかな。
    気軽にキャッチボールや真似事すら出来ないとは
    何とも寂しいですね。

  6. しゅーた より:

    壁ね。ありましたね?。私の場合はブロック塀の6個の周囲にチョークでストライクゾーンを書いて、井川のごとく一人で黙々と「さぁ、原(G)の弱点である内角高めで打ち取れるか・・・」とか実況してやってました(笑)。壁が1mそこそこだったせいもあり、投球が高めに浮くと走って竹薮まで取りに行かないとダメだったんで低に投げる癖がついてて、低めのコントロールは今もよろしいです(笑)

  7. 虎右衛門 より:

    思い出すなぁ、去年のこと。
    私は去年、少年野球チームに所属してました。
    周りの子はみんな2,3年生の頃から野球をやっていましたが、私が入団したには5年生のときで自分は全くついて行けませんでした。
    キャッチボールもろくに出来なかったので監督に、「あっちの壁で壁当てして来い。」と言われ、一人寂しくやっていました。
    最初は体が半身になってボールをそらしたりトンネルしたりして、「こんな練習していても上手くならない。」とばかり思っていました。
    でも、だんだんボールの正面に入ることが出来てきて、ショ?トバウンドの処理も少しできるまでになりました。
    そう思うと、私の野球の始まりは‘壁’だったのかなぁ・・・?と思います。
    2年間で出来るだけ自主練をしてみんなのレベルに合わせる努力をして、試合にも出て楽しむことが出来ました。
    でも、今はバレー部に所属しています。
    野球に対して何か自分に弱さが出てしまって・・・。
    だからといって、今の部活動に不満はありません。野球を始める前からやりたかったスポーツの1つです。
    バレーを始めて、「野球をやってて良かった。」と思います。
    私は、レシーバーという仕事をしています。
    レシーバーは、ボールを正確に上げる役です。
    そのときに、ボールの正面に入らないときれいなボールは上がりません。
    今、私が試合に出れるのは、あの監督のあの一言、「あっちの壁で壁当てして来い。」が無かったら、試合には出てなかったと思います。
    だから、野球が好きです。野球が私の学び舎です。
    という私の過去です。途中少し脱線がありましたが、語らせていただきました。
    長々と申し訳ありませんでした。

  8. おりがみ より:

    バレーボール経験者です。1人パスよくやってました・・。壁に向かって、天にむかって。いつ終わるでもなく。遠い遠い昔を思いだします。突き指だらけの手、ひん曲がった右手の薬指はそのなごりです。
    30年後に虎右衛門さんがどんな風にふりかえるんかなぁ?と楽しみですが・・わたしゃそのころ生きてるのか??オホホホホ。

  9. タイガースポリマー より:

    「井川伝説」見ました。
    伝説… の数々、井川君マイペース過ぎ(笑)
    ちょっと私と似ている所もあったりして…
    外国人選手と親交を深めていた様子、もうその頃からメジャーが視野にあったのでしょう。
    同リンクに「新庄伝説」も!!
    ああ、こんな事あったなーって思い出しつつ懐かしむ私でした。
    アジアシリーズ終わりましたね。
    チャイニーズタイペイの好投手にまさかの…と言う展開でしたが自力がやっぱり違いました。
    ファイターズ(ファン)おめでとう。そして「ウラヤマシイよ(笑)」
    我々も来シーズンはこの時期まで心の底から応援させて下さいなタイガースさん!

  10. torao より:

    to いわほーさま
    私はフィールディングセンターが欲しい!(笑)
    ところで、「キャッチボール屋」という映画があるらしいですよ。
    http://www.bitters.co.jp/ball/
    投手は基本的に自分勝手だから、カベはなんでも良いのかも(笑)。でも、みんな裏方さんは大切にしてますよね。
    to でんまんさま
    子どもなんて、放っておいても勝手に遊びを考えるものって感じでしたね。本当は今でもそうなんだと思うんです。時間と場所と周囲の治安がそれを許さないだけで。
    to KENさま
    ああ、天井投げもやりましたね。というか、今もやります(笑)。
    子どもが平日遊べる公園はあるんですよ。遊ぶ子どもが少ないだけで。
    to かんさいやさま
    できれば刑務所のカベみたいな頑丈なヤツで遊ばせて欲しい(笑)。
    to 西田辺さま
    ああそうそう、サイドやアンダーの真似もよくやりましたね。もう本人は成りきって没頭してたから、ハタから見たらけっこう面白かったでしょうね(笑)。
    to しゅーたさま
    うんうん、よくブロック塀にストライクゾーン書いてあった(笑)。
    to 虎右衛門さま
    なるほど。カベ当ては本当に効率よく練習できますからね。
    私も少年野球から、当時の監督さんにバスケやりなさいと言われて転向したクチです。あんまり野球のセンスがないと思ったんでしょうね(笑)。
    そうそう本文にも書いたサッカーをやっていた友人は、サッカー雑誌の記者としてW杯の取材などもやっていたんだけど、今は小学校の教員。彼が言うには、最近サッカーをやっている子どもと、野球をやっている子どもを比較すると、スポーツ教育としては野球の方が良いのかも知れないと良く思うのだと。野球をやっている子は、投げる、握る、振るという、手や上半身の運動があるので、いろんな球技に応用が利くが、サッカーは、サッカーと走ることだけになってしまいがちだそうです。それに関しては他にもいろいろ面白い話があるのですが、サッカー教育にケンカ売るみたいになっちゃうのでやめときます(笑)。
    部活頑張れ!目一杯やれば、いろんな良いものが身に付くから!
    to おりがみさま
    ああ、バレー部さんもカベでやってましたね。バスケ部さんは、桜木じゃないけどまずはドリブル「ダムダム」ですね(笑)。
    to タイガースポリマーさま
    ちょっとした守備力の差、そして9イニング積み重ねることで現れる地力の差が、ベアーズとファイターズの差でしたね。

  11. masaka2 より:

    うう、いい話がいっぱい!キャッチボールしたいなあ。
    小さい頃、近所に野球のうまいお兄さんがいて、よく一緒に野球してくれたんです。
    天高くボールを投げてくれたり、思いっきり遠くに位置取りさせてノックしてくれたり。それを皆で奪い合うようにキャッチしたなあ。
    俺もあんなふうに遠くに投げたいな、なんて思いながら自転車で帰りました。

  12. 虎右衛門 より:

    ほぅ、そうなんですか・・・。
    他にも、人生の途中で違う仕事に転向する人がたくさんいるみたいですね。
    私は正直まだ野球の方が好きで、近所の小学生とプラスチックで野球をしています。
    でも、その公園も来年にはボール遊びが禁止になるとか・・・。(泣)
    少年野球を習っていない人もいるので、すぐに‘金属バットを持って学校でやる。’のは出来ません。
    寂しい。とにかく寂しい。みんなと遊ぶ環境が少しずつ減ることが・・・。

  13. 匿名 より:

    遅ればせながら(笑)
    >亀甲型のコンクリートブロック
    うちは丘陵の新興住宅だったので、近所の公園に亀甲ブロックの壁がありました。ああ、懐かしい。
    今草野球とテニスをやってますが、お互い参考にすべきところがあります。ピッチャーをやった後、なぜかサーブがよく入ったり…
    あと、内野の送球は、昔やってたラグビーのパスをイメージしてやってます。

  14. まつたか より:

    すみません。無記名でした。

  15. torao より:

    to masaka2さま
    そういう近所のお兄さんは憧れますよね。うちの近くにもいた!そういえばそのお兄さんにさそわれて少年野球のチームに入ったんだった。
    to 虎右衛門さま
    公園でボール遊び禁止になったら、みんなDSとか持ってきてやるだけの場所になってまうで…。
    to まつたかさま
    >あと、内野の送球は、昔やってたラグビーのパスをイメージして…
    ああ、コレコレ!送球が安定しない私、今一番試してみたいこと。ちょうどバットの素振りしている時に、思いついたんです。「あそうか、バットを振るのと同じように蹴り足に乗せた体重を下から順々にボールまで伝えてくるように投げたらいいんだ!」ちょうどラグビーのパスのフォームと一緒ですよね、下から下から。

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