清原への直球

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中止かと思っていたが、皆の願い通じて、オールスター第2戦 in 宮崎できて良かったね。


内野にも芝の張られた美しいサンマリンスタジアム宮崎。雨後で青々とした芝も、3万近く入ったスタンドも堂々。
新庄の「ファインプレー」に、魅せるためにわざとタイミングを合わせたと得意気に繰り返すTVクルーよ、そんなことは目の肥えたファンに任せておけ。ここはバカなふりして、新庄のショーマンシップを讃えるのがお約束。わかってないな(笑)。バックスクリーンに飛び込むシーツの同点HRに、フェンスに脚をかけ、金網を掴んでよじ登りグラブを差し出した新庄、オールスターの華。ゆっくり鑑賞させてもらった。
藤本MVPはないなあ…と思ったが、いかが?普段のヒーローインタビューは誰?くらいの話なら藤本で文句なしだと思う。でもちょっと、昨日の試合は違うな。一応、見ている方も、監督含めてやっている方も、打席を重ねる中での「賞レース」と、その前提になる勝利チームという観点でも見ているのだし、その試合を支配する存在感というものにも多少は配慮してもらいたい。もちろん、あの場面で決勝ヒットを打った藤本は立派、素晴らしい。でも、そのお膳立てをしたのがそこまでのMVP候補、シーツとアレックスだっただけに、またその後登場した藤川が球場中を魅了しただけに、藤本が「賞なし」だったとしてもまったく不思議じゃない、そんな感じの試合だった。
まあそれにしても、この日もうまいこと「筋書き通り」進んだこと(笑)。もし7回ウラ、パがC永川から1点取っちゃって、パ優位のまま試合が進んじゃうと9回ウラがなくなっちゃう。また8回ウラに藤川とクルーンの二人使いをしなきゃいけなくなるところ、永川一死三塁をよう踏ん張ったね(笑)。
8回ウラ、藤川はM今江とBs日高を打ち取って二死。今江は普通当たらない藤川の高めのボールをしっかりとしたスイングでファウルしていた。さすがだ…ん?ただファウルで逃げただけの選手をここまで褒めなきゃいけないって、藤川はどんだけ凄い投手なんだろう。いやでも歴戦の名投手の球を受けてきた古田に「今まで受けてきた投手の中で、まっすぐだけなら1番じゃないかな。トッププロの中でも、もうワンランク上という感じ」と言わせるんだから、そんだけ凄い投手なのよ。
清原に球児の速球が打てないのはわかっていた。もう球児はあの頃の球児ではないし、清原も実戦から遠ざかっていた時期があまりにも長すぎた。
初球、ど真ん中に構える古田のミットより、ややインハイに流れる。153km/h。清原、フルスイング空振り。「キヨ、打て!」と心から願う自分がいたことに驚く。
2球目、真ん中を狙った直球はシュート回転しながらインハイへ。151km/h。清原豪快に空振り。遠くライトスタンドから懐かしいメロディが聞こえる。ライオンズ時代の清原のテーマ。明るく伸びやかな曲調。どこまで成長し続けるのだろうと若さが眩しく見えた頃の清原の記憶。王の通算HR記録をはじめ、すべてのプロ野球記録を塗り替えるかも知れない。あるいは、長嶋以上にドラマチックにファンの期待に応える男になるかも知れない。そんな予感を抱かせた。
3球目、古田はミットを外低めに構える。アウトローで打ち取ろうとしているわけじゃない。清原が打てるコースにボールを誘導しようとしている。152km/h。なんとかバットに当たった。
去年、あの時。藤川と矢野のバッテリーは、清原に直球を投げられなかった。フォークを投げれば空振りを取れることがわかっていたから。もし今現在の藤川があのマウンドに立っていれば、フォークを投げるだなんて、考えもしないだろう。藤川にとって、あの清原との勝負が野球人生におけるターニングポイント。記録と記憶に残る名選手へとステップアップしていく。
—力一杯の直球を投げます。だからお願いです、バックスクリーンに、バックスクリーンを越えるようなバカでかいホームランを打って下さい。清原さん、お願いします—
藤川球児が心を込めて投げた4球目152km/hの直球は、いつものように美しい残像を伴って外角高めに伸び上がる。清原のバットは、そのボールの下を虚しく通り過ぎた。
投げる者、振る者、見つめる者…すべての願いは通じなかった。奇跡は起きなかった。ただ当たり前のことが当たり前のように、ただ現実になっただけ。その現実を見ながら、なんとも複雑な気持ちが去来した。清原、ナイススイング。

コメント

  1. メル より:

    宮崎で開催できて、よかったですねー。なんか陽が出てるのを見ただけでも感激でした。あの場面、なんか記念カードにできないもんですかね。
    オールスターはプロ野球ファンになってから3年連続で行っていますがほんとに楽しいです。今回は、帰宅してから録画でもう一度見直したくらいです。笑。神宮ではカープのスクワットが出なかったのが残念でした。
    球場前で犬のみっきー君がお散歩してたのを見たのですが、カープファン曰く「いつもそんなことしてないよー。」とのこと。犬もファンサービス!?
    MVPの藤本さん、これからもいい場面で打って下さい。とテレビに向かってお願いした昨夜でした。

  2. トロロ より:

    藤川と清原の対決。この先語り草になりそうだなぁ。
    しかし、相手が今江や日高だと役不足な感じが否めないですね。
    どうせなら各球団の4番バッターにブンブン振り回してもらいたいです。
    それにしても、審判カメラすごかったなぁ(笑)
    そういえば、そんな話題にかき消された巨人・阿部のミス・・・
    プロ(オールスター)らしくないプレーで残念でした。
    その前のエンドラン?といい、西岡と森本は良かったですが。

  3. ichiken より:

    なんか良かったすわ。
    キヨマーの三振。
    いや、三振の後のインタビューで、まじで「悔しい」を連発してたキヨマーが。
    なんかずっと気になっとったんですよ。「後は若いもんで…」みたいな、ここんとこずっとまとめに入ってるような清原の発言が。
    来年もう一回…。そうキヨマーが思う火種の一つになればな、なんて。

  4. まつたか より:

    ichikenさんに賛同します。
    野村さんのヘルメットを引き継いでいるのも何かの縁だと思います。「生涯一打者」として、現役にこだわってほしいです。
    そして、今後の交流戦、オールスターの名物のひとつとなればいいなあ。

  5. run より:

    藤本選手のMVPはないと思ってたので、
    MVPに決まった瞬間、我が家では大笑いでした。
    本当においしいMVPでしたね。
    でも運も実力のうちっていうし、後半戦もがんばってほしいです。
    オールスター二日間、藤川投手の投球見ただけでも充分楽しめました。
    伝説になるであろう投手をリアルタイムで見れているなんて幸せです。

  6. 幸運虎 より:

    登板を終えた球児のインタビューには感心しました。
    彼の野球に対する真摯な想いが伝わってきて嬉しかった。100点満点の回答でした。
    審判カメラ…素晴らしいですね。
    バッティングセンターで140キロのストレートを体験したときのような感覚。
    やっぱプロってすごいですね…( ̄∀ ̄;)

  7. NANCY より:

    アナ「MVPは藤本選手になりました。」
    高木豊「えーーーーー!」
    とは昨夜のフジ739のプロ野球ニュースにて。
    シーツ、アレックスどちらも甲乙つけがたく
    んじゃ、勝利打点の藤本にしとくか・・・・
    ってとこでしょうか?
    でも、あの場面できっちりお仕事したんですからご褒美はあってよいでしょ。(はい贔屓です)
    大嫌いな飛行機にもガマンして乗りましたからぁ。
    球児のアレの為に今回2戦とも録画しました。
    多分永久保存版になります。
    ここで燃え尽きずに明日からのナゴドも頼むよ?。

  8. 一虎ファン より:

    藤本のタイムリー、お見事でした(MVPに値するかどうかは、ともかくとして)。
    すごくリラックスして打席に立っていましたね。公式戦なら、絶好のチャンスでも目がおどおどしているのに。
    あとづけっぽいですが、ヒットを打ちそうな気がしました。
    今回のことが自信になって、後半戦ではタイムリーを量産してもらいたいものです。
    その言動がとかく物議を醸す清原ですが、彼の野球に対する情熱の熱さは誰にも負けないでしょう。だからこそ、無冠ながら、ライバルやファンの記憶にしっかりと残る、数々の名勝負やドラマが生まれてきたのです。

  9. 普段のひちょりのマメなファンサービス振りを知っているだけに、ひちょりにMVPを・・と思っていたんですが、とんだところに落とし穴が・・・(^^;)
    でもフジモンMVPもオチとしては美味しいかも・・。
    パフォーマンスって走攻守に手を抜かない選手にだけ許されるもんだと勝手に考えてます。
    新庄がひちょりを跡継ぎに指名している理由はそこなんだと。。
    >球児のストレート
    その美しさははかなくて、なんだか「ヤッター!」って手放しで喜べなかったりするんですよ。
    ただ、この美しい残像を目に焼き付けるのに必死で・・。

  10. yu より:

    球児のマジなインタビューに感動しました。
    「ほんとにHRを打って欲しかったし、自分も打たれてまた成長できることも
    あるのかなと思ってたので、またその時は真剣勝負で・・・、
    プロ野球やめるまでは真剣勝負で。」
    って言ってた球児を見て、「ああ、球児は現状に満足しないで、
    まだ高みを目指してして走り続けてるんだな」とその姿に感動しました。
    昨年の清原さんのあの発言から、よりストレートの磨きを
    かけたと言われてましたよね。まだまだ進化したいんですね、球児は。
    もう凄すぎます。

  11. 河内の虎 より:

    藤本はおいしいところもっていきましたね?
    >toraoさん
    清原との勝負同じこと考えてました。「球児のストレートをうって!」っという自分がいました。
    それより気になったことが1つ。清原を三振にとったあと球児がベンチに引き上げた時、みんなとハイタッチしていた姿がベンチのカメラで映っていました。
    画面奥から巨人の内海投手が手を一生懸命差し伸べたにもかかわらず、球児が気付かないで通りすぎました。その時の内海投手のなんとも言えない表情が、すごく印象にのこりました。
    さて、明日から後半戦。昨日改めて勝敗表など眺めているとすでに86試合。これから優勝がかかって手に汗握る試合になっていきますが、心のどこかで寂しく感じる自分がいます。明日からの中日3連戦、気合入れ直して応援したいと思います。

  12. 西田辺 より:

    昨日は審判目線カメラで、やっと球児の球筋が見れた。
    ありゃ、打てませんわ。
    リリースの瞬間、真ん中やや低めの感覚。
    (これは、以前toraoさんの解説でもあった、ベースに
    一番近く低い所でのリリースポイントの証明)
    で、昨日のサンマリンの内野芝生の切れ目辺りで
    加速しながら浮き上がってきて、ベースの辺りで
    胸の高さ、キャッチャーミットで目の高さまで
    来る。
    恐らくプロの選手でも経験のない軌道なんでしょうね。
    ピンポン球にスピンかけて投げたような浮力。
    改めて、涙の出そうな球でした。
    フジモンMVP・・・。
    まぁ、ASGのそれは、勝利打点とニアリーイコール
    ですから。
    個人的には稀哲・・・いや、何でもないです(笑)

  13. あーちゃん より:

    直球勝負!って、マスコミが持ち上げるほど面白いものだとは思っていないんですけど(どちらかというと、配球の妙とか美しい守備の方が球場で見てる分には楽しい)、キュージは別ですね。直球だけで絵になる。投げる姿が、そしてそのボールそのものが何よりも美しい。
    清原もそうでした。テレビの前のファンが彼をいくら罵ろうと、一度彼のホームランを生で見てしまえば、東京ドームで「とんぼ」を熱唱する人になってしまう。彼のホームランの軌道は、それほど美しかった。過去形になってしまうところが残念ですが。
    「生ける伝説」同士の対戦、しっかり目に焼きつけました。かなうことならば、全盛期の清原と今のキュージの戦いを見たかったですが、それはそのうち「パワプロ」かなんかで(笑)
    明日からは中日との首位攻防3連戦。気を取り直して、兜の緒を締めなおして、がんばろうね。

  14. hitomi より:

    昨日の試合はMVP候補が1人じゃなかったから、MVPは決勝打を打ったふじもんに・・・ってゆうのがわかりやすくていいんですかね??(^^;
    まぁおいしいMVPではあるけど、阿部が打てなくてその後きちっと打てたんだから、立派でしたよね。
    それにあの時のベンチの盛り上がりよう、凄かったし 笑。
    あれだけ野次られるMVPってのも珍しい・・・笑。
    球児 vs 清原の対決、見事でした。感動しました。マウンドでの球児の、なんとも表現しがたい表情もよかったです。
    蛇足ですが、すぽるとで今江選手が「藤川投手の直球を5回ファールするのが目標」って言ってました。
    何回ファールしたかはわかりませんが、ほぼ目標達成してましたね(^^;

  15. でんまん より:

    ひそかにポップフライを期待してたんは、ワイだけやろか? 笑
    キヨ・・・・何か引退の匂いがプンプン

  16. 酔虎伝 より:

     藤本は、美味しいグリコのアーモンドチョコレートを食べたような気がします。
     しかし、実力です。
    最近の藤本は、実際に打ち方が良くなっているからです。イチローの打ち方を見習えば、もっと良くなります。
     ペナントレースでも期待してます。

  17. kaleido より:

    記憶に残りつづけるオールスターだったと思います。
    個人的には、「当たらないだろうな・・・」と思ってみていた清原の打席より、「真芯食ったらどこまで飛ぶのか」とドキドキしながら見ることのできたカブレラ・小笠原との対決が興奮しました。
    清原相手はどちらか言うと、情緒的な見方になってしまいますね。
    今年は例年にも増して直球勝負の傾向が強かったと思います。
    そのとばっちりを食ったのが、昨日で言えば永川でしょう。
    雰囲気に流されてなかなかフォークが投げられず、直球でストライクが取れなくてカブレラに怒られ、追い込んでからのフォークで三振。またカブレラ憤慨(笑)
    永川といえばフォークなんだから、全球フォークを投げますよって宣言したらよかったのにと思いました。
    昨日は変化球がたった数球しかなかったという極端な配球でしたが、直球勝負だけという雰囲気になるのもなんか違うなぁ・・・という思いです。

  18. かにこ より:

    藤本があの打席に立ったとき「あかんやろ?」って思ってたんですけどタイムリー打って一人「藤本ごめん」って謝ってました(笑)
    あれだけでMVPとはおいしすぎますね。当分兄貴にいじめられるのは仕方ないでしょう。
    …みんなにいじめられるMVP(爆)
    背が高くないのに猫背はおよしなさい。
    清原が「参りました」って言ってなんかかなしい感じがしたんですよね。
    「次は覚えとけよ!」みたいな鼻息の荒さがないのが老兵のような気がしてしまいました。
    引退する新庄よりも清原の方が……
    明日からの中日戦ドキドキです。
    アレックスが調子づいたから怖いよう。

  19. より:

    テレビ中継はTBSのほうが上でしたね。審判カメラすごかったー。第1戦よりだいぶ見やすいオールスターでした。
    古田監督がインタビューでベンチ内の様子について「岡田監督と落合監督の微妙な会話がおもしろい」って言ってたんですけど、何話してたんでしょうね。そのあとベンチがうつるたびに見てたんですけど、よくわかりませんでした。ただ、二人のイス2つ分という距離にいろいろなことを考えてしまってました。
    藤本はしっかりちゃっかりおいしいとこさらっていきましたね。飛行機ガマンしたごほうびでしょう。
    そういえば球児って賞なしですね。これだけ日本全国で騒がれるピッチングしたのにね。

  20. あーちゃん より:

    2度目です。コメントつけてから歯医者に行って、なぜかある二宮清純氏の著書を読んでいて思ったんですが。
    かの稲尾氏いわく、オールスターで投げる時に一番気にしたのは、長嶋さんでも王さんでもなく、全パのキャッチャーであった野村さんだったとか。とにかく野村さんに打たれる攻略法を見つけられないよう、普段はしないクセを演技し、絶対サインどおりには投げなかったそうです。
    しかるに今回、「球界の頭脳」と言われる古田をキャッチャーに、一番得意な球を全力投球したキュージ。そして、それを許した岡田監督。
    きっと、キュージのボールは「球筋を見られたところで打てない」とわかっているんでしょうね。
    ……まさか、何にも考えてないとは言ってくれるな(笑)

  21. 3児の母 より:

    >何とも複雑な気持ちが去来した。
    同感です。一つの時代の終焉を見せられたかのように感じました。
     老兵は、去り行くのみなのか・・・
     屍を晒して猶、戦場に残るべきなのか・・・
    オールスター2戦を見終わって、例年にも増して讀賣サンとこの選手の影が薄かったので、思わず
    「強い巨人も、終わりかな・・・。」と、呟くと
    「えっ!?強い巨人?そんなん知らねーし。」という返事が息子(15才)から・・・・・。
    これがイワユル"世代間ギャップ”ってヤツなんですか?(苦笑)

  22. 今江の時と日高の時は、力んで高めに浮いていたが、キヨの打席では、勝負へ集中したのか、すっと、ストライクの高さに落ち着きましたね。
    かつて「ストレートなら何キロでも打つ」といわれていた強打者を、ストレートと解っていて、ねじ伏せた。
    別格の「球児の直球」に対して、このASGが打者にとってのターニングポイントになって、公式戦ではフルスイングしてくる打者がいなくなっちゃうかも。
    いや、星飛雄馬の大リーグボール1号に対してだけの練習を積んだ花形満のように(古?)、バックスピンを思いっきりかける「球児の直球」を投げるバッティングマシーンを開発させて、練習してくる猛者が出る方が面白いけど。(^^;)
    とにかく今は、全盛期の球児をみられることが幸せです。

  23. オールスター・ゲーム第2戰:全パ4?7全セ/ 藤本が美味しいMVP獲得!

    一番、印象に殘つたのは、8囘裏の藤川と清原の勝負。
    すべてストレートで清原を三振に仕留めた藤川。
    三振を取つた瞬間の笑顏がとてもよい表情だつた。

  24. いわほー より:

    いまが盛りの球児と衰えの目立つ清原の対戦。去年、決着済みのこの勝負、結果は見るまでもありませんでしたが、それらを超越してスピリチュアルな緊張感を生む清原には敬服します。あんな選手、当分は出てこないでしょうね。それだけに一年でも長く、現役を続けてもらいたいものです。
    今年のオールスター戦は、ええもん見せてもらいました。フジモンのMVPちゅうのも含めて(笑)。

  25. おかぼん より:

    マウンドが少し柔らかかったせいか,力んでいたのか,狙ったところより高めに上ずるような感じのした球児のストレート。かつて「本塁打厳禁」とグラブに刺繍した男が「ホームラン打たれたかった」というのは,実際正直な気持ちだったように思います。いろんなことがあったけど,06年のオールスターは新庄と球児の記憶だけが残りそうな気がします。
    ところでフジモンMVP。
    「千金の一打」という言葉がありますが,金1グラムって今だいたい2千円くらいなんだそうで,千グラムで200万,うーん計算が合う。下世話なコメントですみません(笑)
    今夜はtoraoさんのオールスター観戦に刺激され(?),「オールドスターのお祭り」を東京ドームで見てきました。モルツ球団対ワールドドリームス?というイベント。江夏?田淵のバッテリーや,代打川藤のバットへの酒(ビール)しぶき,達川選手の「当たってないのに死球アピール」など「お約束」があって楽しめました。59歳のシピンの二塁守備もよかったけど,でも何と言っても,56歳村田兆治の「剛球」はいちばん印象的でした。相手が,バース,ブーマー,デストラーデ,レロン・リーでしたしね。人間,トシじゃないぞなんて…ちょっと思った夜でした。

  26. zero-52 より:

    清原打て、ずっと思ってました。
    打てないとも思ってましたが(笑)
    ふじもとは、「僕でいいんですか?」って言うのかなと思ってたら、
    ずーっと素ぅでしゃべってましたね。
    そんぐらい、本人にとっても意外だったんでしょうか。
    んでもって私も、おかぼんさんと同じくモルツ野球を楽しんできました。
    ファンタジスタ初芝の守備が安定してたのが唯一の不満です(笑)

  27. torao より:

    コメントたくさんありがとうございます!
    to メルさま
    神宮、楽しかったですね。宮崎もそうですが、球場の雰囲気は本当に大切ですね。各球団ともまずは地道に球場に人を呼ぶことから始めないといけませんね。
    to トロロさま
    >どうせなら各球団の4番バッターにブンブン振り回してもらいたいです。
    あかん、球児の空振り中毒です(笑)。球児の球は、相手のプライドを刺激して振り回させる効果があるのですが、攻略法は今江や日高のように当てていくこと、特に今江のファール打ちは極めて有効です。後半戦、球児はその作戦にどう対抗するか。コントロールと変化球が求められる事態がすぐに来るでしょう。
    to ichikenさま
    その「悔しい」連発のココロがいまひとつ判断しかねるような気もします。「まとめ」の中で、どうしても打ちたかった…そんな風にも感じられて。でも確かに火が点いたような感じもありましたよね。
    to まつたかさま
    クルーンから打った逆転サヨナラ満塁HR。ああいうことをやってのける男ですからね。
    to runさま
    あらためて2試合の録画を見なおしましたが、テレビはダメですね。まあ良いところもあるけれど、オールスターは現地に限ります。お近くに来た際は、ぜひとも!
    to 幸運虎さま
    球児がずいぶんと聞かせるコメントをしていたのには驚きました。どんどん大スターになっていきますね。
    to NANCYさま
    実は、小さい体ででっかい仕事が藤本の持ち味なんですよね(笑)。
    to 一虎ファンさま
    何がいけなかったのか、いろいろ言うことはできるでしょうが、今となっては一本気な清原をもうしばらくは見ていたいと思います。
    to りさ・ふぇるなんですさま
    藤本はまさに落とし穴の大穴(笑)。ひちょりのHRはむちゃくちゃすごいテクニックでしたね。どちらかというとセンスのある右打ちを見ることが多かったので、驚きました。
    >…なんだか「ヤッター!」って手放しで喜べなかったりするんですよ。
    ひゃぁ…と、驚嘆し、うっとり眺める…。正しい鑑賞法だと思います。
    to yuさま
    オレのベストピッチを打ってくれ!そんな気持ちで投げた球は、どんなに打って欲しいと思っても打たれないような気がします。打たれなくても、そんな勝負をすれば成長はあります。
    to 河内の虎さま
    本当にね、こないだ始まったばっかりなのに、もうオールスターまで終わっちゃって、寂しいですね。
    to 西田辺さま
    センターからの映像から受ける印象とはまったく違うものでしたね。低めに決まる球も見てみたかったなぁ。
    to あーちゃんさま
    そう。美しいものと美しいものがぶつかりあうのが一番。美しさにもいろいろあって、それぞれをきちんと美しいと見てあげないとね。そして藤川の直球の持つ力は、何物にも代え難いです。
    to hitomiさま
    今江は6?7球ファールしたんじゃないですか?ほとんどが高めのボール球でしたから、本当にすごいことです。
    to でんまんさま
    キヨはどっちなんでしょうね。
    to 酔虎伝さま
    藤本は、低めの打ち方はここしばらく良いんですけど、高めの対応が良くないですね。高めをファールで逃げたり、叩くような打ち方ができるようになれば俄然怖いバッターに変わるんですけど…。
    to kaleidoさま
    自分の持ち味は出さないとね。球児とクルーンがもてはやされたので、腕に覚えのある人がひっかかっちゃいましたね(笑)。
    to かにこさま
    清原もまだまだファンを喜ばせることができるってわかったんだから、もうちょっと踏ん張って欲しいです。
    to 華さま
    >テレビ中継はTBSのほうが上でしたね。審判カメラすごかったー。
    フジの方はこわれちゃったんですかね?あのカメラの威力は凄いです。野球中継はもっといろいろ工夫できそうですね。
    to あーちゃんさま2
    オールスターが打撃戦になりがちなのもそこなんですよね。敵の捕手にいろいろと秘密を知られたくないってんで。特に野村氏がいたころのパは、野球屋さんの時代ですから、商売として秘伝だけは守るという姿勢でした。監督推薦となれば、まずほとんどの場合、自軍の捕手を入れますから、現在もその傾向は生きています。矢野は川上と岩瀬の球、受けましたからね。
    to 3児の母さま
    >「えっ!?強い巨人?そんなん知らねーし。」
    なるほど。弱い阪神も知らないワケだ。弱者の悲哀も学ばせてあげてくださいね(笑)。
    to ばかぼん父さま
    >…公式戦ではフルスイングしてくる打者がいなくなっちゃうかも。
    思いましたね。天敵森笠、今江のように、後ろを小さくパンチショットで反対方向にぶつけてこられるのが一番イヤですから。こうやってまた球児は進化するのかも知れませんけど。
    to いわほーさま
    DHという働き場所があるのですから、キヨには「長生き」して欲しいと思います。伝説の語り部じゃないですが、野茂や伊良部とガチンコやった人なんですからね。
    to おかぼんさま
    モルツ野球があるのは知ってたんですよ。いいなあ、楽しかったでしょう?今度は行ってみたいなぁ。
    to zero-52さま
    おお、zeroしゃんもモルツ行ってましたか。いいなぁ、いいなぁ(笑)。

  28. まつたか より:

    昔、山口高志さんの全盛期の球が今の球児に似た感じだったような。高めにズンと伸びる直球をどうしても空振りしてしまうような。
    確か2軍コーチ時代にヒントをもらったエピソードを読んだ気がするんですが。

  29. torao より:

    to まつたかさま
    そうそう。フォームから何から教わったって言ってたよ。

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