JFKと非JFK

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歓喜のサヨナラ初安打から一夜明け、勢いに乗って狩野をスタメン起用。


バックスクリーンへのHRを含む3安打、代打関本の左中間二塁打で、一塁から一気にホームイン。自慢の脚力だけでなく、最後は捕手のブロック、タッチをかわす走塁技術も見せた。リードもまずまず無難に務めたかな。二日間で「次期主戦捕手は狩野」「矢野と併用で使え」という「常識」を作り上げてしまった。こういう時は、ある程度一気に行くところまで行っちゃって欲しいね。今まさに大きなパワーを吸収して、信じられないほど伸びる瞬間。上手く使って、たくさん失敗させて、育てて欲しい。
ヤス、ナイスピッチング。次のステップに行けるぞ。行かせろよ!
チャンスに主軸が打てず負け。タイガースの勝ち方は、序盤中盤までにリードを奪い、JFKで逃げ切るというのが柱なのだから、先制機、追撃機をみすみす逃していては流れを掴めない。
それにしても、前日のああいう良い流れがあれば、もうちょっとこう脳天気な勢いに乗っちゃっても良いように思うのだが、どうもいかんね。ちょっとチームがおっさんくさいかな、おっさんが言うのもなんだけど(笑)。もっとお調子こいても良いんよ、こういう時は。
相木がビビって崩れたことは私としては不問。せいぜい強い気持ちで立ち向かえなかった自分の不甲斐なさを自問自答して、ステップアップしたら良い。
そんなことより、もうなんてーの、指針、方針、ポリシーなきリリーフ投手陣の起用方法に問題有りだ。JFKの格を重んじるのはOK。それは大賛成だ。同じようにベンチ入り投手を、まずはきっちり格付け、序列決め、性格分けして欲しいと切に願う。巡り合わせのある打順と違い、リリーフは自軍の思うように投入することができるのだから、マウンドに上がる投手がそれぞれ自分の役割、持ち場、出番というものを良く理解できていれば、自ずとパフォーマンスも良くなるというもの。
リリーフの持ち場を決める主な要素は、(1)耐用重圧、(2)耐用球数、(3)耐用連投、(4)殺傷力(5)安定度。使いすぎに注意しながら、ブルペン全体としての力を最大化するためには、もっともっときめ細かい配慮がなきゃダメだ。
JFK3人で7,8,9回を締めれば勝てる。しかしそれだけに満足せず、江草なり橋本なり、あるいは他の投手が、JFKの領域をヘルプできるくらいにレベルアップすることがチームにとっては大事なこと。もちろん、打撃の調子が悪く、JFKの出番が減る時は、逆に「非JFK」が苦しくなるのだから、久保田なりジェフなりがヘルプすることも必要。また若い投手、経験の乏しい投手は、少しでも各パラメータを向上できるように、場数を踏まさないといけない。
昨日なら、1点リードされた7回は久保田ではなく、中村泰か相木。前日のリベンジが目的なら橋本か江草でも良いが、連投連投の江草と久保田は、初めから「基本的に休み」でも良い日。もちろんJFKの投入は同点以上の状況からで十分。勝っていても負けていても久保田、悪い展開をなんとか止めてくれとスクランブルで出すのは江草か橋本。これでは個々の投手を育てることにもならないし、ブルペン全体としての力を向上させることにならない。
投手コーチングスタッフの仕事は簡単じゃない。ドラゴンズは森投手コーチがこの分野で天才的手腕を発揮しているという。はっきり言って、ドラゴンズとタイガースのこの一点においての比較は、一流と三流以上の差がある。
「最後まで諦めない」だけでなく、「ベンチ入り投手の活かし方」もしっかり学ばないといけない。

コメント

  1. みむ より:

    昨日の久保田投入の意図は1点差に追い付いた流れを継続させる意味だったと思います。
    確かにJFKの使い方については考えさせられるとこだとは思いましたが、サヨナラの後の試合で勝ちに行くのなら久保田投入でファン心理としては納得でした。

  2. いわほー より:

    日本一の岡田擁護を自認するわたしも、岡田監督の投手起用法に関してはいただけない。まさにtoraoさんのおっしゃるとおり、「JFK」と「非JFK」の使い分けに一貫したポリシーが欠如している。特にKの使い方が日和見的なのが気になります。特に今年のKは、全盛期を髣髴させる安定感あるピッチングを見せてくれるだけに、あまりに便利使いに走ってほしくないものです。JFに比べると、どうもその点が引っかかる。
    狩野はついに「矢野チャレンジシート」にシードされた感じですね。本当のチャレンジはこれからでしょうが、頑張ってもらいたいものです。オフシーズンの積極的な「売名行為(笑)」ぶりに、一番目を細めて期待していたのは岡田監督だったんじゃないでしょうか。

  3. おかぼん より:

    スタメン狩野の活躍を,観戦していた宮崎オーナーが「世代交代の象徴」と激賞したとか。
    >上手く使って、たくさん失敗させて、育てて欲しい。
    宮崎さんは,先日も歴代オーナーには例のないファーム観戦・激励を行うなど,戦略的若手育成にはきわめて熱心ですから,現場も十分その意を汲んで動かざるをえないでしょう。そうした試みへの意欲が高まるという観点からも,このゲームは意義あるものだったんではないでしょうか。
    いわほーさま>日本一の岡田擁護
    横レス失礼します。先日はお疲れさまでした。岡田監督には打線ならば85年という「理想型」があるというお話納得でした。投手陣,投手起用についてもそうした「理想型」があって,それと現実とのギャップが生じているのか,それとも特に理想があるわけではないのか,見ていてそのへんがよく分からないことがこのもどかしい気持ちの原因でしょうか。

  4. ばりす より:

    延長を見越すと、球児、ジェフの複数イニングを考えたとしても誰かが何イニングか行かなければならないので、
    追い上げた次の回、相手は上位打戦でもある厳しいところはムリしてもらって久保田、次の回の下位打戦は相木というのは理屈にかなっていると思いました。
    元々連投はあまりよくないのに久保田並に投げてる江草や二軍でも立ち上がりに四球を出すことが多い中村、最近状態の悪そうな橋本を選択しるのは辛いですし
    狩野ががんばっていい流れの大事な試合だと思ったので、ビハインドといっても勝ち試合に準じて久保田を使ってもいいかなあと。

  5. 西田辺 より:

    狩野、連日の活躍。
    以前から、狩野応援宣言を出している身としては
    嬉しい限り。
    「ね!ね!良いでしょ。狩野良いでしょ。まだ24だよ。」
    って、自慢したくなっちゃう(笑)
    まだこれから使えば色々失敗もするだろうし、
    弱点も研究されるだろうけど、めげずに頑張って欲しいし、
    使ってあげて欲しい。
    ベンチワーク&ブルペンワーク。
    実際どの辺りまで久保コーチに権限が与えられているかは
    分かりませんが、かなりこの辺りの稚拙さで落としてる
    ゲームが目立ちますね。
    打てない打線も問題だけど、シーズン後半にボディブローの
    様に投手陣崩壊ってな事にならない事を祈るだけです。

  6. でんまん より:

    横レス失礼。
    日本一の岡田擁護をいわほーさんにお譲りした、意気地無し野朗ですw
    おかぼんさん3連勝おめでとうございますw
    久保田起用法については、私も反省しております。
    曰く「球児は絶対リードの1イニング限定、久保田は同点でも3イニング位イケ?!」とか 笑
    >二日間で「次期主戦捕手は狩野」
    浅井が何年かかっても出来なかった事を 2日間でやってのけましたね。

  7. 良虎 より:

    狩野一人に昨日は興奮しっぱなしでした。
    正直、一昨日の勝利でもまだチームに対する不安感は拭えてなかったんですけど、狩野が見せた光がここ数日のネガティブ志向をふっとばしてくれましたよ。
    JFKといいますが、監督の中ではKはまだ同列に考えてないのかなぁ?と。
    JF>KE>H>その他
    ぐらいな感じでしょうか。
    するとどうしてもKEのとこで便利使いが発生しちゃうんですよね。
    F>JKEH>その他
    ぐらいに考えてくれるともう少し楽にまわせるんでしょうけどねぇ。
    まぁ極端な人ですから。
    いままで散々ジェフ・球児を使いすぎや!って言われたから、じゃぁ使わんわ!ってすねてるのかも(笑)

  8. 匿名 より:

    オカダカントク談
    「投手は、先発とJFKだけやないんや!」
    継投ミスに八つ当たり。

  9. OHAGI28 より:

     どうにも久保田を使いすぎているような気がします。3000球の投げ込みもしたし体は大丈夫、なんてベンチは思っているのかもしれませんが、疲労は確実に蓄積されていて夏場に戦線離脱なんてことにならないか心配です。
     相木の起用は下位打線、ビハインドという状況を考えれば間違いではなかったと思います。ただ、相木があまりにも情けない。ビハインドの場面ですら好投できなくては全く使いどころがありません。
     一番責任があるのは打線でしょうか。3回の得点機で犠牲フライすら打てずに無得点。特に、無死2,3塁を無駄にしたのは最悪です。狩野の連日の爆発が無ければもっと悲惨な試合になるところでした。

  10. もりや より:

     どうもです。
    「非JFK」に関してですが、緊張感のある場面で投げると、ストライクをコーナーに投げる事で精一杯になっている感じがします。何か「抑えなければいけない」という心理に支配されているのでしょうかね。
     「桟原・吉野」が失点後、直ぐに二軍に降格された現状を、「非JFK」は自分に当てはめて考えて投げてしまっている様に見えます。
    「失点したら二軍に落とされる」という雰囲気が充満しているのか、実績の無い投手が、接戦時に投げると、相手と勝負する前に、自軍のベンチばかりを見て投げているとしたら、かなりの病巣的問題を感じるわけです。
     打線の深刻レベルは緊急事態に突入したと見ているのですが、投手陣は早急に改善の一歩を進んで欲しいと思うわけです。

  11. オハラ より:

    3人入れ替えがありましたね
    高橋⇔藤原は当然としても、相木・橋健の降格は、いかがなものか。
    次もダメならそれでも仕方がないけれど、1度打たれると降格では余計萎縮してしまいますね。
    リリーフ陣を育てることです、4月は試運転と割り切ることです、勝負は8月からです。

  12. 有馬 より:

    じゃあ自分も岡田嫌いじゃない派として・・
    あそこでの久保田投入に不満は無いです。
    以前の7回球児みたいな感じで、流れをこちらにグっと引き付け、その後の打線の奮起を引き出したい作戦は賛成できます。
    次の相木も納得してます。それまでの相木は本当に良かったし、苦労してでも無失点でいける期待もあったと思う。そして課題のJFK以外の中継ぎ投手整備も進めなければいけないわけだし・・。
    ただ結果があんなになっちゃった・・。ここでの江草投入、これですよね。 これ、よく解らないです。これでいいかもしれないし、そんなんじゃダメと言われればそうかもしれないし。
    この点は自信ない・・。
    ただ今回相木が下に落ちたのには、少々不満はありますかね。岡田嫌いじゃない派ですが(笑)橋本は下で調整してきてもいいかもしれない・・どっちにしろ福原を上げないといけないなら、誰か下に行かないといけないんだし。
    まぁ、そんな感じで観ています。
    あとは無限の狩野性にかけたいですねぇ(笑)

  13. Salut より:

    でんまんさんの
    >浅井が何年かかっても出来なかった事を 2日間でやってのけましたね。
    まったく同意です。
    もちろん運もあるとは思いますが、その運を引き寄せたオフ&シーズンの過ごし方があるのは間違いないでしょう。
    ここ3試合の覚醒ぶりは、ゴルフで言うゾーンに入った状態のようで、どこかで終わるとしてもその印象度はすごいですね。
    一方、中継ぎ人が本当にピリッとしませんが、指針、方針、ポリシーなきベンチワークっていうのが私も影響してるように思います。
    まだまだ4月、あまり頻繁な入れ替えせず、腰すえて戦うってのが大事やと思いますが….

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