おもちゃは鍋のフタ

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三が日は終わったけど、まだ頭は正月モードだなぁ。さて、明日からは早起き&虎語りの「リハビリ」を始めようっと(笑)。


お年玉で買い物がしたいというのでチビをおもちゃ売り場に連れて行く。ナントカいうカードゲーム、大人気で売り切れ、チビ半べそ。
帰りの道すがら、子どもの遊びについていろいろ思う。もう私たちのころは、おもちゃが豊富にある時代だった。今で言うキャラクターものだとか、アクションフィギュアなんてものが出始めた頃だと思う。結果、同世代の人たちがオタク文化を築き上げているのだと思う。
私ももちろんそういうものに夢中になった時期もあったが、最終的にはスポーツに関心が向いて大半の時間を体を動かして過ごすことになっていく。
家人が現在の「企画された子どもの遊び」への批判を込めて言った。「どうせおもちゃを買ったって大事にしないですぐに飽きちゃうんだから、もう買うの止めて、鍋のフタででも遊んでたら?」
「鍋のフタをおもちゃに」ってのは慣用句なんだろうけど、ああ思い出した。昔、鍋のフタで遊んでたわ。今でもきっと売っている、木製の落としぶた。丸い板に、ゲタの歯のように細板が2本渡してあるもの。これを兄と二人手に持って、卓球のラケットの要領でピンポン球を打ち合う。羽根突きのように、下に落とさないように、ポーン、ポーンと続ける。これが面白くて仕方なくて、連日ずっとやっていた。
そういう思いつきの遊びに夢中になっているうちに、動体視力、ミートポイントの感覚、反発の力加減、反射の角度、飛んでくるボールの予測…そういう「球技の感覚」が自然に身に付いたのだろう。あれは良い遊びだったな。一代で終わらせてしまうのは忍びないぞ(笑)。
だけど一人っ子だからなぁ。しょうがない、鍋ブタ2つとピンポン球買って来て、相手してやるか(笑)。

コメント

  1. おりがみ より:

    とらおしゃん、今年1個目の書き込みがおもちゃについてがうれしいおりがみです。
    キャラクターものと日々闘っていますので。
    >鍋のふた
    2歳の頃、むすめは台所であわだて器やしゃもじやざるで遊んでいたです。
    保育所のコらもわざわざ買ったおもちゃよりも、保育士がかき集めてきたガラクタで想像力を駆使して遊ぶほうが集中したもんですけどね。
    今は・・・ちょっと大変な時代が来てますよ。
    キャラクターやゲームを全くやるなとは申しませんが、程度をわきまえて親がセーブしてあげないと、幼児期学童期思春期・・・後々つけが大変です。

  2. ごんたくれ より:

    あけましておめでとうございます。
    本日より会社へ出勤しております。
    うちは子供は5月誕生予定なのでまだ子供とのやり取りはわからないですが、来年の今頃は忙しくしてるんだろうなと思っています。

  3. 西田辺 より:

    >今で言うキャラクターものだとか、アクションフィギュア・・・
    仮面ライダーの電池で回るベルトとか、ミクロマン
    なんて言うのもありましたねぇ。
    確かに我々の世代も、物欲的には満たされた世代ですよね。
    でも最低限の想像力の育つ環境だけは、担保されていた
    気がします。
    今のポータブルゲーム全盛の世界では、周りの人間が
    相当気を付けないと難しいでしょうね。

  4. おかぼん より:

    >これを兄と二人手に持って、卓球のラケットの要領でピンポン球を打ち合う。
    昔、わたしが兄とピンポン球を打ち合ったのは、掃除機の筒(外して二つにしたもの)でした。いわゆる「ピンポン野球」です。子供用にセルロイドやプラスチックのバットのおもちゃも売られていましたが、身近にあるもので、長さといい反発力といいあれほど適切なものはほかになかった。今の掃除機の筒はもっと複雑な仕組みで重量がありますから無理ですが。六畳一間に座布団のベース、部屋にあるもの、どこに当たったら2塁打とか決めて、飽きもせずやってました。リアルな野球で、あのときのピンポン球ほど多彩な変化球は今だに見たことがないなあ。最も手軽に体験できる「魔球」でした(笑)
    子どもといっしょにWiiの野球をやってみたけど、やっぱり「球技」というより「ゲームの感覚」ですね。今度うちもピンポン球で遊んでみようと思います。

  5. やっぱりトラ! より:

    ガキの頃、道路を挟んだ向かいの家の塀にボールを投げてひとり野球を飽きもせずやっていたことを思い出しました。
    子供ながらにタイガースの一員となり甲子園で大活躍する自分を信じていたなあ。
    思い返すとなんと幸せな少年時代であったといい気分です。

  6. torao より:

    to おりがみさま
    やっぱり現場の方からしても戦わないといけないというタチのものなんですね。
    周囲の側の「みんなそうなんだからいいじゃん」という安易な気持ちがいけないなぁ…と感じている今日この頃です。みな同じ気持ちなんだから、戦わないとね!
    to ごんたくれさま
    それは楽しみですね!今年は大変だけど、嬉し楽しの1年になりますね。
    to 西田辺さま
    そうそう、ポータブルゲームがやっかいですね。まずあのうつむくような姿勢からしてそもそもいけません。頭を上げよ!世界を見よ!と言いたくなります(笑)。
    to おかぼんさま
    まあその手のこともよくやりましたね。たいがい親に「外でやっといで!」と叱られましたけど(笑)。
    この正月、Wiiを初めて体験しましたが、他のゲームに比べたらずっと良いですね。だけど、おっしゃるように別にそれでなくとも疑似体験ならいくらでもやりようがあるし、どんなにリアルな映像より、「妄想」の映像の方が素晴らしいんですから。本物の感覚を覚えるなら、ゲームじゃなくて「ごっこ」ですね。
    to やっぱりトラ!さま
    「壁当て実況中継」は、私も得意技でしたね。頭の中で、「ピッチャー第1球投げました!ストライク!第2球、打った、ショートゴロ、ショート捕って一塁送球アウト!」と言いながら壁当て。いやほんと飽きもせずずーっとやってましたね!

  7. zero-52 より:

    あけおめ。
    なんとかってカードゲーム、デュエルマスターですか?
    僕はポケカに続いて覚えさせられました。
    今では、何で勝ったかがわかるようになりました。
    家でやるピンポンはもう飽きましたw

  8. torao より:

    to zero-52さま
    ことよろ。年賀状が微妙にかぶってたのにワロタ。
    そうそう、まさにそれ(笑)。シールドをブレイク!ってやつね。まあまだ人とやる分だけいいかな。

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