塩谷"SALT"哲

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ドラフト指名者にそんな人いたか?と言われそうだが、今日はNOT虎ネタでスマン。


12/23は、重要行事である綱島ボブルヘッズ忘年会をお断りして、かねて予定していた「塩谷哲(しおのやさとる)プロデュース SALTISH NIGHT vol.XI」というコンサートを観に中野サンプラザに行ってきた。
この塩谷”SALT”哲というミュージシャンは、知ってる人はみんな知ってるくらい有名なのだが、当サイト読者の方にはぜひとも知っていて欲しい情報が2つほどあるのだ。
その1は、前にも言ったけどこの塩谷哲は私が高校3年間一緒に遊んだ同級生であるということ。
もう一つは1週間後…
(情報規制中につき削除!ごめんなさい!12/24 17:20)
(情報規制は12/30より解ける。要は絢香「Peace loving people ?スペシャル・ピアノ・バージョン?」で紅白に出演するということが言いたかった)
塩谷自身は以前にもオルケスタ・デ・ラ・ルスのピアニストとして紅白に出場したこともあるのだけれど、今回はそれよりもずっとずっと露出が大きいだろう。顔と演奏と名前が日本中に知れ渡るね。
さて、コンサート。音楽業界で数多くのミュージシャンのレコーディングやライブに参加している塩谷が、ピアノ1本で多彩なゲストたちと競演するという企画で、なんと今年で11回目。今回のゲストも超豪華。
「SALT&SUGAR」というユニットも結成しているシングライクトーキングの佐藤竹善はレギュラーというか相棒って感じ。抜けるような高音の響きが相変わらず良いね。個人的にはビリー・ジョエルのピアノマンが格好良かった。
その弟分という新人の岡野宏典というシンガーソングライターが良いよ。もうブレイク直前だと思うよ。「青春ポップ」という感じの楽曲と、強く伸びる声、来年注目だ。
そして今井美樹。ニューヒットの「年下の水夫」も妖しかったけど、やっぱり生で聴く「PRIDE」は痺れた。生は違うぜ。それとピアノ1本が良く合う歌手だね。
その「PRIDE」で見事なハーモニーを入れたのが、スターダスト★レビューの根本要。しゃべりが面白いので有名な人なんだけど、この日も冴えまくって、ドッカンドッカン(笑)。この日、笑いの神は、根本要とサンドウィッチマンに降りていた(笑)。
だけど根本要は歌えば凄いわ。そこまでのお笑いムードはどこへやら、高い音になってしゃがれてからの声のパワー。
「木蓮の涙」ピアノバージョン聴いてみ。泣くよ。いやあ、ほんと感動したわ。
その魂のシャウトがはまりまくっていたビートルズの「Oh! Darling」。それまでムーディーなバラードを歌い上げていたピアノが、まるで別の楽器になったように根本の声とともに唸り上げて、叫び上げる。塩谷本人は「ああいう曲が一番自分には難しい」と言っていたが、なんのなんのものすごいパワフルだった。個人的にはこの日は根本要にメロメロにされたな。
イベントのアクセントになっていたのが津軽三味線の上妻宏光。民謡の基礎をバッチリ固めた上で、新しい音楽との融合に挑戦している気鋭。ジャズサウンドに合うんだな、これが。そして青森出身の佐藤竹善が歌った「りんご追分」、ジャズピアノ、三味線とのマッチングが決まっていた。
挙げた以外にも素晴らしい楽曲目白押し、最後はイベントテーマ曲を全員で歌って、塩谷のソロピアノで締め。いやあ素晴らしかった。
聴いていてずっと頭の中に巡っていた言葉は、塩谷の「親和性」。音楽に対する深い理解と、高い技術は言うに及ばず。しかし塩谷の音楽家としての最大の魅力は、個性あるミュージシャンの細胞の隙間に、心地良く浸透していく能力だと思う。その個性はより潤いを増し、力を得て、主張を強める。塩谷自身の主張の無さと表裏一体ではあるが、特異な才である。
控え室でお疲れさま!を伝えた後、同級生仲間が集まって中野で飲み。途中で塩谷ファミリーも合流して、お疲れさんのカンパイ。2千人超のチケットが即完売する人気イベントの後で、主役を独占できる特権に浸りながら、夜更けまで楽しく飲んだのであった。
なお、このコンサートの模様は、NHKFMで来年2月に放送されるって、場内アナウンスがあったような気がする。
【参加ミュージシャン公式サイト】
塩谷哲
シングライクトーキング
スターダスト★レビュー
今井美樹
上妻宏光
岡野宏典

コメント

  1. はみ より:

    toraoさん、すごい同級生仲間をお持ちなんですね(改めて言うな)。なんか高校の文化的レベルが想像できて…
    また参加メンバーのすごいこと。放送時期が近くなったら、改めて告知してくださいませ。ウチはなかなかFMの電波が入らない家だけど、MBSを聞く事思えばどうってことないぜ!
    あ、そうそう、メリークリスマス。toraoさんの枕元に「胴上げ観戦予約券」が届きますように。

  2. tama より:

    おっと、今日は出身高校ネタですな。
    非クラシック音楽系バイオリニストに注目するあっしとしましては、1987年に金子飛鳥さんらが結成した「Adi」に参加されていたことから塩谷さんの名前は存じ上げていたのですが、なかなか生で聴く機会がなくて残念。どこか、小さいハコでやってくれないですかね。あ、でも「earth beat」のような雄大な曲を大ホールでフルオケで聴くのもよいでしょうな、たぶん。
    ところで、出身高校ネタといえば、サンドウィッチマンにわずかにおよばなかったトータルテンボスのモジャ頭じゃないほうはあっしの高校の後輩です(もちろん知り合いではない)。それから、ソフトバンク王監督が昨年胃がんを慶應病院でオペしましたが、執刀した藤田保健衛生大学の宇山教授はあっしの高校時代の同級生です(実は迂闊にも最近知ったネタ)。
    明日は大西順子でしょうか?…

  3. 源五郎丸 より:

    凄すぎて想像つかないですね、私には。。
    シングライクトーキングですか。実は隠れた大ファンでして。。
    Spirit Of Loveは私の中では稀代の名曲です。
    うらやましいです。

  4. torao より:

    to はみさま
    >toraoさん、すごい同級生仲間をお持ちなんですね
    はみさんもね!(笑)
    to tamaさま
    >…王監督が昨年胃がんを慶應病院でオペしましたが、執刀した藤田保健衛生大学の宇山教授は…
    これって、かなり凄いですよねぇ。
    >明日は大西順子でしょうか?
    違うブログになっちゃう(笑)。
    to 源五郎丸さま
    でもただ塩谷と同級生であるだけで、他の人とは誰も知り合いじゃないですから!(笑)