我がことのように

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クラシリパ初戦は2位マリーンズが先勝。


どちらを応援するということもなく見ていたのだが、いつの間にか「ホークス目線」で見ているのに気付く。まあおそらくウチも3位として相当なアウェー状態の中でやらなきゃならないという気持ちからだろうか。あるいは、H、Mともに日本シリーズでやられたチームなのだが、同じ次元で好勝負したHに対しては「同類の親しみ」を感じ、ただ深い悲しみだけを味わわされたMに対しては「癒えない恐れ」を感じるからだろうか。本当にどっちにも精一杯のプレーを期待しているだけなんだけど、「どうしたホークス」「どうした斉藤和巳」そんな感じで見ていた。
そうだよな。去年のプレーオフは、完全に「ただ」見ていたんだけど、今年はもうすぐそれを自分らがやるという前提で見ているんだな。だから恐ろしくてしょうがない。バント処理をあせって先制点を許し、さらに心が揺れるままに失点を重ねた俊介が、虎の選手に見えちゃうし、明らかにシュート回転してしまう直球に焦りながら、ストライクを取れない斉藤もタイガースの投手に見えちゃう(笑)。その一方で、懸命に走るベニーや素晴らしいセーフティバントを決めた西岡、なかなかアウトにならないマリーンズの各選手、さらにはまさかのタイムリーを打ったホークス的場など、活躍する選手は全部ドラゴンズの選手に見えちゃう(笑)。
力の均衡がグラッと崩れる時は、たいがいこういう弱気の心理にとらわれた時。試合が進むにつれて、尻上がりに調子を上げる渡辺俊介、当たりが出なくなるH打線、徐々に打席での重圧を加えていくM打線、決して逃げてはいないのだがその切っ先でひるみが見られるH投手陣。一つ一つの勝負において、そこにあるのはほんの僅かな差と違い。
さてそれが何なのか。それがわかれば苦労はしないよな。ただとにかく「短期決戦に弱い」という概念と戦わなければならない事態は避けたい。ホークスの野球は決して「短期決戦に弱い」という質のものではないと思う。短期決戦に特化したした戦術に注力していないかもしれないが、それが短期決戦での強弱に影響するかどうかもわからない。そんなことより「短期決戦に弱い」という言葉が意識に刷り込まれることの方がよほど恐ろしい。
クラシリという形がいつまで継続されるかはわからないが、ポストシーズンという考え方は今後も廃ることはないだろう。07季、好発進して「短期決戦に強い虎」という成功体験を得たいものだ。イメージは今季9/7の東京ドーム。ソロHR攻勢にシングル&重圧四球で徹底抗戦したあの試合。あれをできるチームが決戦に弱いはずないんだから!

コメント

  1. DAI より:

    いや、本当に申し訳ないです。昨日も知り合いと話していたのですが、過去のプレイオフ獅子鷹戦、鴎鷹戦、はまさに頂上決戦って感じだったのに、今年はそういう気がしないと言われて、実は自分もそんな気がしてみてました。
    今の鷹は、正直、頂上決戦が出来るほど強くない、そういう感じです。
    和巳は、147キロ、今年初めて全力投球をした後、肩をおかしくしてました。
    手筋としては、何一つ間違えてないんですけどね。それでも負ける、ということは力負けです。

  2. x_x より:

    私も「Hがんばれ」と見ていました。
    南海は地元の地元だったし、大阪球場にも見に行ったなぁ?なんて、旧友がんばれって感じで見ていました。
    王監督は試合前「うちには失うものがないから…」ってコメントされてましたよね。
    その心構えいいな?、虎たちもこの気持ちでがんばればいいと思いました。
    でも3点先制して失うものができちゃうと、気持ちが揺らいでしまう。そして失点。
    技術だけでなく、精神(心・気持ち)的にもプロでいなければならないというのはむづかしいことなのですね。
    余談ですが、ロッテの応援って、サッカーの応援みたいではありませんか?
    私はサッカーの応援(声?・音?)が苦手です。
    ずーっと一本調子のホイッスルと「ウーッ」っていうのが耳鳴りみたいで苦手です。
    やっぱ「わっしょい」がええなぁ。

  3. メル より:

    今更ですが、日曜は神宮行ってきました。ビジターラストのカープのファンサービス、阪神も見習って欲しいと思いました。
    クラシリパはラジオで聞いていました。私もやはり気持ちはホークスの応援でした。そりゃ、霧コールドの仕返しにも行きたいけど、その前に「3位チームでも勝ちあがれる!」という手本を見せてもらいたくて。昨年は西武ドームまで行ったのですがさすがにマリスタは怖くていけません。パがどんな結果であれ、土曜にはナゴドに向います。それにしてもなぜに土曜?はじめないのかクラシリパ。

  4. 一虎ファン より:

    一応、「かかってこいロッテ」ですから、ロッテの先勝は望むところでした。が、やっぱ怖いパンタロンユニ。二度リードされたのに、ひっくり返すなんて。
    それにしても、ソフバンの一戦目先発投手は難しい選択でした。

  5. とらぽるた より:

    もうすぐクラシリパ第二戦が始まる。
    M先発は安定感抜群の小林宏。
    成瀬(16勝1敗、防御率1.71 信じられない!)もいるのにね・・・。
    H先発は「毎度毎度進歩がなくてごめんなさい」と我が虎打線が謝り続けている杉内。
    こちらも球界屈指の左腕和田が控えているし、名前も出てこんけど新垣だっている・・・。
    ウッウチだってね! 安藤、下柳、上園の超強力三本柱だぜ!
    えっ安藤は何かあって第一ステージの登板は微妙だって?
    ははは大丈夫!ウチの投手陣は層が厚い。ボギー、杉山、能見、ジャン(もういない!)誰が出ても遜色ない!(遜色ないといえばそうだが・・・)
    何だったら江草、渡辺、ダーウインの先発だっていける!
    久保田先発のウルトラCだってあるぞ!!
    いいかん!なまじ間があるといろんなことを考えて夜も眠れん。
    そういえば最近虎系サイトに藪さんの名がちらほら・・・
    5、6回まで完璧!7回あたりで突如炎上のガラスのエース。今最も期待される投手像やね!
    ほんと今どこで何をしているのだろうか・・・

  6. 西田辺 より:

    やっぱり03年の事があるんで、鷹には一方ならぬ思いがありますね。
    ま、当方も他人に頑張れよと言える立場じゃないんですけどね(笑)
    逆に「お前の方こそ頑張らんかい!」と言われそう。
    斉藤の今年のもどかしさをぶつけたい気持ちが分かるだけに、昨日の内容は残念だったなぁ。
    もう一度彼にはチャンスをあげたい。
    去年尽き果て崩れ落ちたあの舞台でのリベンジを見たい。
    「短期決戦に弱い」
    そんな概念は自分達で吹き飛ばせ!
    宮崎に行ってる君達!君らも一緒だよ(笑)

  7. 威虎児 より:

    とりあえず先発は2人。3戦目のことは第1戦終わってから考えたらよろし。調子がエエとか、球が走ってるとか、そんな次元ではなく、とにかくその時になって妙に落ち着いてるヤツ。度胸の据わってるヤツを頼む。打つほうは、案外行きそうな予感。中型の花火くらいは。クラシリなんか・・とか何とか言うてたけども、いま全国あちこちで、いろんなメディアを通して、やっぱりタイガースが一番もりあがってるよ。

  8. torao より:

    to DAIさま
    斉藤は肩をやっちゃったんですか?それは無念でした。
    すぐには追い越させず、再びリードをとったところなどは、さすがに心の強さを感じましたよ。傍目にはやはり強いチームです。ファイターズにも大きく勝ち越しているんですからね。
    今日の決戦、ドキドキです。
    to x_xさま
    技術と精神はほとんど一体のものだと、こういうギリギリの勝負を見ていると感じます。
    そうですか?マリーンズの応援が一本調子だとは思わないなぁ。もちろんものすごく統制がとれているところなど好き嫌いはあると思いますが、選手たちの力になっているのは間違いないし、とにかく凄い迫力です。
    まあ私ももう少しユル目な方が気が楽で良いかな(笑)。
    to メルさま
    カープ球団とカープファンによる古田引退試合の演出は伝説になりそうですね。
    適切かどうか疑問ですが、このファンだからあのファンサービスであり、このファンサービスだからあのファンなのかも知れませんね。
    to 一虎ファンさま
    トラウマって恐ろしいですよね(笑)。
    to とらぼるたさま
    ああ、もし今全盛時の藪がいたら年間何勝するでしょうね、そういえば(笑)。
    to 西田辺さま
    どうやら自分たちで吹き飛ばせたようですね。
    ちなみに二度ずつ日本シリーズで敗退したTもDも、決して短期決戦に弱いチームだとは思いませんよ。ああ早くセも始まらないかなぁ。
    to 威虎児さま
    そうですよ!楽しまないと損ソン!今年の野球の総決算、お祭りなんですから!

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