かくさしゃかいにまけるなよ

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宮崎オーナー代わっちゃうんだ。かなり情熱的な人だったから、ちょっと残念だな。


電鉄トップではない人が球団オーナーになった特殊な例だったから、そういう意味での期待感もあったんだけど。これで久万長期政権以後は、手塚、宮崎、6月からの予定である坂井と、短期的にオーナーが代わる。阪急との経営統合による過渡期だったということかな。
土曜の試合は雨で中止。日曜の先発は岩田のスライドが伝えられている。杉山は自分の雨だけじゃなくて他人の雨まで引き受けなきゃいけないから大変だよなぁ(笑)。
少し前の記事だが、選手会が選手年俸のデータを発表していた。サンスポより引用

中日、阪神、ソフトバンクが初めて平均年俸5000万円の大台を突破。9年連続の巨人と合わせて4球団で“勝ち組” を形成している。昨年は前年4位と低迷して大幅ダウンとなった巨人は、リーグ優勝効果で4年ぶりに平均年俸がアップした。今回の金額には6人の外国人は含まれておらず、それも合わせれば50億円を超える。
 一方で黒田が米大リーグのドジャースに、新井が阪神にFA移籍した広島は2000万円を割り込んだ。1993年のFA制導入以前の水準に逆戻りしたことになる。昨年参入3年目で4位と躍進した楽天は、4年目で初のアップとなり、平均年俸でも“最下位脱出”となった。

ここでも格差社会か。既得権、地域、身分…確かに「格差社会」という言葉に込められた、「アンフェアな構造」というものが現在のプロ野球界にも存在している。「悪平等」ではまずいが、12球団による共同事業という認識を持って、利益を最大化する改革は絶対に必要である。
ただしこの格差社会は、そういう悪い面がありながらも、まるっきり夢も希望もないというわけでもない。丸いボールと丸いバットという偶然性の高さ、戦略の多用さのおかげで、野球という勝負は、安い選手たちの寄り合いでも勝つチャンスが十分にある。
それは選手年俸が格段に低いと伝えられているカープやイーグルスが、どん底をなめているわけじゃないことを見てもわかる。
特に今はまだスターとは言えなくても、ひょっとしたら将来のスターになる可能性を感じさせる、そんなイキの良い若手選手は、ファンをワクワクさせる。そういう選手が活躍できるのは、すでにスターがたくさんいるような高額年俸チームではなく、どちらかと言えば安いチームの方なのだ。
そしてそういう若手が実力をつけながら、チーム自体も強くなっていくのを見るのは、ひょっとしたらファンにとって一番楽しいことかもしれない。今思うと02?05年のタイガースにもそういう部分が大いにあった。
一方で高額年俸で戦力充実、成績もそこそこ上位に安定している球団のファンが、そのことで大いに満足しているのかといえば、必ずしもそうとばかりは言えないというのもある。もちろんそれはファン同士のヨタ話のレベルではあるけれど、Tファンにせよ、Gファンにせよ、Dファンにせよ、Hファンにせよ、ベテランの不甲斐なさに常に憤慨しているし、他球団の若者が伸び伸びハツラツ活躍しているのを見ると、なぜウチの若手は育たん!とイライラを隠さないのである(球団によっていろいろ程度の差はあるけれど。ちなみに今季のGの場合は比較的若手を使って、活躍している方であるが、それは昨季のT同様、あまりにも故障や不調の選手が多いことに起因する。つまり望んでやっていることではない。聞くところでは二軍選手の合計年俸が20億を超えたとかなんとか…)。
チームの成績が良ければ良いが、少しでも悪くなれば、それだけ金を使って、ちっとも強くならないなんて何をやっているんだ!ということになる。
「バランス良く」というのが結論なのかも知れないけれど、ひょっとしたら何がどうでもファンというのは満足しないのかもね。
私が子どもの頃は、関東でも全国でもプロ野球が大人気で、どこの球団のファンであるかは男子にとってけっこう重要なアイデンティティであった。当時からTVは巨人セントラル一辺倒。パも今よりずっと京阪神に集中していたから、地元を応援するというムーブメントはなかった。私の周辺では、圧倒的多数が一番有名で、いつでもTVでやっているGに流れ、ちょっとひねくれた者が他球団ファンに回った。
私も軽くひねくれていたためTファンになったのだが、もし今関東で野球好きの子だったらどの球団を選ぶだろう。まあ子どもの動機ほど意味のわからないものはないので、なんとも言えないが、G、Tは選ばないような気がするんだよなぁ。

コメント

  1. 西虎 より:

    3連敗を阻止するために、やっぱり岩田を投入ですか。横浜相手だし大丈夫だと思いますが、最近の安藤のように疲れが心配ですね。開幕からローテを守っているが経験がないし今日は連敗ストッーパーってことでプレッシャーがかなりかかるのでわ。野口のダイナミックな配球に期待!後はジェフの復活に期待して今から応援に行ってきます。

  2. L in ナゴド より:

    私はガキの頃母親に西武百貨店で、YGの帽子にNHのエンブレムを付け替えてもらったのが自慢でした。やっぱ、ひねくれもん!ですね。ところで何で今、HTなんですかね?
    タバコはやめたのに・・・

  3. ジジィ より:

    結局、雨で被害被るのは杉山ですかネェ(笑)
    私も、今子供ならTは選んでなかったでしょうね。多分、楽天ファンとか(笑)
    ここ数年、関東でも(Tファン)がコソコソしなくていいのはうれしい事ですが‥‥
    G化だけは避けたいですね!

  4. 西田辺 より:

    1週間のご無沙汰でした。
    何処にどんなお金をかけるか。
    洋の東西を問わず、選手の年俸総額が必ずしも絶対的な優位を
    作り出すわけではないと言うのは面白いですよね。
    >子どもの動機ほど意味のわからないものはないので
    私の小さい頃、家の中にG・Dと何故かサインつき阪急
    キャップとあったが、Tがあった記憶はないなぁ。
    親父も阪神ファンの癖に(笑)
    何で今虎ファンやってるのか明確な説明はできません(笑)

  5. はみ より:

    そういや、野球帽かぶった子供って、野球場周辺くらいでしか見なくなりましたね。
    私も極めてヒネクレたコドモだったので「盟主」を名乗るチームにケッと背を向けて「ライバル」の応援始めたクチです。
    そういう性格なので、いま野球見始めるんだったらタイガース・ファンはやってないだろうなあ。とくに関西在住だったら…

  6. すたん より:

    杉山、今日の試合は投げると思ってたのに(笑)
    いくら雨男だからといって、岩田のスライドで登板流れるなんて・・・
    杉山、厄払いに行った方がいいかもw
    今日は、去年のような継投逃げ切りな勝ちでしたね。
    ウィリアムスも戻ってきて万全な投手陣。
    渡辺、江草、JFKだなんて贅沢ですw

  7. やっぱりトラ! より:

    相当に天邪鬼であったけれど一番身近にプロ野球を見ることができた甲子園…阪神ファンは当然の成り行き。
    幸せモノだ。

  8. 岩国の虎 より:

    阪神を愛して50年
    私は戦後山口県の大島(瀬戸内海の小島)で生まれる。
    子供の頃の遊びは、家の周りの空き地での野球、相撲、缶蹴り、縄跳び 等
    相撲は 栃錦、若乃花、朝潮が好きな人が多かったが、人と同じでは面白くない。 
    反骨精神旺盛な私は小兵で相撲巧者の鶴ヶ峰を応援。
    プロ野球は巨人や西鉄が好きな人が多かったが、私には好きなプロ球団はなかった。
    人が好む巨人・西鉄・広島(地元) はなぜか好きになれなかった。
    そんな時に全国高校野球大会で、前岡投手(新宮高)の活躍がラジオで流れる。
    左腕から砂を噛む剛速球、懸河のドロップで三振の山、弱小チ?ムを甲子園に導いたヒ?ロ?
    強打の4番打者等の放送に聞き惚れる。
    前岡の活躍も空しく新宮高が敗れた数日後に前岡投手大阪タイガ?スに入団の新聞記事。
    そのユニホ?ム姿(初めて見る縦縞)が気に入り阪神ファン(小学4年生の夏)になった。  
    小学5年時には12球団全選手の名前を漢字で書けたし、阪神選手の身長、体重はもとより
    出身高校や経歴、実績等を調べたものです。
    阪神にかける情熱を勉強にかけていたら今頃は!  残念でなりません(笑い)

  9. まーちゃん より:

    私が子供の頃、サンテレビでは洋風チックなマイナーなアニメがやっていて、それを見た流れで阪神戦を訳も分からず見ていた、Tファンになったのはこれがきっかけだと思う。子供向け番組を利用したサンテレビの一種の洗脳だった?

  10. けい。 より:

    阪神ファンになったキッカケか?。正直、正確には覚えとりません(笑)。
    でも、皆さんもそんな感じなんですね?。
    私自身は千葉の生まれなのですが、父親が大阪出身の阪神ファンで。
    85年の快進撃のとき、小学生だった自分はわけもわからず父と一緒に毎日テレビに
    かじりついて、応援していた記憶があります。
    で、一度愛着を持ってしまうとなかなか宗旨替えできないもので(笑)……。
    今日は岩田から渡辺→久保田→ジェフ→球児と、まるで興行のような豪華リレー。
    これに江草、能見、阿部といるんだからホント贅沢このうえなしですね。
    他球団に申し訳ないくらいです。
    今岡は、1本のタイムリーで満足しちゃってる感じがするのは私だけ?
    かつて強肩好守だった姿はどこへやら、逃げ腰守備が今日も見えましたし……。
    北陸シリーズでは、葛城や桜井、狩野ら控え組に、もっと活躍の場をと祈っております。

  11. 奥虎鳳 より:

     福島県に生まれついたが、小3の昭和48(1973)年、トラキチ人生を始める。小学生男子たるものプロ野球に関心持たずして何するものぞ。推定約1割が贔屓球団無し、讀賣が8割、他1割が他11球団のどこか(><)マジック1まで優勝に近ずきながら、讀賣に9連覇を許す。クラス中から晒し者扱いを受けながらも、孤立無援の中で、トラキチを貫き通す。天邪鬼?みんなと同じは嫌だった。仇役に強く肩入れする。
     藤田平に憧れ、阪神入団を熱望するも、クラス対抗ソフトボール大会の先発に漏れ、小4で阪神入団を断念する(TOT)甲子園でも、鳴尾浜でもなく、母校グラウンドで阪神球団首脳陣に成り代わって、クラスメイトに不合格を突きつけられる。
     高校卒業後の昭和58(1983)年春、神奈川へ出る。阪神を応援してる人があまりにも多いのに驚く。昭和60(1985)年10月16日、21年振りとなる優勝決定に立ち会うべく神宮球場へ向かう。『絶対に泣かない』と固く決心していたが、不覚にも川藤の胴上げ時に涙腺が切れる。生涯の酒の肴を手にする。
     先月の横浜戦観戦後、神奈川&東京のトラキチと酒宴。『もし、関西に生まれてたらやっぱりトラキチになってたかな?』の話題に。一同『おまえはパ・リーグ、恐らく近鉄だよ』と。現在は栃木県在住。

  12. toyo より:

    ひねくれ者?
    車TOYOTAじゃやないし?
    ビールもKIRINじゃないし?
    携帯もドコモじゃないし?
    家電もパナじゃないし?(上新じゃなくヤマダです泣)
    キャンデーズもランちゃんじゃないし?
    一言で、判官贔屓、日本人の悲しい性(サガ)
    でしょうか?
    バルちゃんの初安打に、寛美の微笑み(汗)
    スタメン近いかな
    関本!今岡!奮起だ!

  13. 熊虎 より:

    生まれ育ちは熊本。周りはおよそ95%巨人ファン。恥かしながら(?)王選手の世界記録で手に汗握った記憶あり。
    小学生の頃法事の後の飲み会で虎キチの叔父に「江川事件で巨人がどれだけ汚いか!」の薫陶を(絡み酒?)受け、折しもさんまのデビュー当時小林の真似が一世を風靡(?)していた時代・・・。少ない阪神情報を求め、よくプロ野球ニュース見て夜更しして叱られたモンでした。
    南海・阪神好きで関西の大学受験するも失敗。それでも関西に就職し2003年の優勝をライトスタンドで見届けて帰郷。
    人生を阪神に振り回されてます(笑)。ちなみに宝物はホークスの故杉浦監督のサインと去年雁ノ巣で赤松・中村泰にもらったサイン(涙)。
    オジサンホイホイ(交流戦での南海ユニ復活)に内心ソワソワしています。。。歌える応援歌は六甲おろしだけじゃあないもんねぇ。
    アイデンティティ?そりゃそうよ!

  14. とらぽるた より:

    私も昔話をひとつ。
    巨人3連勝の後、西鉄奇跡の4連勝の日本シリーズ辺りからプロ野球を聞き始めていた。
    あの年のオフ、ゴールデンルーキー長嶋の三冠
    王を阻んだ首位打者田宮が、今で言うFAで大毎へ移籍した。
    看板選手に逃げられた可哀そうなチーム「阪神タイガース」、これが阪神を意識した初めかな。
    翌シーズンのキャンプ便り、新聞に載った小さな写真に心ときめいた。
    背番号11をつけた新人投手の力感あふれる投球フォームからはただならぬオーラが出まくっていたから。
    決定的だったのが、巨人対阪神の天覧試合だ。
    藤田・小山のエース対決。試合展開は今でも覚えている。
    小山のタイムリーで阪神先制。
    長嶋、坂崎のHR攻勢で巨人逆転。
    藤本のHR、三宅のタイムリーで阪神再逆転。
    7回、高卒ルーキー王のHRで巨人同点に追いつく。
    阪神この回、エース小山から新人村山へリレー。
    村山、鬼気迫る力投を続け、9回裏ライバル長嶋を迎える。
    村山渾身のストレートを長嶋フルスイングで左翼席上段へ運ぶ!
    あの夜、私は村山と一緒に泣いた。
    あれから五十年、私先週とうとう六十歳になってしまいました。あ?しんど!

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