覚悟一敗

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 下柳、バルディリス、柴田を一軍登録し、渡辺、浅井、庄田を抹消。


上げてからの直球は力があっただけに、渡辺の抹消がちょっと意外。

◇9月26日(土)中日?阪神22回戦(中日14勝8敗、15時、ナゴヤドーム、37680人)
阪 神 400 300 000― 7
中 日 011 124 01×―10
【阪神】下柳 ●江草(4勝5敗) 桟原 金村暁
【中日】小笠原 ○パヤノ(2勝1敗) 高橋 河原 S浅尾(4セーブ)
[本塁打] 和田28号(中) 桜井11号(神) ブランコ37号(中)

 抑えられているという印象はないのにやられていた小笠原を攻略して4回までに7点。平野、鳥谷の連打で速攻。関本、桜井がしっかり振って追加点。追い上げられても桜井の特大2ランでガツン、平野が左中間を破ってヘッスラ。力強いスイング攻撃だった。
 それだけにパヤノ以下中継ぎに攻撃を止められ、下柳、江草で逆転を許し、反撃もできなかった展開は、そりゃもう悔しくて悔しくてしょうがなかった。ホント悔しくて、メシ食って酒飲んで、ヘッドホンで落語聞きながらしばらく寝てしまったほど(笑)。
 でも一夜明け、これで良かったのだと思うことにした。悔しいショッキングな逆転負けだったが、日本一戦略上の意味はそれほど大きくないと思う。どうせ短期決戦になれば、ドラゴンズの集中力、機動力はこうなってくる。下柳をD戦にぶつけなきゃいいことだし、小笠原を打ったのは大きいし、パヤノと対戦を重ねるのも良いこと。戦う上での反省材料もあらためてたんまりもらえた。
 もうこれで本当の本当に覚悟が決まっただろうと。下柳を引っ張った理由、江草を引っ張った理由、それは信頼に足る投手がいないということだろう。でもそれは違う。まずそうしてしまったのは自分の責任。そして信頼しようとしないのが自分の問題点。信頼して、いや信頼できなくても信頼しているフリをして、おだてて、かばって、褒めて、励まして、そうやって力はつき、本当の信頼関係ができる。覚悟さえすれば良いだけだ。
 足のある攻撃で、足と肩のない守備を見透かされてイヤらしく追撃される。そこで何を覚悟するか。
 中日ドラゴンズもヤクルトスワローズもお目覚めのようだ。望むところである。阪神タイガースが強くなるためには、強いライバルの強さと正面から対決する必要がある。すでに何が起きるかわからない短期決戦に入っていて、何が起きるか、どういう変化を見せるかわからない若い選手たちがベンチにいる。
 昨日の試合は、ハラを決める、覚悟を決めるための好材料。まずは今日の試合で、阪神タイガースが日本一に挑戦する資格を有しているかどうかを見定める。覚悟を見せるべき決戦は本日。

コメント

  1. ジジィ より:

    下柳を引っ張ったのは、ある程度(勝利権利を考え)「仕方ない」と思えるけど、江草を引っ張ったのはちょっと…
    真弓監督としては、6回まで江草、7、8回はアッチ、そして9回球児と決めての事でしょうが、その3人以外は全く「信頼がない」という事か!?
    采配ミスで、もったいない黒星が付きクサクサしてましたが、toraoさんの「ポジティブ文章」に少し救われました。

  2. スーパーエリーバ より:

     大量リードを追いつかれる時は、たいがい継投ミスやエラー絡みですね。今回の場合は、継投ミスと言われても、仕方ないでしょう。
    まず明らかに調子の悪い下柳投手を引っ張り過ぎ、右打者の多いD打線に対して江草投手の選択も、どうかと思います。さらにストライクを取るのに汲々としているその江草投手も引っ張りすぎ。桜井選手がライトフェンス際のフライ捕れなかったのも痛かったですが。タイガースの球際の弱さは練習量の差なのでしょうか。
    桟原投手が最近ずっと結果を出していただけに、もうちょっとでも早く出していたら、と残念でした。ウチにはデータ集めだとか、選手を休ませるとかいう余裕は全く無いハズなんですがね?。 
     土曜日はホンマ勝てまへんな?。一体何連敗なのでしょうか?

  3. 浪速の兎 より:

     下柳と江草の引っ張りすぎが、敗因と言えばそうでしょうし、監督の継投ミスには違いないんでしょうけど……
     アッチソンも投入し辛い場面でしたよね。
     気が付けばアッチソン投手の投球イニング数が巨人の山口を越えてるんじゃ、監督としては他の投手に頑張ってほしいでしょうし。

  4. イアン より:

    toraoさんのこの、超いい方前向きポジティブthinkイングにはいつも勇気をいただくのです。
    が、そう思って今これを読んでるであろう皆さんは、かの竹中尚人の持ち芸"笑いながら怒るヒト"的な表情をしながら日曜のAMを過ごしてるのではないかと。
    ホント、もう心が病みそう。

  5. 藤村・別当・若林 より:

    後半戦を見る限り、土曜日は何と2勝7敗と厄日もいいところ(涙)。逆に日曜日は今日勝つと7勝2敗になります。
    toraoさんのコメントの通り、今日は絶対に勝って欲しい!!
    そのためには、クリーンナップの奮起は勿論のことですが、とくに御大がここ一番の力を発揮しなければならない瞬間がやってきました。きっとやってくれることと祈っております。

  6. どうにでもなれ より:

    レフト狙われすぎ。
    金本舐められすぎ。
    もはや中日のランナーは阪神のレフトに
    人がいると思ってないですよね。
    これだけコケにされて金本は悔しくないのかな?
    これだけアホにされて真弓はなんとも思わないのかな?

  7. 西田辺 より:

    昨日は現地でしたが、序盤リードを奪ったものの「その内にやられそう感」
    に満ち溢れてました。
    結果的に江草が引っ繰り返された格好でしたが、もうあの場面は
    誰が行っても結果に大差はないでしょうね。
    打線も打線で、序盤に7点は取ったものの、5回以降9回の狩野までヒットが出ない優しさを披露。
    下柳が2回以降毎回失点して、試合の流れを掴めていないだけに
    火が点いたままだった中日打線と、火を消された阪神打線。
    追い付かれ、逆転された時点で勝ち目はなかった。
    ナゴドでは如何に「こんな試合」をさせないかが大前提になってくる。
    昨日負けて4位に転落し、ヤクルトも息を吹き返してきたかに見える。
    もう一度気を引き締め、全員シャキッとするには良い敗戦だったと思いたい。

  8. ナラノトラキチ より:

    本当にイヤな負け方。僕も西田辺様のおっしゃる「そのうちにやられそう感」に序盤からさいなまれていました。
    真弓監督は、以前2回で不調の下柳を降板させてから、投手起用で思い切りがよくなったと、僕ながらに評価していましたが、昨日の継投タイミングは何じゃらほい? 
    残り10試合、思い切りの良い采配を望みます。 なにか真弓さんの采配スタイルが気分次第というか、ご本人なりの「カン」に左右され過ぎというか、合点がいかないときが多々あります。
    思い切りぶつかって、4位に終わってもいいじゃありませんか! 温存とかヘチマとか言ってる場合じゃないはず!

  9. 44 より:

    確かに昨日の負けは痛かったけど、今日勝ってくればそれでええ。それほど今日の一戦は大きい。

  10. BUCK-TORA より:

    下柳は一向にあきませんね、来季は先発不足でもローテ剥奪も覚悟かな。
    セ・リーグはウチだけデーゲームなんだから先に勝ってプレッシャー与えんとダメですね。3位になってからイケイケ采配忘れてませんか?
    今日は何が何でも勝て!

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