必死勝負 しゃあない

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 ジェフ・ウィリアムスが10日左肩関節の手術を受けたと球団が発表(サンスポ)

阪神は10日、8月下旬に左肩の検査のために渡米したウィリアムス投手が、アリゾナ州の病院で左肩関節の手術を受けたと発表した。
 沼沢正二球団本部長は「全治は分からない。今後のことは様子を見ながら」と話した。来季の契約は球団が選択権を持っているため、このまま退団する可能性もある。近日中に現地でリハビリテーションを開始する。

 いろんなことを考えた末に、手術に賭けたジェフ。ジェフのことだから、もう一度タイガースの勝利のために投げたいという気持ちでチャレンジしたのだと思う。どうか球団には最大限のバックアップをお願いしたい。減収減益、苦しい台所はよくわかる。だけど、ここで「将来のないジェフはクビ」では、近い将来もっともっと恐ろしい「減収減益地獄」がやって来ることをわかって欲しい。
 ジェフは03年の優勝から昨年の2位まで、星野→岡田黄金時代のブルペンを支え、仲間たちをまとめ、鼓舞してきたキャプテンだ。笑顔と背中でファイティング・スピリットを表現してきたリーダーだ。長期に渡って高勝率を生み出した功労度から言えば、ひょっとすると星野監督、岡田監督よりも上を行くかも知れない。そんな仲間を、高齢化しました、傷みました、サヨウナラで良いのか。
 条件のことは双方で話し合ったら良い。完全復活は難しいかも知れない。だけどチームメイトはジェフを心から応援しながら、ジェフの復活マウンドを待っている。フロントもファンもチームとしてジェフを応援するべきだ。ジェフ、リハビリ頑張れ!待ってるぞ。
《追記10:15》投票コーナー「評論家たちの声」のテーマを「左肩手術のジェフ・ウィリアムス、来期契約はどうあるべき?」にしました。皆様の声を募集しています!
《追記10:25》ジェフ退団の「観測気球」に対して明確な意思表示を!という、9/10熊虎さんからのコメントを引用します。

(前略)この時期の手術ということは今年の登板は断念したということに違いは無いのですが、引退後の肩の痛みをとるためでも無いでしょう、来期に間に合わせるための速やかな処置であり、覚悟だと思います。
肩痛がありながらも150キロ近い球を投げれるだけの力量がまだまだ残っています。リハビリ期間の下半身トレーニングで制球の土台作りや体のメンテナンスもできると思います。しかも外国人枠からも外れる年月を働いてきました。タイガースが優勝を狙える位置に居た03年以降ずっとブルペンの柱として頑張ってもらいました。
本当に回復の見込みが無いなら別ですが、矢野同様に「治るまで待つ。帰って来てまた働いてもらう、回復が遅れても存在感や期待感だけでも契約するのが当然と言える存在」ということを阪神球団にファンの声としてtorao御大のブログで喧伝してもらいたいのです。
邪まな願いとして球児の流出にも絶大な抑止効果があると思います。(後略)—引用終了—
#「御大」うんぬんはともかく、ファンの心情や、考え方はしっかり表明したいと思います。

 スワローズは抑えられる態勢がないから、そういうこともあるとは思っていたけれど、劇的な一発でカープが逆転勝ち。これで3位争い3チームは、1.5差圏内。おもしれえ、面白すぎる。できればずーっと終わり間際までこれでいかないか?(笑)

◇9月10日(木)阪神?中日20回戦(中日13勝7敗、18時、甲子園、38377人)              
中 日 100 100 101―4 
阪 神 010 010 000―2
【中日】○吉見(14勝6敗) 浅尾 S岩瀬(37セーブ)
【阪神】久保 金村暁 ●アッチソン(5勝3敗) 筒井 桟原
[本塁打] 谷繁8号(中)

 どうしても勝ちたい試合だったけれど、残念。4回ウラに代打桧山を切って勝負を賭け、6回からアッチソンという必死の陣形を採って、それで玉砕したのだから、まあしゃあない。守るも、打つも、そこまで必死になるべき立場だからね、こっちは。それに対して、Dの方は、動かないという勝負に出る。必死に動く相手に対し、どっしりと落ち着き払って、それでも勝ち切ってしまえば、力の差を見せつけることができる。もちろん、3位との大差を見越せば、将来のある吉見に対し、「とにかく7回まで、どんなに苦しくても7回まで抑え抜く投手になれ」という教育的指導にこの試合を当てられる。実際のところ、この一戦を落としたとて、大した意味があるわけでもないから、「動かない」その時点で、試合に勝とうが負けようが、ドラゴンズは勝っているのである。一方タイガースは、動いて動いて勝つしかない試合、余裕の差で負けたが、まあ仕方ないと言えば仕方ない。
 しかしながら(毎度言うことながら)、その勝負の試合でアッチソン2回、藤川2回を選択せざるを得ない状況、これについては十分悲しんで欲しいと思う。調子を見極めたり、相手打者との関係を考慮したり、そういう戦力の最大出力化が、今年もできていないという現実には向き合わなければいけない。
 そういう意味で、勝ち越し点を奪われた後、筒井、桟原で止めに行ったことは評価する。たしかに桟原は痛恨の1点を献上してしまった。二死三塁で井端を四球計算内のワイド攻め、力で抑え込みたい荒木に力んで打たれる…なんて大きな経験値を得ただろう。これは絶対にムダにならない。
 カード連続勝ち越しは7でストップ。この半返し縫いの行軍が始まる寸前、負け越したのがドラゴンズ、止められたのもドラゴンズ。これでドラゴンズ戦は開幕から7カード連続勝ち越しなしで、ついに3年ぶりに対ドラゴンズ負け越し。って、そうなの?全然そんな気してなかった。そういえば去年はボコボコに勝ち越していたね、完全に忘れてた(笑)。毎年やられ続けているような気になるな、落合妖術恐ろしや(←自分がボケてるだけ)。
 ずーっと2勝1敗を続けていって欲しかったけれど、ま、済んでしまったことはしゃあない。また気を取り直して、しっかりとした野球をやっていくことが大事。直前怪我人がボロボロ出た状況下だったから…そう軽い言い訳をしながら、ここは気分を切り換えないとね。Dとは、ナゴドで3つ、甲子園で1つ残っているから、そこを潮目にできれば、例のアレには違う気分でいけるやろ。
 今日は絶対勝つこと。2勝1敗ペースはキライじゃないけど、今度の相手はそれじゃダメだぞ!

コメント

  1. ジジィ より:

    「ジェフがいたから、江草、久保田、そして球児が成長した。」そんな気がします。球団の良識のある判断を期待します。
    試合の方は、本当「やれる事はやった」采配。仕方ない!

  2. マチスの部屋 より:

    ジェフがいなかったら、あれも、これもなかっただろう、と思えるほど阪神にとって宝物以外の何者でもなかった思いがしています。ファンがジェフへの熱い思いを持ち続けることで、よい結果が期待できるのではないでしょうか。

  3. 藤村・別当・若林 より:

    03、05年の優勝を支えたジェフの勇姿、誰もが忘れることはないでしょう。
    是非、カムバックしてブルペンの支えになってくれるよう祈っております。
    さて、2勝1敗のペースが7カードで途切れてしまったのは残念ですが、CS争いを一層盛り上げるためには良かったのだと、苦しい自己満足をしているところです。
    相変わらずのタイムリー欠乏症のため、トラファンの中には兄貴のことを口うるさく云う御仁もおり、何かと気になります。
    ブラゼル、桜井さん不在のこの苦しい折、願わくば誰か伏兵さんのアッと驚く一発で、打線の活気を取り戻して欲しいものです。
    兄貴もツケを貯めっ放しでは終らないでしょう、ぼちぼち清算してくれそうな気配を昨日の試合でも感じました。まず、今日からの横浜戦では小手調べ、次のG3連戦ではその存在感をきっと見せてくれるものと信じています。

  4. あけの より:

    ジェフがもしこのまま引退となった場合、きちんと場を設けてほしいですね。
    絶大な貢献をしてくれたジェフ。タイガースを愛し続けてくれたジェフ。
    そんなジェフに「はい、このままサヨウナラ」ではあんまりだ。
    もちろん復帰を願っています。まだまだ皆の支えになってくれるはず。

  5. 芹沢 より:

    待ってるぞジェフ!
    現役復帰がダメだったらコーチとして!

  6. wr29 より:

    toraoさんの記事や皆さんのコメント見ていると泣けてきます。ワールドチャンピオンよりも、タテジマでニッポンイチになりたいと言ってくれたジェフ。
    全く通用しないのならば解雇はやむを得ないのかもしれませんが、まだ、可能性はあるはず。今岡選手をあれだけ我慢したのですから、ジェフにもせめてあと1年、猶予をあげて欲しい。単なる戦力のコマとしての存在以上に、チームにもたらしてくれる物の大きい選手だと思います。
    この、自前で外国人を獲得するのが12球団一ヘタクソなタイガースが自前で獲得した、奇跡のような助っ人ブルペンリーダー。どうか、去り際の対応に最大限の感謝と経緯をこめてほしいです。

  7. 熊虎 より:

    toraoさん、昨晩は夜分遅くに失礼いたしました(?)
    見ごたえのある試合だったけど負けちゃって悔しいなぁ。葛城・金本の当たりはほんのもうちょっとでHR だったし、好調そうだったアッチソンも「それくらいは仕方ない」的な打たれ方だった。中日も吉見、浅尾は本調子ではなかったし、岩瀬は多分ちょっと復調してきたんだろうけど100%手も足も出ない感じじゃなかった・・・。
    オールスター以降になるとチームの順位は大体防御率順になってくるもので、「投手力≒チーム力」とも言えます。では、個々のゲームはどうかというと私の視点では先発投手の先発した試合のチームの勝率(先発投手だけでなくその日のチームとしての投手力)を第一に、相手チームに対する先発投手の勝率(リーゼントVS猫さんチームなんて、そりゃもう・・・)を第二のポイントに敵味方の戦力分析すると、まぁ大体今回の中日3戦みたいに負け・勝ち・負けとなる訳です。更に第三のポイントとして「完封力」を試合中の変数として考えると今回のチェンなんかは凄くこれが高くって能見や岩田は流石なモン、吉見と久保に無くはない。そもそも完封するような状態の投手がでてくりゃ、試合開始と同時に先が見えるモンですからダメモトで奇襲と揺さぶり(真弓監督はわかっててやっても失敗する確率が高いからやっちゃダメって言われてますね。)しかないんですよ。
    でも、昨日は二人とも完封力は無かったんでどうしても勝ちたいタイガースは4回2失点の先発に代打を出して「勝負に出た」んですね。多分、代打の有無を問わず最終的なスコアは前述投手力比較からすると同じだったように思います・・・が何もしなければ何も起こらない!
    私は策士落合監督が想定外の先手を上手く取られて乱された表情をはじめてみたかもしれません。アレは絶対、中日にとってイヤな一手だったのだと思います。
    代打は関本以外結果が出なかったけど、みんな良い集中でスイングに迷いが無く、タイミングはバッチリ・・・でもほんのちょっと先っぽとかミスファイヤーなんだなぁ・・・
    関本は復帰後腰の回転がよくって逆にびっくりしますけど。
    色々思い出すと、最高(にあとちょっと)の展開を演出していただけに燃えるように悔しいですよ!

  8. BUCK-TORA より:

    ジェフに対してお金云々と言うのなら機能してないSDに対して線引きする方が先決でしょ。イチ外国人でシバらずに球団は精一杯の配慮をして欲しいですね。
    アッチソン、2イニングばっかりで大丈夫かな?まさか懲罰ピッチ…なんて事ないですよね。
    現状なら5人ローテで中継ぎ増員の方がよろしいかも。

  9. より:

    皆さんが言っているようにジェフが居なかったら現在の阪神は無いと言って過言では無いと思います。
    もはや彼は助っ人外人の一言で片づけられない存在だと思います。投手陣の兄貴的存在で他の選手から信頼が厚いと言って良いと思う。
    個人的な意見としては球団にはあと1年契約を切らないで欲しい。彼が残してきた足跡は他の助っ人外人とは重さが違うからこそ球団にはファンに対して理解を得られる判断をして欲しいです。
    連続カード勝ち越しが途切れはしましたが流れ的には悪い方向には行ってないからこそ今日からの横浜戦は3タテしてほしいです。先発の能見は勝てば自身初の二桁勝利がかかる為プレッシャーがあると思いますがこれを乗り切ってたらエースとしての自信がつくと思います。(能見は問題ないとして土曜日が不安・・・)

  10. きだたろー より:

    自分が書き込まない間は半返し縫いが続くのでは?と勝手にゲンを担いでたんですが…終わったのでやめます(笑)
    ジェフには戻ってきて欲しい。なるべくジェフの意向を汲む形でいい着地点を見つけて欲しいなと思います。
    彼ほど長くコンスタントにチームに貢献した選手って、オッサントリオと赤星ぐらいですよね?
    そんな選手を大事にしなかったら、ファンは離れていくってことを球団は自覚して欲しいです。
    toraoさんのように、終わり間際までこの状態を楽しむ余裕はないですが(笑)今週末参戦します!頑張ってくれ…まだ見ぬ土曜日の先発!…って見慣れた彼だと微妙だなぁ…(笑)

  11. くくるす より:

    ジェフのいないタイガースはサビ抜きの大トロ
    みたいなもん。
    つまんなくなるなぁ。
    早く帰って来ーい。

  12. 万感の思いがありますがtoraoさんの本文で言ってほしいだけのことは言っていただいたし、皆様のコメントにすべて語られていると思います。
    何か働きかけたいけど何もできない、ジェフにはブログのメール欄からメッセージ送ったけど…。
    ですので、お言葉に甘えて投票ボックスを自ブログに貼らせていただきました!w

  13. 西田辺 より:

    幾度かメジャーへの勧誘を断ち切り、こよなくタイガースを愛してくれ、そして強い虎投の礎を築いてくれたジェフ。
    今こそ球団として報いる姿勢を見せる時ではないのでしょうか。
    外国人だから?
    むしろ彼の方から外国人の枠を超えてチームに貢献してくれた。
    これは間違いのない事実。
    完治までサポートして復活を待つのが筋と言うものではないのでしょうか。
    もう力がないのであれば優勝劣敗のこの世界、これは仕方がない。
    しかし、復帰の可能性があるのであれば、それを支えるのが務めではないのでしょうか。
    過去、阪神球団は功労者であろうとも最後は冷酷とも取れる扱いを繰り返してきた歴史を持つ。
    古くは藤村・村山・江夏・田淵・掛布。
    寂しい去り方をしたヒーローは枚挙に暇がない。
    もうあんな思いをしたくないと言うファンは多いはず。
    何とか幸せな決断を、と願います。

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