痛い苦い

スポンサーリンク

 平野や鳥谷の好守もあったけれど、守りで崩れてしまった試合は本当に悔しいし、残念だ。痛い。

◇8月19日(水)ヤクルト?阪神14回戦(ヤクルト10勝4敗、18時、神宮、22223人)
阪 神 010 100 000―2
ヤクル 100 000 30×―4
【阪神】●岩田(2勝3敗)
【ヤクルト】○館山(13勝3敗) 五十嵐 S林(25セーブ)

 ブラゼルが途中後退、詳細不明ながら左肩だとか。痛い。何事もなきゃ良いが、長期離脱という言葉もチラホラ見える。代わりのいない重要な役割だけに痛い。
 打席の感じが良くなるに連れて、動きが良くなっていた新井だが、この日は守備と走塁でブレーキになってしまった。送球ミス2つがいずれも失点に結びつき、一二塁の一走としては重盗では二塁で刺され、一二塁の二走としては捕手が一塁側に大きくはじく「暴投」で三塁に進めない。試合展開上、その一つ一つが「もし新井のアレがああだったら」と思わせる。7安打しか打たれてないのに4失点、11安打も打っているのに2得点というもったいない試合のシンボルになってしまった。。
 館山先発で7番ライトスタメンに入った葛城もブレーキ。2回こそヒットで得点に繋げたが、2?1の6回は連打の無死一二塁、犠打でも進塁打でもなく、「さあ打て」と任された打席で消極的になり、好球見逃しボール振って三振。さらに逆転された直後8回は一死満塁、名誉挽回の好機を与えられたが、4?6?3で終了、期待に応えられず。今季は叫べないねえ。
 2得点はいずれも狩野のタイムリー。一時の打撃好調が去り、ずっと打点が上げられずにいたが、ようやく思い切りの良い振りで結果が出た。6回一死一二塁でも、右に良い当たりを打ったが一直併殺となるハードラック。そして7回ウラには岩田のワンバウンドスライダーを後逸(記録暴投)、2点差となる4点目をやってしまった。前日矢野のフットワークについて言及したが、狩野も大事なところでファインセーブができず、岩田を助けられなかった。
 本来なら4?2で勝手なきゃいけない試合、岩田が踏ん張りきれなかった。その結果は大変残念だし、昨夜逆転を許す場面では私も相当カリカリ来たけれど、この試合を岩田にくれてやったこと自体は理解できる。押し出し死球2つ。冷静さを欠いた犠打野選。追加点を取ってくれそうで取ってくれない試合展開、1点差逃げ切りを託された終盤、同点になる、逆転される、突き放される…。その時々で味わった重圧、それにどう立ち向かったのか、自分の何が悪くてこの結果がもたらされたのか。きっと岩田は考える。考えた結果をマウンドで見せてくれる。
 いろいろと痛いくて苦い1敗だったけど、この苦みの中には栄養がたっぷり含まれていると思う。

コメント

  1. ジジィ より:

    ブラゼル心配です。
    林も落としたばかりだし、しばらくは葛城&高橋光で凌ぐしかないのか…
    試合の方は、岩田の「一人相撲」でもったいない負けですが、岩田がエースになる為のステップとして、あの回(ワンヒットで3失点)の「続投」は正解だったと私も思います。
    ヤクルトの右打者も、「体に当たってでも…」という気迫があり、向こうの必死さも伝わりました。
    さあ、今日は負けられない!

  2. 藤村・別当・若林 より:

    ストレスの残る試合でしたねえ!
    おまけに、ブラゼルさんまで離脱となれば
    もうあきまへんわ。
    こうなれば、最後の最後でAクラス滑り込み、CSシリーズ破竹の連勝という夢も諦めざるをえませんねえ。あああーー(ため息)
    あとの楽しみは、GのV逸のみとは情けないねえ。とほほほーーー

  3. apatite より:

    阪神ベンチは、勝とうとする意欲がないのです。いつもの通りの負け方です。きのうなんか、常識的な作戦で2点や3点はいってますよ。点がとれなくったって、タイミングよく、岩田をスパッと変えてれば、あのまま勝ててる試合です。野村、星野、岡田だったら、あんな試合はおとしていません。まあ、兎に角、選手を信頼してというと、聞こえいいけど、ベンチはしかるべき時も何もしないのです。ひょっとしたら、来年あたりは、選手もベンチの期待と信頼に応えて良くなるかもしれません。

  4. メル より:

    連日現地に行きましたが、それほど落胆しなかったのは、300発の花火と外野上段の心地よい風と前日に今期初の神宮勝利を見たせいだったのでしょうか。
    ヤクルトもデントナ、ガイエル、宮本もおらず、ギネス承認の連打が続くわけでもなく。あっけなく点がはいったのでスワ応援団も最初はそんなに盛り上がってなかったし・・・。
    それにしても、GにひっついていくD。昨年のこちらの思いをGが味わっているのかと思うと、ふふふ。東京音頭イントロの「くたばれ読売」が阪神側だけ大きく聞こえました。
    たしかスワ側はあれは中止してますからね。

  5. さくら と 寅 より:

    余りの不甲斐なさに「真弓リコール志士」として本日より参戦させて頂きたく、皆様方のご厚情を乞い願い奉りまする。当方トラ・ファン歴50有余年。
    まずは昨夜の”嘘だろっ”(悪夢)5連発!
    その1. 終わってみれば、な何?「勝利投手・館山」!しかも13勝目!
    その2. 3回の重盗失敗!な何故、あの場面で?
    その3. 6回無死一、二塁で強攻策!あそこは、犠打→桧山だろっ!
    その4. 8回一死満塁でも普通に打ってダブルプレー!もう言うことなし!
    そして5.試合後の「もったいなかった」(サンスポ)談話!
    3回は桜井の2球ファール後の一打に何か好結果の予感を感じていましたがね。また、落合D采配なら間違いなく6回は「犠打→代打立浪」で少なくとも2点差として、7回/岩田→8回/アッチ→9回/球児で連勝!(2点差なら7回の岩田の投球内容も別物であった可能性大で無事にしのげたのではとの希望的推測)
    つぎに、真弓リコールの理由(本人への失礼は省みず)
    1)自分自身を「オーナー・監督」と誤解しているのでは?(通常の会社オーナーならなんぼ負けて大赤字になろうが自分の懐が痛むだけだげ、雇われマダムでは違いまっせ!)
    2)麻生同様、我々が投票して選んだリーダーではないのに、自分が主役だと勘違いしている!
    3)それにこれが致命傷だが「試合の勝ち負けの山場をつかめない」!つまり勝負師として勝つための力量が大いに欠けている!(我輩はアンチだが、落合Dと比較して)
    4)43勝54敗の「ヘボ監督」が何を偉そうに「横綱相撲」をとっているのか!
    5)CS参加への最終道のりに灯っている「極細ローソクの火」を、こともあろうに自分が吹いて消してどうする!
    我輩にとって、チームとして最善を尽くして勝てなかった場合、それは”善し”である。反面、最善策を採らずに、というより無策による悪結果に対しては責任を明らかにせよ、と言いたい。昨夜の試合後の「もったいなかった」(サンスポ談話)などという(屁のような)くさいコメントを知るにつけ何をかいわんやの心境である。
    プロ野球の勝敗には大きく分けて、?(監督の采配如何に関わらず)選手の力量での勝利、?監督の采配での勝利、?選手の力不足による敗戦、?監督の采配ミスでの敗戦、の4つがある。今年の43勝のうち?はどれくらいあったのだろうか?少なくとも我輩の頭には?のいくらかはすぐに浮かんでくる。昨夜の55敗目もそのひとつ!
    昨夜の館山ならびにYSチームの雰囲気から、6回にせめて1点取っておけば「連敗か」の展開に進んだ可能性が大きいと思われる。つまり昨夜の戦いの山場は6回にあったのでは、ということ。それを知覚せず、いつものように”まだまだ”などという采配では….。いくら杜の神様が「今日も勝ちなはれ」とご親切を提供してくれても、「いえいえそんな大層な…」と熨斗紙をつけて返してしまう貧乏神でしかありませんよ….。
    まあ昨夜のような試合後も御大将は普通に「一杯飲んで、メシ食って、さあ寝るか」ってな夜を過ごすのでしょうかね?我輩は腹の虫が暴れまわって寝付けませんなんだ。
    何れにしましても、第一回目の我輩の参加演説はかなりの辛口になりましたが呉々もご容赦のほどを。

  6. イアン より:

    さくら と 寅 様、もういい年でござろうに、袋の緒を自分で引きちぎるかの如くのお怒りは、一点、真弓に向かっておられるのですな。
    ジョーのかつての男前な勇姿が脳裏から離れない私などは、この現状にもう悲しい限りです。

  7. スーパーエリーバ より:

    8回の葛城選手の併殺打はリモコン投げ級でしたね。何万人もの虎党が発狂したことでしょう。
    あの高いバウンドのニゴロで左打者がゲッツーくらいますか?足遅過ぎるんじゃないですか?
    ブラゼル故障発生、チームは逆転負け。泣きっ面に蜂とはこの事ですね。
    ブラゼル負傷、本塁打量産態勢に入っていただけに痛過ぎますね。
    林を抹消した途端に怪我とは皮肉なもんです。
    怪我してしまったものは仕方が無いので、良い方向に考えると、昨日、マルチ安打した桜井選手にとってはチャンスな訳です。この機会にレギュラー定着出来る様な活躍を見せてもらいたいですね。
    昨日は中押し点が取れず終盤逆転される、今年お馴染みの負けパターンでしたね。
    岩田投手、負け完投で中継ぎ投手が休養出来た事がせめてもの救いか。
    今日からは桜井選手の出来がチームを大きく左右しそうです。広大!頼むでぇ?!

  8. ナラノトラキチ より:

    さくら と 寅様。大いに共感いたしますです。
    具体的に昨日の試合は皆様が振り返っておられますので、
    繰り返し申しません。
    しかし、首脳陣の無為無策ぶりには、日に日にストレスが蓄積しております。相手投手が弱い、または虎の投手が見事に抑える。という試合展開でしか勝てない。成り行き任せの試合運びでは、昨日のようなゲームも、さもありなん、です。
    真弓監督の、他人事のようなコメントもムカツク。
    チームが負けてんねんで。監督もそのボスやねんで。選手が勝手に負けた、みたいな言い方しなはんなや!

  9. 虎キチ三平 より:

    ブラゼル離脱は痛手だけど、大和・桜井スタメンのチャンスですねぇ。
    最近、Aクラスへの色気が出て、実入りの少ない高年齢打線に固定されて、失望していたので。
    目先の勝利しか眼中にない采配に、神サマは警鐘を鳴らして下さったのですね(拝)。
    某糞球団が、無名の若手をちょいちょい抜擢するけど、ウチがすべきことですよ。真弓監督。
    体裁を整える為に、中途半端を維持するのは止めて欲しいなぁ。真弓監督。
    小山正明さんの解説、やっぱり的確で好きだなぁ。次も楽しみ。

  10. まつたか より:

    暴論とは存じますが、このタイミングであえて提案したいのは、金本の一塁コンバート。
    坪井、金本と長年見てきた虎のレフト守備。
    少しだけ、他球団に恐れてもらえるよう、バージョンアップしてはどうか。
    もちろん後釜は下からイキのいいのを抜擢してほしい。

  11. BUCK-TORA より:

    ハァ?なさけな。
    チームが疲れ気味に加えて宮本&ガイエル離脱の弱体Sに負けるか?
    岩田続投は支持できる。控えを使わず葛城を打たせたのは納得不可。
    変な意地張るから手駒の使い方にも制限されてしまう自爆采配は痛すぎる。
    何が何でも勝たなアカン試合ぐらい審判にクレーム言わんでどーする?!
    イアンさんじゃないけど、なんちゃら袋の緒が最後の夢と共にブチ切れそうです。

  12. Yalkeys より:

    当方のブロバイダーの理由で、コメントが打てなくなっています。これが受け付けてもらえたらラッキーなんですが・・・
    完全な「守り負け」&「攻め負け」でした。
    今季葛城選手の印象は、決してよくありません。「ウオー」の元気を見せて欲しいです。
    第三者的、評論家的コメントを発する真弓監督ですが、たまには名指しで選手にカツを入れるくらいのことをして欲しいです。Gの監督ですら若手に対し「砂遊びから卒業してほしい・・」と言い、その選手は反省して活躍しています。監督と言うポジションは、それが許される地位だと思うんです、ハイ。

  13. りょうさん より:

    さくら と 寅 さん のコメントすかっとしましたよ。真弓監督は一番の責任者で有るのにいつも人事のような態度。
    これはオーナが早々と来期の監督は真弓と決め付けた事です。オーナは優勝はしてほしくないそうです。優勝すれば給与を多く支払わなくてはならず、熱狂的なフアンは弱くても一生ついてくるから何の心配もないと見くびっているからです。

  14. 西田辺 より:

    勿体無い試合でした。
    チャンスは有ったんですがねぇ。
    折角、館山との相性で先発起用された葛城。
    いい場面で2度も回ってきたんだから、監督の期待に応えなきゃ。
    岩田も反省で一杯の敗戦でしょうね。
    投手が一瞬でも自分を見失う罪を、この試合を胸に刻んで欲しい。
    まだまだ登るべき階段は上にあるんだから。
    ブラゼル、心配ですね。
    先日の東京ドームの客席に飛び込む捕球から傷めたのかな。
    とにかく軽症である事を祈りたい。
    しかし、今年はいい感じになってくると故障者が出るなぁ・・・。

タイトルとURLをコピーしました