前戦にいる指揮官

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 大阪ドームでは、WBC日本代表がオーストラリア代表(ただし主要メンバーの一部が参加できなかったらしい)と強化試合。


とっても「代表っぽい」チームだなと思う。個人個人に突破力があり、連携や状況判断に優れている。ギンギンのプレッシャーの下に置かれる試合が楽しみだ。
 城島が若い投手陣を引っ張っている感じが良いね。岩田も1回を無難に抑えた。
 安芸キャンプは雨模様。それなのにあえて頭から一塁への帰塁を反復させたりして、選手たちのユニフォームは泥んこ(笑)。どうやら岡コーチ、山脇コーチ、そんなん好きみたい。わしも好き(笑)。
 金本のヒザは順調なようで、ランチ特打、走塁練習と楽しそうにこなしていた。アゴを突き出して、帰塁練習する平野のマネをしてみたり、放送室に潜入して「ただいま、三塁側ファウルゾーンでノックを受けているのは背番号66大和選手、背番号7今岡選手、背番号25、男ライ選手です。ひと振りにかける男ライ選手です(太字=アクセント)」だって(笑)。
 午前中の全体守備では、ケース想定のシートノック。外野からの中継プレーを繰り返し繰り返し練習していた。走者の動きを計算しながら、次のプレー次のプレーと予測して動く練習。外野手は送球の強さと正確さを高め、内野手は中継やベースカバーの位置取りを瞬時に判断し、捕球から送球までを素速くして、次の走者の動きに対応する。
 先日の紅白戦2つでは、しまらない守備が多発していたので気になっていたのだろう、真弓監督は内外野の中間地点にいて、それぞれの動きやボールの扱いをじっくり見ていた。それで気づいたことがあるたびに、直接選手に話しかけていた。これは素晴らしいことだと思う。問題点を観察する時は、できるだけ近くに寄って観察する必要がある。もちろん指揮官たるもの、最終的には全体を見渡せる場所から総合的に判断する必要があるが、危機管理を構築する段階では、その危機のなんたるかを最前線で把握しなければならない。その危機の本質を肌で感じていれば、対応策にあやまることもない。
 最近日本のみならず世界で起きている事故、事件、不祥事、失態において、責任者が現場最前線の危機を把握していないことに由来するものがなんと多いことか。真弓監督の基本姿勢に好感を覚える。

コメント

  1. ジジィ より:

    WBC、日本チームの下位打線の厚さはうらやましいほど強力ですネェ。
    真弓監督、今のところ、とても好感が持てますね。あとは結果だけ!

  2. イアン より:

    真弓監督、グローブはめてたのがさらに凄かったですね?。
    さっきは久慈にノックしてたし。

  3. torao より:

    ああ????!浅井がブルペンでキャッチャーやっていたこと書くの忘れた!明日書こうっと。
    ジジィさん、いやーあんな下位打線いいですよね(笑)。
    イアンさん、そうでした。グラブ姿、かっこよかったです。

  4. 西田辺 より:

    並べちゃ失礼かも知れないけど、構造物のメンテナンスも
    それ全体を見渡せる目と、特に脆弱な部分を観察・分析できる
    目が要求されます。
    ミクロの部分を整えつつ、マクロを構築する。
    これが正しく出来た時に、強固なタイガースが誕生する
    でしょうね。

  5. torao より:

    西田辺さん、なるほど。思いますに、責任者自身が、汚いものから目を背けずに、近づいていって触って確かめるようでないと、危機管理や抜本改革はできないんだと思うんです。
    精神的なものであれば、やっぱりある程度ずかずか踏み込んでいかないと、その危機はわからない。新首脳陣に期待したいと思います。

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