原口育成契約から始まる憤懣

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677##[阪神]たわいない話

 狩野だけじゃなく、来年が高卒4年目になる原口捕手を育成契約にするのだとか(公式)
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 繰り返しになる部分も含むが、中村GMは、育成などという中途半端で無責任なシステムは良くない、獲るなら支配下で獲れ、自分がこのつとめにあるうちは、育成ドラフトの指名はしない!と言った。確かに育成ドラフトで指名はしなかったが、ケガを口実にしているが、明らかに枠が足りないという理由で育成を利用している。もう何が何やら…。
 中村GM発言の主旨は、「育成枠は当たればラッキーのような感覚で使われている。そんなことではダメ。きちんと支配下で獲って、責任を持って育てなくてはいけない」だと受け止めたのだが、結局、若手育成とは正反対の「MLBからの戻り選手」や外国人を増やすという方向性のために、育てなくてはいけない選手を育成枠に外すという…。
 もう誰もが気づいていることだが、このオフ「市場」に出回っていて話題になっている選手たち。ウソかホントかわからないところがあるにせよ、興味を持っていると伝えられるのはたいがい「阪神やDeNAなど」だ(あとオリックスか)。ベイスターズの高田GM(私はこの方のGMとしての手腕を疑問視する。ファイターズ時代はあまりにも球団スタッフ、監督、選手に恵まれていた)はいるけれど、球団経営に関してはド素人である。圧倒的な戦力のなさを認識し直し、いわば育成なんて完全放棄して、金で戦力を買おうと(おそらく)決心している球団である。
 つまり阪神タイガースの球団首脳の意識もそれと同じなのだろう。球団を持って何十年たってもド素人球団のままであり、「成金」的なままなのである。
 「新時代の強いチームの作り方」がわかっているチームと、「旧石器時代の強いチームの作り方」以外のものを知ろうとしないチームとの差は歴然で、しかも今後ますます広がっていくだろう。なぜならそれは長期間に渡る戦略ビジョンの違いだからだ。「一時的な優勝争い」とは別次元の球団運営手法の違いだからだ。

週刊【非公式】虎バカマガジン

コメント

  1. とらずき より:

    大物選手のFAよりも、フロント大物のFAやヘッドハンティングをするべきなのでは。大成功している日ハムの球団経営者やスカウト陣、元巨人の清武なんかもおもしろいとおもうけど・・・
    電鉄の社員や暗黒時代のスカウト・コーチでは将来の展望が見えない

  2. 虎ジジィ より:

    原口君の育成枠への降格はとても残念、そして怒りがこみ上げて来ます。(別件ですが、あれほどファンを湧かせた歳内が、たった30万アップというドケチぶりにも怒りが…)
    中村GMが来てから、球団は「負のスパイラル」へズルズル巻き込まれて行く感じ!
    余談ですが、雑誌FLASHの先週号で岡田彰布前監督が語っている「これが負けるチームや!」を読み、阪神時代マスコミを上手く使った岡田前監督と、マスコミを上手く使えない中村GMは対称的に思えます。

  3. 梅虎 より:

     そうですね、DeNAは来季「言い訳のできない戦力でやる」そして「最下位脱出」を掲げてのいわば『余裕のない補強』ですね。
     対する我らが阪神も焦りまくり、福留にはなんと「コーチ手形」まで用意してDeNAからふんだくってくる算段をしているのだとか…。
    藤浪(だけじゃないぞスポーツ紙!北條・田面・小豆畑・金田・緒方の未来の主力組かもしれん逸材ぞ!)の大安スケジュールとか、一瞬で決まる事だし、別にまぁ逆に微笑ましい話題だからいいんですけど、福留関連の記事が増えてきて、また頭が痛い……。
     育成降格の原口も腰痛が理由なんでしょうけど期待している選手の一人でした……。これで捕手の頭数が足りんとか、どの口が言う?

  4. 梅虎 より:

    追記失礼。
     トラオさんから紹介して頂いたスポニチ小虎日記の原口・歳内のコメントが非常に若者らしい、前向きなコメントだったのに救われました。
     二年前、人的保障で泣く泣く出て行った高濱もそうでしたけど、「縁があった球団に貢献したい・この環境で野球がしたい」思いは、ドラフト指名選手だって強く持っている筈です。
     分かり易い目の前のビッグネームに夢中な、球団首脳には、足元の選手のこういう思いは眼に入らんようですけどね…………

  5. 大虎真弓 より:

     やはり人事に必要以上に口を出すGMは許せませんね。
     原口に限らずキャッチャーというポジション上まともな体でいられる訳がない!
     それを散々こき使っておきながら怪我をしたら育成ではまともにやる選手がいなくなるぞ?
     球を受けるだけがキャッチャーでなく相手の癖を学ばせたり配給の勉強をさせたり地味ではあるが体力を維持するためにスクワットやゴロ拾いなどやれる事は山ほどある。
     むしろ育成に降格される事で起きる精神的弊害の方が多い事を理解して欲しいのだ。
     何をしたら選手やチームの為になるのかを
    真剣に考えればこの様な処置はしないはずだ。
    日々中村氏の行動や発言そして判断に疑問を覚えるのはワシだけだろうか?

  6. わかさ生活 より:

    原口育成降格で暗黒時代の再来を覚悟しました。
    フロントがアホやから野球(ファン)できへんわ…そんな気分にさせてくれるGMですね。

  7. チリタケ より:

    原口選手の育成契約は故障箇所の回復に専念させる為だと信じたいけど、
    そもそも育成枠ってそんな目的じゃないよね。。。
    中村Gもホントに顔がきくGMなんだったら、
    キャンプによっしゃんとか、広岡はんの様な御高齢の方を
    招聘して満足してるんじゃなく(満足はしてないでしょうが(^^;)、
    例えば、Jリーグのチーム強化関係者の方との対談を出版社に組んでもらうとかして、
    「なるほど?そんなん考えてたんや!」っていう情報がほしいですね。(悲鳴に近い願望(^^;)
    漏れ伝わってくるものが20年前と色合いが全然変わらんよ?(TT)

  8. 明日虎 より:

    お偉いさんが集まって決めた事は大安吉日の日程調整。
    そして藤浪君には藤浪君の調整法があると独自調整容認。
    何の為に集まったのか…獲れて浮かれて会議の後の打ち上げがメインだったのでは。
    獲得が決まった外国人選手を監督・コーチ・スカウト全員で集めてチェックするのも順序逆でしょ。
    阪神に最適化を求めるなんて無理なんでしょうか。
    スッキリデフラグしたい!

  9. けい。 より:

    原口の育成契約には愕然とさせられた。
    正直、うまく育てば10年は扇の要を任せられる
    逸材だったはずなのに……。
    一流の技能を持った選手だって、気が通って初めて一流になる。
    選手をやる気の出ない状況に追い込んでおいて「やる気のない奴は育たない」と、
    「やる気を失う選手が悪い」と思っているんじゃなかろうか。
    名前が挙がってるメジャー帰りや大物たちの中で、唯一獲ってもいいと思えるのは五十嵐くらいかな(背番号53はないけど)。
    リリーフ投手は結果が出やすいから、ダメだったらすぐに配置換え(もしくは二軍落ち)になるだろうし、無意味に過去の実績でポジションに居座って若手のモチベーションを摘むことにはなりにくい気がするので。
    西岡や福留(もしくは中島?)に使う金を、平野の複数年に使ってやれよ。平野はまだ十分レギュラーを張れる年なのに、「若手(上本)を育てたい」という球団の事情を理解した上で、球団に恩を感じて残ってくれようとしていたんだから。こんなありがたい一流選手はいないぞ。なのに西岡とか獲ろうとか、わけわからん。
    GM,補強にすべて失敗して引責辞任すりゃいいのに(笑)。

  10. 虎蜂 より:

    育成制度に反対しておきながらの狩野・原口降格は解せません。育成反対なら、所属している育成選手を全員支配下登録するぐらいのことをやって欲しいと思います。
    連日報道される補強の情報がどこまで真実か、そして実行されるかわかりませんが、長期的なビジョンを持って運営しようなどとはまったく思っていないのでしょうね。その結果、目先の勝ちも奪えなくなることを何故学習できないのか。情けない。

  11. 虎風 より:

    皆さんの言われる通り、原口の育成枠解せません。許せません。
    鳴尾浜で原口を見たときの衝撃!今でも覚えています。
    必ず将来虎の主戦捕手になると信じていました。友人にも吹聴していました。
    故障をゆっくり治せばいいという理由での育成枠ではなく、単に支配下枠を広げるためだけの制度利用は情けない。

  12. なかっち より:

    確かに原口の育成枠降格には納得出来ません!
    あれだけ育成枠必要なしと豪語してたのに!結果的にドラフトで育成枠を取ると大物メジャー帰りが取れなくなるからなんですね!
    まだまだ若くて将来有望株の選手を育成枠に降格させ、支配下の枠をあけるなんて絶対許せません(怒)
    やはりOBではタイガース再生は無理なんちゃいます?

  13. 熊虎 より:

    ここ数年来のタイガースの打撃担当コーチについて、和田監督を含めて能力不足を感じているのですが、特に最近は2軍戦を観ても明らかにナチュラルでないフォームの(極端な例は野原や黒田ですね)矯正をされた選手やスランプの長期化が2軍に限らずチームに慢性的に影を落としていたと思っているのです。
    で、原口捕手の今年の1割台の打撃成績は一二三や黒田の投手からの転向組と同レベルで正直どうしようもないレベルですが、去年は約3割3分。打数の少なさは高卒捕手の宿命としても、将来への期待値と高卒のキャッチャーをドラフト指名する球団の心づもりとしてもFA選手の獲得枠絡みで育成選手扱いにするのは不見識だと思います。
    中村GMがどこまで画策しているかは不明ですが、就任以後の上本重用、平野はずしや金本・新井(兄)の出場機会激減はある意味劇薬的ですが、長期戦略としては世代交代として競争ではなく、強制的な点は不満ですが理にかなっているとも思えます。
    一方で年齢や実績からすると阪神が狙う西岡や中島は長期的に活躍が見込めると思いますが、今年の段階で既に一流選手の実力があるのか疑わしい福留・五十嵐の両選手の枠を空けるために育成枠を使用するのは理解できません。中村GMの言動や球団の体質的にFAで獲った選手画活躍しなくても待遇を落とすことはなかろうし、ただでさえ活躍の場を奪われる育成選手に再登録の契機になるようなチャンスを与えられるとは、到底思えません。特に「抜擢か熟成か」という捕手では密約がない限り一年後の登録期限には自動的にクビになることが決定的です。
    『支配下選手登録されたことのある者が育成選手として契約した次年度に、支配下選手として契約されない場合は自由契約とする。』というルールがある以上、中村GMのもとでは狩野も原口も「実質現時点で自由契約」なのです。
    たとえ表に出なくとも若者の貴重な一年と将来に影響する球団の決断の裏に再契約への具体的なノルマや努力目標になる条件があってくれればいいのですが。

  14. 虎X党 より:

    中村が育成枠を批判しているのは「実力の無い選手を獲得するなら大学や社会人、あるいは別の道を進ませろ」ということですので、枠を空けるための育成降格とは違うと思いますね。
    ちなみに原口はヘルニアです。有望な選手でしたが、もう捕手としては難しいでしょう。厳しい球団ならお払い箱もあるでしょうし、ならまぁいいんじゃないかと思いますけどね。最も「無理に雇うぐらいなら野球に見切りをつけさせ安定した職につかせろ」と言うのならば別ですが。
    阪神の補強。今オフ凄いですが、まぁほとんど飛ばしでしょう。SンスポとH知新聞は鵜呑みにしないほうがいいと思います。
    寺原はSBに決定でしょうしフィガロやブランコ、武田久と五十嵐は一時期報道されましたが無かったことのようになってますね。福留は撤退宣言したかと思えばコーチ手形だとか忙しいですね。結局阪神フロントが必死になってるのは西岡とかろうじて福留だけではないでしょうかね。
    最近の一部のスポーツ新聞なんてもはや芸能週刊誌以下です。「球団関係者」や「明らかに括弧で補正されている記事」は笑い飛ばす記事で見るほうが楽だと思いますよ。補強賛成派の方も反対派の方もね。

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