意味あるのかないのか20

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677##[阪神]たわいない話

 借金20にならないように踏みとどまっていたのは何か意味があったのかな。
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 現場がその数字にこだわりをもってやっていたとは思えないから、「たまたま」であって、むしろある時期から「5割くらいのチーム」だったということなのだと思う。両外国人投手を含めた先発投手陣はまずまず、リリーフ陣も悪くない。ディフェンス力も「悪い」から「普通」になった。でも攻撃の方は低調なままで、長打力なし、決定力なし、走者を進める技術低く、相手の意表をつく作戦も繰り出せない。得点パターンは、基本ダメなそれらが、たまたま上手くいった時と、1,2番の機動力が発揮されることくらいか。
 で、借金は20は2001年以来だそうだ。星野監督就任が02年だから、「前星野時代」以来ということになり、つまり暗黒時代以来ということだ。和田監督自身はそこにこだわりを持っていたかも知れない。
 だけどまったくこだわる必要は感じない。ローテ投手できちんきちんと回す必要もないと思うし、若手とは言えないような選手を控えで使っていく必要も感じない。「オレ今何やってるのだろう」って思っている選手を、今ここで使う必要はなく、使うことでその選手だけでなく、チーム全体が変わるような選手を使わないとね。それによって結果として借金が増えたからって何も問題ないし、たぶんそっちの方が勝てる。「結果を恐れるな」、勝つためにはその気持ちが必要だとみんないうけど、結局は結果を恐れて動けないのだ。
 さて現在のタイガースは得点力が低い。完封試合が積み上がっていく。この日もバントミスなど拙攻に注目が集まる。確かにその問題も大きいし見逃せない。ただそれが本質だとは思わない。
 シーズン途中までは、「スイングも走塁も鈍重で、力が衰えていて、全体的に下向き矢印で、守備力の低いスタメン野手の構成」こそが問題だった。それが得点の少なさ、失点の多さに影響して借金19になった。
 約5割で戦っているその後、野手スタメンの構成が変わった現在もあいかわらず得点力は低い。ただし、先ほどの項目を見ていくと内容は違う。「スイングは力弱く、まだ投手に軽く捻られることが多い。ただし向上は見られるし、さらなる伸びしろも見える。走力は遙かに向上したが経験を積めばさらに向上が見込める。全体的な守備力も向上し、さらに上昇中。全体的に改善の方向で、試合出場で成長している」「得点力が低いのは、上本、大和、良太の力がまだまだ不足しているため」というところか。
 手ぬるい部分は多いが、今どんな目的を持って何をやっていて、それがどのように進捗しているかを考えて、見ていかなければ、それこそただの消化試合で、むしろやらない方がマシということになってしまう。
 たとえ負けても、借金が増えても、その中で成長していくということが大事で、継続的に中心選手として使われている上本、大和、良太はその自覚を持って取り組んでいると信じている。
 しかしベンチの様子を見ている限り、現首脳陣の意識レベルはそんなところにはなさそうだ。残念ながらもう「流している」だけにしか見えない。
 まずは「選手に嫌われてでも、やるべきはやり、言うべきは言う」という姿勢を取らなければいけないのだが、タイガースの場合はそれが難しい。なぜならば、力のある人なら現場を離れたら今度はメディアで食って行かなきゃいけない。その時に現場との関係性が問題になる。でもそれもまた「結果を恐れるな」だ。最終的に感謝されるコーチというのは、指導されている時は憎まれるコーチ。いずれわかってもらえると信じてやるしかないのだ。
 ジャイアンツも昔はそうだった。だから評論家と現場の関係が悪かった。だけど今やジャイアンツ関係者よりタイガース関係者の方がメディアの食い扶持は多くなっているから、事情が変わった。
 巨人躍進の原因の一つに、そんな背景もあるかもね。
 えーと、試合は…残りすくないぞ!みんなガンバレ!

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コメント

  1. 日向虎 より:

    トラオさんの言うとうり、タイガースのベンチ内は選手に覇気がみられない。又特に鳥谷は、バーターボックスでも目に輝きが見られないスイングスピードもなく、落ちる玉は全然見えてないでカナ振りばかりだ。一度レギュラーをはずしてリフレッシュさせた方ががよい。テレビを見ていても、ただバットを振ってるだけで、何をするでもなく回を増やしているようだ。それなら2軍で調子よい選手を起用した方が野球におもしろみがある。2軍監督から和田監督に強く要請しているのか不思議でしょうがない(上に上がるのが1人づつ程度)後10試合覇気のある若手で来期に向け、試合を行ってはどうでしょうか! がんばれ若虎!!!!!

  2. ベガ より:

    梨田さんもタイガースの現状は、投手はそこそこやってるんだけど、得点力がないと言ってましたね。あと1人2人が好調になるといいのかあと少しの頑張りが足りないのか。
    5割は悪くないけど、連勝が出来ない。たまに連勝すると連敗する。本当ならどの監督よりも気迫をもってやらないといけないのにあと1歩押せないのは監督の弱さも感じます。小川監督なんてこの時期絶対掴みとる迫力を感じる。

  3. いわほー より:

    「あそこでしっかり送れないと・・・」
    「あそこで1本打ってくれないと・・・」
    「あそこで結果をだしてくれないと・・・」
    「あそこであそこで・・・」
    和田監督のそれは処し方に拘泥する典型的なHOW型思考。
    HOW型思考にとらわれると目先の方法論のみが関心ごとになり、そこから脱却できなくなる。
    コーチはHOW型で良しとしても、指揮官はWHAT型思考であらねば。
    すべては方法論よりも目的が優先する。
    そんな采配を是としてほしい。
    監督は何故それが必要で何処でそれをしなければいけないのかを明示してやる。
    方法論はその後、コーチに任せればよい。
    そこの役割をすっ飛ばしてしまっているからコーチから監督に成りきれないのではないでしょうか。
    和田コーチから和田監督に変態するのは道のり険しそうです。

  4. ブルー より:

    西武の渡辺監督は1点ビハインドの八回裏無死一、二塁で相手がバントシフトをとってきた所でピンチバンター鬼崎選手にバスターを命じました。当然バントで送りたい場面ですが、相手の出方を見てリスクが高すぎると判断したのでしょう。別にバスターをやれというわけではありませんが、こういう場面になった時和田監督にそういう選択肢があるとは思えません。
    全ての結果についての責任は監督がとるべきです。もう和田監督は試合後のインタビューをやらないで欲しい。

  5. 虎ジジィ より:

    2001年以来の借金20ですか!
    今思えば2002年から、当時「打てて走れて守れた金本」が入ってからチームがガラッと変わりましたね。
    ここでは「補強反対」の方が断然多いですが、今の打線から、もし鳥谷・平野が抜けたら、それこそ「育つまで待つ」なんて悠長な事は言っていられません。
    話しは脱線しますが、西岡のような打って走れて守れる選手なら、個人的には補強もアリと思いますがどうでしょう?

  6. ririku より:

    まるでモンスターペアレンツ(報道・世論)に怯え、子供(選手)に適切な指導ができない現代の日本の教師のようですね。阪神の監督とコーチは。
    チームを本気で強くしたいなら、若い選手を育成・指導することも、補強もしなければいけない。
    ただし、補強した選手が不調ならば、非情にナタを振るう事もしなければならないのです。それが欠けているがために、マートン選手がブログで指摘していたようなダブルスタンダードがチーム内でまかり通ってしまい、今季のような停滞や雰囲気の悪さが蔓延してしまったのでしょう。
    監督もコーチも何に怯えているのかは知りませんが、指導者としての覚悟がないのなら速やかにユニフォームを脱いでいただきたいものです。

  7. ぴゅあらっく より:

    虎ジジィさん、金本選手が阪神に来たのは、2003年からですよ(笑)。星野監督の下でプレーしたのは、この年だけでしたね。
    素朴な疑問ですが、和田監督は1シーズン指揮を執って、何かを学んだんですかね(^_^;)。監督自身が変わらなければ、周りのコーチ陣を入れ替えても、大して変わりゃしないと思います。

  8. より:

    何か色々と書きたいこともあったような気もしましたが
    試合に関して言うと『特に何もない一日だった』でした
    まったり完封負け… 天高く、ゼロ肥ゆる秋
    いくら暗黒期に選手だった首脳陣といえど
    選手と一緒になって闘う、という姿勢くらいは少しでも観たかったなあ…in2012

  9. 西田辺 より:

    >借金20
    思えば遠くへ来たもんだ(笑)
    原因は何か、ならばどうするは考えるべき人がシッカリ考えて下さい。
    補強そのものは否定しませんが、安易に戦力をあてがい、チームの
    活力を削ぐ事だけは避けてもらいたいものです。

  10. 虎ジジィ より:

    ぴゅあらっく様
    記憶違いでしたか、すみませんf(^_^;

  11. 阿倍野区 ケイ より:

    ヒーローインタビューの鳥谷の声の低さ…そりゃ相手ピッチャーは見かけないのばっかやけど、もーちょっと声をはっていただかないと、応援に行ってるみんなに聞こえたんかなぁと思いましたf^_^;
    森田よかったね!
    笑顔で救われるけど、その体重で股関節がとか膝がちょっととか言わんよーきたえてね(^^)v
    と、上本も走ってかえってくれたけど、明治大学に通う弟さんも楽しみなよーで((o(^-^)o))
    和田監督のノートは、ビッシリ真っ黒になってると信じます(^O^)/

  12. 金沢の虎 より:

    借金20なんて事、どーでもいいです。そんな事よりも、今年の弱かったチームの敗因を考える事が出来るか?でしょ。監督、コーチ、フロント、選手と全員が。
    今年の70敗のうち、21の完封負け。
    …何これ?
    引退後、二軍監督、内野守備コーチ、打撃コーチを歴任し、将来の監督候補として純粋培養で大事に育てられてきたんですよ。10数年かけて。
    このオチがこれ?
    …いやいや。
    残り10試合です。来年は、同じ轍を踏まない様に色々と試していただきたい。選手、戦略。
    消化試合は、惰性でダラダラする物じゃないんです。来年に向けてのテスト、研究をする期間ですよ。
    現役時代から研究熱心だった和田監督に、そこを期待したいです。

  13. 熊虎 より:

    借金20はまんま、巨人・中日戦のマイナス20ですな。ここに互角で他で貯金するのが強いチーム、ここでやや負け越して他で補填するのが5割のチーム。現状の阪神は2強に大きく借金して、他には5割くらい。まぁ、パッと見に下位球団なのは頷けます。
    しかし、チームの順位は置いておくとして、投打の成績はHR・総得点の2項目以外は犠打や盗塁数ですら全部中位で、しかも交流戦も交流戦を終えての総合勝率も5割ぐらい。そんで、借金20を目前になかなか借金を増減させない後半戦の戦い方も5割キープペース。
    つまりは戦力として3位は取れる実力があるし、何しろ投球回が100を超える先発陣は5人中4人が防御率2点台で安定し、そこに入らない岩田でも3点代前半。投球回50を超える中継ぎ陣も防御率2点代前半以下、押さえの球児が1点台前半。立派な投手王国の陣容です。例年防御率順にチームの順位が決まる様なものですが、先発の谷間や育成期待枠を設けたとしても、質・量的に3位どころかもっと上位を争わなければならないはずです。
    とにかく、今の順位は首脳陣の「ハンドリングミス」と分析するしかないのですよ。新人監督の稚拙さは先送りになったようですが、来期有田ヘッドコーチの代わりにチームの頭脳になる人物との連携しだいでは監督の早期交代はやむなしでしょう。

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