鳥谷走って対戦連敗止める

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677##[阪神]たわいない話

 コミッショナーって実際のところ誰が決めるのだろう。そのコミッショナーの責任で決める侍ジャパンビジネス用チーム(略して「侍ジャパン」)の監督は誰が決めるのだろう。
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 思わずそんなことを考えてしまう報知の観測気球だ。
山本浩二氏、WBC監督「前向き」北京の「悔しさ晴らしたい」(報知)
 中村GM正式発表。ま、どうやら日本語訳すると「編成本部長」程度のようで、「目利き」と「現場系交渉係」をやって欲しいということみたいで、GMという呼称は少し大きすぎるように感じる。
 対戦連敗ストップは6?0の大勝。なのに和田監督は「対戦成績を考えると、一つ勝ったくらいでは喜べない」とコメント。キャラクターなのだろうが、その対応はまるでダメだと思う。
 しつこいようだけど、もう終わったんだって。相手はまだこれから優勝するところだから今季を戦っているけど(といいつつ、もうすでに巧みに来季を戦っているんだけどね、有り余る貯金を利用して)、こっちは幸いなことにスパッと線を引いて、新しい気持ちで戦うことができる。それなのに自分からずるずる引きずって、まだ今季のふがいなさを嘆いているようじゃね。選手たちの方がよっぽどスッキリと「来季」をプレーしてるのにね。
 勝って兜の緒を締めよってヤツは、強い組織がやるべきこと。解団的出直しが必要なチームは、できなかったことが一つできたら大喜びして、意欲を増して行かないとね。だから、ああいう辛気くさいポーズ自体がマイナスで、メリハリのなさこそ反省して欲しいと思うのだ。
 さて事実上タイガースの今季エース・メッセンジャーvs余裕ぶちかまし江柄子&小山ジャイアンツ若手育成モードの一戦。報われない好投が続いていたメッセンジャーに、大量援護があり(自らもタイムリーヒット!)、リラックスして投げられたというコメントの通り、余裕を持って見下した投球で完投シャットアウト。風邪気味だったというから面白い。今さら言うまでもなく、投手は試合展開や援護点によって、良くもなり悪くもなる。体調のこともあるし、メッセンジャーは10日間の遅い夏休みあげてもいいんじゃないかな。
 ひきずりまくりの和田監督とは違って、来季に向けた足攻め野球で勢いに乗った。ま、昨日は失敗もあったけれど、前のめりに失敗して、それを「OK」にしてやることから次のレベルに入れる。それをやらないと、過去の例にとらわれて、君子危うきに近寄らず。その先にいるかも知れない「新しい自分」に一生出会えない。
 はじめは「弱いくせにガンガン突っ込んでくる」「アウトになるくせにバンバン走ってくる」でいい。続けていくうちに、こっちは技術を洗練させていくし、相手は成長を恐れ、幻影におびえるようになる。それでいいのだし、それ以外に変化する方法はない。失敗して成長するしかない。
 「足を使っていこうという話はしていた」と鳥谷。
鳥谷の存在感!不名誉記録逃れた野手主将の金言(スポニチ)
初回四球で出ると二盗成功。3回は当たり損ねの二ゴロを全力疾走内野安打にし、良太三ゴロエラーの後、三盗敢行、捕手実松からの送球がワンバウンドして後に転がるのを見ると、久慈コーチの制止も聞かずホームへ突入、送球が高く浮く間に本塁に滑り込んだ。
 今タイガースに必要なのは「理屈はいい。結果はいい。まずは一歩を踏み出せ!」という精神。まさに率先垂範のアグレッシブな走塁だった。
 2点目、平野の連日のタイムリーは価値ある一打。打席内の落ち着き、集中が戻ってきた。気力、体力の充実がうかがえる。切り替えて戦えている。ブラゼルも一生懸命走って、ここからの一三塁、一三塁のタイムリー連発はお見事。藤井、メッセンジャー、ナイスバッティング。
 W先発のもう一人、小山の立ち上がりを攻略した4回の攻撃もかなりスッキリした。先頭大和、2球目の149km/h真っ直ぐをコンパクトに振り抜いてショートの頭の上を低く越えるライナー性(いつもこういう打球を打ちたいね)はあっという間に左中間を破り二塁打。続く鳥谷は初球の真っ直ぐをバカーンと強打、浜風に逆らってライトフェンス直撃(東京ドームならどこまで飛んだろう)、またまた劇走を見せて三塁に滑り込んだ。鳥谷カッコイイ!行かないで!
 で続く良太もきっちり4番の仕事、レフトに犠飛を運んで打点。
 以上で得点シーンはおしまいだが、マートンにも復帰後初ヒット(他の打席もいい感じで打っていた)、ブラゼルも球をよく見て、浜風の甲子園なら左方向に運ぼうという意識は見えた。
 1,2,3番のスピードとイヤらしさを磨き、4番良太の成長力と、「ここで出てくるか下位に平野」の打線は先行きに楽しみなものがある。5,6,7番を誰にして、どう並べ、いかにメリハリをつけるか。いろいろ試したらいいと思う。

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コメント

  1. ガク より:

    昨日は今年の読売と阪神が逆になったような試合w
    ミスに乗じて足を絡めて下位で得点、その後クリーンアップできっちり追加点とってエースが締める!ナイスゲーム。
    最後の俊介のライン際の守備位置もよかった!
    私も久しぶりの和田監督の勝利インタューは不満でした。なんか勝ってもすっきりしない表情で和田監督は一体何と戦ってるんだろう?と思ってしまいました。

  2. フリ より:

    昨日の鳥谷はナイスランでした.久々にキモチよく勝ったおかげで,youtubeで2003年の優勝シーンなどを反芻して,ますますいい気分になりました(←バカ).
    和田の試合後コメントは,坂井の従順なイヌですから,仕方ありません.けなげで,いつまでも忠誠を誓ってくれそうなイヌですから,ご主人さまは未来永劫かわいがってくれるでしょう.
    あ,ココロがいつのまにか暗黒だぁ……

  3. みややっこ より:

    >鳥谷カッコイイ!行かないで!
    私も全く同じセリフを叫びました(笑)。
    攻めるぞ!という意識を、身体と技で鮮やかに表現。これぞプロ。見事でした。
    和田サン…濃いめの凛々しいお顔だちなのにどうしてあんなに辛気くさい?
    まるで腹話術の人形みたいに
    勝っても負けても、チャンスでもピンチでも、いつも同じ表情だからかな。
    いっそ星野監督のようにリアル仏頂面してくれたほうが…。

  4. 明日虎 より:

    鳥谷が躍動し、メッセの快投!
    良い試合でした。
    試合後のコメントとして
    盗塁は研究した成果が出た!と自慢気でしたが
    タイミングはアウトだったし、
    そこは誇るべきところじゃないやろと(笑)
    でも試み自体は良いこと。特に3塁に穴があるので徹底的にそこを突く。そーいう戦い方をもっと早く実戦出来ていれば、もっと実のあるシーズンになったと思います。
    監督はもっと視野を広く持たないといけません。
    負けが込んでるから悔しい。もっと練習しよう。
    それは選手が思うべき事。
    監督は常にじゃあどうすれば?を考えるのが仕事です。

  5. いわほー より:

    昨日の鳥谷の三盗といい、その前日のダブルスチールといい、首位チーム相手に胸を借りてアグレッシブ
    に戦おうという意気込みを感じました。
    鳥谷のコメントによらずともG三連戦のここまでの戦いに、今までにない選手の意気込みを感じます。
    もうこの時期、目先の一勝のための手堅い作戦やセオリーどおりの野球は必要ないでしょう。
    来季に向けた試行錯誤の場と割り切って、いろんな取り組みに挑戦したらいい。
    ローテ投手も来期の力量が分かっている投手についても多少間引き運転するなりして、新戦力を試すこともありでしょうし、野手もどんどん入れ換えてを敢行してもらったら、まだまだ球場に足を運ぼうという気にさせられます。
    一勝一敗で迎えた今日も勝っても負けても何かを感じさせる試合をしてほしいね。

  6. 西田辺 より:

    あの先制点につながった三盗は、多分鳥谷の独断でしょう。
    (良太は走ってない)
    あれは鳥谷から監督、いやチームに向けての意思表示ではなかったでしょうか。
    「こんな野球をやって、読売倒したいんだ」と言う。
    「後ろばかり振り向いてても、しょうがないだろ!」とも聞こえました。
    もう本当に、この男を中心にしたチーム作りをして行かないと先がないですよ。
    志を同じくする若い選手も数多くいるはず。
    GM就任?福留・西岡調査?
    そんな事やってる場合じゃないですよ。
    泥沼に足を取られているのに、泥を継ぎ足してどうするんですか。
    9月、今年最後の甲子園の読売3連戦。
    観客席が、全てを物語っていると思いませんか?
    「オモロないんじゃ」って。

  7. 大虎真弓 より:

     喉に引っかかった魚の骨がご飯と一緒に
    飲み込んで取れたのでなく、咳払いをしたら
    口から出た時の様な気持ち良さでした。(比喩が悪くてごめん!)
     足でもぎ取った一点と7、8、9番の連続ヒットでもぎ取った点なんてここ何年も記憶に無いぞ?
     投げてはメッセンジャーがあのキーオ以来の助っ人として読売戦完封だそうだから、酒も進むわけですね!(笑)
     是非岩田にはこの試合のメッセの間と攻めを
    見て学んで欲しい。
     ただのみの心臓だと自分を卑下しているなら
    ピッチャーなど辞めてしまえ。
     小宮山も何が自分と違うのか?を特等席で見れたのだから来年の糧にして欲しい。
     一つ勝つことによって良いイメージがチームに波及していくのなら最高のゲームだったと思う。いやそうして欲しい!

  8. 虎ジジィ より:

    「江柄子 祐樹」投手、この夫婦漫才のコンビ名みたいな投手に興味津々だったのに、帰宅したらちょうど交代した直後で残念でした。
    一見「強い読売から6点もよく取った!」と思いますが、向こうは育成モードの捨て試合、なのに何故かこちらは捕手藤井で目先の勝利にこだわった試合、ある意味「これで勝てなきゃ今後は全部勝てない」的な立場のゲームでした。捕手は今後を考慮して出来れば小宮山か今成をスタメンで使って欲しい!
    余談ですが今度は「タイガース、川崎ムネリンを調査」らしいですね!もしも鳥谷や平野が抜けて福留や川崎が加入したら、来季は全く違うチームになってしまう感じ!当然ファンは大反対でしょうけど、個人的には大和・川崎・福留の鹿児島打線はちょっと興味あります。
    まあどーせ「○○調査」は、いつもの言うだけ番長で終わると思いますが…

  9. torakiti より:

    昨日はしばらくぶりで溜飲を下げること出来た。
    が、頭脳明晰でない監督のコメント、あれは何なんだ。コーチ時代はそれなりの実績を挙げた?かもしれないが、厳しく言わせてもらえば監督の器ではないと思う。試合の後、若い選手たちに何か言ったのだろうか。せめて、鳥谷のプレーを見習ってほしい位は…

  10. れいん より:

    和田さんのコメントはあんなもん
    と思っておきます
    鳥谷は久慈の制止を無視して本塁生還
    良かったです、止める理由が私には分かりませんでした
    ただ少しずつプロ野球らしくなって来たので
    見ていて買っても負けても楽しいですね

  11. 阿倍野区 ケイ より:

    今のとこ岩田がよさげやから、今晩も勝つぞーっ!
    上本また塁に出た(^_-)-☆
    G+の川藤の解説はどーも好きになれず、BS1とBS5を見てます(^O^)
    BS5は、韓国相手に藤浪君が投げてるけど、うちの子は文化祭の用意でまだ帰りませんf^_^;

  12. 鳴尾浜トラオ より:

    melbourneさん、他者を傷つけかねない表現がありましたのでコメント削除しました。あしからずご了承ください。

  13. ベガ より:

    う?ん。
    1点でよく抑えた、と思ったら岩田10安打もされてたのね。
    9連勝もしたら、普通は油断しますね。油断されても今までは負けてたので情けなかったけど、もう焦る事も、失うものもないので、思いきって挑戦していきましょう。
    今回は何とか巨人に負け越さなかった。優勝目前のチームで阪神相手じゃ力も入らないかもしれないけど、虎は今日より明日…と成長したらいいですね。

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