好リード、好判断

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677##[阪神]たわいない話

【週間MVP】
4上本   1番定着で週間OPS1.048。出て走って還る小さな強打者
5平野   若手台頭でようやく負けじ魂に火が点いた週間打率.368
14能見  低め変化球のキレ戻り先発で唯一7回投げた心の勝利投手
18二神  ハラハラ立ち上がりからの初先発ナイスピッチング
25新井  スタメン外され集中力倍増(当社比)の長打率.619
34久保  テンポ良い投球で絶好調(当時)ベイ打線封じる
35坂   スタメン起用に応えた先制2点タイムリーからの猛打賞
54メッセ 館山との投げ合いに破れるも安定した投球を続ける
63加藤  黙々と5連投で唯一のWHIPゼロ点台(0.67)
67ブラゼ 待望の一発含む週間3打点で一軍にカムバック

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 中村勝広氏がシーズン終了を待たずにGMに就任するらしい。サンスポのスクープを通信社が後追い、スポーツ各紙が報じるに至った。これは由々しき事態である。阪神、オリックスでの監督&GMで残した成績はまったく芳しくなかった。
 球団にしてみれば、フロントの権限を現場を熟知した専門家に託す方が良いと判断したのだろう。現状を見るとそれは正しいと思うのだが、他にいないのだろうか…というのが正直な感想だ。阪神・オリックス両球団で、暗黒史の中心にいたのだから、勝負師としての期待がまったくないのは当然のことではないか。
 GMという職種について思うことはまた今度にまわす。今の中村勝広氏について思うことは前述のとおりだが、私の氏への思い入れはけっこう強い。まず現役の時、好きな選手だったこと。小柄だが意外と打つという意味ではちょうど今の上本に近い選手だった。それと、村山氏の現役をタッチの差で見られなかったので、現役時を知っている初めての監督だった。
 ということで、またまた殻を破れない人事だが、決まってしまうのなら仕方ない。ラストチャンスだと思って断固たる態度で改革を実行して欲しい、汚名を返上して欲しいと思う。
 さて、快勝で久々のカード勝ち越しの話…なんだだけどさ、最後のスッキリする連打で全部オッケー!にしちゃっていいのかよ…という試合。
 初回の先制機は鳥谷が連日ブレーキを掛けて4番で併殺、2回は下位打線の3連打で先取点を取ったはいいが無茶な判断で走塁死、6回は上本大和から作った無死満塁から良太、関本、新井が凡退して無得点。そして能見が7回まで守ってきたリードを8回に代わった福原が追いつかれてしまうという苦しい展開だった。
 勝ち越し点はエラーとバッテリーエラーでもらい、さらにもう一つ二死からエラーをもらった後、突如として連打が始まって、上本大和がキラキラして、大量リードで派手に終わる。
 しかし勝利の立役者は能見と藤井のバッテリーだ。7回7三振無失点に抑えた能見の組み立ては、まっすぐ、フォーク、チェンジアップの効果的配合。スライダーはあえて目先を変える球に使って、真っ直ぐとフォークの高低差で混乱させ、そこに意識が行っていればチェンジアップで前後に揺さぶるという配球。この日くらいクロスファイアの精度、威力があれば能見らしい投球ができる。
 藤井は配球、リードだけではなく、打撃でも状況判断が良かった。先制タイムリー二塁打は、カウント球の直球を逃さず強振、浅めにいたレフトの頭を越した。
 さらに大きかったのが一死二塁の9回。厳しいコースで簡単に追い込まれたが、「せめて進塁打」と右方向へ転がす。この判断と技術で走者が三塁に進み、投手に重圧をかけ、決勝の暴投に繋がった。その後のエラーや大連打は、バーネットの緊張の糸を切ったことによるオマケ。チームのために必要なことをやる。自分にできることをやる。「献身」をわかりやすく示したシーンは久々だったのではないか。
 その後もちろんみんなよく打ったし、きっちりチャンスメークもできていた上本はヒーローインタビューを受ける十分な権利を持っていたと思うけどね。
 もやもやイライラが多い週だったけど、このスカッとした終わり方を気分のいい1週間に繋げたいね。和田監督、軽やかで、爽やかな采配をよろしく!

週刊【非公式】虎バカマガジン

コメント

  1. 明日虎 より:

    星野SD追い出しといて何を今更感もありますが、GMを置く事自体はとても正しいと思います。やっと球団だけでは上手くいかない、何が悪いか分からない。と言う事を理解したんでしょうから。
    中村GMは実績が皆無なのは勿論、行ったトレードやFA選手、新外国人選手は全て外してきたURMを持ってるお方で、球団からの評価と発言権だけは高いお方。
    和田監督と中村GM、裏の裏は表になるのか?
    裏+裏で更なる闇へと沈みそう。
    大和の強烈なレフト線二塁打は素晴らしかったです。

  2. 虎ジジィ より:

    まさに「勝ちに不思議あり」!
    タナボタというより棚からオハギww 、でもひさびさの連打には興奮しました。まあ、内容はどうあれ、今のタイガースはこれでいいのだ!
    だけど能見に勝ちが付かなかったのはおおいに不満、追加点のチャンスはたくさんあったのに……
    中村負広さんのG Mはどうやら本当のようですね!20年足らず昔、当時相思相愛だった松井秀喜をドラフトで読売にさらわれ「向こう10年は彼にヤラレるだろう」 の名言を残し、本当にヤラレ続けた中村さん、せめて今度の松井君(まだ二年生)だけは射止めて下さい!それだけでいいからww

  3. ぴゅあらっく より:

    昨夜も現地でした。9回表の連打を見ながら、「これを6回表の無死満塁の場面でやってよ!」と思っていたのは、私だけではないはず(笑)。相手のミスで勝たせて貰ったようなものですね。
    能見投手はナイスピッチングでした。藤井捕手も2試合休んで疲れが取れたのか、キャッチングが安定していました。打撃の方も先制のタイムリー二塁打を含む2安打に9回表の進塁打と良い働きでした。
    GMの件は中村負広氏一択で話が進んでいるのが気に食わないです。どうせなら元読売の清武氏でも引っ張ってくれば良いのに(笑)。

  4. Yalkeys より:

    昨夜は3塁側で応援でした。
    「タフマンナイター」での伊東四郎さんのキンピカコスチューム始球式(ホームベース至近距離からの下からのボールでしたが・・)や神宮花火も楽しかったですが、何と言っても9回の一挙6点(WPやエラー絡みであっても)は最高でした。)^o^()^o^()^o^(
    それにしても無死満塁での良太、関本、貴浩の凡退(外野フライすら打てず)、8回の同点シーンなどいや?なムードを肌で感じていましたので、9回はまさにお祭りでした。上本のヒーインも気持ちよかったです。
    久し振りに気分よく家路につくことが出来ました。
    中村負広氏のGMの件は、せめて今日はスパッと忘れましょう。

  5. 西田辺 より:

    中村氏GM?
    氏の「暗黒力」と監督の「裏目力」。
    二つが合わさった時に、どんな化学反応を起こすのか?
    別の意味で楽しみではある(笑)
    昨日の試合ですが、能見に勝ちが付けてあげたかった試合ですね。
    1?0から勝ち切れず、追い付かれ、引っ繰り返されたのはこれで今季何度目でしょうね。
    「1点にこだわる野球」を標榜するなら、この点差で守り切って欲しかった。
    確かに表見は追い付かれてすぐに、6点取って快勝!って感じでしょうが、決して強いチームの勝ち方じゃない。
    次の中日戦には、シャキッと締まった試合を期待します。

  6. ベガ より:

    中村さんは個人的には嫌いな方ではないけれど、期待が出来ません。もっと本気を見せてほしいですね。勝利第一に考えず、都合上選択した人事みたい。
    大阪桐蔭の森捕手が打撃で活躍。守っても身体能力の高さが窺えるとか。2年生だけど、ちょっと注目。藤井も毎日は厳しいので。
    そもそも借金地獄は上位チームに勝てないから。明日から地獄に落とされた憎しみをぶつけてほしいですね。

  7. いわほー より:

    勝ち方自体はすっきりしませんが能見復調、ウエヤマ溌剌、そんでもって久しぶりのシリーズ勝ち
    越しはやっぱりうれしい。
    で、中村GMですか。
    GM制は私も支持するんですが、GM制を敷くのなら星野さんがSDになるタイミングがベストでしたね。
    星野さんのGMとしての手腕云々はともかく、あのタイミングであのお方なら、GMにそれなりの権限
    委譲を球団から引き出せたでしょうし。
    オリックス時代の中村GM(負広呼ばわりするのは私は好かないなw)にはGMに十分な権限が与えら
    れなかったことは後日、本人の口からも出ていたし、事実そうなんだと思います。
    GM制を敷くのなら球団はそれなりの覚悟で権限委譲してもらわねば。
    それが出来ぬのなら名ばかりのGMは要りません。

  8. 大虎真弓 より:

     新井で始まり新井で終わった9回の攻撃!
    代打檜山のコールを聞き、終わったと思ったのはワシだけだろうか?
     事実ワイルドピッチの後にはバーネットのボールに反応できず、内野ゴロに倒れている。
    その際に一塁まで全力疾走をしておらず、この怠慢なプレーがワシが檜山を代打で使うことに躊躇する原因になっているのだと確信した。
     代走で出た俊介や上本、大和は限られた出番で結果を残す為に必死だ。
     しかしたとえゴロでも一塁まで全力で走らない選手には魅力も何も感じない!
     平野の一塁への必死のスライディングからこの攻撃が始まったことを思うと、攻撃の姿勢が以下に大事なのか?が伺える試合だった。

  9. BUCK-TORA より:

    どうやら中村GM誕生は時間の問題だとか…ええ、由々しき事態で御座います。
    タイガース監督時代の個人的感情を苦虫を噛み潰しながら差し引いて、オリックスGM時代だけの功績を思い浮かべてもなんにも出てきやしません。
    近鉄消滅時の楽天との分配ドラフトはたしか中村GM時代でしたよね。今も続くオリックスの低迷を考えればこの人選には辿り着かないはずなんですけど。

  10. kou より:

    中村勝は177なので当時としては小柄ではなかったと思いますが、堅守とそこそこの打撃、長打も期待できました。
    上本の方が走力では数段上ですね。
    岡田が入団後、サブに回り、82年引退で、即2軍監督。その頃から球団上層部に気に入られていたのでしょう。
    その後の監督も、その長さも言わば既定の路線。
    マスコミと軋轢を生まない賢さはあります。
    勿論、GMには?ですが。

  11. 九州虎 より:

     藤井捕手もジャイアンツの阿部捕手と同じように猛暑の中の2試合お休みをもらって、攻守ともにいい動きやなあと思っていたら、トラオさんも褒めてくださって、うれしかったです。 特別藤井のファンというわけでもないのですが、タイガースにかぎらず、昨日のヤクルトの川本捕手の場合もそうですが、捕手はうまくやったときはめだたず、失敗したら責任を一手に負わされるじゃないですか。たいへんだなあ、という気持ちでみています。藤井だけでなく、小宮山でも今成でも、地味でもよい仕事をしたときは、プロだから当たり前だといわずにどんどん褒めてやってください。若手はだめだだめだといわれ続けるより、褒められて信じられないような成長をすることがありますから。
     それから、中村勝広氏のGM就任の件ですが、たしかにタイガースの監督としては紳士的でややインテリすぎるかなあという思いで見ていました。しかし、現場では「ホットなハート」を持ったファンが多い中で、中長期的な視野を必要とする編成部門では、彼のような「クールなヘッド」も必要かもしれないなと思ったりしています。そして、同氏のシーズン中の就任のねらいの1つに鳥谷の囲い込みもあるのかなあ、と思いますがトラオさんはどう考えられますか。上本の積極登用もその流れの中で捉えることはできないのでしょうか。

  12. れいん より:

    球団上層部が延命図る為の中村勝弘氏のGM就任なのでしょうか?
    星野が読売監督の座を諦められず、原監督の退任時に甲子園球場でスピーチさせたり、阪神優勝後即監督を退任し読売から声掛かるのを待つ間に
    阪神球団は星野を読売に渡したくない為、シニアディレクターとか訳の分からない職種に付けて関係を持ちましたが
    読売監督の座が無理と分かった星野は阪神SDより楽天監督の座を選びました
    優秀な人材が自分の思う道を進むのは大いに結構です、取りあえず中村氏が決定しても見守ってみようかとは思います

  13. 光る虎 より:

    9回2アウトからの怒涛の(?)攻撃で6得点
    久しぶりのカード勝ち越しに満足・満足。
    そんなわけなーい!(怒)勝利はうれしいが8回までの試合運びは、いつものだめ虎でした。たまたま、バーネットがかってに崩れたから勝てただけです。(といいつつ、トラオさんと同様に上本の存在がYに無言のプレッシャーを与えた結果だと思う。)反省するところは反省し(選手ではなく監督・コーチ陣)次のDにつなげてほしい。
    中村氏がGM就任にトラオさん以下虎バカの皆様のいけんを拝聴しなるほどなと思いました。
    私も暗黒時代の中村氏の監督時代を知っていますしオリックスの監督・GMだったことも知ってます。(いつの間にか辞めていた。)私としては阪神でGM?という気持ちが強いです。でも就任されるんでしたら、監督一期目?の時みたいに亀山・新庄といった新時代の中心選手を送り出してほしいです。
    あと早稲田の後輩の、鳥谷を中心とした野手陣を是非お願いします。(そして数年後には、岡田2次政権誕生か?)

  14. 英くん より:

    中村氏がGMに就任が決定的の様ですね。
    しかし、今シーズンのタイガースの成績で監督、コーチが責任をとれとメディアなどが騒がしい様ですが、監督、コーチだけの責任でしょうか。球団幹部やフロントの方々に、まったく責任はないと言えるでしょうか。
    まだ、シーズンが終わっていないので、どうなるかわかりませんが、明るい未来の阪神タイガースを期待したいです。

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