機は熟した

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 週間MVPを決める投票を募集中!ノミネートされた選手は…

2城島 好調持続今週12打数4安打
5平野 好守連発打撃も上昇中
14能見 5回1失点堂々の投球
16安藤 5回ゼロで先発枠引き寄せる
21岩田 4回ゼロ心配無用の内容
22藤川 当然のごとく2試合2回6人4三振
28福原 2試合2回ゼロ 直球の力あり
39小宮山 7の4、2打点1犠打&好リード
49若竹 テンポ良く2回ピシャリの好投

投票はこちらで!(締切は本日3/19午後4時頃です)
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※上の投票は「虎バカマガジン」の企画です。投票結果とみなさんからのコメントは本日夜または明日朝配信予定の「虎バカマガジン」で発表!
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 久々勝利の輪の中で、この日も鳥谷が無安打。特有のどっしり感が弱く、タイミングの迷いが感じられる。ま、鳥谷統計学からいうと、オープン戦打てない分はシーズンで打てることになっているから心配ないんだけどね。
 二番手で4回3失点(自責点2)のスタンリッジの方が少し心配で、回を投げても球が低めに落ち着かず。球に威力はあり、適度に荒れたのを打者がいやがってくれたので4回もったが、失点した7回は四球、牽制悪送球という自分のミスを絡めて3失点。褒められた内容ではなかった。
 先発の岩田は実戦登板機会の少なさを補う良い内容になった。状態としてはそんなに良い方ではなかったと思うが、良い時の岩田だと打者が早打ちで打ち損じしすぎて、4回じゃ練習にならないから、適度に散ったこの日のような投球で良かったと思う。見逃しを捕る球、空振りを捕る球、打ち損じさせる球、配球。しっかり試せた。
 藤川もそろそろ程よく投げていかないとね。そろそろ「機会均等」よりも「勝つ練習」の時期だから。試したり磨いたり、本人の計画どおりの投球内容だったと思う。
 前の試合に続いて、連打でまとまった点を取れたのは良かった。打てたのはその回だけ…とも言うけれど、点を取るというのはそういうことだ。18安打打っても各回2本に分散すればゼロ封もあるし、少ない安打数でも集めれば大量点になる。投手を攻略するということは組織的なハンティング。狙いを絞る嗅覚と一気呵成の勇気が大事だ。
 ここまでオープン戦無失点を続けていたというL先発十亀、もともと制球力という点ではまだまだ発展途上ということらしいがビシッとイキのいい球を決めてくる。しかし4回は城島の左中間奥深くへのタイムリー二塁打が相当効いた。右ストレートがまともに入って、足に来た…精神的にはそんな感じだったかもしれない。元々城島はそういう役目の選手。スキをつく走塁も見事だった。以後はKOに向けての追い打ちだったが、林の右中間最深部二塁打、小宮山センター前、柴田一塁線突破三塁打は、それぞれ欲しかった人の欲しかった打球で、みな今後に繋がるもの。そういう意味でも非常に良い連打だった。
 藤井も二軍戦に出て、開幕には間に合うようだ。知識と経験がモノを言うポジションだけに、これは朗報なのは間違いない。しかしながら、首脳陣は小宮山を一気に正捕手に押し上げていく計画を実行させるべきだろう。
 経験不足と言いながらも、昨季の出場では能見や岩田との共同作業でいい勝利を作っていた。この日も岩田、スタンリッジを上手く引っ張っていたし、マウンド上から配球について指導する球児の表情からも、小宮山をもっと高いレベルに引っ張り上げたいという気持ちが見て取れた。
 ここ2試合、打席での小宮山はセンター返しを中心にした逆らわない打撃、追い込まれても粘ってカウントを作り、四球をもぎ取るなど、大きな成長を見せている。
 岡崎に機会を与え、清水に機会を与え、小宮山は明らかに危機感を持っていた。一気に奪うしかないと思っていただろう。そして奪うだけの働きを示せたという現実は偶然だとは思わない。機は熟したように見える。
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コメント

  1. 虎ジジィ より:

    前にも書きましたが「藤井離脱」は結果的に次世代レギュラー捕手を育成する為のいいプロセスになったようですね!そして藤井本人も開幕戦に間に合うようなので、本当に結果オーライでした。
    城島が当たっていて「城島・金本・ブラゼル」をどのように使って行くか!?これから(DHが無い時など)の和田采配が楽しみです。
    鳥谷は心配ないでしょう!

  2. 西田辺 より:

    >鳥谷
    まぁ、普通に考えたら春先はいつも良くないし、こんなもんだろうって感じですけど。
    でも、どこかいつもと違う感じがするんですよねぇ。
    タイミングのズレ方とかが、本人の意識より大きいっぽいと言うか。
    素人目ですので、杞憂で終わると思いますが(笑)
    単なるネガティブ・タイガースファンの戯言ですわ。
    昨日は6点も取って快勝!なんですが・・・。
    相変わらず、1イニングにドカーンと取って後はしょんぼり。
    店じまいが早過ぎますよ。
    あと1点を何処かで取りに行かないと、先日のロッテ戦のように相手が息を吹き返す余地を残してしまう。
    ベテランが増えたせいか、どうにも勝負の見切りが早くなっている気がします。
    昨年でも、6回までにリードされた試合の勝率がかなり低かったのも気になります。
    当然、首脳陣はそんな事も頭に入れて采配するはずですから、野球の形態も変わって来ると思いますが、どうもその辺がまだ結果として見えてこないんですよねぇ。
    昨年とほぼ同じメンバーで、やる野球を変えて行くのは簡単ではないけれど政権交替したんですから、そこがファンも一番望む所でしょう。
    開幕まであと10日。
    1つずつでも不安材料を消して行って欲しいですね。

  3. 大虎真弓 より:

     久しぶりの勝利の後の月曜日!
    気分良く仕事に向かえるのはやはり格別ですね。(笑)
    連敗が続くと声が出なくなるが、今年は野次将軍?新井良のお陰で実にベンチで声が出ている。
    打線の繋がりも、ピンチの時も皆で声を出し合って確認する事はチームの意識を統一する大事な作業だ。
    是非一年間続けて欲しい。

  4. エム吉 より:

    オープン戦だとわかっていても久々の勝利にほっとします。
    柴田、小宮山あたりをみてるとやっぱり経験に勝る練習はないんやな?と思います。
    小宮山には39の後継者として是非正捕手の座を奪ってほしい。そういった意味でも大切な1年ですね。
    鳥谷の波は今に始まったことではないし、逆にオープン戦絶好調だと心配になります(笑)

  5. 虎ねえ より:

    いつもわかりやすいご解説ありがとうございます。
    コミィは秋の緊迫した試合も経験してきてるから、逆にいえば少しは違ってくれないと困るって言うか藤井捕手も毎試合はキツいので安心して任せられる捕手になってくれる様期待してます。他の2人も。
    ラミレスが離脱した事は少しほっとした。このままじゃ負ける、と思っていたので。
    スタンはやっぱりナイターの方がいいのかな。ちょっとだけ心配ですね。
    城島は心強い。チームを引っ張っている感じ。

  6. 梅虎 より:

    日曜の西武戦でも、打線が繋がりましたし、光明が見え始めましたね。
    結果を出した小宮山・柴田あたりはシーズンに入っても使い続けて欲しいところです。
    特に小宮山は、キャンプ序盤の反省を活かして貪欲に正捕手の座を追求していって欲しいですね。
    「機は熟した」といえば、
    今年のオープン戦を見ていると相対的に、ベテラン・若手の実力差が縮まってきたように感じます。
    阪神の長年の課題だった「野手の世代交代」の機も熟しつつあるのかもしれませんね。
    そういう意味でも、今年のシーズンは期待です。

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