まず振れ!話はそれからだ

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金本選手がHPで死球について語っている。まだの方はぜひ一読を。
06/04デッドボールは大丈夫ですよ
マリンブルーの風の薫友さまによると、試合後にファンの交流戦もあったとか。レフトスタンドの飛び跳ねる歌のうまいタフな黒い一団に近づきたい気持ちはよくわかる(笑)。
アウェーのマリサポで、肉声をフィーチャーした応援の素晴らしさを再認識。
前日に失点したウィリアムスと藤川を1点ビハインドで使った。良いことだ。計画性がない、使いすぎのそしりもあろうが、連投してナンボのセットアッパー、いかに毎日気分良くいられるか、精神的コンディショニングも重要。くさくさした時間が長ければ、次回登板に尾を引きかねない。もちろん身体のチェック&ケアはしっかり頼む。
阪神?ロッテ。同じようなチームが同じような攻防で接戦を演じたが、ほんの少しの違いが勝ちと負けを分ける。井川がズレータに言われたのと同じ「アグレッシブさが足りない」という言葉が重くのしかかる。
阪神先発ブラウンはセラフィニより悪かっただろうか。制球が悪くボール先行はお互い様だが、阪神の方がより崩されたのは、膝元・胸元に飛んでくる「恐い球」があったから。恐いセラフィニ対恐くないブラウン。けんかをする上でこの差はデカい。コントロールが良いと言ったって、球1個分の勝負ができるレベルでもなし、もっと厳しい駆け引きをしていかないと抑えられない。バッテリー優しすぎないか?
「振らねばならぬこの一球」を見逃す…そんな消極的では勝てないとタメ息が出ることしばしば。
取られても取り返すといういいムードで来ていたが、結局決勝点となってしまった4回だけは返せなかった。二死二塁には暴投で進んだ赤星。関本のカウントは0?3。当然打てのサインだろう。しかし関本はど真ん中直球を見逃す。この1球で負けだ。次を振り遅れてファール、その次で空振りだ。例え空振りしても振るべき球を振っておけば、投手心理に攻撃を与えられる。結果はガラリと変わっていただろう。
もちろん7回ウラの二死満塁で3球目を見逃し三振したスペンサーは論外。相手の助っ人ベニー、フランコの果敢なスイングとの差がスコアボードの差になった。
しかしこの日に限っては、その前の今岡の打席にあった「この1球」こそ悔やまれるものだった。
この回からリリーフした薮田投手はかなり精神的に追い込まれていた。二死からシーツの巧打、金本にはビビってストライクが入らず。結果として前日と同じように「金本との勝負を避け」打者・今岡。薮田の心中はすくみ上がらんばかりだったろう。逃げるような球は外へ低く外れカウントは0?3。ここで今岡は前日ほど強い気持ちだっただろうか。前日から続くこの流れ、次打者は当たりのないスペンサー(または「少なくとも今岡よりは」あてにならない代打)。四球ででることよりも、ストライクゾーンを通過する球を振ることが今岡には求められていた。しかしほぼど真ん中に入るスライダーに今岡は手を出さなかった…。結果、次球で四球、前述のスペンサーの三球三振となる。
この1球に現在のタイガースの「優しさ」を感じてしまう。真っ向勝負には綺麗に勝っても、逃げている相手の首根っこを掴むような苛烈さが足りない。

コメント

  1. 残念!無念!あと一点足りず、3位転落!

    ロ201 100 000=4 神201 000 000=3 [投手] (ロッテ)セラフィニ?川井?薮田?小林雅 (阪神)ブラウン?江草?ウィリアムス?藤川 [勝]セラフィニ4勝1敗 [負]江草2勝1敗 [セーブ]小林雅1敗17S [本塁打] (ロッテ)ベニー10号ソロ、フランコ12号ソロ 神宮では珍しいテ

  2. BSミツルH より:

    セラフィニは嫌いだ。甲子園のマウンドにケチをつけたから(笑)。V監督は必勝パタンを崩したり、江草のステップにクレームをつけたり、トーナメント戦を戦っている。7回・2死満塁。代打桧山を送ったら左投手が出てきたか? 出てきたら濱中で勝負すればよかったと思う。そこまで読んで、躊躇した?…。「それは失礼やろ」と考えなかったか? でもそこでとどまることは「ファンに失礼」ではないか。9回の濱中の打席は将棋で言う「形作り」に見えた。同点では勝てない…。そこでは出さないことの方が攻撃的だったように思う。

  3. ちょびうさ より:

    おはようございま?す。
    今日高知はいい天気ですが、休みの日は
    朝から飛び回る息子に手を焼きます(笑)
    阪神が優しすぎる・・・なんとなく分かる表現です。
    しかし易しすぎるにはなって欲しくないですね。
    いつでも飢えた野獣のようにがっついていて欲しいです。

  4. torao より:

    to BSミツルHさま
    そういう意味で、やっぱり一番「アグレッシブさが足りない」のは、ベンチにいるあの方と言える試合でした。あの場面、藤田対濱中、見たかったですね!
    to ちょびうささま
    「易しすぎるにはなって欲しくない」
    おお、グレートなコメントです!
    さ、息子(人間)と野球遊びしに行こう(笑)。

  5. 仙丈亭日乘 より:

    一歩およばず

    甲子園でのロッテ戰第2戰。

    2點取られて2點返し、1點取られて1點返し、さらに1點取られて、これを返せなかつた。

    タイガースの先發投手はブラウン。
    普通に投げて普通に點を取られたといつた感じ。
    球が總體的に高めに浮いてゐたやうな氣がする。
    3囘3失點で

  6. ばかぼん父 より:

    三瀬の金本への死球は、もちろんワザとでもないし、もともと危険な球ではない。金本の反射神経がスゴイため、避けようとしたから結果として頭に当たったけど、ニブイ選手で「あっ」と思ってすくんでいたら、背中か腰に当たっていたボール。
    それより、すぐに立ち上がろうとしたり、そのまま走ったりすることが、「鉄人」「さすが兄貴」と言われているが、その事の方が心配だ。タンコブになった今回は、それで良かったかもしれないが、頭に衝撃があった時、すぐに動くことで命に関わることだってある。マスコミもファンもこぞって礼賛することではないと思う。
    フルイニング連続試合出場記録は、代走をおくられても、守備固めをおくられても、怪我をしてもだめなので、彼にしかできないすごい記録であることは全くその通りだと思う。でも、その記録を守るために、限界を超えてまで無理をする可能性が見えたことが、ちょっと怖かった。

  7. allen より:

    金本選手のメッセージ、昨日の深夜に読みました。兄貴の人間としての器の大きさを感じましたね。
    本当に阪神に入団してくれてありがとう!金本?!!と声を大にして言いたいです。
    そしてホークスも頑張れ!もし日本シリーズで対戦する事になったときは
    今度は阪神が4勝3敗で勝たせて頂きましょう!!
    しかしホークス打線は胃に悪い・・・。

  8. おかぼん より:

    おはようございます。
    交流戦になって,パ・リーグの選手たちから,甲子園というすばらしい球場で満員のファンに声援を受ける阪神の選手がうらやましいという声をよく聞きますが,無意識のうちにそうした状況に慣れ,どうも相手を見てから受けて立つというような姿勢のような気がします。横綱相撲はまだ早い。
    結果から見れば,左対策の2番・6番は完全に裏目。赤星には警戒心もあり的が小さい(?)せいもありセラフィニはすごく投げにくそうだった。続けて2番藤本だったらすごくいやだっただろうな。それにしても2回終わって1時間は長すぎ!
    頭部死球はほんとうに怖い。昨年,「死球王キンケード」が頭にぶつけられ,マウンドに向かおうとして1度,かかえられてベンチに帰るときもう1度倒れたシーンを思い出した。あの瞬間は意識がなくなっていたんだろうな。アニキには十分なケアを!

  9. ◆6月4日対ロッテ(●3-4)

    対千葉ロッテ 5回戦 阪神甲子園球場

    ロ|201 100 000|4
    神|201 000 000|3

    勝:セラフィニ4勝1敗0S
    S:小林雅0勝1敗17S
    敗:江草2勝1敗0S
    HR:ベニー ソロ10号/フランコ ソロ12号
    ロッテ:セラフィニ-川井-薮田-小林雅
    阪神:ブラウン-江草-ウィリアムス-藤

  10. かきぴー より:

    昨日の試合の記事をtorao兄風に書いてみたつもりだったが、ちっとも似ない。
    関本とスペンサーの、あの打席にスポットを当てたまでは正解だったが、その前の今岡の打席に注目ですか?
    やはり私には、居酒屋のカウンターでぼやくおやぢが似合うってことか(爆)

  11. テド より:

    >逃げている相手の首根っこを掴むような苛烈さが足りな>い。
    同感です。勝負の世界では、これがないと勝てません。
    もっと野生に返らないとです。
    昨日は、やけに長い試合でした。
    後半は雲が日差しを隠してくれて、浜風もひんやりして
    心地よかったです。眠たくなりましたが(笑)

  12. torao より:

    ただいまー。はー、ちかりた…。
    to ばかぼん父さま
    本当にそうですよね。あの時、金本を止められる人などいませんもの…。言われて、考えて…恐ろしくなりました…。
    to allenさま
    この交流戦36試合というのは、実に濃密な時間ですね。野球の面白さ、深さを感じます。そして今度また相まみえるセ・リーグ各チームとも新鮮な気持ちで対戦できそうです。現在のタイガースのチームカラーは金本色になりつつありますね。
    to おかぼんさま
    本当に、もう一度「1回の攻撃に先制点を取らなきゃ負けるチーム」ぐらいの危機意識を持って欲しいです。フェアプレーはいいけど、食い足りないです。
    昔から外国人投手は「足でかきまわせ」がセオリーですからね。確かにそのへんの工夫が足りませんでした。
    to かきぴーさま
    「ああ、やっぱり毎日見てる人は同じようなことを思うんだなぁ」「なんか今日のかきぴーさんはマジメくさってるなぁ」と思いながら読んでいたら、「記事当て」だったんですか?(笑)ほぼビンゴじゃないですか!(笑)びっくりしたなぁ、もう(笑)。そう言われて読み返せば、随所に「torao風」言い回しが…(笑)。秀逸なパロディだと思いました。
    参りました、もうやらないで下さい(笑)。
    to テドさま
    お勤めご苦労様です(笑)。
    そうなんです。トラなんですから、相手が目をそらそうものなら、一瞬にしてノドに噛みつかなくちゃいけません。まずはテドさんの着ぐるみを着せてトラに変身させたろか(笑)。ホント、連日おつかれさま!マリサポに負けるな!(笑)

  13. いわほー より:

    フルイニング連続試合出場のこだわりが金本選手を奮い立たせていると同時に、自身を追い詰めていることを、本人が一番自覚しているところが彼の偉大さだと思う。彼は常々、チームに迷惑をかけてまでフルイニング連続試合出場を続けたくない。逆に言うと記録を続けるためにはチームに迷惑はかけられない。代打を送られないように打撃を磨き、代走を送られないように目一杯走り、代守を送られないように一生懸命守りについている。連続試合出場の記録の成就が鉄人の動力源である以上、頭をぶつけられても、腕を折られても、それが結果として選手生命を短くする無理につながろうとも、目の前の出場を止めるわけにはいかないのだ。もはや一般論が通用しない次元に突入している。
    そんな金本選手をタイガースファンは誇りに思う。
    金本選手はぶつけられた三瀬投手に、良くぞ骨折に至らんかったことを感謝しているのかもしれない。「ありがとう、タンコブだけで済んで。」って。^^ゞ

  14. So What?! より:

    漢金本 鷹との熱き共鳴

    既にいろんなところで取り上げられている話題。 自分はtoraoさんに教えていただ…

  15. かきぴー@ろっこうおろし より:

    そうなんです。やっぱり真面目は私には似合いませんね(T_T)
    でもtorao兄の、一打席に焦点をあてる文章、そこに生まれる緊張感に憧れてやみません。
    しかし、パロディという表現をしていただき、新たな企画が思いつきました。ありがとうございます(b^-゜)

  16. 虎風(徒然なるまま) より:

    金本のHPは見てみます。元気な姿を見て安心しました。でも昨日は、負けた気がしませんでした。後一本が出ない病は、昨年もそうで今に始まったことではないが、今年は良くつながっていたのですが・・・
    今日の渡辺俊を打ち勝って欲しいです。
    頑張れ!!タイガース!!!

  17. ロッテ戦(5回戦)

    3対4 敗戦2対2で迎えた3回表に先発のブラウンがつかまった。ベニーにソロホームランを打たれ勝ち越された。再び追いつくが2番手・江草がフランコにソロを打たれた。打●投●江草・2勝1敗(ブラウン・江草・ウィリアムス・藤川)場☆甲子園・14:00「昨夜の

  18. かめきち より:

    こんにちは?
    はじめまして
    いつも、楽しく 拝見させていただいてます
    優しさってなんか解るような気がします
    言い換えれば、甘いのか・・・
    昨日の試合 7回はやはり 代打 檜山を
    期待したのですが・・・
    昨年から選手起用にはいささか疑問をもっています
    選手を競争させることは、ある程度必要ですが
    理解に苦しむ起用は、やる気をなくすのでは・・
    ベテランと若手の世代交代は、難しいんでしょうね

  19. のののー より:

    「つなぎの野球」もいいけど、「ワイが決めたる!!」も多少はほしいということですね。金本みたいに、その気持ちが明らかにマイナスに作用する選手は現状でいいのですが。
    今年の選手起用で一番疑問なのは、町田の使い方です。特に濱中昇格後は、ピッチャーを替える時に状況によらず出す、「形式代打」ばかりになってしまいました。これは本来なら若手の役割です。楽天に行けば指名打者として通用する選手を飼い殺しにして、2軍有望株を腐らせていいはずがない。交流戦後も濱中1軍のつもりなら、真剣に考えてほしいです。

  20. torao より:

    なんとか失点を防いで、1?0で勝ちたかったなぁ。でも良い試合でした。
    to いわほーさま
    ただね、ばかぼん父さんが言っていたように、命に影響するようなことだけはないようにと切に願いますよ、本当に。
    それにしても、テレビで見ている時、他の選手が死球を受けると「いてっ!」とか「ぐわっ!」という声が出るのですが、金本の時は、「おいっ!」とけんか腰に声を出しています。テレビの前で何が出来るわけじゃないのですが、こういうアニキの心意気がわかっているだけに、ぶつけられると、こう、勇んじゃうんですよ(笑)。
    to かきぴーさま
    いやいや似合わないってことないですよ。珍しいなと思っただけです。
    ん?何を思いつかれたのでしょう(笑)。楽しみにしておきます。
    to 虎風さま(よかったら今度はリンクURLを入れて行って下さいね)
    「あと1本が出ない」のは「病気」だったんですね(笑)。つける薬は、やっぱり振ることですよね。
    to かめきちさま
    コメントうれしいです。わたしもよくかめきちさんのブログ見させてもらって、美味しそうだなぁ、上手に作るなぁと関心していましたよ。ご家族の評価が高いなぁとかって(笑)。
    去年に比べるとはるかに「理解不能起用」は減りましたよね。無くなってはいませんが。
    投手はけっこうすんなりと世代交代がはかられていますよね。野手の方はなかなか難しいですねぇ。
    to のののーさま
    ええ、HRの威力についてはホークス、マリーンズにたっぷり味わわされましたから。
    代打の役割分担にブレが出来てしまいましたね。町田の不調と、濱中の好調で町田をどうしたらよいのか、もてあましてしまっているようです。ちょっと打席を見ていても打てそうにない感じですねぇ。でも1本出れば変わるだろうと使い続けているのでしょう。片岡の戻りも近いようですので、代打の役割分担は整理する時期ですね。

  21. 何かおかしいぞプロ野球!

    日曜日に行なわれたホークスv.s.ジャイアンツ戦。この試合では、両チームの野球の質の違いが露呈したと思う。頭を使い、集中力の高いプレーを心掛けているホークス選手に対し、ジャイアンツ選手は唯漫然とプレーしているだけという感じだった。象徴的だったのは9回裏の