江草が来春キャンプ“ブルペン王”…2000球を目標に

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http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200412/tig2004121906.html
今岡選手会長が、連日の被災地入り。12/18は震災の新潟、12/19は台風被害の兵庫県但馬地方を訪ね、野球教室などで激励した。皆が口を揃えて言うのだが、元気を与えようと思って行くと元気をもらって帰ってくるらしい。同行した浅井選手も「来て良かった」と言っている。あまり積極的でない選手もいるが、いっぺんやってみぃ。
ちょっとした手応えを掴んだ、今年はそんな若手投手が多かったのではないか。来季が三年目となる左腕・江草投手もその内の一人だ。そのきっかけを確実なものにすべく、キャンプでは数を投げ込む決意だという。
9試合、16 1/3回、防御率2.76、奪三振13、与四死球6が今季の成績。177cm、80kgは最近では小さい方だが、度胸満点の投球スタイルは威圧感を感じさせる。被安打率(.323)は高めだが、投球リズムの良さと、速球&フォークの鋭さが持ち味だ。
春先は一軍で中継ぎ、ワンポイントリリーフとして起用されることが多かった。5月後半からは二軍で主に先発を務め、4勝0敗、防御率2.84と結果を出した。秋に再昇格し、初先発で好投(10/2・広島戦、7回1失点)したが、プロ初勝利には恵まれなかった。当然、もう一度チャンスが与えられるはずの投球内容だったが、時すでに遅し、残り試合も少なく、教育リーグも始まる日程から、一軍登板機会はこれで終わってしまった。もうあと1試合先発させて欲しかったというのが本音だと思う。
同期では、ドラフト5巡目・久保田がはるか先を行き、クローザーの座を掴もうとしている。同じ自由枠の杉山が初勝利を含む2勝、6巡目・三東が同じく5勝。後輩の桟原、筒井も初勝利を挙げた。先発ローテーション入りに向けた競争は熾烈を極めるが、モチベーションの高さは一番かも知れない。パフォーマンスは負けていなくても、数字が残っていない悔しさを晴らすべく来季に望む。

コメント

  1. ichiken より:

    私は、若手投手陣の中で江草のスタイルが一番好きです。(もっと若々だと田村がいますが・・)
    球速は無くとも、回転の良いストレートと、速く沈む球で、内野ゴロの山を量産するスタイルは、いかにも先発向き。
    ただ、チャンスをやろうと首脳陣が考えた時にことごとく故障をしているのが気になります。
    投げても投げてもへばらない、そんなタフな体を手に入れれば、2勝や5勝なんてすぐじゃないでしょうか。

  2. torao より:

    to ichikenさま
    確かに「チャンスつかみそこねグセ」があるかも知れません。おっしゃるように身体にしっかりとした安定感ができれば、ローテを回していくというタイプだと思います。あーた、この方が予定通り化けてくれたら、大変ですよォ!