大阪ニッカンなにわWEB 4/11 「7番藤本」「8番矢野」は逆の方が怖い/山田久志の目

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打順にもっと細やかな配慮をという提言。そのとおりだと思う。対中日第3戦でも川上の好投の前に打線が沈黙し、試合後の岡田監督はなかなか上がってこない各打者の調子を嘆いた。ただ忘れてならないのは、去年と違う人が去年と違う野球をやっているのだから去年と違う結果が出るのは当たり前だということだ。昨季の星野監督は、ベンチにじっと座っていても周囲に熱を発していた。ベンチの中には試合出場の機会は少なくともその熱を「ムード」に変えるキャラクターが少なからずいた。広沢、中村豊、秀太、沖原…。昨季の「つなぎ」には、このムードが大きく影響していたと思う。今季の布陣はベンチも含め「個人技重視」だ。岡田監督が目指すのは、「放任と自己責任」という大人の野球だと思う。醸し出す雰囲気にはどこか重苦しいものがある。去年のような「つなぎ」を求めるなら、個人技に頼らない采配と、ベンチのムード作りもおろそかにすべきでない。

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