映画「博士の愛した数式」を薦める

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ブログをやっていて得をするということはあまりないのだが、今回ひょんなことから、映画をタダで見せてもらった。しかも来年1月公開予定の未封切り映画『博士の愛した数式』のマスコミ試写会に招待されたのだ(あ、なんか得意気?ごめんw)。


雑誌に映画評論を書かれているタイガースファンの佐藤睦雄さんがこのブログを読んでいて、製作会社のアスミック・エースの宣伝プロデューサーを、「タイガースファンのブロガーに宣伝してもらうと良い」と、そそのかしてくれたらしい(笑)。なんでも、ストーリーにタイガースが絡んでいるのだそうだ。よくわからないけど、面白そうだ。それに「オファー」には違いない。原稿依頼でもなく、ギャラもないけどさ(笑)。でもちゃんと宣伝になるのかな?それは請け負えないけどね(笑)。
アスミック・エースは六本木の駅の上。受付でみんな招待状を手渡している。私はそれは持っていないので「あの、メールで…」と、しどろもどろになっていたら、「あっ、toraoさんですね?」「え、ああ、toraoといえばtoraoです…」「お席を用意してありますので、どうぞ」。ずんずんオフィスを入っていくと、映画館が現れた。へー。面白い。
一番後ろの見やすい席に通されると、いわゆるプレス資料が置いてあった。いやー、マスコミの人になった気分(笑)。

かなり人が増えてきて、座りきれない人はパイプ椅子みたいなのに座っている。いいのかなぁ、偉そうに座ってて…。誰か有名な人いないかな?ってキョロキョロ(笑)。隣の隣に座っていた方に、製作会社の人が「あっ、監督、わざわざお疲れ様ですぅ」って言ってたけど、私にはどなたかわからなかった。
さていよいよ上映開始。楽しみ楽しみ!

コメント

  1. メル より:

    おはようございます。
    >でもちゃんと宣伝になるのかな?それは請け負えないけどね(笑)。
    あのーーー。すっごい宣伝になってますよ。
    もう、観たくてしょうがないです。
    今週「ALWAYS三丁目の夕日」を観てきたのですが
    舞台は昭和33年の東京。子供たちは野球ごっこで巨人ファン。という設定で。
    ま、東京だから仕方ないか(泣)と、思ったところ。
    数学は好きじゃないけど数字は好きです。
    観客数なんて、もう試合の点数以上に興味持ってます。笑。マリーンズが来年のすごい目標を掲げたとか。

  2. 森 無礼 より:

    ふーうん!二日続きでふぅーん!ではじまった。
    「博士の愛した数式」本屋大賞なのは知っていた。読書関係の
    ホームページに紹介されているのも眼にしていた。数学音痴と
    小川洋子さんとに馴染んでいなかったから、すっと通り過ぎて
    しまった。映画になったのは知らなかった。ご席亭の推薦なら
    先ず本から入ってみよう。
    そういえば、「博士の愛した時限爆弾」って映画があったような
    気がする。なんだか奇妙、奇天烈の作品だったような記憶だが
    これも頭の中を素通りしてしまっている。
    最近、記憶がどんどんと薄れていくのももの悲しい!
    本屋の店頭に平積みされているベストセラーコーナーの本を買う
    のは妙に恥ずかしい!困った習癖だ!これも直らない!
    余談だが、昨日のはみさんのコメントで怖い学校とあったけれど
    神戸では元巨人の土井選手、元近鉄の鈴木投手の学校も怖かった
    前から来る校章を見て、慌てて隠れたものだ!

  3. BSミツルH より:

    数年前に「博士の愛した数式」を雑誌で知り、TVで小川洋子さんが語るのを聞き、書店へ走ったのですが、近隣の本屋さんに平積みされるまでには半年かかりました。その後、購入したはいいものの、自宅で他の書籍と平積み状態で数年が過ぎました。先日、本屋さんで文庫本になっている「博士の愛した数式」を見て、家に帰ればあるにもかかわらずおもわず買いました。記憶が飛んでいたわけではありません(笑)。
    大事な野球カードをめくるように読了したのが最近で、まったくの奇遇です。そこここに往年のタイガースを支えた選手たちが出てきます。その名前が印刷された活字を「見る」ことは「博士」が数字を元に野球を手繰り寄せる様子にも似ていて、そこにある無上の喜びは同種のものだと思いました。いくらカラーであってもセピア色と表現するのが相応しいような懐かしさでもありました。
    「博士」の記憶の中に永遠に封じ込められている「義姉」と「80分の現在」しか共有できない「家政婦の私」と「息子のルート」との対比は鮮やかで、「さち」というものを真正面から見据えている作品でもありました。ごくありふれたと思える日常と「神様の手帳」をのぞき見ながらエレガントな証明に沈潜していく博士の姿も対比的で、いずれにも重心が傾かず、しかもさらっと提示された「さち」は優美で「静か」でした。もういっかい読んでみよおっと(笑)。映画も^^。

  4. いわほー より:

    なんだか皆さんの話を聞いていると、読まずにいられない、観ずにいられない衝動にかられました。仕掛け人の思惑どおり‥‥。^^)
    マーケッティングの古くて新しい手法として、「口コミ」が見直されているが、その媒介としてブログが果たす役割りは、今後ますます威力を発揮するのでしょうね。伝播の速度が桁違いですから。
    おみそれいたしました。チケットのプレゼント企画があれば、みんなでもっと宣伝してあげるのに…^^ゞ>仕掛け人さん。

  5. おかぼん より:

    そう言えば久しく一人で映画館で映画を見ていないなあ、もっぱら子どもの引率ばっかりで。
    今日の記事と紹介を読んだだけで、もう涙が出そうになりました。すごい宣伝になってますよ!
    小川洋子さんの名前だけは知っていましたが、恥ずかしながら文章はデイリースポーツの連載記事「阪神物語」でしか読んだことがありません。お父さんはじめ一家あげての阪神ファンだったこととか田淵のホームランの美しさとか、「井川を信じる」思いも吐露されていたように思います。
    森さま
    >そういえば、「博士の愛した時限爆弾」って映画があったような気がする。なんだか奇妙、奇天烈の作品だったような記憶だが
    わたしも見たはずなんですが、たぶんS.キューブリック監督の「博士の異常な愛情-または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」(1964)ですね。ピーターセラーズ扮するマッドサイエンティストが爆弾にまたがって飛んでいるラストシーンは覚えています。「博士の愛した数式」のタイトルって、この映画となにか関係があるのかな? 
    江夏つながりで言えば、いまさらですが、先日、後藤正治さんの「牙-江夏豊とその時代」を読んだばかりなのですごく興味がわいてきました。
    早速読んでみようと思います! あ、映画も!

  6. torao より:

    こんな偉い人がいるかと思うと
    http://www.daily.co.jp/newsflash/2005/12/02/196576.shtml
    こんなエラいことしちゃったやつもいる…
    http://www.daily.co.jp/baseball/2005/12/02/196534.shtml
    それはさておき、腕利き宣伝マンtoraoです(←調子に乗りすぎw)。)
    to メルさま
    >もう、観たくてしょうがないです。
    宣伝の片棒をかついだのですが、そうでなくてもお奨めしちゃいますよ。
    >観客数なんて、もう試合の点数以上に興味持ってます。
    C野村の引退試合の動員数は、宇宙がくれた偶然なんですよ(笑)。
    to 森 無礼さま
    極力予備知識なしで見ようと心をスポンジにして見てきました。美的好みがマッチしていたから、すーすーっと入ってきました(笑)。映画好きの森さんにもぜひご覧いただきたいです。
    to BSミツルHさま
    もう、またしばらくいなくなっちゃうんだから!(笑)。
    そう「さち」ですね。小さくて美しいもの。でも無限の広がりを内包しているもの。
    ああ、BSミツルHさんの書評を読んで、私は今度は読まずにはいられなくなりました(笑)。今日文庫本買おうっと(笑)。
    to いわほーさま
    あんまりこんなことばっかりやってると、「あいつ最近宣伝ばっかりだな」になっちゃうので、今後、この手のオファーが来ても、吟味してお断りもしていこうと思います(←完全に勘違いしているw)。
    そういえば、私なんか、口コミ以外、モノを買う動機がないもんなぁ(笑)。
    to おかぼんさま
    「博士の異常な愛情」と「私の愛したスパイ」が混ざったような(笑)。
    ん?後藤正治さんの「牙-江夏豊とその時代」?あ、そう、じゃそれも買おうかな(笑)。

  7. grayghost より:

    どんな楽しい時間を過ごされているのかと思っていたのですが、
    映画でしたかぁ?意外でした(笑)
    私は、タイムトラベル物が大好きなのです。
    タイムトラベルといっても「ドラえもん」や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のように、
    タイムマシーンのようなものが出てくる物だけではないのです。
    規則正しく一方向にしか流れない時間の流れが、
    逆流したり、飛び越えたり、交差したり。
    「博士の愛した数式」は、規則正しく一方向流れている時間と淀んでしまった時間の交差、
    って感じの作品ですよね。
    これも一種のタイムトラベル物です。
    映画館で、江夏が縦縞のユニホームだったころにタイムトラベルしてみたいと思います。
    今年、映画「この胸いっぱいの愛を」でこの上なく上質なタイムトラベルを堪能でき、
    この作品こそ、今年の最優秀タイムトラベル賞(←そんな賞はない)だと思っていたのです。
    記憶と現実、懐かしい過去と期待膨らむ未来の交差、
    今年の大賞は、「タイガースファン感謝デーのOB交流戦」でした(笑)
    p.s.映画「ミスター・ルーキー」は、物語そのものよりも、
    バースが代打に出てくるところが一番のクライマックスでしたね(笑)
    これもちょっとしたタイムトラベル?

  8. tacoco より:

    「博士の愛した数式」21世紀になって読んだ本の心のベスト10にランクされている作品です。
    映画も評判のようですが、「妊娠カレンダー」以来の小川洋子ファンとしては是非原作を読まれることをお勧めします。
    主人公が阪神ファン、しかも江夏豊をこよなく愛すというだけで、博士に感情移入してしまった私です。
    特に印象的な話は完全数のくだりです。
    完全数とは、自然数でその数以外の約数( 1 を含む)の和が、もとの数になるような自然数を言います。
    江夏豊は何と、『完全数を背負った男』だったです。当時の彼を知る方方々らこのキャッチがいかに彼に相応しいか、わかっていただけると思います。
    発見されている完全数で背番号に該当しそうな2桁の数字は28の他には、6だけです。現在のタイガースでこの番号を背負った男もなんとこのキャッチに相応しい男でしょう!
    えっ、現在の28はどうかって?だから彼は背番号が重くて今年何度もうぎゃ?って叫んでましたでしょ。来年はきっと番号に恥ずかしくない活躍をしてくれる事間違いないです。

  9. daiapapa より:

    昨日は「映画の日」だったそうですね。
    スポーツネタでなくても
    映画評論家でも行けそうな気がしますね
    toraoさん!
    オイラも是非、行きたいです。
    寺尾聡、好きだし。
    でもな?、
    子どもが小さいからな?(2歳と9ヶ月)。
    行けるかな?。

  10. 森 無礼 より:

    >完全数とは、自然数でその数以外の約数( 1 を含む)の和が、
    tacocoさんの解説を得ても理数系はまったく苦手な私
    だから、完全数なるものがはっきり判らない。
    素数はどうにか判る。6は1+2+3=6ですよね!
    28は1+2+4+7+14=28でこれも判る
    だったら、0と1はどうなのと書いてきて!!今やっと判った!
    >自然数でその数以外の約数( 1 を含む)
    ここがポイントなんだな!
    鳥谷、豊!俺も仲間に入れてくれ!と叫べ!!
    福原よ!馬鹿言うのじゃあないよ!俺の来季を見てくれ!と
    見返してやれ!

  11. torao より:

    to grayghostさま
    grayghostさんは、「タイムトラベルヲタ」だったんですね(笑)。人それぞれツボがあるんですね。私が好きなのは、得意分野の違う何人かのチームが力を合わせて…ってやつが好きだな(笑)。ルパン三世とかね、スティングとかね、あとなんだ?ブルースブラザースとかね、ちょっと違うか(笑)。まあ、そんな感じです。
    時間をぐちゃぐちゃにされるやつ(特にミステリー)、スパッと決められると気持ち良いですよね。
    to tacocoさま
    ちょっと同じ作者の本を読んでみようと思います。
    ああ、いいお話だったなあ。
    現在の「完全数を背負う投手さん」は、約数の和が同じということより、せめて勝ち負けを同じにしないといけません…(笑)。
    to daiapapaさま
    ああ、そういえばそんなのありましたね映画の日。高校生の時に、テストの後、「プロジェクトA」を見に行ったなぁ(笑)。
    子供を連れては無理ですね。なかなかパパの行動も気ままというわけにはいきませんもんね。
    to 森 無礼さま
    完全数には他にも特徴があるんですってよ。
    1+2+3=6、1+2+3+4+5+6+7=28ってね。数字って面白い!
    そうねぇ、豊は「自然」じゃないんですね。確かにあの打球は不自然に高く上がったなあ(笑)。

  12. いわほー より:

    映画や小説の話題でこんなに盛り上がるのも意外ですね。
    野球は「筋書きのないドラマ」というけれど、「筋書きのあるドラマ」も、皆さんお好きなんだ。^^

  13. イエロー より:

    「博士の愛した数式」は、友達に勧められて本を読みました。toraoさんの評からさっすると、原作の雰囲気を壊さずに映画化したようですね。私も見たい!・・・けど全部終わってからビデオで見るしかないか(泣)私も根っからの文系で、今日も模試でベクトルや複素数や数列に苦しめられてきました(笑) 三角関数や図形ならまだできるんですが。

  14. torao より:

    to いわほーさま
    さっそく原作を含む小川洋子さんの本3冊を買ってきました。さあ、読みながら寝よっと(でもこの記事は夕べ遅くまでかかったから、すぐ眠っちゃうな、きっとw)。
    to イエローさま
    イエローさんも読んでいましたか。さすがにベストセラーですね。私も原作を読むのが楽しみ…とりあえず家人に先に読む!と取り上げられちゃったけど(笑)。
    ベクトルは(意味は)わかる。複素数と数列って何だろう…。勉強した記憶すらないぞ(笑)。もう志望校の受験に数学がないとわかった時点から、難解な数学が一切頭に入って来なかったです(笑)。

  15. yu より:

    「博士の愛した数式」・・・ずっと読みたいと思ってたんです。小川洋子さんのデイリーのエッセイ大好きです。井川くんに対しても、阪神選手みんなに対しても「愛」があるんですもの。
    小川さんのエッセイ読みながら、涙止まらないこともありました。なので、原作は必ず読みたいと思ってましたが、映画もできたんですね。
    知らなかった?。toraoさんのこの記事で絶対観るぞ?。って思いました。
    私にとっても嬉しいtoraoさんのオファーでした。(笑)

  16. wan より:

    さて、今日のお話は、、、と読んでいき、本屋さんに走って、さっき帰ってきました。
    (物騒な世の中なのに夜にウロウロと ^^;)
    ”数式”っと聞いただけで子供の頃、”分数”で挫折したイヤな思い出が頭を巡るのですがtoraoさんがお勧めするのならば、さんすうアレルギーも出ないかなっと本をぱらぱらと捲ってマス。
    楽しみ、たのしみ^^

  17. torao より:

    to yuさま
    原作も読むって決めていて、映画も見るって決めている時、どっちを先にしたらよいかって悩みません?(笑)。私は映画を先にするかもです。(原作は文庫になってから、映画はレンタルされてからって感じだけどw)
    to wanさま
    楽しみにしながら読む本があるって幸せですよね!

  18. いわほー より:

    >原作も読むって決めていて、映画も見るって決めている時、どっちを先にしたらよいかって悩みません?(笑)。
    その作家に思い入れがあるなら原作。さもなくば映画、かな。私は。

  19. torao より:

    to いわほーさま
    うん、そんな感じですね。

  20. yu より:

    torao様、いわほー様
    私、その作家に思い入れがあったんで(笑)今日買っちゃいました?。おまけに文庫になったのがタイミングよく4日ほど前なんです。
    で、torao様のエントリーを観ると映画も良さそうなんで次に映画を観ます。
    今から読みます。ワクワク・・・。

  21. torao より:

    to yuさま
    私も映画見終わって、原作も読みたいなぁとは思ったのですが、まだ文庫にはなってないだろうなぁって思ってたら、ここのコメントでBSミツルHさんが「文庫に」って教えて下さってので買って帰りました。私ってやっぱりシブチン?(笑)。

  22. lamb_labo より:

    小説はすでに読んでいますが、映画も見ようという気になりましたよ。toraoさん。
    なんて優秀なプロモーターなのでしょう!

  23. torao より:

    to lamb_laboさま
    わーい!先生に褒められて嬉しい!(笑)

  24. 藤村珂南 より:

    お久しぶりでございます。
    私も読了組ですーーー! 映画も半ば恐れながらも楽しみにしてた派ですので(どんな表現だよ)、仰りたいことがすごーく分かります。
    御文を拝見していて、あー、これなら安心して映画館に行けるなと(笑)
    ええ、私も数学嫌いなのに、この作品で「数学もちょっと良いかも」と思ったクチですし(更笑)
    福原だってこれからですよ! 江夏投手だって、最初から「完璧」ではなかったじゃないですか!
    最終学歴まで理数系一直線な知人曰く、「数学の証明は、結果だけでなくその過程も大事なんだ」と言ってました。
    (博士も言ってるとおり、たった一つの答えを見つけ出すまでの過程も楽しむのが真の数学者なんだそうです)
    きっと今は、いつかたどり着く「答え」を見出すまでの「過程」を見てる段階なんですよ、まだ。
    以下、余談。
    この本を読了した後、前述の知人(非プロ野球ファン)に、メールで数学についての薀蓄を教えてもらい、その返信に「ノーヒットノーラン」の定義等のルールとか当時のプロ野球事情とか、いろいろと情報提供してたです。
    (ずっと関東在住の人なんで、新庄以外誰がどういう選手なのか全然分からんと言ってましたが・苦笑)
    後の「江夏の21球」の話をした時には、(もちろん私はリアルタイムでは知らない世代ですが…)、「その〔21〕も数学的には深い意味があるんだよー、名選手には天運も味方するんだねー」と言ってました。
    勿論、tacocoさんが挙げられた「6」も話の中に出て来まして、「ただ今フルイニング出場の日本新記録を毎日更新してる選手で(←シーズン中だったので現在進行形)、その前の代表格は文中に出てきた和田選手ですよ」と答えたら、門外漢には更に分からん数学の世界にぶっ飛んで行きました……。
    更おまけ。
    お気付きの方がおられるかどうか分からんですが、「観に行った試合」は金本兄貴のプロ初出場試合で、(注:本文中には一切出てきません。個人的に偶然得た情報です)、原作のラストエピソードはどー考えても○○○○○○のすぐ後です。(ネタバレ防止のため伏字で失礼)
    「事実は小説より奇なり」という古人の言葉がありますが、読了後に上記の二点に気付き、つくづくその言葉の意味を思い知りました。。。
    私見ながら、予告編にも使われた「ルート君が教壇に立つ姿」も、この時期にこの作品が映画化されたことも、「偉大なる偶然にして必然」のような気がしてなりません。
    ……少々無駄口が多くなりましたが(汗)、取り敢えず、確実に映画館に足を運ぶ客がここにももう一人出来たということで。

  25. 匿名 より:

    読み終えました!今ボーとしています。
    素数だの完全数だの私にしたら蕁麻疹モノの言葉も読んでいくうちに数学に対する見方が少し変わりました。
    数ってエレガントなんですね!(って私からは縁遠い言葉を使ってみたwww)
    まさに先日のお題にあった「数字を見てグッとくる」ものは、その人それぞれにあり、私の場合、阪神パークのレオポンだったり、学校帰りの観戦・赤いメガホンの中の六甲颪など、背景を思い出し、想像し、涙しました。
    私が言うのも何ですが、この本は淡々とした文章で書かれていて、決めつけられるのでは無く、優しい物言いであなたの想像におまかせします的なところもあり、とても読みやすかったです!
    。。。駅から甲子園への道、球場の通路のお酒の匂い、電車、…アカン、また涙腺が、、、
    toraoさん、良いお話を教えて下さって、ありがとうございます。
    映画もスゴク楽しみです(どうかあの素敵な世界がうまく表現されてますように)
    大切な人・大事なひとに読んでもらいたいっていう気持ちになりました。

  26. wan より:

    ↑あ、名前が抜けてました。失礼しましたm(_ _)m

  27. torao より:

    to 藤村珂南さま
    ふむふむ…。まだ原作を読んでないのでわからないこともあるので、読み終わったらまたこのコメントも読み返してみよう(笑)。
    ああ、読むのが楽しみだなぁ。
    to wanさま
    はやーい(笑)。でもそんなに分厚い本じゃないし、ややこしい文体でもないから、すーっと進んだのでしょう。同じ作家の別な本を読んでいるのでわかります。
    たしかに受け手の歓声に委ねられる部分が大きいからこそ、世界が広がったり、現実感が得られたりするのかも知れませんね。おつかれさまー!

  28. mousato より:

    toraoさん
    やったーっ。そそのかし成功!
    素晴らしい評論をありがとうございます。
    そう、江夏は「完全数」なんですね。
    昭和46年西宮球場の江夏は球がホップする感じで、見事9連続奪三振を達成しました。
    今の時代なら球児の球スジに似ている気がします。未来永劫忘れられないモノ。
    たぶん20年後なら藤川球児の「22」をめぐって語り継がれるかもしれません。
    あの映画をここまで書いてくださってありがとうございます。宣伝プロデューサーから昨日電話があったのですが、すごいレスポンス。
    みなさんのコメントを読んでいるだけで涙が出ます。阪神ファンってシズル感があって素晴らしいですね。toraoさんは名文家ですね。なんでもドラマティックに書いてしまう。
    ぼくも映画の記憶が甦りました。
    またイイ映画があったら紹介します。

  29. torao より:

    to mousatoさま
    今回はありがとうございました。マスコミ試写会なんていう、とても貴重な体験ができて面白かった!
    試写会の晩に興奮したまま書きましたよ。どうやら私の場合、あれこれ練って考えた文章より、感動して興奮したままに出てきた言葉を書きつけた方が喜んでもらえるみたい(笑)。それがまたブログという媒体の特質なのかもしれませんね。
    ブログも注目してますね。それとテーマとは関係なく、こちらにいつでも映画の話をしにきて下さいね!本当に今回はありがとうございました!

  30. zero-52 より:

    土曜日に「泣くぞ」と虎の面々に薦められ、昨日の帰りに買って。
    今朝、3章まで読み進みました。
    友愛数と完全数ですね。はい、覚えました。
    阪神が出てこなくてもおもしろいです。
    でも江夏が、阪神が出てきました。私の知らないエピソードを従えて。
    wktkしながら読みます。
    ※確かにルビーの指輪でもミス原宿でもないな。誰が適役かな・・・

  31. 「牙」を読む

    『牙 ?江夏豊とその時代』 著:後藤正治
    講談社文庫 \\695(税別)
    週刊現代にて01年1/6号から4/7号にて連載、02年2月単行本化、05年2月文庫本化。

  32. torao より:

    to zero-52さま
    これからもっと面白くなりますからね。
    映画はまた別物ですね。「シバリ」をかけていく中では、なかなか良い選択肢だったと思います。もちろん「本先」の人からはいろいろ異論が出ちゃうでしょうけど。

  33. 映画 『博士の愛した数式』

    『博士の愛した数式』公式サイト:http://hakase-movie.com/製作:2006年日本監督:小泉堯史出演:寺尾聰/深津絵里/齋藤隆成/吉岡秀隆/浅丘ルリ子《公開時コピー》      ぼくの記憶は 80分しかもたない

    元大学教授の数学者(寺尾聰)の

  34. 感動は深く静かに…「博士の愛した数式」

     実に静かな映画だった。激しい愛の言葉もなければ、憎悪も嫉妬もない。死の場面もない。淡々と日常を追っただけなのに…。それでも、心を打つ、深く静かに、強く。「博士の愛した数式」(小泉堯史監督)はそんな佳作だった。80分しか記憶が持たない病を持つ主人公の