強敵たち

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スペンサーが二軍戦でヒット打ったって?


よしよし、意外と早く戻ってきそうだな。やるよ、ヤツは。本当か?いや、やらなくてもいいからベンチにいて欲しい。和むから(笑)。
3/29には一軍登録選手が発表されるらしい。3/28大阪ドームでの練習でそのメンバーはほぼ明らかになっているらしい。後から登録される先発投手枠の分も含め、控え野手の選択が若干あるだろうが、今季はオープン戦の中で自然に収まっていった感がある。それだけ故障者が出てしまったり、調子の上がらなかった選手が多かったということなのかも知れない。比較すれば去年の方が「どうなる?」というワクワク感があった。
安藤、久保田の配置転換、JFKという抑えトリオの確立、内野のコンバート、主軸の打順変更など、新機軸満載で臨んだ昨季と比較すれば、今季は目新しさは少ない。優勝したチームなのだから当たり前といえば当たり前。しかしチームスポーツ、特に野球のように長いシーズンを戦うものなら、チームが変わっていくことでまとまりが生まれ、自信がつき、勢いが増していくというプロセスが重要になる。守る立場の難しさが、連覇の難しさと言えるだろう。選手個々への期待は日を改めるとして、まずは去年思うように活躍できなかった選手が、今年どれだけ変われるかが連覇へのカギになるだろう。
今日は対戦相手のことを順に書こうと思う(カッコ内は昨年の対戦成績)。
イーグルス(5勝1敗)は今年も戦力的に弱い。しかし野村改革は少しずつチームに変化を与えていくだろう。なによりタイガースの弱みを握られているようなイメージがあってイヤ(笑)。
ファイターズ(4勝2敗)はあまり新味がない。しかしヒルマン流の押しつけから、日本流との融合へと、首脳陣の意識変革が大きい模様。また札幌のファンの後押しがチームの最大のモチベーション。でもウチとしては、おおらかなムードの相手は、なんかやりやすそう(笑)。
バファローズ(4勝1敗1分)との「兵庫ダービー」は大いに盛り上がって欲しい。ショービズ的には、豪快な打ち合いになって欲しいが、勝負に厳しく行くのならビシッと抑え込むような試合が良い。
ライオンズ(4勝2敗)は親会社の大問題への不安など関係ないかのような若い選手たちが暴れまくれば、強豪の伝統と相まって一気に調子に乗る要素を持ったチーム。特にタイガースは伝統的に屈託のない若さに弱い(笑)。受けてしまわないこと。
ホークス(2勝4敗)には負け越した。内弁慶シリーズの相手だが、ビジターで勝ち越し、ホームで3タテを食った。豊富な先発投手陣に、抑えの馬原が絶好調。もちろん打線もソツがない。タイガースに近いものを感じるチームだが、となりの芝は青く見える。「元祖忘れ物」を忘れるな。
もっともやられた相手はマリーンズ(2勝3敗1分/0勝4敗)だ。こちらも守る立場であるが、西岡&今江という若手がチームを引っ張っているのでまだまだ成長中というイメージ。大舞台に強く、甲子園の騒乱も苦にしない。去年、半泣き、いや完全に泣かされた悔しさを忘れるな。
カープ(16勝6敗)に対しては完全に飲んでかかっていた。特にノーガードの打ち合いになっても、中盤以降の投手の差で勝てるというのがその心的優位の源だった。今季はその中を厚くして、先発は少数精鋭。確実に強くなると思う。
ジャイアンツ(14勝8敗)にはずっと勝ち越しているような気になってはいけない。18年間やられ続けて、たったの3年連続勝ち越しただけなのだ。そして最後の負け越しを喰らった原監督が帰って来たのだ。有効な戦力は、去年とは比較にならない程揃った。絶対にナメないこと。
スワローズ(12勝10敗)とは常に五分の戦いだった。「強いタイガース」を知らないベテラン元メジャーたちがマウンドから飲んでかかって来るとイヤ。古田監督がマスクを被らないならタイガースに有利に働きそう。いずれ気の抜けない相手。
ベイスターズ(13勝6敗3分)とは、対戦成績ほどの実力差がなかったのは明白。ほぼ毎試合ロースコアの接戦だった。牛島監督の投手陣を整備する力はスゴイのだろう。また純国産打線も破壊力がある。伝統的な「淡泊さ」に変化があれば、極論すれば勝ち負けがウラになっても不思議じゃない。
ドラゴンズ(11勝11敗)は強くて怖い。去年負け越していないのが不思議なくらいやられた印象がある。今季はさらに守備力のある新人を加え、ますます切れ味が鋭くなっている。ただしチームとしてのまとまりが弱くなると、この鋭さ、怖さが自分たちを斬りつけることになる。だがそれが正しい方向に向かっている限り、脅威以外の何者でもない。
迎えうつディフェンディングチャンピオン、阪神タイガースよ。準備は良いか?強敵たちが束になってかかってくる時が来た!

コメント

  1. KIRI より:

    あ?不安になってきた?(>Д<)
    開幕前ってのは楽しみでもあるし、不安にもなりますね(笑)今年は林ちゃんに期待大★

  2. 西田辺 より:

    おはようございます。
    ドラに関しては、『去年負け越していないのが
    不思議なくらいやられた印象がある。』
    これは、向こうも感じているかも知れませんね。
    圧倒的勝率を誇るナゴドで思った様な勝ちを拾えなかったとか。
    中田等の若手投手が抑え込んでも、エース格で勝てなかったとか。
    幾度となく逆転勝ちを収めても、9月の甲子園戦や
    「The Game」での劇的度が凄まじく、
    勝ちの印象が薄かったり。
    しかし、ウチも横綱相撲とるほどの実力はない。
    一試合、一球を(木戸さんの言葉を借りれば『ひとコマ』
    を大事に戦う事が、何処が相手であれ肝要でしょうね。
    各々方、努々油断めさるな!

  3. イエロー より:

    中日と五分だったんですか。
    若手投手にナゴヤドームでやられた記憶のほうが多いですが、
    甲子園だと結構勝ってたんでしょうかね。
    パの試合を見ていて、早くセの試合を見たくなりました★
    ただ、見れるのはどうやら2日以降になりそう。
    ブー(?3?)

  4. マル より:

    皆さんのコメントを読んで、気になって【2005年度・T×D戦】の勝敗内訳を調べてみました。
     ナゴヤD T6勝 D5勝
     甲子園  T5勝 D6勝
     (大阪D含む)
    お互いに相手の本拠地で勝ち越したんですね。
    ナゴドでの6勝は全部現地で見ましたけれど、いずれも僅差の好ゲームで、安心して見ていられたのは、8月11日(金本が川上から特大HRを打った日)だけでした。
    ドラゴンズの場合、今季は荒木の次にルーキー・藤井(たぶん)を入れ、最強の2番打者・井端が3番に入るようですが、この打線の入れ替えが吉と出るか凶と出るか、でしょうね。投手力は相変わらず安定しているようです。
    自宅のTVが2画面になって、昨日は千葉マリンと仙台のゲームを見てました。いやあ、楽しい(笑) 早く明後日にならないかな。

  5. grayghost より:

    昨年の対戦成績はあまり気にしないようにしなきゃね。
    最近でも横浜銀行とか言って、カモだと思ってたら、
    やり返されたこともありますから。
    苦手意識というものはあってはいけないですから、
    交流戦ではなんとしてもマリーンズには勝ち越して欲しいな。
    こうして見ると、どのチームも手強く思えて、
    連覇なんて言葉がつっかえそう。
    相手からはどう思われてるんでしょうね。

  6. Run より:

    てっきり中日には負け越したものと勘違いしていました。最も怖いのは中日、ってイメージが固まってしまってます。
    開幕楽しみ…ですが、試合がいつ見られるのか分かりません。札幌はすっかり日ハム中心で(地元を応援するのはいいことかもしれませんが…)TVもラジオも日ハム戦、ってことがしばしば。他の試合を見たい人はスカパーかケーブルテレビに入らなきゃいけないのですが、うちは建物の構造上どちらも入れないのです。
    おかげで札幌人でありながら、日ハムはちょっとキライになってしまいました。
    早く阪神戦が見たいな…。

  7. とらねこ より:

    私もドラゴンズには負け越しのイメージを持っていました。今年も嫌な相手になるのは、間違いないと思いますけど。早く銀行なり勝ちパターンが出来れば良いんですけど。すこし気が早すぎますよね。しかし今年のジャイアンツはタイガースの投手陣と同様に気になってしょうがないです。

  8. ichiken より:

    ベイスターズとは、ほぼ5分5分だったって勘違いしてました。
    そんなに勝ち越してたんですね。
    なんか今年怖いですわ。

  9. torao より:

    幸せな開幕を迎えるために、みんなお仕事がんばろうね!(笑)
    to KIRIさま
    昔は、「開幕までが楽しみ」と言っていたもんです。始まってしまえば現実を直視しなくちゃいけなかったあの頃は(笑)。シーズンを前に不安を覚えるなんて、幸せな境遇ですよ!(笑)
    to 西田辺さま
    Dは打倒下柳に燃えていますよ。そして川上は打倒タイガース。一方、うちの井川は打倒ドラゴンズを心に決めているでしょう。今年は両エースのガチガチが見たい!
    to イエローさま
    もう、この際数試合くらいいいじゃないですか!これからいくらでも、しかもあの場所もすぐ近くなんですからね。い?な?(笑)。
    to マルさま
    調べて見ましたか…もう評論家なんだから(笑)。藤井は、英智をしのぐウェポンと言われていますからね。レーザービーム、楽しみだなぁ。刺されるのはイヤだけど。グレートなプレーは大歓迎ですよ。井端の3番は、DH制で言えば、9番荒木、1番藤井、2番井端って感じですよね。後続の厚みも生まれて、私は機能すると思いますよ。
    to grayghostさま
    >相手からはどう思われてるんでしょうね
    もちろん強いと思われていますよ。でも「強すぎる」とは思われていない。最大の弱点は硬直化しがちな監督の采配だと思われているでしょう。でも、なんだかんだ言って投手は質量とも良いので働くだろう…と思われているに違いありません。
    to Runさま
    いやいや地元を応援してあげてください…って言ってる私も地元チームをあまり応援しませんが(笑)。タイガースも、EやHを習って無料ブロードバンドストリーミングに踏み切るべきでしょう。決して有料テレビ視聴層とは競合しないと思いますので。
    to とらねこさま
    今年は混戦ですよ、覚悟!なんてね。流れとしては今日の記事で危機感を煽っておいて…という展開を予定しています(笑)。
    to ichikenさま
    試合内容は完全に五分でしたからね。それにしても、よくまあ他球団はうちにちゃんと苦手投手をぶつけてくるもんだと感心します(笑)。今年は三浦、クルーンも不安を抱えながらの開幕ですが、牛島監督が他チームの二段系投手にいちいち食ってかかっている様子を見て、ああ良い監督だなぁと思いました。
    怖い?なーんも怖くない!…うそ…怖いよーん(笑)。

  10. 球史に残る名選手― (18)

    小林 繁 (こばやし しげる)

    昨日書いたミスターの第1次政権時代に起こった印象深いエピソードの一つに“空白の1日事件”がある。江川を獲得した代償に放出された小林が語った「野球