善悪

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「習慣ベースボール」さんという超有名サイトが最近リンクを貼ってくれて、そちら経由のお客さまが増えているようである。ありがたい話だ。


このサイト、ネット界にころがっているオモシロ情報を読者がタレ込むというスタイルのニュースサイト。忙しい方は、ここのヘッドラインを眺めて、気になった内容を読むだけで、球界の概要&ヘンなネタについていけると思う。これからもよろしくです。
残留3外国人と無事に契約終了。それぞれ大幅アップだったようで、選手や代理人たちは良かったね。球団も金があることがバレちゃってるとやりづらかろうなぁ。
ジェフ・ウィリアムスはバイアウト条項付きとはいえ、二度目の複数年契約。これは凄いこと。オンリーワンの投法、スライダーは強み。そしてそれより何より心が良いね。闘志を表に出してブルペンを、チームを引っ張っている。素晴らしい男だ。
デイリーに「宮崎オーナー スター流出球界へ警鐘」という記事がある。あたしゃ本当にこのポスティング制度というものの善悪がわからんようになってしもた。現にその制度で30億を手に入れようという球団のオーナーが、これは問題だ、二度とこんなことのないようにというような意味のことを言う。翌年あるいは数年後にはFA資格を得て、どうせメジャーに行ってしまう選手が、ジャイアンツの年間放映権料に匹敵するような、あるいはそれを凌ぐような大金を球団にもたらしてくれる。鎖国政策や、自由意志を尊重する制度(FA)を全否定することなど無理だというのなら、せめて所有権でビジネスしないと合わないんじゃないか。
また、その一人のスター選手の価値というのは、その選手と所属球団だけが生み出したものではない。例えばアマチュア時代の指導者だとか、切磋琢磨したライバルだとか、負けられないと意識したライバルチームだとかね。大金を目の前にしてうらやむわけじゃないが、($$)こんな顔する前に、なぜそこにそんな大金があるのかを良く考えた方が良いと思うのだ。歴史と伝統のある日本プロ野球というものがあったおかげでその選手は野球選手になったわけだし、その球団に所属したこと、選手として大成したこともちょっとした偶然の積み重ねと見ることもできる。これはポスティングによる利益に限った話ではないが、収益の再分配について、考え直す良い機会にも思える。
善悪の結論はなかなか見いだせないが、日本プロ野球がそれによって活気を失うことなく、逆にパワーにしていかないとね。それだけは間違いない。

コメント

  1. Ryuhey より:

    オーナーがただのエエカッコしぃじゃなかったら、井川が流出せずにいれば、30億以上の利益をもたらすってことなのかなあ?
    選手の商品価値ってどんな風に産出するんだろうね?もしホントに30億以上の価値があるなら、ボビーの発言は的外れになってしまうのかな?現状の日本のシステムならねw

  2. Ryuhey より:

    2ゲットォ⊂(´<_`⊂⌒`つ≡≡≡≡≡≡≡
    ×産出→○算出

  3. かんさいや より:

    3ゲットw
    今日はきっちりこの時間にこれました。
    最近、寝る時間早く起きる時間はもっと早くなり、昼間は家にいないしという悪循環でここに書けませんでした。
    ウィリアムス残留はありがたいです。
    井川のデイリー独占インタビューの一面がウィリアムス流出だったので心配していました。よかった。
    30億手に入れるオーナーが警鐘鳴らすのは異例です。「儲かった」という意識ではないことにギャップを感じます。
    大昔の阪神は「優勝したら金かかるから優勝するな」という伝説のあったチームじゃないですか。
    儲かって警鐘って……
    いずれにせよ違和感を覚えます。

  4. かんさいや より:

    習慣ベースボールおめでとうございます。
    最初に行った野球サイトがそこでした(笑)

  5. torao より:

    なぜ、一人2回ずつ?(笑)

  6. 酔虎伝 より:

     早速30億円効果か。
    ジェフの残留、良かったです。
     これから、大リーグに負けない経営を
    して行かなければならない。
    そうでないと、人材流出は、止められない。
     何故アメリカが巨額マネーを使えるか、
    の理由のひとつに、円の実効レートが有る。
    今、一応1ドル116円ぐらいになっているが、
    実効レートとしては、1985年頃の
    1ドル200円台と同じなのだ。
     ドル経済が膨張し、円経済が収縮して、
    こんなことになってしまった。
     これからは、円安政策を止めて、
    円高政策にし、日本国内に資金が貯まる様にするべきだ。
     こうすることによって、
    資金がアメリカにばかり行き、アメリカばかりが使う、
    というパターンを止めることができる。
     小生は、来年から少しづつ、
    こういう方向に行くと思っています。

  7. torao より:

    to Ryuheyさま
    なんとか大学のなんとか教授が言う経済効果的な話なら、日本にいる限りそこまでの利益を生まないでしょうね。アメリカに行くからこそ生まれるものであって。
    むしろマインドとしての損失という話なのかなぁ。日本の良いプレーヤーはみんなMLBに行く。日本はダメ、日本にいるプレーヤーはダメプレーヤーだけ、みたいな…。
    to かんさいやさま
    >「儲かった」という意識ではないことにギャップを感じます。
    Ryuheyさんが言うように「ええかっこしぃ」の部分もあるように思います。けっこう宮崎オーナー体面重視(というか筋重視)なところあるみたですし。それと、あまりにも金額が大きすぎて神妙にせざるをえないってのもあるかも。
    でもやっぱり、本当にこれで良いのか?って思うわな、普通。
    to 酔虎伝さま
    NPBがもっと富を生まないと人材流出を止められない…確かにそうかもしれませんが、金の問題だけでもないのがやっかいです。MLBがすべての面において世界最高峰である…そういう価値観がある限り、矢印の方向は変えられないと思います。金も大事ですが、心を日本につなぎ止めるとするなら、金だけじゃないんだと思います。
    そういえば、昔日本の資本が、「アメリカの心」を買いまくっている時がありましたね、時代はめぐるんですね。

  8. 酔虎伝 より:

     現状、大リーグの方が上なのは、事実でしょう。
    結局、日本も無制限に人材を受け入れる、
    という風にしないと、評価は、変わらない。
     そんなこと、日本が、できるかできないかは別として。

  9. とらぽっぽ より:

    「俺は売ったけど、お前らは売るなよ
    うちは前例作ったわけじゃないし、もう売らないんだからね!」って。
    「お前が言うな」の一言。説得力0ですがな
    こういう立派な事を言いたいなら、大喧嘩してでも井川を残留させるべきだった
    実際使っちゃったんだから、こういう話題が出たら小さくなって隠れてる方がよっぽど気持ちが良い
    ナベツネさんがFAで落合、清原、江藤、工藤をとったあたりで
    「やっぱこの制度おかしいわ。他球団の4番がいなくなっちまった。お前ら手出すなよ」というくらい勝手な言い分です

  10. daioh より:

    はじめまして? いつもROMってるだけのdaiohと言います。m(__)m
    ポスティングの入札金について“ヘイッボビー”がこんなこと言っておりました。
    ttp://osaka.nikkansports.com/baseball/professional/tigers/p-ot-tp0-20061130-123719.html
    ではでは、また遊びに来ま?す♪

  11. run より:

    ジェフの契約が無事終了してよかったです!
    ほっとしました。
    私もポスティング制度というものの善悪がわからなくなってきました。
    ポスティングをなくしてもメジャーに行きたい選手はFAで行くんですものね。
    やっと育った選手がただでホイホイ出て行かれては球団も困るし、
    少しでもお金を置いていってくれた方がいいに決まってますよね。
    岡島クラスでも海外の方が評価が高いらしいので、
    このままだとたくさんの選手が海を渡ってしまいそうです。
    大リーグのセリグ・コミッショナーが高額落札が続いている
    ポスティングシステムについて「再考する必要があると思う」と語ったそうです。
    これを機会に日米間で少しでもよいシステム作りをしてほしいです。
    決して大リーグの言いなりにならないように・・・

  12. 再度宣伝失礼します。
    自分ちで行っている「【虎ックバック企画】今年も懲りずに2006年の阪神タイガースを振り返る」ですが、参加者が今年のアニキの打球のごとくイマイチ伸びない状況にあります。
     ↓
    http://tigers44-31-16.seesaa.net/article/28659459.html
    11月いっぱいで締め切るつもりでしたが、参加者が去年(67名)よりかなり少ないので、集計対象の〆を12月4日まで延長します。
    この週末お時間のある方はぜひコメント又はトラックバックにてご参加を m(__)mm(__)mm(__)m

  13. メル より:

    藤川球児までが「メジャーへ」という記事が出てたから、この発言なんですかねー。
    私はプロ野球ファン若輩者ですので、昨年のロッテといい今年の日ハムといい日本一、になったら「4番は巨人へ」というのが不思議でたまりません。
    何年も前からそうなんですか?
    四国アイランドリーグは、もともと「プロ野球への夢、道」を名乗ってるのでいいのですが、プロ野球が「メジャーリーグへの夢、道」になりつつあるのは、いいのか悪いのか・・・。善悪わかりません。
    イオン日米野球が「日日(里帰り組)野球」になってしまいますよ。え?もうなくなるんでしたっけ?

  14. torao より:

    to 酔虎伝さま
    もちろん外国人枠なんていう保護貿易をやっている限りは、下部リーグであることを宣言しているようなもんですからね。ほかは手つかずの収益向上策を施して、あとはアメリカにない魅力を考えることですね。来たれNPB2へ!(最近こればっか・笑)
    to とらぽっぽさま
    うーん。確かにそういう発言されちゃうと、なんだか考え込んじゃいますよ。根深い問題だなあ。
    to daiohさま
    ようこそ!いつでも書いて下さいね。
    G戦放映権ほど理不尽とは思いませんが、その金の意味をよーく考えて、有効に活用すべきだと、私も思います。
    to runさま
    MLBにしてみれば、ポスティング金額の高騰が良くない、過当競争が悪ということでしょう。日米関係的にみれば、アメリカが損をしていると考えたってことなのかなぁ。それなら日本が得をしているはずなんだけど、そうも思えない。その不満のタネを見れば、けっしてMLBの言いなりになっているわけじゃないということ。むしろ、日本のスターが行きたい!と思っているわけだから。問題の本質は、NPBが捨てられない何かを持たなきゃいけないということですね。カープを捨てなかった黒田みたいにね。
    to あさちゃん。さま
    おつとめおつかれさまです。
    to メルさま
    今のように、あたかも選手たちが「アメリカが良い」とハッキリ評価しちゃっているような中では、輸出産業は良いと言うこともできるような。
    途上国が輸出用の高級品を作って、いつかはこれを国内で使えるような豊かな国になりたいと思う…そんな感じなんでしょうか。
    でもたとえば、魚介類の加工品を例にすれば、もっとも新鮮でいちばん美味しいところは、産地でしか味わえない…みたいなアプローチが必要なんじゃないだろうか。

  15. ema より:

    おっと、NPB2でさっき読んだばかりの引用文がすぐ上に↑(笑)!
    結局、未踏の地(メジャー)に踏み込みたいという気持ちは、向上心・好奇心のある人間なら抱いても仕方の無いことだと思うんです。これが、ポジティブな指向(=思考)ならそれはそちらへ向かうものでしょう。
    でも、問題のポスティング制度と、日米関係。
    とにかく、金額の意味がわかりません。独占的に交渉する権利に数十億。しかも、MLBがすべての面において世界最高峰、という前提の上での協定なんて・・・。なんか、妙な入札制度って感が日増しに増し、増し。
    海の向こうで、誰か思っていないか?MLB2!(笑)

  16. 西田辺 より:

    ポスティングについては一貫して反対の立場を
    取ってますので、今回のオーナーの発言は残念の
    一言。
    大金と引き換えに、選手以外に何か大事なものまで
    持って行かれた気分になります。
    交渉の席に着くのに億の金が飛び交う。
    こんなのが健全な筈がない。
    あ、それはそうと明日は仙台ですね。
    頑張って下さいね?。

  17. ema より:

    あっ、ジェフは本当に良かった!
    こんなに魅力的な助っ人・・・なかなかいないっ!
    今日、2コメントDAY でしたよね?(笑)

  18. torao より:

    to emaさま
    >独占的に交渉する権利に数十億。
    確かに名目としてはそうなんですが、実質的にはその選手の獲得費用総額の内、いくら分配するかという考え方のようですね。ここで権利をとってしまえば、基本的にまず間違いなく契約締結まで持って行けると踏んでいるんでしょう。入札額を上げれば上げるだけ、年俸は抑えやすくなるという計算込みのようですね。
    一人2コメント踏襲、乙でした(笑)。
    to 西田辺さま
    ここまで金がつり上がることはないでしょうが、ポスティングじゃなく、普通のトレード(交換や金銭、将来的にはレンタル)で良いわけですからね。MLBとしても、その方向性に行くかも知れませんね。
    そうなんです。寒そうですが、楽しんでまいります。