気迫って何?

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ジャンが中4日志願なんだって。


となると今後のローテは、G戦がジャン・下柳・福原、S戦が杉山・ボーグルソン・ジャン、月曜休んで、C戦が(谷間)・下柳・福原、YB戦がジャン・杉山・ボーグルソンって感じかな。交流戦に入れば2連戦で変則的に休みが多くなるので、なんとか回りそう。谷間はヤスかな。こういう時、二軍から推薦される投手がいないってのも寂しいよなぁ。
連休中のC戦、YB戦を見ていて感じたことは、「弱い投球」に対して「強く振られている」ということ。配球面で、カウント球2つのうち1つは必ず外より低めにストレートか半速球を要求する。「まああえてそのコースに手を出すことはないだろう」という打者心理をついているのだと思うが、多くの場合逆効果になっていた。だいたいそんな隅っこにいつでも球が行くはずがなく、わずかに引っかければボール、わずかに抜ければ甘くなる。打者は外低めに狙いを定めて思いっきり引っぱたきに来る。右打者は右中間へ、左打者は左中間へ。カープにしろベイスターズにしろ、思いっきり振り切られていた。これによりさらに投手は隅っこ狙いの手がビビり、失投が多くなる、打者の方はさらにかさにかかって踏み込めるという悪循環が目立った。
ハッキリ言っちゃって申し訳ないけど、こんな時、打者にとって矢野のリードはまったく怖くないと思う。他の捕手に比べ、内角球の要求が極端に少ないし、内角のボール球、ちょっと危ないがここならギリギリ逃げられるという球は皆無。まず身の危険から来る純粋な恐怖感がないというのはとにかく楽。また、外ばかりなら速球に遅れる心配も少ない。内角直球は一瞬の遅れが空振りになるが、外ならなんとか間に合ってファールにできる。打者心理としては、これが何より楽。
その理屈は、今のタイガース各打者の恐がり方を見ていれば良くわかる。膝元に速い球を見せられて、腰を引いたり、身をよじったりしてよける。次は外に遅い球でカウントを取られて、内に速い球で空振り。怖がっているのがわかるから投げる方は大胆になれる。これこそが現代の安全確実、オーソドックスなリードだと思う。
先日のボーグルソンの好投以外は、「気持ちで負けている」という印象を強く持ったが、それは投球の組み立てと、打者の狙い球の待ち方から来るものだろう。気分転換だけではなく、この辺の考え方も転換して欲しい。
強いジャイアンツに対しては、投手は勇気を持って強いボールで攻める(ストライクばかりが攻めじゃない)、打者は勇気を持って狙った球を振り切る。その勇気が集まって、チーム全体の気迫となって、相手をビビらせる。
というわけで、ビビるな、思い切って行け。

コメント

  1. 西田辺 より:

    昨日今日の話ではないけど、矢野のリード・配球には
    「怯え」の部分がどうしても付きまとう。
    時にバットにボールが当たることすら嫌がる節があり、
    劣勢時やナゴドの中日戦などは特に顕著に現れる。
    無難と言えば無難だけど、狙いを定められやすい
    のも確か。
    殊更に矢野を貶める気は更々ないが、今のチーム状態で
    求められるモノとは明らかに違う。
    連敗の原因ともなった投手陣の崩壊。
    立て直すのもやはり、バッテリーからでしょう。

  2. 酔虎伝 より:

     いろいろ理由は有ると思うけど、
    結局阪神は、横綱相撲をとれない球団、ということ。
    常にチャレンジャー精神でないと、
    負ける球団なんや。
    弱者としての戦い方を思い出せば、
    これから勝って行ける気がしますなあ。
    監督や選手は、これからまだまだやれる、
    と思っていますよ。

  3. 一虎ファン より:

    内角攻めは確かに有効ですが、きちんと制球できる投手でないと二重の意味で危険ですよね。
    打者にぶつけるか、甘々のコースに来て痛打されるか。
    いつぞやの小嶋は、クロスファイアがおもしろいように決まって、痛快な投球をしました。もう一度あんなピッチングが見たいものです。
    それにしても、交流戦用のユニ、なんともハァ…です。

  4. OHAGI28 より:

     今日の試合は遥かに格上の相手と戦うつもりで頑張ってほしいです。今のタイガースが今の巨人に勝っているところなど殆どないわけで、1点にこだわる野球をしないととても勝てません。バントはもったいない、クリーンナップは好きに打てばいいという精神では残塁の山となるでしょう。
     GW中、この休暇にしか甲子園に来れないファンもいるのに毎日どうしようもない試合を見せてしまいました。連敗を止めたいとかゲーム差を縮めたいといった願望を持つ前に、ファンが今日は来て良かったと思えるような試合を期待します。

  5. Salut より:

    なんかすっかり梅雨モードですね。
    同じ展開が続いて、すっきりしない。はあ?。
    先発陣は5回といわず3回でいいからMax1点に抑え、
    中継ぎも4回から繰り出し、JFKにつなぐ。
    1対0、2対1で勝つシナリオを作らない限り、この泥沼は抜け出せないと思います。
    緊急事態としてまずは連敗止めることに執着しないと、ますます深みにはまっていく気配が….
    No more darkness!

  6. torao より:

    to 西田辺さま
    矢野も辛抱しているのは良くわかるんです。でもこういう時期なら、叱咤激励、オマエならできる!と、引っ張ることも必要だと思うんです。
    to 酔虎伝さま
    思いっきりやって、ダメならしゃーない…という野球で勝ってきたチームですので、まずは思いっきり、気の済むようにやって欲しいです。弱者というより、ガキの野球をまずきわめて欲しいと。
    to 一虎ファンさま
    内角におっかなびっくり投げるのでは論外ですが、内角を攻めること自体に勇気を奮い立たせる効果があるということです。アウトローでも気持ちが逃げていればつかまるし、ど真ん中でも気持ちが攻めていれば空振りを取れます。
    to OHAGI28さま
    まあ、ファンのことを考える余裕はないでしょうね。口では言えるでしょうが。
    まずは自分が納得できるスイングをすること。1球を投げること。まずは自分だと思います。
    to Salutさま
    もうたいがいしっちゃかめっちゃかになってますからね。でも、リードされたら負けって考えているようじゃ、あまりにも情けないです。そういう意識が強すぎるように思うだけに。