美形

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面白い。「豹変”マッド”ボーグルソン」と「敏捷&器用ジャン」。
なんて素晴らしいキャラ設定なんだ。漫画みたい(笑)。


キャンプ3日目、赤星が腰痛(軽傷と思われる)で離脱。
さてこれがどんな影響を引き起こすのか。
金本、赤星、濱中の外野陣は、普通に考えれば「鉄板」。変動要素があるとすれば、赤星の打撃不調継続、濱中の故障再発、金本に予想外のアクシデントと、考えたくないことばかり。新しく外野のポジションを狙う立場の者からすれば、「故障なし」で追い落とせる可能性があるメインターゲットは赤星だと思っているだろう。
ところが、話はそう簡単じゃない。例え打率が2割6分台であろうとも、守備範囲の広さ、塁上での相手へのプレッシャーなどを考えれば、赤星とレギュラー候補の間にはそう簡単に崩せない壁があるように見える。見えるんだけれども、その壁に小さい穴さえ空ければ、壁を壊してやろうという気分も乗ってくるから、わからないのだ。
赤星の代替品として赤松をポコっとはめてみたら、意外と機能しちゃった、あり得ない話じゃない。ポジション奪回に燃える桧山をライトに入れて、濱中をセンターに持って行けば(時計の針を逆回しにするようだけれど)、形にならないこともなかろう。
しかし外野の一角にもしほころびが出たという仮定の話なら、まず第一に浮上するのは林だろうと思う。
外野でも一塁でも、守備面での貢献度は低かろう、いや足を引っ張る可能性が高いだろうと予想されるのに、それでも使いたいと思ってもらえるほど、林の打撃は見ているものへ訴えかけてくるものが強い。今日、サンスポサイトに乗っていた1枚の写真を見て、強くそう思った。(サンスポの林)
たぶん、誰が振ってもこれに近い写真になるとは思う。だけど、実に林をよく表していると思う。見て、間もなくインパクというこの瞬間で、バットの先端がしなってる(ように見えるw)。まるで硬質ゴムでできたバットみたいに、しなりを効かせてボールをバチンとひっぱたく。この絵は、まさに水島漫画の一コマみたい。両肩から腕、グリップまでて作る「輪」の形の良いこと。ガチガチに力が入っているわけじゃなく、もちろん緩みはどこにもなく。強力な背筋に支持された背骨はあくまでもまっすぐに立ち、その延長線上にしっかりと残った頭は理想的な距離感と角度を保ちながらインパクトの方向に固定されている。誰もがこんな風に振りたい、打ちたいと思っているスラッガーのフォームだと思う。キャンプはまだ3日目、まだ本調子ではないと思うがそれでもこの形。やっぱり林にはどこかポジションを奪って欲しいと思ってしまう一枚の写真だった。

コメント

  1. KEN より:

    >赤星の打撃‥‥
    >濱中の‥‥
    >金本に予想外の‥‥
    あかん、あかんぞ。
    最近いらんことを想像すると、どーも現実のベクトルもそっち方向に向きがちな傾向がある気がしてます。
    ですんで僕は前向きに、赤星、濱中、金本は元気やけども、林、赤松がポジションを獲る! と「枠が3つ」と言うことすら無視してひたすら前向きに見守っていきます。 既に野球ですらない気が…(汗)

  2. Salut より:

    初のコメント一番乗り?
    掛布の大ファンだった為、31番&左の強打者復活をおおいに期待してます。
    林のバットのしなり具合は、たしかに山田太郎並ですね。紅白戦、楽しみです。
    P.S.
    敏捷&起用 –> 敏捷&器用 かと(違ったらすいません) 

  3. 西田辺 より:

    良いじゃない!絶叫ボーグルソン。
    去年は、真っ直ぐ投げる時だけ「ッシャー」って
    叫びながら投げるルーキー投手がいたチームが
    日本一になりましたから(笑)
    彼らも感じているのでしょう。
    「俺たちは決してお客様じゃない。何の位置をも
    約束されてはいない」と言う事を。
    周りを見れば、若い投手がキャンプ初日から信じられない
    仕上がりと投球を見せる。
    凡その事は聞いていただろうが、とんでもなく厳しい
    中に身を置いた事で闘志に火が点いたのかも。
    去年は余り感じられなかった「熱」を感じますね。

  4. でんまん より:

    トラオさん、スングェ?写真ですなコレ
    林をファーストに、シーツをセカンドに、セキをサードに、今岡を・・・・じぇいたくや、じぇいたく過ぎる、今のメンバ?は 笑
    超レア物入荷、いっぺん見に来て下さいw

  5. 昨年6/17のオリックス戦(京セラD)で見た林選手の2ホーマーは衝撃的でした。快音が響いたと思ったら、あっと言う間に打球はスタンドイン!「フル出場できれば、どれだけ打てるだろう?」とワクワクしました。
    林選手のセンターは昨年1回ありましたね。確か7月の巨人戦(東京D)でしたが、センターに打球が飛ぶたびにヒヤヒヤしました(苦笑)。
    両外国人もなかなか良いようですし、今年の先発投手陣がどんなメンバーになるのか楽しみです。

  6. かっぺ@流風 より:

    二回目です。因みに「流風」っつーのは同名の漫画キャラからとりました。ちなみに「流川楓」じゃないっす(笑)
    林はかっこいいすね。いつかみたホームランの弾道がすごかったのが印象的でした。
    一応サインももらった…はずなんですが…何処おいたっけ(何。
    個人的には外野手が楽しみです。鉄板メンバーのほかにもいい選手が多いので。

  7. masa より:

    林は桧山を越せる!と思います。
    左は貴重なのでゆっくり育ててくほしいですね。

  8. torao より:

    to KENさま
    レギュラーを獲れない選手がいるからレギュラー選手がいる。そのレベルが高ければ、レギュラーの価値も高まる。レギュラーだけで野球はできないという言葉の真意はそういうところにあると思います。レギュラーか否か…彼らにとっては、死活問題なのでしょうが、ファンにとっては、どちらも同じようにあたたかく見守ることはできますもんね。
    to Salutさま
    ご指摘ありがとうございました。
    同じ左の強打者でも、掛布は理屈に合わないけどすごいスイングをする打者でした。林は対照的に美しい振りです。
    to 西田辺さま
    マウンド上で人格が変わるってのが気に入りました。同時に、彼の防御率が悪い理由もわかったような気がしないでも…(笑)。
    to でんまんさま
    ね。写真撮る人も上手いのでしょうが、風格のあるスイングです。またディスプレイコーナーに良いものが増えましたね。
    to ぴゅあらっくさま
    8/2のドームG戦、林がセンタースタメンでしたね。私その試合行ってました。
    久保田も先発で使いたくなるようなスタミナを見せていますから、なんか宜野座のブルペンは大変なことになっています。
    to かっぺ@流風さま
    林の打撃は、マトリックスじゃないけどインパクトの瞬間、この写真のように時間が止まるような気がします。あの弾道は魅力ですね。
    to masaさま
    林はもう良い年なので、ゆっくりもしてられないんですよ。

  9. TAKA より:

    「はじめてコメント」
    はじめまして。1年ほど前にこのサイトを見つけ、ちょくちょく覗かせてもらってました。
    まだファン歴3年の若輩者ですが、よろしくお願いします!!
    林。今年一番楽しみな選手ですね?。去年甲子園で打った浜風をものともしないホームランは打った瞬間にブルッと来ました。
    レギュラーの座は今年もまだ難しいでしょうが、少なくとも活躍の場は増えるはず。ホームラン二桁は目指してほしいですね。
    P.S キャンペーン応募フォームの一言欄、変じゃないですかね?8文字目から字が見えなくなってしまうのですが。こっちのパソコンの設定の問題かもしれませんが。

  10. torao より:

    to TAKAさま
    ようこそ!あっ本当だ。みなさんご迷惑をおかけしました。一言のところ7文字しか入らないようになっていました(直しました)。
    たぶん力学的に理にかなっているからだと思うのですが、本当に良い角度で当たった時の飛距離がものすごいんですよね。あの体のどこからそういうパワーが生まれるのか不思議なくらいです。
    いつでも書いて下さいね!

  11. より:

    はじめてコメント、です。ほぼ日、楽しみに読ませていただいています。
    あらためて今年の日程を眺めてみると、交流戦の日程ってすかすかですねぇ。2試合1休って。。。もっと日程自体がコンパクトに縮まるのかと思ってたのに。これって投手ローテ的には、若手が出てきにくいような。若手投手にとっては、交流戦前のゴールデンウィークとオールスター前のそれぞれ9連戦が数少ないチャンスでしょうか?
    あと、ドラとの対決が4/19以降、7/6まで無いってのも。。。

  12. こんちわ
    この林の写真、バットがしなってる”ように見える”ていう事ですが、
    以前ハイスピードカメラとかで超スローで見たバットとボールのミートの瞬間の動画、
    本当にあの堅いバットが、ボヨンボヨンと曲がってました。
    あれを見てるので、これも本当にしなってるんじゃないかと思うんですよねぇ。
    ゴルフの経験がある人なら判ると思うけど、カーボンシャフトはめちゃめちゃしなります。
    けどそれ以前のスチールシャフトの時代でも、インパクトの瞬間を撮ってもらった事あるけど、すごくしなってましたね。
    まぁプロのスィングやし、バットもチョっとはしなってるんじゃないかな?(笑)

  13. torao より:

    to 類さま
    梅雨時で予備日もとりながらというのはあるにせよ、確かにスカスカな感じです。ローテ投手の質と量とで圧倒したいタイガースにとっては、長い連戦望むところなんですけどね。
    「それでも投手が足りなくなる」という定説も、去年のタイガースを見る限り、もっと他の投手も使ったれやって感じでした。今季もまた首脳陣の手腕が問われる部分になりそうです。
    また書いて下さい。
    to ありゃま(有馬)さま
    しなってますよね。きっとみんなしなってると思うんですが、特に林はしなりを利かせるのが上手いと思います。体の使い方ももちろんありますが、しなりによってヘッドが返る瞬間にボールをとらえる間の取り方、一言で言っちゃうとセンスですかね。彼だけ違う材質のものを振っているように思えてしまいます(笑)。

  14. KEI より:

    バットが林選手のスイングについていけないと思わせる写真ですね。
    私は掛布さんより松井秀樹選手を彷彿させる姿だと思っています。

  15. torao より:

    to KEIさま
    KEIさんはひょっとして「はじめてコメント」有資格者ではありませんか?いえ、無理にプレゼントもらってくれとは言いませんが(笑)。
    掛布のスイングは、両足のキックと捻転力で根こそぎ持って行くようなダイナミックなものでしたが、林のは対照的に本当に静かです。バットの先端だけが回っていくかのようですね。

  16. cooper より:

    はじめましてコメントです。
    「The Game」以来、このサイトが朝の日課となっています。ファン歴は割と長くて1985年優勝の頃からですが、野球は観戦専門なので、このサイトでいろいろとお勉強させていただいてます。関東の大学で秘書をしているのですが、職場にもっと阪神ファンを増やしたい! ある分野の世界では超一流の先生と、学問とは関係なく会えばタイガースの話ばかりしています(笑)

  17. torao より:

    to cooperさま
    ようこそ!そのむかし、85年の優勝でファンになった人のことを「にわかファン」と呼ぶこともありましたが、今や立派なベテランですね(笑)。
    勉強だなんてとんでもない、ヨタ話にすぎませんが、これからもぜひ、いろいろ書き込んで下さい。「世界では超一流の先生」にもどうぞよろしくお伝え下さい(笑)。

  18. 村山命 より:

    初めてコメント。
    赤星の代わりに林、檜山では、シーズン終わってチーム盗塁数が1桁の可能性あり。これでは勝てない、という以前に「恥ずかしい」。だから代役は赤松、と言っているのではない。赤星以外の野手、ホラそこの鳥谷! そっちの藤本! 関本!・浅井!・・・もっと気合入れて走らんかい! あ、今岡? あんたはぼちぼちやってなさい。

  19. torao より:

    to 村山命さま
    ようこそ!お名前からして大先輩でしょうね、きっと。
    盗塁はいろいろ難しいと思うんですよ。相手もあるし、こっちの打順や攻め方もあるし。でもいっつも狙ってるという構えを塁上で見せて欲しいんです。その点、私も大いに不満です。今岡はぼちぼちやってくれりゃいいんですけど(笑)。
    また書いて下さいね!

  20. 樹來 より:

    はじめてコメントさせてもらいます。
    スカイAでよく阪神キャンプ見てるんですが、選手層の厚さにやるせない不安がよぎります。とくに外野ですが、金本・赤星・浜中でとりあえず定着でしょうが、林・桜井・赤松がもったいなくて仕方ありません。喜田も含めてよその球団(一部を除く)では間違いなくレギュラーを張れるレベルにあるにもかかわらず出れないもどかしさが鬱憤にならないかと。タイガースでプレーする事が最高であり、幸せな事だとは思うが出れないのであれば・・・。「使ってもらえないならよそに出してくれ」って言いかねない程、彼らも決して若くはない。タイガースは確かに強いチームになり、いまや常勝チームである。しかし、貢献度の高い矢野・金本・シーツは生え抜きの選手ではない。彼らがいないと優勝はまず無理であろう。だが彼らが引退した時、林・桜井・赤松・喜田は30歳前後で1軍のレベルに対応できるんだろうか、またタイガースにいるのだろうか。よその球団で活躍されたらどう思うだろうかって考えてしまうんです。勝手なコメントで申し訳ないです。

  21. torao より:

    to 樹來さま
    ようこそお越しを!さて私なりにコメントについて感じたことを書きますが、気楽にお聞きください(笑)。
    まず、林、桜井、赤松、喜田が他球団で「間違いなくレギュラーを晴れるレベル」かどうかは、そう断言できないでしょう。たとえば外野なら、NPBの外野手を上から順に並べていって、36位までに入ればそのレベルです。喜田を一塁手にするなら12位までです。打撃だけでなく、守備走塁総合力で判断した時、必ずしも当選確実とは言えないでしょう。
    次に、出番がなくてトレードに出されて活躍することは、喜ばしいことであって、ちょっとは複雑な気持ちになりますが、まったく問題じゃありません。古くは江夏や田淵のようにスターでありながら放出されたことがありましたが、そうじゃなくて出番を求めて出してもらえるんですからね。今までタイガースではそんなことがあり得なかったのですが、今後はあるかも知れませんね。
    なにより、彼らは自力でレギュラーを獲らなきゃ負けなんです。林は去年、ベンチ入りまでは獲れました。今年はレギュラー陣から出番をすこしでも奪う年です。他の連中は、まずベンチに入り込まなきゃいけません。
    私はべつにチャンスがないとは思っていませんよ。そしてもしトレードに出されて、他球団で活躍の場が与えられるというのなら(確かに彼らをレギュラーとして使いたいと思う球団は確実に数球団はあるでしょう)それはそれでOKです。その代わり、交換要員はきっちりいただきますよ。
    お気持ちはとっても良くわかります。でも彼らもそれくらいの気迫をもってやっていると思いますよ。どうぞまた書いて下さい。