08型今岡事始め

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キャンプイン初日は今年もおだやかに、ゆるゆると過ぎ去ったようで何より。


どこもだいたいそんな様子みたいだけど、ただ一つそうでなさそうな球団がドラゴンズ。FA移籍の和田が「半べそ」になるほどの長時間猛練習(中スポ)。おそらくは日本一になったからこそ、緩めてはならないという意思表示なのだろう。まあ投手の方は、そんなにしごき上げるということはないだろうけどね。ぬからないわ、落合はんは。
うちの方も、新戦力を含めてチラっと見ることができた。まだ何か評価をするような時期ではないが、だいたいみんな想像通りの様子でいいんじゃないかな。平野はスピード感溢れる形をしていたし、新井はくらいついていたし、フォードはコンパクトに振っていたし。
投げる方は、さらに一歩進んだ仕上げで臨んでいるようだ。正田、岩田、筒井、渡辺、上園、玉置…ここらあたりの投手は、全力に近い(ように見える)投げ込みを行っていた。
今岡がサク越え何本!なんて見出しが踊っているようだ。本数はどうでもいいこととして、振り方自体は良かったんじゃないかなぁ。ゆっくりとした始動から、十分引きつけて、ポイントを確かめるようにしながら、頭を残してインパクト、意識的に前を大きく、ゆっくりとしたフォロースルー。加圧トレの効果がどうなのかは知らないけど、今岡らしい自然な打ち方だと思う。
思い込みが激しくて、意識が強いから、たとえ初日といえども、練習の打ち方で何を目指したいのかがわかる人。去年あたりは、とにかくキャンプから右方向への単打を意識していたし、その前はホームランを意識するような、今岡らしくない強くて硬いスイングを目指していたように見えた。
自分にあった振りで、理想のインパクトを目指す。きちっと当たればホームラン。そういうナチュラルな意識が見えたように思うんだけどね。
今岡にしかできないようなバッティングがあるんだから、そこに立ち帰ってくれたらそれで良いと思う。高給をもらいながらの不甲斐なさに、ファンからも厳しい評価を受ける昨今だ。だけど、あのバカバカしいほど凄まじい打撃、何の言葉も出ず、ただ涙だけが出るような感動的な打撃が忘れられない。楽しみに待ってるよ。

コメント

  1. やっぱりトラ! より:

    昨シーズン、甲子園に行ったときに必ず感じたことが幾つかありました。
    そのうち1つはスタンドで見かける背番号「7」のナンバージャージの減り方というか少なさ…。
    ファン心理としては当然なのですが「辛いときこそ応援したらなアカンのちゃうの?」という思いも持っていました。
    今年ももちろん「7」のナンバージャージを着ます。
    今岡よ、少数派からさらなる極少数派にだけはせんといてや!と切実に思ってます。
    ヤル気なく見える凡退の度、背中に冷たい視線がグサっとささるんですよ。

  2. 威虎児 より:

    いい意味でイマオカ・ワールドに入ったような気がします。必ずやるでしょう。根の部分はもの凄く明るい男ですから、乗ったら手がつけられない。金本と並ぶ影響力があるので楽しみです。先ですが、20日から24日 安芸へ今岡・平野・FAの金村を見に行きます。

  3. 西田辺 より:

    気持ち良くスイングしてましたね。
    やっぱり彼が打線の中で機能するか如何かが、チームの
    成績にダイレクトに影響する気がします。
    投手陣では岩田が良い腕の振りしてましたね。
    右膝が突っ張る癖が時々出るものの、成長度と調子の良さは
    一番感じられました。
    最近のキャンプは、皆体をシッカリ作って入りますね。
    キャンプ第1クール前に、第0クールをやって入る感じ。
    これもメジャーの影響でしょうか。
    ピリッとした雰囲気が生まれ、良い事だと思います。
    昔日のチンタラキャンプの阪神部屋とは大違い(笑)

  4. torao より:

    to やっぱりトラ!さま
    ちょっと前までは、6か7かってくらい多かったですからね。今年勝負です。
    to 威虎児さま
    「ワールド」に入れるかどうかですもんね。平野は良さそうですね!
    to 西田辺さま
    やっぱり昨季の上園の躍進や、狩野、桜井ら鳴尾浜レギュラーのブレークがチームに与えた影響は大きいですね。可能性を感じながらやっているのが伝わってきます。

  5. KEI より:

    今岡独特の振り出し遅く見えるスイング。
    テニスのラケットの如し。
    ボールをショートの頭上へ運ぶ。
    前へ出ようと思ったセンターとレフトが
    慌てて横へ走る。
    ミスジャッジではない彼の打球は異常に
    伸びるのだ。ワンバウンドして甲子園の
    歓声の中、フェンスに直撃する。
    金本は全力疾走で本塁生還。
    今岡は楽々二塁へ。
    今年はそうなるだろう。

  6. torao より:

    to KEIさま
    時計を逆に戻すように05、03の今岡が帰ってきてくれることを願います。