ぼやく

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最後の葛城の当たり、良い当たりだったよなぁ。


ポール際、フェンスの手前にポンと落ちて、一走一気に生還、同点!だと思ったのになぁ。前田が良く追いついたわ。昨日今日の打撃にしても2千本目前にしてプレッシャーもなく、体調もずいぶん良いんだね。ホント、惜しかったよなぁ。一死から桧山が永川のフォークを見切って見切って、素晴らしい四球を選んだ。桧山調子良いねぇ。で次の野口が直球2つを見逃して追い込まれちゃった。確かにコースは良かったよ。だけどここはそれを打たなきゃいけなかった。今季の野口としては珍しく萎縮していたね。4回の好機に併殺を打っていたというのも影響している。打席の自分を信じ切れていなかったのだろう。「ゲッツーでもかまわないから、まっすぐ狙いで積極的に行け!右に強く打て」誰かがそう言ってあげて欲しかったな。結果フォークで三振。ここで走者が二塁に進めていれば、前田の守備位置はもっとずっと前になって、葛城の当たりは頭を越している。「れば」はないんだけど。だいたい桧山の代走が藤原なんだよね。赤星はフェルナンデスの時に代打で無駄遣いしちゃったし、赤松はどうしても上げないし。大卒3年目、何をどう鍛えているのか、何が気に入らないのか知らないけど、少なくとも春先に見せたスペシャル代走としての切れ味が今必要だろうに。わっかんないねぇ。藤原だって下では5つ決めているんだから、二死から走らせたって良いんだよ。最終回二死一塁打者葛城。ここで代走が盗塁死したって、こっちは納得するんだから。もちろんファームで21盗塁決めている赤松ならなお納得だけどね。
しっかしまた9連敗の悪夢の日と同じようにフェルナンデスに3回ピシャリとやられてしまった。いや実はピシャリじゃないんだよね。8回、先頭の鳥谷は強い三ゴロで一塁ジャストアウト。一死から関本が右前へ巧打。一死一塁。ここなのよ。前回フェルナンデスを崩したのは、赤星の足攻めだった。ここでこの日スタメンを外していた赤星を代走に使って、二盗、あわよくば三盗まで狙わせたかった。ところが赤星カードはもう前の回に代打で切っちゃった。赤松もいないし(ひつこいw)。で、一死一塁、この日の「戦犯」シーツがなんとかセンター返しで繋ぐ。この時のアレックスの守備位置が深かったこと。自分の肩の強さ、関本の脚力、シーツの打球方向から判断したのだろうが、俊足走者なら三塁を狙わなきゃいけないところに打球が転がった。打順が4番、5番とまわるので無理はしなかったのだろうが、こういうところなんだよね、今タイガースがやらなきゃいけないことは。終盤の少ないチャンスを生かす工夫をしなきゃ、チャレンジしなきゃ。
無理をしなかった。まあ良い。一死一二塁、金本。でもこの金本が常の金本じゃなかった。前の打席1ストライクからの2球目、三塁線にセーフティバントを試みた。苦手投手に対して、チームとして揺さぶりをかけて行こう、そのメッセージだと思う。だけどこの小さな仕草は結果として裏目に出てしまったかも知れない。ナックルボーラーなんていっても、本心はおっかなびっくり投げているんだと思う。本人もどう変化するのかわからない緩い球なんだから。そういう相手に対して、本来はこっちから重圧をかけるべきところなのに、「ああ向こうは4番まで怖がっている」と良い気分にさせただろうし、ナインにも少なからぬ影響を与えただろう。それ以降、打線は良いようにフェルナンデスにやられて、やっと掴んだチャンス。でもどうしても合わないんだね、二ゴロ併殺崩して二死一三塁。5番桜井ナックルに食らいつくも大きめのセンターフライに倒れる。苦しいね。
その5番を守ってきた林が右肩痛で登録抹消。軽傷という声もあるが、5月に痛めたのが始まりで、その後ひどくなったら痛み止めの注射でだましだましプレーしてきたという報道もある。最近のタメが利かないスイングはそういうことだったのか。いよいよバットが振れないまでになって休ませるという対応がどうだったのか。とにかく今は早い回復を祈るほかない。
苦しい展開を招いたのは、連日の凡プレー、足攻めにやられたこと。序盤の丁寧さが欠けて、それが後々まで響いていくというパターンが続く。本来、こちらがかけていくべき重厚な圧力を、なぜかどんどん受けてしまうおかしな展開。大きな分岐点にさしかかっているのは間違いなさそうだ。
桧山が代打の切り札として定着したり、安藤が復帰して素晴らしい投球を見せたり、渡辺が小さな大投手への成長を予感させたり、濱中や、林の代わりに上げたばかりの高橋光が活躍したりという起爆剤もたくさんある。そういう高気圧と、バットや走塁での消極性、守備に顕著なチームとしての焦りという低気圧がせめぎ合う。監督がまずチームの力を信じ、チームの隅々までよく見渡して、戦力のフル活用することがスタート地点だ。喜んでプレーできる雰囲気をつくること。各選手が持っているプラスとマイナスをよく見極めて、その選手のマイナスを自分が被ってやる度量でチャレンジしないとね。攻め気攻め気、強気強気。ミスが怖くて、ゲッツーが怖くて野球なんかできるか!
こういう風になってくると、アクセス数も減って、こうやってランキングも急降下するんよなぁ(笑)。ご支援よろしく!いつもありがとう!

コメント

  1. 一虎ファン より:

    一昨日の3回、あの状況で関本を突っ込ませたのなら(まずい判断だったと思いますが)、昨日の5回の状況では、なおさら腕をまわすべし。
    一昨日、「投手がつぶれてしまう」と言いながら、昨夜、1点ビハインドの場面でまたもや久保田、しかも2イニング。
    筋の通った指示、采配を頼みます。
    それにしても、安藤、渡辺、久保田。あっぱれ!

  2. 西田辺 より:

    なんか、心の中に湿っぽいモノが残る敗戦。序盤、上園の打球処理?三塁送球。
    シーツは何を焦ったのか、雑な捕球で相手に先制点をプレゼント。あそこは封殺で完了する場面なのに、2試合続けて野手が投手の足を引っ張ってしまう。
    ここに来て、何かに追い詰められたような野球が続いている。
    もう一回思い出せ!
    「普通にやったらエエんよ」

  3. クリキントン飛雄馬 より:

    金本のバントは相手に弱みを見せる行為だったと思います。何とかしたい気持ちはわかるけど大黒柱がすることではなかったと思います昨日の負けは大きいです。でもこの落胆のあとの反発に期待しています。残り31試合普通に戦えばすぐに3位でクライマックスシリーズになってしまうでしょう。しかし阪神が目指すものは1位通過です。
    金本が今が本当の正念場と思い賛否両論覚悟のバントと信じたい気持ちもあります試練の後しか流れは来ません。今年は3回試練の後の流れが来ました。最初は千葉マリンの大逆転勝ち。2回目は交流戦後の寺原三浦に勝った横浜戦。3回目は誰もが終わりと思った中日巨人15連戦です。きっと4回目があると信じています。

  4. ume より:

    toraoさん、おはようございます。
    タイトルそのまんま、ぼやくだけぼやいて切り替えましょうね!
    選手には思い切りよく投げて守って振って走ってほしいです。
    そのためにも、首脳陣にはデータと状況をしっかり分析して、
    しっかり責任をかぶって具体的な指示を出してほしいです。
    金本のバント、私は悪くないと思います。
    4番金本の勝つための選択であり意志表示だったと思います。
    まぁ大丈夫、勝敗はちょっと停滞してますが投手陣は磐石です。
    甲子園でひとつ勝てば「強い阪神」が戻ってきますよ!
    こわれろ吉竹!笑かせ広澤!

  5. ume(訂正) より:

    ×投手陣 → ○ブルペン

  6. いわほー より:

    日本一の岡田擁護派(w)のワタシがあえて言わせてもらうとしても、昨日、一昨日の試合の責任は監督が引き受けざるをえんかったと思うのに、それをやらずに「叱咤」だけに走る岡田監督に「喝!」ですわ。
    シーズンに入ってからの監督の一番の役割は選手のモチベーションを高めること。そのための三種の神器である「叱咤」「激励」「扇動」をいかに上手く使うかにかかっている。特にこの三つのバランスが大事。三つを平均的に配するくらいがベストだと思います。星野さんはバランスが良かったんですが、どうも岡田監督は偏っていて、叱咤8、激励2、扇動0といった印象です。今、必要なのは「叱咤」をかみ殺しても「激励」と「扇動」することだと思うんですよ。この前、失敗した藤原なんかも、失敗した翌日にむしろ一塁で先発させても良かった。それが「扇動」であり「激励」なんですから。「失敗」→「叱咤」→「懲罰」では何のスキルもモチベーションも生みませんから。
    日本一の岡田擁護派から岡田監督への進言でした。

  7. torao より:

    to 一虎ファンさま
    野手(総合コーチ他首脳陣含む)の萎縮がいけませんね。爆発のための圧縮なら良いんですけどね。
    to 西田辺さま
    ファーストでどんな送球でも捕っちゃうのにねぇ。焦り、焦りなんでしょうね。もういっぺん死ななきゃダメなのかって開き直って欲しいです。
    to クリキントン飛雄馬さま
    その通り。そろそろ辛抱の時期が来ないと、最後の爆発はないと思ってましたよ(本当か?w)。
    to umeさま
    そう。時にはぼやかんとね、やっとれんですたい。
    今日の先発にへらへらっと連敗を止めてもらいましょうか。
    to いわほーさま
    なるほどなるほど。「叱咤」ですらなく、私と同じレベルの「ぼやき」にも思えるのですが(笑)。何にも焦ることないんですけどね。まあ、この苦境をどう打開するのか、できないのか。しっかり見届けましょう。擁護派が擁護できなくなったらおしまいやで!岡田はん。

  8. BSミツルH より:

    ナックルボールは大リーグボール3号なんだから見送り三振を恐れてはいけない…。ただ、先発でなく中にもってきたのが、なかなかの戦術なんですよね。これを工夫という(笑)。昨夜の渡辺もすばらしかったですね。いいスピンだ。表情も変わってきました!

  9. torao より:

    to BSミツルHさま
    あ、そうだったんですか。じゃ、代打は投手を打たせれば良かったんですね(笑)。
    渡辺は、アウトローの直球もすごいんですけど、ど真ん中のパーム(ですか?)がカタルシスですね。球が一瞬止まりますよ!

  10. 酔虎伝 より:

    もうこうなったら、
    クライマックスシリーズの為に、
    じっくり調整してくれ、
    と言いたい。
    なんぼ焦っても、結果は出ない。
    ぼちぼち行った方が、良い結果になる。

  11. torao より:

    to 酔虎伝さま
    ダメです(笑)。故障の人はしっかり治して欲しいけど、プレーオフで頑張ればOKなんて考え方、わたしゃ認めません(笑)。
    本当の本気を出すまで、ぼちぼち行くのは良いと思いますけどね。
    きつい重圧の中、いかに若手に力を出させるか。ここからがチーム力です。