矢野の次

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 FA宣言したベイの相川に対して、スワローズが獲得の意志を表明したのだとか。


これもメジャーの動向次第ということになるのか。もっともっと需要と供給が激しく行き交うようにると、FA戦線も楽しくなるのにね。
 今までFAで獲ったことがない球団が、補強ポイントと予算にに合わせて獲得に名乗りを上げる。緩やかに時代は変化していると感じるなぁ。
 左ヒザの金本、右ヒザの下柳に続いて、矢野も右ヒジを内視鏡手術したのだとか(スポニチ)。クリーニングトリオ結成か。それにしても医学の進歩はすごいなぁ。昔なら関節を痛めれば、あとはもう引退までだましだましやるしかなかったのにね。
 しかしやるならもっと早くちゃっちゃっとやったら良かったのに。いろいろ理由はあるのだろうけど、あ、WBCの代表に選ばれそうかどうか見極めてたのかな?
 さて、監督交代、野口FA移籍(おそらく)、さらには矢野リハビリと来て、次期主戦捕手争いが本格化。もちろん矢野はスケジュール的問題を起こさないとは思うが、万全のオフとはいかなくなるわけで、どうしたって不安があるからね。狩野、清水、岡崎、小宮山がほぼ横一線、橋本良にもチャンスあり。浅井はどうするのかね。
 若手捕手にリードは大して期待しない。「基本ソフト」はチームで共有しているわけだし、実際に危機を感じながら、相手打者や味方投手を観察する力を身につけるには、経験しかないから。あとは何で売っていくか。とにかく若手捕手には防御力が欲しい。反射神経とフットワーク。ワンバウンドのストップにしても、盗塁阻止の送球にしても、実際はテクニックも重要なのだけれど、それを補って余りあるスピードをアピールして欲しい。
 なんなら攻撃でもそんなものを見せてくれても良い。そうそうメガネの古田が颯爽とデビューした時、盗塁を刺しまくって、打席でもヒットを量産したんだった。しかもセーフティバントや盗塁もたくさん決めた。晩年の古田しか見ていない人には想像できないだろうが、とにかくキビキビと素速いキャッチャーだったのだ。一気にレギュラー掴んだもんね、あの勢いは凄かった。
 この春はイヤでもチャンスが転がっている。まずどうやって競争に勝って挑戦権を得るか。本番の舞台に立ったら、どうやって「急上昇の勢い」をアピールするか。そういう戦略を立てられないようじゃ、正捕手なんて掴めないよ。楽しみだね。

コメント

  1. けいわい より:

    若手捕手育成の鍵は首脳陣の覚悟が必要だと思います。矢野に頼りたくなる心情はよくわかりますが、
    とにかく誰でもいいからえこひいきするぐらいの勢いで使って、まず矢野に頼らない試合を作るところから始めれば、
    若手捕手の目標も矢野ではなくより現実味のあるものとなってブレ?クする捕手も出でくるような気がします。
    いきなり越えようとするには矢野の壁は高すぎるでしょうから。

  2. ジジィ より:

    古田級の捕手は、そう簡単には育たないでしょうが、1番「伸びしろ」がありそうな小宮山には期待しています。
    野口が去った場合、トレードで西武の野田獲得の噂もありますが、(矢野もトレードをきっかけに開花しただけに)個人的には「あり」かなと思います。

  3. 一虎ファン より:

    横一線のポスト矢野ですが、心情としては、昨年のG戦で、目の前でサヨナラ打を放ってくれた狩野を応援しています(話が古すぎて、遠くを見る目になってしまいますが)。
    キャンプで泣かずに、優勝して泣いてほしいです。

  4. toranporin より:

    記憶違いかもしれませんが
    Gの阿部捕手も最初のうち打てるけど捕手としては今ひとつだったような気がします
    それが今はなくてはならない存在に…
    野口だって今季もう少し打てれば
    終盤もっと使ってもらえたのでは?
    チャンスに野口にまわると
    だめだこりゃと思い
    矢野にまわると
    いけるかもと思ってました
    打てる捕手って誰なんでしょう

  5. 西田辺 より:

    近年、名を馳せた捕手が大成する過程において幾つもの犠牲が
    チーム了解の下で積み重なっています。
    また、良い指導者との巡り合いも大切だと思います(古田?野村、伊東?森、城島?若菜)。
    今や勝てるチームになったタイガース。
    目先の1勝を追いかけるばかりでは、中々大きな幹は育ちません。
    勝ちを諦めるとかではなく、今日の失敗や負けが数年後の大輪に繋がる信念を持って
    使って欲しいものです。
    対するドングリーズも、一度怒られて泣いている様では抜け出せない。
    今最も過酷な競争ポジション。
    我こそは、と飛び出してきて欲しいですね。

  6. あーちゃん より:

    西田辺さんの「ドングリーズ」、ツボに入りましたww
    今は小さなカラの中でどっちつかずのどんぐりたち。でもいつか、豊かに葉を茂らせた大きな木に育つ「かも」しれない。そしてきっと、大きな木が一本育つ影には競争に敗れて枯れるタネもあるでしょう。言い得て妙です。
    toraoさんと若き日の古田の颯爽とした雄姿を思い出しつつ、トラの大木を待ちましょう。