完封で思考を飛ばす

スポンサーリンク

コズロースキー、梅津、上野、永川のリレーで3安打、0?1完封負け。


打てた日が続きすぎた。こういう日もある。参りましたと頭を下げて、家帰って、けつねうろんでも食って、早よ寝る日(笑)。
どこに負けようとタイガースが負けるのはつまらない。完封なんてもってのほか。アホボケカスブー!と叫んで早寝したのであるが、一夜明けて振り返って、あらためてカープ強いなぁと思う。そのことは別にイヤなことじゃない。スワローズもそうだが、エースと4番が抜けても、若い選手が出てきて、チャンスを奪い合うような活気があるのは良いこと。
つい最近までタイガースは長期低迷していた。そのちょっと前にセで一番強いチームはどこかと聞かれれば誰に聞いても広島カープだと言った時代があった。投手王国の名にふさわしい投手がごろごろいて、抜け目ない機動力野球と一発長打を兼ね備えた勝負強さ。猛練習で鍛え上げた猛者の集まる球団。ジャイアンツの好敵手と言えばカープだったのだ。
タイガースは「資金注入」を契機に長期低迷から脱したが、親会社を持たない特異な経営形態のカープはその手が使えない。出資を募るなど、ひょっとしたらいろんな手はあるかも知れないが、それが野球界のルールの中で許されるかどうかって問題もある。「大資本対弱小」という図式の中で、カープは「金がない」という理由で沈み込んでしまったように見えた。
ところがどうやらそうじゃないってことが感じられるようになってきた。それはパ・リーグの各チームが見せてくれている。客を呼べる大スターがいるかどうかが大事なんじゃない。大スターはいずれどこかへ行ってしまうのだ。それはセの「大資本」かも知れないし、MLBかも知れない。
だからスターがいることが大事なのではなく、あくまでも勝つことが大事なんだ。勝つために大スターは必須じゃない。
戦略をもってチームのメンバーを揃え、訓練を積み、それに優れた戦術を乗せてあげれば、弱小チームが一気に生き返る。全国放送の放映権料がなくても、露出する方法がないわけじゃないし、看板売りや商店街まわりなど、地道な営業活動もそのうち実を結ぶ。地元のファンに足を運んでもらうために何をしたら良いのか。そういうことに真面目に取り組んでいるチームには良いことが起きるようになっているんだ、きっと。
理想は、いろんな個性のある球団が、どこが優勝するかまったくわからないという状態で混在すること。現在のパはそれに近いと思う。その潮流は必ずセにも影響を与えると思うし、カープの躍進(の予感)は、その兆しのようにも感じる。
その中でタイガースはどうあるべきなのか?もはや日本の野球市場の中心地となっているわけだから、もう後戻りはできないだろうね。巨艦、大資本で突き進むしかないだろうと思うよ。あいかわらずいざという時には「せこさ」「シブチン」が顔を出すと思うけど(笑)。

コメント

  1. 馬馬虎虎 より:

    新井選手がむりやり右に打ちに行く 甲子園は右には入らないのにコーチや監督は言わないのはなぜ?と思っていたら、背中から腰に張りがあるらしい=貯金があるのだから、休ませてあげたいネ 今度の広島3連戦はルイスにやられる予定だったから1敗はいいよ 安藤だって赤松に打たれての敗戦だから!

  2. ジジィ より:

    赤松の活躍で、「阪神の3、4番はカープだから」って言う広島ファンも少しは許してくれるのでは?!
    それにしても赤松のヒーイン、(変な事言いそうで)ドキドキしました(汗)

  3. maruko1192 より:

    いやパリーグは、スターはともかく金はあると思いますよ。野球で金が入らなくても、親会社が出してくれてるから。ソフトバンクなんか酷いもんです。中日よりよほどばら撒いてます。ましてや広島と比べるのは…。

  4. 一虎ファン より:

    とにもかくにも人気復活のためには、戦力の均衡化が一番です。
    それなくしては、球団の数がどうとか、地元に密着とかを云々しても、盛り上がりません。
    それを実現することが大変むずかしいのはわかっていますが…。
    今季のように、一チームが断トツで走ると、盛り上がるのはそのチームのファンだけということになります。

  5. 太めのおじさん より:

    今年の野球は、阪神が強すぎて、つまんねえなあ
    と本気で言うのが夢だったけど、阪神が強いとやっぱり楽しい。
    でも、野球界全体を考えると、戦力均衡ですよね。
    フリーエージェントを作って、よし、これで一流の選手が、みんなうちに来るぞと思った某水道橋チームの思いとは逆にメジャーいっちゃうし。
    そろそろ目をさましてね。
    阪神電鉄もね。

  6. 西田辺 より:

    何処の球団が、どれ位黒字か赤字か関知する所ではありませんが、
    お金の流れに関しては、もっと多様化を進めても良いんじゃないかと思う。
    日本球界が恐れるのは、正体不明の投資先が球界を引っ掻き回し、
    勝負の結果にまで影響を及ぼされる事か。
    じゃあ、監査・監視機関と罰則を強化すれば良いこと。
    経営側の言う「金がない」だけの理由で何の工夫も努力もなく
    チームが弱体化するのを見るのはツライ。
    球団を持つ側の意識も、今一度問い直すべきではないでしょうか。