私は応援バットがキライだ

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6/23付け玉置抹消。登板なしは気の毒だったが、ペナント再開したら、またすぐ声がかかると思うので鍛えて待て。


「メガホン・バット」とか「バット型メガホン」とか「応援バット」とか言われるものがキライって話。
長年の応援生活のパートナーとして応援バットをご愛用の方もいるだろうが、まあ、こんな人もいるのか程度に聞いていただけたら良いかと思う。
現代の応援グッズにおける定番中の定番で、ドル箱商品なんだろうけど、どこのどなたか知らないが、なんであんなもんを考えついちゃったかと思う。何がイヤだって?あれウルサイじゃん。後ろの席の人、ノリノリはいいけどちょっと乗り出しすぎちゃう?耳元でガンガンガン。隣の人もノリノリはいいけどぶつかるまで振り回すなちゅうの。歌を歌いながら、ガン・ガン・ガンガンガン、ガン・ガン・ガンガンガン、ガン・ガン・ガンガンガン…。最近ではやかましいのを避けるように、内野で見ることが多いのだけれど、内野でも少なくない人がガン・ガン・ガンガンガンをやっていて、まばらにやってるもんだから、余計にうるさく感じたりして。ああいうの、本当にみんな好きなのかなぁと不思議に思ってしまうのだ。
最近ではもっとタチの悪いモノもある。風船のように空気を入れる細長い棒、これを両手に持って打ち合わせると、キンキンと恐ろしく大きな破壊音が出る。WBCだったかで韓国の応援団が使ってたアレね。もうあんなんみんなでやってたらうるさいわ、見えないわで最悪だろうね。
ただし「応援」がひいきチームの勝利を呼び込むために行うものとするなら、場内のノイズは非常に重要なファクターだ。選手たちは相手と戦うと同時に、自分の心の弱さと戦っている。ほんの少しの弱気によって、持っている技術を発揮できなくなったりする。その時、「状況音」が過去の記憶とリンクして不安な気持ちになったり、逆に勇気が湧いてきたり。あるいは反響し続けるような大騒音の中で、自分を見失ってしまったり、逆に集中力が高まったり。ファンが作り出す音が、勝負に大きな影響を与えることはある。
だったら音が大きけりゃいいのか?って話だけど、それは違うだろう。もしそうならさらに集音マイクで拾った音をさらに拡大して流せば良い。いや、そこまでする必要はない、自然発生的な音で十分だろう。そうでしょう?そうなのよ。あの応援バットの音は自然の音じゃなくて、「ドーピング拍手」なのよ。本来人間が自然に発生しうるノイズ以上の騒音。今のところあれ以上エスカレートしていってないので、ファンの理性やバランス感覚に感謝したいところだけれど、もしもっと相手を打ち負かすために大きな音を立ててやろうと思えば、おぞましい騒音競争だってあり得るだろう。それで自軍が優位になるのならね。
プロ野球選手だって感受性豊かな人間だ。ガラガラで、しーんとした球場でやるより、大観衆、大声援の中の方が気分も高揚するだろう。だけど少ないからダメということはない。キャパ5千人の地方球場に、ギュウギュウ詰めの観客。大喜びのお客さんたちが、思い思いに大声でその嬉しさを表現している。その時、選手たちは「たったの5千人」と思うわけがない。
現在の球場の応援が何デシベル(だっけ?)の音量なのかは知らないが、応援バットの出す単一的で無機質な拍子音が、「ドーピングなし」の拍手に変わったからといって「静かすぎて熱気がない」なんてことになるわけがない。
CO2削減の観点からも、応援バットとジェット風船はやめてもいいんじゃない?(笑)
モノに頼らなくても、球場には楽しいこと、見るべきこと、ワクワクすることがいっぱいあるんだから。

コメント

  1. 馬馬虎虎 より:

    言いたいことを書いていただいて感謝します 最近の野球場を何と心得ているのか=本当に野球を好きで見に来ているのか いや、ただ騒ぎたいだけではないのか キャッチャーミットにピッチャーのボールがいい音をたてて入る=こんなシーンを望むのはムリでしょうか  

  2. メル より:

    >風船のように空気を入れる細長い棒
    バレーボールの応援で使ってますね。300円だったか、「買わなきゃだめ」って雰囲気でした。たしかにあれはうるさい。
    応援バットはたまに持たずに行きますが、素手でたたくと痛いし、ハイタッチの時にちょっとねぇ、仲間はずれ感覚に陥る。(笑)初めて甲子園に行った時(2003.9.15)、もちろん応援バットなんてものは持ってなくて疎外感を感じたので、翌年より愛用しててそろそろ買い替え時なので、toraoさんの意見、参考に考えてみます。

  3. まーちゃん より:

     私も最初のころ耳元はきついなー、と思ってましたが、今はなれました。
    私は手で応援していますが、隣の人に腕が少し当たったぐらいで、徐にいやな顔をする人がいます。狭い席にそういう場所なんだから、それはどうかなーと思います。
     しかし手で応援していると、試合終了後腫れてますよね。

  4. おりがみ より:

    私は素手で十分と思ってます・・が、一応カンフーを持参してます。桧山ダンスを踊るためです・・ハイ。保冷剤やビールで手を冷やしながらパチパチ・・(涙)
    ちょっと横道
    交流戦のジャイ・鷹戦ラジオで聴いてて (杉内君が延長戦を投げているときです)10時すぎてなりものない応援が始まったら、なんだか凄く新鮮でした。ああ・・こういうのにすればいいのに・・。といつも思ってるんだわ。

  5. 一虎ファン より:

    公式でもおなじみのテーマですね。
    私も自然発生的なMLBっぽい応援スタイルが好きですが、好みの問題ですから、いろんな意見があるでしょうね。
    早くも、「ヤキュ、ヤキュを…」状態です。

  6. ブロス より:

    大変ご無沙汰しておりました。名古屋のドラゴンズファン、ブロスでございます。
    確かにただ騒ぎたいだけのファン(と言いたくもないですが)はどの試合にもういますよね。
    私自身も一応応援グッズなるものは持参していくのですが、最近では持っていっただけということも珍しくなくなりました。野球観戦に行っているのに観戦に集中できないような気がしていまして…。
    あと、ナゴヤドームだけかもしれませんが、後ろの席の人に断りもなく勝手に立って応援していたり、視界を遮るほどの大きなかぶり物をしている輩も多いです。キレそうになったことも一度や二度ではありません。自分さえ楽しけりゃそれでいいという奴らが多すぎる気がします。
    最後に、今年のタイガースはホントに強いですね。それに比べてドラゴンズは情けない限りです。あれでも一応、昨年の日本一のチームなんですけど。タイガースファンのみなさんは楽しくて仕方がないでしょうね。うらやましい限りです。
    それではまた。

  7. ジジィ より:

    皆さんは球場でも「静かに楽しみたい派」なのですね。
    何か申し訳ないようですが、私は球場では「賑やかにやりたい派」です。一体感のあるメガホンを叩きながらの応援や、上手い野次やその野次に対するツッコミ(これは関西方面)も楽しみですし、みんなで「あーだ、こーだ」言いながら、虎系居酒屋で飲むのも、週に一度の「生き甲斐」でもあります。
    「風船飛ばし」も(セリーグ関東では)神宮球場だけの楽しみですし、一斉に風船が上がった時の美しさも、球場観戦だけの「楽しみ」の一つです。
    家では、「駆け引き」や「フォーム」、「ポジション取り」など、じっくり楽しみますが、仕事の都合上、めったに行かれない「球場観戦」の時ぐらい、(他人に迷惑をかけない程度なら)少し大目に見て欲しいです。
    まあ好みの問題でしょうけど…

  8. apatite より:

    どこの球場でも、ほとんど、共通ですが、下手糞なトランペットには、テレビ放送を通してでも、耳を覆いたくなります。あんなのを聞かされるかと思うだけで、球場には行きたくありません。因みに、最後に球場にいったのは、横浜球場で、そのとき、亡くなった島野さんが審判を殴って退場になりました。

  9. より:

    私は騒音どうのこうのよりも甲子園の「蛍の光」が大嫌いです。

  10. 西田辺 より:

    細長い風船。
    あれを初めて見たのは二十代の頃、鈴鹿にF1を観に行った時、
    駐車場のお姉ちゃんに無理矢理買わされた物でした(笑)
    確かに金を払ってる客とは言え、何をやってもいいなんて理屈はなく、節度は大事ですよね。
    よくライスタで後ろの人のメガホンで頭をドツかれたなぁ(笑)
    デカい私にも責任の一端はあるのかも知れませんが。
    情熱派(?)とジックリ観戦派との調和がとれるのが理想ですけどね。

  11. 今年3月にレッドソックスとのプレシーズンマッチを見に行った時に、レッドソックスの攻撃時は応援団がいないので、試合中に球音が良く聞こえたことに感動しました。
    以前やっていた「球音を楽しむ日」をまたやって欲しいですね。たまには応援抜きで静かに観戦するのも良いですよ。

  12. ごんたくれ より:

    俺も駒さんのように「蛍の光」は嫌ですね。相手選手とはいえ一生懸命やっている選手に対して失礼かと。
    ライスタで迷惑は掛けない程度に応援してるつもりだけど傍から見れば同じように映っているかも。だけどメガホンだけは必要ですね。

  13. まつたか より:

    一人で行くときは、静かに楽しみたい派です。
    周りの人にそれをアピールするために、スコアブックをつけたりしています。
    でも、先日(6月6日)、職場の連れと行ったときは、はい、どうぞと応援バットを渡してくれたので、気を使って、遠慮がちにたたいておりました。
    風船も同様で、友人と行くときは飛ばすのですが、必ずイニングの切れ目に急いで膨らまし、膨らんだら、またにはさんで邪魔にならないようにしています。
    でも、チャンスで「わっしょい」が始まると本気で応援バットをたたいて絶叫している自分がいました。あれはあれで、一体感を感じるためのアイテムではあるのだろうと思います。
    今年は7回は久保田や渡辺が担当することが多いようですが、ぴーぴー風船を膨らますなかで、投げる気持ちはどうだろうともおもいます。
    どっちつかずな気持ちではありますが、やはり、メガホンや風船での応援は快く思っていない人がいるということをわきまえてやりたいし、やってほしいですね。

  14. wr29 より:

    風船については以前Gの上原投手が自身のサイトで「甲子園のマウンド上から見る360度ぐるりのジェット風船の光景は最高に綺麗。あれを見たいから、甲子園で投げる時は7回より前に降板せえへんぞ、というつもりで気合入れて投げてる」というような事を書いていました。相手投手に気合を入れてしまっているという点は別にして(笑)あの光景、バットをみんなで揃って叩く時間というのを一つの「楽しい時間、幸せな風景」としてなんとなく認識し、受け入れているファンが大多数なのではないでしょうか。その結果生み出される大音響がどのような意味を持つものなのか、落ちた風船がどれほど大量のごみになり環境を汚すのか・・そんなことには気を回さずになんとなく「儀式」を楽しんでいるだけのように思います。それが果たして正しいあり方なのか?というのは難しい問題ですね。
    個人的には最近は(持っていくのが億劫で)バットも風船も持参せずにラジオを聴きながらじとっと見ていることが多いのですが、周囲の人から「お姉ちゃん風船持ってへんの?一杯あるから、よかったらどうぞ」ともらってしまうことが良くあります。そうするとなんとなく申し訳ない気がして、ラジオを聴くのはやめて周囲の人と話をしたり、一緒に桧山ダンスを踊ったりして、それはそれで楽しかったり(笑)

  15. ハムぞー より:

    昭和のオッサンですので、
    酒飲んでのんべんだらりと見ているのです。
    「中立まったりゾーン」がないので甲子園は苦手、
    もっぱらスカイスタ愛好です。
    応援を否定しませんが、
    自分はしない派です。
    苦言はただ一つ、
    椅子を叩くのだけは止めて欲しいです。
    結構響くんです、アレ。

  16. コウ より:

    はじめまして。
    楽しく、そして、興味深く、拝読させて頂いております。
    「応援バット」の件ですが、私は、TPOで、拍手と応援バットでを使い分けています。
    ただ、やはり、スリリングな場面等で興奮してくると、応援バットを強く叩き、個人的に、球場の皆さんと一体感を感じていたという面で、私は、応援バット賛成派です。
    ただ、ピンクはやめて欲しいです。
    阪神は、黒、白、黄色がチームカラーのはずなのに、なぜピンクって、いつも思ってしまいます。