どう守るか

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セのほうは「つづく」。こうなるとまだわからんね。

岡田監督は常々「普通に」「ファインプレーはいらん」と言ってきた。
守備を重視するが、当たり前の守備範囲の打球を、当たり前にアウトにしろという考え。ゴルフで例えるなら、飛距離はいらない。フェアウェイをキープできるなら刻んでいけと。
外野からの中継プレーはその神髄。まるでリレーのバトンパスを磨くように、間合い、位置取りの精度を高めてきた。「集団防衛」の強さは一体感の強さにも通じる。

藤川新監督は、解説者としての言動から、守備走塁に力点を置いていきそうなことは想像できるし、岡田流「普通が大事」を踏襲しそうな雰囲気もある。
その一方、藤川球児という野球選手は、存在そのものが普通でなかった。繊細なバランスの上に成り立った奇跡のような魔球を操り、1球1球がファインプレーのようなプレーヤーだった。それを思うと、「集団の普通」だけでなく「抜群の個」を求める可能性もある。

刻みのゴルフは安定的に好結果をもたらすが、最大出力に限りがあり、急激な、あるいは想定以上の進化は望めない。
藤川球児新監督は、どんな「防衛体制」を求めていくか。楽しみなところだ。
あとよろ。

コメント

  1. いわほー より:

    藤川新監督がチームのどこに重みを置いたチーム作りをするのかは、今週木曜日開催のドラフト会議の指名に表れるようにおもいます。
    ドラ1は投手なのか野手なのか、誰を指名するのかが今から楽しみであり、注目ポイントです。(私の希望は某左腕)

    CSファイナルはジャイアンツがやっとひとつ勝って、土俵際で踏ん張りましたね。
    どちらが勝とうが負けようが、と思ってみてましたが、ベイにコテンパンにやられたショックからか、あろうことか宿敵ジャイアンツに少し肩入れしたくなりました。(時限措置発動中)

  2. 岩修 より:

    昨夜CSでの7回、Gのセーフティスクイズに重盗。ゆったり下手投げの中川攻略には当然かもだけど、それを普通に行った阿部Gはやはり侮れない。普通にプレーし、勝つ野球は岡田彰布前監督の真骨頂。
    しかし来年勝つには普通のプレープラス個のパワー、スキルアップが必要なのは明らか。SA糸井さんはテルが練習サボらないようオフの間監視すると話していたけど、自ら追い込んでトレするでしょう、多分…
    球児監督の火の玉初めて現地で観たのは2005年GWだった。生で初めて観た豪球を今でも鮮明に覚えている。
    先日の会見で、火の玉は甲子園とファンが投げさせてくれたと。
    甲子園パワーを他のチームに転化させないタイガース選手のプレーと監督の采配が重要と改めて感じてしまった。
    でもやはり一番気になるのはドラフト。自分も地元関西出身左のあの投手に注目です。