メンタルと生命の危機

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 M1とかクリスマスとか有馬記念とか、暮れだなあ。また1年過ぎちゃったなあ…。


今年は例年にもましてボケボケ過ごしてしまったような気がする。投票コーナーもボケボケっと放置してしまうことが多かったなぁ、反省。ってことで、恒例の「あなたがもっとも期待する新人は?」。よろしくお願いします。
 今年、江草が悩んだ四球病について(サンスポ)。阪神競馬場にて江草のコメント、

「(カウント)0?2になると『お?ぃ』と聞こえる。0?3までは我慢してください。結構こたえるんですよ」

確かに。札幌ドームなら0?2で「頑張れ拍手」だもんね(笑)。お客さんにもう1球待てと言う前に、自分もなんとかせーよ(笑)。
 本人なりに専門家(「美人」はよけいやろw)に見てもらうなど、考えているんだな。しかしながら精神面の強さは、座学だけでは絶対に向上しないから難しい。学問としての最新スポーツメンタルトレーニングというものも発達してきているというけれど、理論と実践の間に「技術練習」が仲立ちしているから、難しい面も多いと思う。
 個人的な話。米軍関係者とスローピッチソフトボールをプレーすると、彼らの心理的強さを痛感する。試合展開が白熱すると、それまでの満面スマイルから一転、戦闘モードに切り替わる。そこまではお互いの失敗を嘲笑し合うような雰囲気だったのに、急に一つの失敗も許されないという張りつめた空気になるのだ。聞けば、「命のやりとり」を経験、そこまではいかずとも「生命の危険」を感じた経験がそれを可能にするのだとか。
 古武術を研究する甲野善紀氏も「生命の危険」を活用することで、常識外の力を発揮できるという理論を唱えている。
 そういえば私も以前、鼻炎で苦しんでいて両鼻の穴がぴたっと鼻づまりになって、まったく息が通らなくなってしまった時、わざと口を手でふさぎ、通らない鼻で息をしようともがく「実験」をしたことがある。その結果は、もう本当に窒息する、もうムリだ、と思った瞬間、すーっと鼻が通ったのだ。そこで私は「鼻づまりで人は死なない」ということを体感したのだが、要するに人間の各器官は、生命の危機にあると、普段とは違う働きをするのだということ。神経なら伝達が速くなり、筋肉の働きも強くなり、呼吸器も、循環器も高性能化するのだと思う、たぶん。
 それを人為的に出したり引っ込めたりできれば「メンタルの達人」ということになるのだろうが、やっぱりそれはとてつもなく難しいこと。それで「生命の危機」の模擬体験として「軍隊式」がいつまでも消えないのかも知れないのだけれど、脱線して「ストレス発散」や「暴力体質」になっちゃったりする。特にアマチュアの指導者、少年野球の指導者には、目的意識と自制心をしっかり持ってもらわないとね。
 と、こっちも脱線に脱線を重ねて、江草から暴力コーチに話が飛んで、うやむやのうちに終了(笑)。

コメント

  1. ジジィ より:

    江草は、観客の「えー」に惑わされる程、デリケートな選手には見えないけど(笑)!
    昨夜、Mー1見てて来シーズンは「ベイスターズ優勝もある」などと感じました。本命がコケる事もあるし、大穴が頑張る事もありますね。
    しかし、今朝のデイリースポーツ1面(ジェフ予想以上の回復、早期復帰)、嬉しいねぇー!

  2. 熊虎 より:

    緊張の緩和に役立つアドバイスってなんだろ?
    医療的には副交感神経の刺激なんで、目玉を押さえる、呼吸を大きく特に吐くときに時間をかける、出番の直前にトイレを済ませる・・・他は下品なネタが少々あるくらいかな?
    マウンドで出来るのは呼吸法くらいしかないんじゃないかなぁ?
    >ジジィさん
    もう、大急ぎでデイリーのHP見に行きました。
    本人の現状・タイガースの方針ともに凄くうれしくなってしまいました。

  3. 136式 より:

    http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20091221/bbl0912211233000-n1.htm
    ↑この記事は的をえているんですかね?

  4. 拉麺 より:

    よし、0-3になったら「おーぃ」って言えばいいんですねb
    ジェフ再契約という話、うれしいですね!
    フォッサムが先発に回ればなかなか層の厚い投手陣が作れるじゃないですか!

  5. スーパーエリーバ より:

     江草投手の四球病、メンタル面に解決方を見出だすのは、何か方向性がずれている様な気がします。その分走り込みでも、してた方がマシでは(笑)とか思ったりします。
     今年の江草投手は、際どい球をボール判定され易かったという印象です。球のキレが良いと、球審の手が上がり易いという話もよく聞きます。本人がメンタル面に問題が有ると思っているのだから、仕方ないですが、やっぱり技術的な問題ではないでしょうか。

  6. もぐたろう より:

    元巨人の斉藤雅樹の話を思い出しました。
    「オマエは気が弱いんじゃない。優しいんだ」と言われ、自分を理解し、負い目を感じなくなったそうです。
    江草も自分を開花させる言葉に出会えるといいですね。

  7. ぴろ紙 より:

    江草は一旦ノーコンモードになったら
    四球連発して自滅ってパターンを
    散々繰り返してるから客もお?いって
    いいたくなるんですよ。
    結局自分が悪いんです。
    藤川の場合は0-2になったぐらいで
    お?いとか言われませんしね。