見どころなき試合で歴史家っぽく

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677##[阪神]たわいない話

 報道の通り柴田が登録、即スタメン。先発予告された岩田に代わって抹消されるのは林だという報道あり。うーん、打てそうな打者だと思うのだけど。
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 金子千に4安打11三振で完封される。先頭打者が三度出塁したが、なぜだかいずれも3人で攻撃終了、四死球ももらえず残塁も1しかないというスカスカの攻撃。
 メッセンジャーは踏ん張っていたけど、6回辛抱しきれず、バルディリスのヒットから、1点を恐れて意識過剰になってしまう。制球が微妙に乱れて四球二つで無死満塁。高橋信で一つアウトを取って、行けるか…と思った瞬間、伏兵川端に痛すぎる満塁HRを食らった。7回はこれまで好投を続けてきた鶴が3番バルに左線二塁打、4番李にセンター越2ランを浴びる。びっくりするくらい甘い球を投げてしまった。
 論評すべき点も特にない試合だったが、6回李、後藤への連続四球が痛かった。藤井が要求した内角球に対して、メッセンジャーは甘くならないように丁寧に投げたがことごとくボールになる。「??ならないように」という気持ちで投げる球と、「??になれ!」と思って投げる球とではパワーが違う。要求し続けた藤井の心理に、投手を追い込んでしまうものがあったと思う。
 「ホント藪さんみたいな展開だな」「ホント暗黒っぽいな」と素朴に思う。もう歴史家のような気持ちで、資料を調べてみたりする。藪さんが藪さんらしかった90年代後半型暗黒なのかな。それともレギュラー陣の力を信じ続けて沈み込んだ80年代終盤型暗黒かな。ああ掛布、岡田、バース、真弓と並べて、バースが帰国し掛布が引退した88年型がしっくり来るか。村山さんが二度目の新監督になった年、和田さんがショートでレギュラーを獲った年、この日Jスポーツで解説していた野田さんが新人で3勝13敗だった年。
 最下位になるかどうかは相対的なことだからどうでもいいとして、あの年のような大きな流れが来ているのだと思えば、頭は切り換えられる。頭を切り換えられないと長期低迷になる。さて当時できなかったこととはなんだろう。必要だったものはなんだろう。それをきっちり検証していけば、闇の時間を短くできる。四半世紀前の経験を生かせるか。いずれにせよ現場レベルの話ではなく、フロントが矢面に立たなければならない。
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コメント

  1. ガク より:

    正に暗黒時代の象徴のような試合でしたね。マウンド上に藪さんいるし・・・
    違うのは年棒が12球団トップレベルになってこのていたらくということくらいかな。
    あの頃と同じく楽しみは2軍へ(泣)
    歳内が初勝利だそうで!来年あたり期待してるで!

  2. 大虎真弓 より:

     あの頃は連休までだった!(笑)
    友だちと連休に遊びに何泊で出かけると
    まるでそれまでの快進撃が嘘のように沈んで行ったのが思い出される。
    やはり時代は変わってもチームの体質は変わることが無いのか?
     マートンやブラゼルを引っ込めて二軍から選手を上げるとか、今悪い要素を切り取る事も時として大事ではないだろうか。
    ピッチャーも隠していないでザラテなど成績の良い選手を積極的に起用したらどうか?
    負けに不思議な負け無しなのだから!

  3. 西田辺 より:

    ですから、まだ暗黒などではないと(ry
    昨日の相手先発は金子千尋。
    試合前に、対阪神打線でどんなボールを中心に組み立ててくるか、
    持ち球や、過去の傾向から想像すると思います。
    ましてやプロの選手や首脳陣がやらない訳がない。
    素人の私でも、一番先に思い付いたのが低目からのフォークとチェンジアップ。
    図らずも、その球にクルクルとバットが回り、目線を下げられた
    バッターの胸元にズバッとやられて手も足も出ない。
    ベルトから下は全部捨てる位に徹底しないと、攻略は無理です。
    あの球も気になる、その球も手を出すでは芯にも当たらないでしょう。
    今のタイガース、勝ちたい気持ちより、負けを怖がり、失敗を恐れる
    心理の方が強くなり過ぎてますよね。
    昨日のメッセンジャーも、自軍の打線を目の当たりにして、勝ち負けより
    失点してはいけないと言う「ゼロのプレッシャー」に負けたんでしょう。
    これを打開するには、やっぱり相手投手攻略から攻撃姿勢まで
    シッカリ筋を通して指導しないと。
    それと、失敗を恐れさせないこと。
    出した指示が結果に結びつかなくても、首脳陣が全て受け止めてやらないと。
    チームの意志は示さないわ、結果の不備を全て選手に負わせるわ
    では監督もコーチも要らないですよ。
    それこそ「選手だけで…」になってしまう。
    開幕から選手の調子任せ、能力任せの野球やってりゃ早晩こうなりますわな。
    今のタイガースなら、監督はオーダー書いて、藪・関川・久慈コーチ
    をベンチに残して全員帰っても大して差のない試合になりますよ。
    もういい加減、ベンチが采配をふるうまともな野球やりましょうよ。
    この調子だと相手二戦級投手が勝手に崩れて打撃祭りの時か、投手陣が
    踏ん張って零封した時だけ白星が転がり込んでくるだけになりそうですよ。
    それを祈って観戦するのも、何だかツラいなぁ…。

  4. いわほー より:

    batting-coach 【名】
     (野球の)打撃コーチ。
     打者に自分のやるべきことをやってもらうように、ひたすら祈る。(=祈祷師)
                   ?悪魔の辞典より?

  5. 虎ねえ より:

    和田構想が外れた5月。弱いチームには勝てるけど、G、D、パには勝てない?(今日以降は期待してますが)
    補強なしでスパイス加えれば。って、真弓さんよりはスパイスきいてますが、真弓さんの場合、補強がスパイスだったわけで、補強なしなら落合さん並かよほどの采配、ヒラメキでもないと。1点にこだわる野球といって1点もとれないではアバウトな真弓さんの方がいいという事になってしまう。
    選手の分析や相手の分析もまだまだ。
    結局秋から若手を絞って来たわけで、雲の上の様に扱われていたマートンとは差がでてくると思ってた。マートンより鍛えた若手を起用した方がいいと思うけど。スタメンを脅かす存在こそ和田監督の狙いだったんでしょ。
    マートンには目覚めてもらわないと困るので。

  6. 虎ジジィ より:

    タイガースの長い歴史の中でも色んな時期がありましたが、よくよく考えると私が生まれた1964年に優勝してから、次の1985年まで21年かかり、1986年から2012年までの間に優勝は2回、自分の人生の中でもだいたい16年に一度優勝している計算!まあ、元来「そんなチーム」なので応援する方も「そんなつもり(次の金環日食を待つような…)」でやんないと、永くはやっていけませんよ(笑)。
    野田さんの3勝13敗という数字は物凄い懐かしさを感じますが、当時は勝ち越してる投手が皆無だったのでそんなに珍しくなかったですよね!しかも松永(敢えて呼び捨て)と交換でオリックスに移籍した途端に覚醒するという「オチ」も、いかにもタイガースらしい出来事でした。
    ここに来られる皆様そうだと思いますが、ファン以外の人に「阪神弱いネェ」と言われるのが個人的には一番ツラいです。「負けに慣れている世代」ではありますが、和田監督には本当に何とかして立て直して欲しいです。

  7. red53 より:

    初めて書き込ませていただきます。
    よろしくお願いします。
    永年阪神ファンやってれば、5連敗くらい、なんてこと無いはずなんですが、幸か不幸か、ここ数年そういうのに対する免疫が薄れてしまっているので、気分的には重いですねえ。
    同じ負けるにしても、負け方悪いし、暗闇の中の幽かな光というのすらも、あまり見えて来ない。
    和田さんには、前任者からはあまり感じ取れなかった信念のようなものがある、と信じて(期待して)います。なかなか実を結ばないのか、単なる下手糞(指導者として)なのかは、まだ分かりませんが。
    ところで、今年のタイガース九九、86番の肩書きが・・・
    ここを直してやれば、それなりの器になったりして。
    などと、オカルトチックなことまで考えてしまう、今日この頃です。

  8. マシア より:

    いつも楽しく拝見させていただいております。
    ツイッターでのブログ更新案内記事から携帯版にアクセスするのですが、表示不良になってしまうのです。
    一度調べて頂けないでしょうか?

  9. 阿倍野区 ケイ より:

    あっ!北川…いてると嬉しいです(^O^)
    サンテレビの野茂さんの解説は、もーちょっと声をはってほしいけど、大和が頑張ってますf^_^;
    お昼は秋山が惜しかったーっ、一二三がまだまだやけどファーストにいる(^_^)
    新しいこと、みんながのってしもたって思えることが増えるといいなぁ((o(^-^)o))

  10. melbourne より:

    ボロ負けの方が,案外,すっきり切り替えることができることを発見した。